対抗戦出場メンバー
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「ケンガンアシュラ」の記事における「対抗戦出場メンバー」の解説
カーロス・メデル 『黄金帝』の異名を持つ煉獄の闘士。43歳。かつて5階級制覇を達成したボクシング界の生ける伝説にして、現在でも格闘技に関わる人間なら知らない者はほぼいないというほどの著名人。母国メキシコでは神のような存在であり、『アカプルコの伊達男』の異名でも知られる。ホセとは出身や誕生日が同じなことから友人。 14年前にミドル級平均を下回る小兵でありながらボクシング主要4団体でミドル級4冠を達成し、その後はひとつづつ階級を上げ、スーパーミドル級、ライトへヴィー級、クルーザー級、ヘヴィー級まで制覇するという偉業を成し遂げる。「環境」にさえ恵まれれば史上初のへヴィー級4冠王になれたはずだったが、プロボクサーとして強過ぎたことが原因で、ヘヴィー級王者の一角を倒してからは他団体のチャンプ達からさえも試合を敬遠されるようになり、加えて所属ジムが契約していた悪徳プロモーターのせいで次の試合が一向に決まらず、プロレスへの転向や日本格闘技界への移籍などが囁かれながらも実現には至らないまま、遂にはガオランがボクシングに転向するより以前に一線から退き、無念のまま表格闘技界から姿を消す。そして南米屈指の激戦区であるブラジル裏格闘技界に身を投じた後、日本の煉獄へ移籍した。 ボクシングスタイルは典型的なファイタータイプ。現役時代は階級を上げるごとに肉体を一から作り直すのが特徴で、現在は限界まで体を絞ってバンタム級程度の痩身となっており、40キロ超の重りとなって力を削いでいた骨格に不釣り合いな筋肉を落として極限まで軽量化したことで、攻撃力と防御力こそ低下したものの、ヘヴィー級時代のトップスピードを上回る機動力を獲得している。最小限の力で加納や黒木と同じく「気の起こり」を読んで攻撃前に回避する域に到達しており、ガオランの「フラッシュ」でも捉えることは困難。さらに裏の異種格闘技戦を行うにあたってヘヴィー級ボクシングではいずれ敗北すると考えたため、減量で過剰な体重を落とすだけでなく、小兵の自身に最も必要な「距離」を稼ぐために「蹴り」が中心のカポエイラを習得し、さらに東洋武術の地功拳の要素をも融合させ、「打」の完成形と呼ぶべき独自の武術を編み出した。極限まで絞った身体とカポエイラは好相性で、40キロ近く体重差のあるガオランの前腕骨にヒビを入れるほどの破壊力を秘めた蹴りを放てる。ボクシングも裏格闘技もガオランより経歴が長く、老獪な闘い方も心得ている。 対抗戦では第1試合に出場し、ガオランと戦う。表面上はヘヴィー級4冠を成し遂げたガオランとの戦いを喜ぶが、「表」の世界で大成した彼が自分の居場所である「裏」に土足で踏み込んだことに憤りを覚えていた。自分の体重差40キロ弱、プロボクシング換算で12階級も上のガオランを相手に、序盤は機動力で翻弄、動きの規則性を捕捉され殴り合いで追い詰められてからはカポエイラの足技を繰り出して流れを握り続ける。だが、部位鍛錬を経たガオランの神拳を蹴り砕くことができず、渾身のボディーブローでダウンを奪われ、裏格闘家としての意地で即座に立ち上がったものの軽くないダメージを負う。以降は自分のペースを崩されてムエタイの足技を解禁した彼に追い詰められていくが、「例え倒されても勝つ」ために、相手をリング際まで誘導、顔面への「神の御光」で意識を絶たれながらも執念で体を引っ掛けたまま一緒に場外に転落、一瞬先に地に腕をつかせることに成功し、勝負で負けたが試合には勝利した。 ガオラン倒せなかったことで「繋ぎ」に無駄があることが分かったため、カポエイラを一旦封印し、多少スピードを犠牲にしても打撃力を上げるべく、ひとまずフェザー級まで増量しパンチ力を補う方針を固める。第9試合が没収されると、ロロンがやり過ぎないよう理人と共に医務室からリングへ駆けつけ、暴れ続ける阿古谷を拘束する。使用武術・ボクシング、カポエイラ 隼(はやぶさ) 煉獄のA級闘士。通称『羅亡(ラボウ)』。29歳。忍者マニアであり、時代劇のような古めかしい口調で話す。一人称は拙者で返事は「忍」。 本名アルバート・リー。シンガポール出身で、貿易業を営む資産家家庭5人兄姉の三男。大好物はシンガポールチキンライス。元マジシャンという変わった経歴を持ち、幼少期に一時期だけ太極拳を学んでいたが、中学入学前に辞めている。 元々はマジシャン一本では食っていけないので、副業として様々な事情によって「殺せない標的」に死以上の苦痛を与える“壊し屋”をしていたが、裏格闘家に転身。煉獄に移籍する前は中国の裏格闘技団体「英雄故事」のミドル級チャンピオンで、当時は相手を躊躇なく破壊する残虐さから『破壊王』の異名で呼ばれていた。 合理主義者であり、マジシャンになったのはどんなマジックもロジカルなトリックの上に成り立っているため好きだという理由から。噂を聞き付けた裏格闘技団体「英雄故事」からスカウトされ、一試合のギャラが壊し屋の3倍以上で、なおかつ体重制を導入していて他団体より安全に稼げるため、これを引き受け、ミドル級のチャンピオンまで登り詰めた。だが、ミドル級チャンピオンになったある日、時間潰しを目的に偶然見た忍者映画にハマって忍術に傾倒、我流で忍術を習得しようと試行錯誤していた時に豊田からスカウトを受け、日本の煉獄へ移籍することを決めた。ちなみに、日本にまだ忍者がいると信じていて、目下の目標は口寄せの術を体得すること。 壊し屋時代に一度組んでマレーシアで仕事を受けたことがあるムテバによると、その当時で彼が知る壊し屋の中でもベスト3に入る腕前だったという。体重差20キログラム以上の理人を相手に、蹴りはガードしなければ顎を叩き割られるほど、肘打ちは全力で力んで脳震盪を最小限にしたにもかかわらずしばらくダメージが抜けなかったほどの破壊力を持つ。さらに忍特有の部位鍛錬により、手足の爪は猛禽類の鉤爪のように鋭利に変形している。ただ、鋭いといっても体の表面に刺さる程度で、威力は魔槍とは比べるまでもなく、喉のような急所に当たっても体格差がある相手を一撃では倒せない。 拳願会との対抗戦に自ら出場を志願し、豊田の意向で選手に決定する。第2試合で相対したいと願っていた忍者マスターである「魔槍」こと黒木の弟子となった理人と戦う。理人のことは黒木と戦う前の踏み台に過ぎないと見做しており、洞察力こそ想定以上だったものの、得意の忍法を駆使して一方的に攻め立てる。だが、師匠のように格好良く勝つことを諦めた彼の誘導に乗ってしまい、カウンターのレイザーズ・エッジを受けて左大胸筋を断裂し大量に出血。長期戦は不利と判断して、最終手段の薬効狙いの蹴りを中心に戦術を組み替えて一進一退の攻防を繰り広げ、毒が回ったところで膝を蹴って転ばせ、裸締めによって締め落とし辛勝する。試合後、理人の合理では割り切れぬ底知れなさを見て次に戦えば勝てないと確信し、己の「殻」を破るために重傷を押して黒木に立会を申し込むも、殺されることなく一撃で倒された。 異名の“羅亡”と隼は、鳥取県にある会社名の捩り。使用武術・隼式忍法 あらゆる創作物の忍者マスターの系譜を継ぐと自称する隼が作った忍法。 主な技 スクラッチ・オブ・デス 部位鍛練で得た鋭い手の爪で繰り出す斬撃。その切れ味はテニスボールをミカンのように抉る。 忍法ミスディレクション スクラッチ・オブ・デスのパフォーマンスを組み合わせて「指」と「印」を印象に残し、「手」と「足」のどちらがくるか相手を疑心暗鬼に陥らせたところで、「手」をフェイントにして「足」で攻撃する。 忍法肩透かし 攻撃のタイミングをずらして、相手の「虚」をつく、「偽身」の簡易版といえる技。洞察力の優れた実力者ほどはまりやすく、ミスディレクションも複合して使えば尚更効果的。 猛襲態(モウシュウタイ) 空手の熊手のように第一関節を曲げた両手を大きく振り下ろし、鋭い爪で相手を切り裂く技。途中で動きを切り替えて高速の掌底打ちに移行することも可能。 蓮華王 忍法ミスディレクションと忍法肩透かしの併せ技から繰り出す連打。一撃ごとに拳の握りを変える。 象眼突き 合掌状態で放つ諸手突き。相手の正中を狙い爪で突き刺す。 梟爪脚(キョウソウキャク) 敵を踏み台にして連続蹴りを繰り出し、対空し続けながら攻撃する技。人間は上からの攻撃に無防備なので、対処が難しい。六真会館の青館長が編み出したオリジナル技「四聖獣・朱雀ノ型」によく似ている。 毒持ツ復讐者(トキシックアベンジャー) 毒物を満たした壺に拳足を漬け込み「毒を帯びた手(足)」を完成させるという、中国拳法に伝わる鍛錬「薬効」(日本でいう奇拳「毒手」)を用いた蹴り。薬効を施したのは両足の親指だけで、毒の威力は極めて弱く、皮膚接触では無毒で、何度も血中に打ち込まれて初めて僅かに効果を発揮する程度。体重100kgを超える理人に対しては、序盤から何度も蹴りを当て続けた上で梟爪脚の連打を加えてようやく効いたほどだが、これが逆に身体が重くなった理由を分かりにくくしている。忍法ミスディレクション、忍法肩透かしが破られた場合の最終手段。 雀刺し 相手の背後を取って首筋にオーバーヘッドキックを放つ技。完璧に決まれば並みの相手なら動けないほどのダメージを受け、仮に倒せずとも突き刺さった爪からさらに毒が回る。 トア・ムドー 煉獄の闘士で、対抗戦メンバーのひとり。通称『破壊獣』。45歳。パイナップルヘアと入れ墨が特徴の巨漢。特徴的な髪型は、専属の美容師にセットしてもらっている。 ニュージーランド出身で、マオリ族伝説の勇者であるジョナ・ムドーの血を受け継ぐ男。東洋武術に似た思想を持つ求道者であり、自身が最強であることを天上まで知らしめる為に戦っている。大戦士ジョナの末裔であることやムドーの名には興味がなく、むしろマオリの守護神とされる祖先を「過去の亡霊」として超えることを目的としている。そのために兄の反対を無視して中国裏格闘技界に身を投じて「英雄故事」の無差別級チャンピオンとなり、後に隼と同時に引き抜きを受けて「煉獄」へ移籍した。 ユリウスよりわずかに大柄な超重量級格闘家で、「煉獄の筋肉番長」「ニュージーランドの筋肉国宝」とも呼ばれる。フィヨルドランド国立公園を生身で削る身体能力の持ち主であり、パワーはユリウスに引けを取らない。一族に伝わる二虎流に似た技術に関しても一流の使い手。 第3試合に煉獄側の代表として出場し、自身と互角の重量級戦士であるユリウスと戦う。力押ししかしてこないユリウスを戦士ではないとして、己が身につけた技術によって優位に立ち、「呼吸する山」の痛烈な一撃で一度はダウンを奪い、マウントを取って一方的に攻撃を加える。しかし、自分を吹き飛ばして「水」を破るために使ったのが筋肉操作の力技だと分かったために、小技と侮って「受け」を選択するという愚を犯し、上段からの振り下ろしに「呼吸する山」で合わせようとした両手を弾き飛ばされ、脳天に渾身の一撃を食らって地面へ叩き伏せられノックアウト。煉獄側の初黒星となり、叩きつけられた床が割れるほどのフィニッシュブローのダメージで起き上がることができず、倒れたまま搬出される。 モデルはオールブラックスの伝説的WTBジョナ・ロムー。使用武術 ムドー家に伝わる、受けと交差法(カウンター)を極意とする伝統武術。二虎流に似た要素を多く持つがあくまで別物であり、「蟲」とも無関係とされる。 主な技 水(ワイ) 全身を弛緩させ衝撃を散らす技。二虎流・水天ノ型によく似ており、ユリウスのボディーブローを不自然なほどに胴体へめり込ませ、ダメージを散らし無効化した。 風(ハウ) 攻撃の方向を曲げ受け流す技。二虎流・操流ノ型によく似ており、ユリウスのラッシュによるダメージを完璧に捌き切った。 呼吸する山(マウンガナマフ) ムドー家秘奥義。水と風の複合で、受けた攻撃に己の力を加え、相手へと返す技。ユリウスのパンチに対して体を回転させ右裏拳を放った際には、彼から8カウントを奪うほどの強烈なカウンターとなった。 弓ヶ浜 ヒカル(ゆみがはま ひかる) 煉獄のA級闘士。「元」六代目『滅堂の牙』であり、『裏切りの牙』の異名を持つ。23歳。 かつては大日本銀行に所属する若手の護衛者であり、アギトの引退後に平の隊員から一気に抜擢され“滅堂の牙”となり、先代に劣らない実力と目されていた。だが、『滅堂の牙』になる前から煉獄に内通し、『滅堂の牙』への就任も最初から名前を利用するだけのつもりで、間も無く滅堂を裏切って、よりファイトマネーが高額な煉獄に移籍する。出奔する際に三朝の元部下だった5番隊の安長を殺害している。なお本人は移籍するまで騙しきれていたと思っているが、実際には滅堂、王森、鷹山らは裏切りを勘付いた上で、反骨心のある若者が好きな滅堂の意向で見逃されていただけであり、将来裏切る者を『滅堂の牙』に任命するべきではないという忠告を押し切って滅堂が指名した。 山田浅右衛門と同じく武身一体となった「武器人間」であり、「武芸百般」を自称し様々な武器術を素手に応用した独自の拳法を操る。大柄な体格に見合うだけのパワーを有し、またガタイのわりに敏捷。高名な武芸者に取り入っては奥義を盗んで我が物にすることから、『コレクター』の通称でも呼ばれている。牙に上り詰めただけあって煉獄基準でもトップクラスの実力者ではあるが、勝敗数からも分かる通り頂点に立っているわけではない。歴代滅堂の牙の中では間違いなく最弱で、選出理由は成長性と野心だったが、煉獄に移籍した時点で慢心して成長は止まっていた。ロロンからは節操なく技術を取り込み過ぎたと酷評されている。 裏切りの件以外でも、ホセとの喧嘩を仲裁した光我を出光が直々に招待した来賓であるにもかかわらず暴行するなど、品性に問題を抱えているので、ホセには「糞」呼ばわりされ、カーロスやロロンからも嫌われている。自らを「搾取する側」と捉え、他人を全て「踏み台」「ゴミ」と見ている。 拳願会との対抗戦では煉獄側の代表選手として参加が決まっていたが、対抗戦3ヶ月前にホセと試合を行い、終始一方的に試合を運び勝利したものの、反撃で右腕の骨を折られて全治2ヶ月の重傷を負う。その後、負傷を完治させて臨んだ対抗戦では、『滅堂の牙』であるアギトや三朝との直接対決を避けて相手の思惑を潰そうとしていたが、後輩の三朝から「雑魚」と挑発されて第4試合に出場。最初から「踏み台」である三朝とはまともに戦うつもりはなく、体格差を活かして相手を場外へ強引に押し出そうとする。しかし序盤に勝負を決めなかったことが仇となり、次第に狭まるリングが心理的な壁となって動きを制限されていき、リーチを活かせず肘技を中心とする連打で急所を滅多打ちにされる。「決めに来る瞬間」を狙って組み技で逆転を狙ったが、それすらも三朝に読まれており、顎関節脱臼、頸椎への肘下ろしという大ダメージで足が止まり、そのまま肘打ち上げからの鉄拳を受けノックアウト、顔面が陥没して瀕死になったため即座にレフェリーから試合続行不可能を判定され敗北した。使用武術 上条流槍術(かみじょうりゅうそうじゅつ) 槍術を素手に応用した型。両手で槍を構えた姿勢から左手で突くのが基本であるが、手首の返しで直線だけではなく打撃の方向を自在に変えられる。 黒鬼二刀流(コクキニトウリュウ) 二刀流を素手に応用した型。両の拳を二振りの刀の握りに見立てており、刀を振る動作で相手を殴打する。 裂森流居合術(サキモリリュウイアイジュツ) 居合術を素手に応用した型。右手を刀に見立て、腰だめの姿勢から抜刀の動作で手刀を繰り出し相手を斬りつける。前転で間合いを詰め連続で手刀打ちを繰り出すこともできるが、初撃が最も効果的であり2発目以降は決定力が薄れる。 破魔流拳法(ハマリュウケンポウ) 多彩な蹴り技を主体とする真っ当な拳法。遠距離での攻防に適しており、相手を懐に入れたくない時に使う。 主な技 田楽刺し(でんがくざし) 上条流槍術の技。両手で槍を構えた姿勢から左親指の第一関節で突きを放つ。 脛打ち 黒鬼二刀流の技。低い姿勢から脛を狙って拳を振るう、初見殺しの攻撃。 ナイダン・ムンフバト 対抗戦メンバーのひとり。通称『オルドスの鷹』。26歳。 1年前から煉獄に潜入している「蟲」の一員。「頭領」直属の兵隊であり、右前腕部にムカデの白タトゥーを入れているが、夏らと異なり普段は見えないが力むことで浮き出てくる仕様になっている。これまで格闘団体に潜入していた「なりすまし」ではなく、ナイダン・ムンフバト本人である。 孤児として生き、15歳の時に自らの希望で蟲に加入、モンゴル相撲の達人であったジャダンバの元で修行を積む。3年間の「基礎鍛錬」をただ1人突破し、6年後、「力」と「天空の眼」を会得。最後の試練で実力を示して正規兵の座を勝ち取るためにジャダンバと立ち会いをするが用済みになった彼を殺害、頭領直属兵へと昇進した。同じA級闘士であった劉とは特に親しい友だった。 使用武術はモンゴル相撲。「天空の眼」で見極め「力」で倒すのが基本戦術。組技専門格闘士特有の「粘りつくような筋力」と独特の「響く打撃」が持ち味。王馬も舞台に上がった姿を見ただけでかなり強いと判断し、力で勝てるのは拳願会側の代表者の中ならユリウス、若槻、雷庵の3人だけとされる。打たれ強さも並ではなく、ボディに膝蹴りやラッシュを受けてもビクともしない。動きは機械のように正確無比で、一切の無駄も隙もない。 対抗戦では第5試合に出場し、龍鬼と戦うために自ら「蟲」であることを明かす。自分を殺さずに勝負をつけようとして動きが直線的になった龍鬼を圧倒し、鵡角の教えに反して「蟲」の殺害を思い留まる彼の矛盾を指摘する。龍鬼が本気を出せないのは「環境」のせいだと考え、「原因」である山下や光我を始末しようと考えるが、それが龍鬼の逆鱗に触れ「天空の目」の予測を超える猛攻を受ける。ルールを無視してどちらかが死ぬまで戦おうとし、自分に倒されるようなら「オメガ」ではないと、マウントを取って首を絞めて殺そうとするが、追い詰められた龍鬼の反撃で頸動脈を打ち抜かれて致命傷を負い、さらに任務の仕上げとして「力」で龍鬼の手を深く押し込み自分自身に止めを刺す。「未来が繋がった」と龍鬼を祝福して「繋がる者」として自分達を導くよう頼み、試合場に上がってきた劉にニコラに気をつけるよう忠告した後、出血多量により絶命した。使用武術・モンゴル相撲 ナイダンが使用するのは内モンゴル自治区で主な流派で、着用する民族衣装もそれに準拠している。腰から下への攻撃を禁止しているレスリングのグレコローマンスタイルにルールが近いため、構えの腰の位置が高いのも特徴。主な技 力(フチ) 自分の方から力をかけて相手のバランスを崩し力を分散させる技。王馬の「操流ノ型」やムドーの「風」のように力をずらして威力を流すのではない、言うならば「剛の操流」。組みの極意である「不動」と同義であり、組みついた相手の抵抗を封じたまま投げに移行する。鎖で腕に繋いだ馬4頭を倒すことなく綱引きし続ける修行を経て完成し、完璧なタイミングがわかれば鎖の繋がった腕を翻すだけで馬を軽々転倒させれる。使いこなすには「天空の眼」を開かなければならない。 天空の眼(てんくうのめ) 「俯瞰の視点」を自由自在に発動する技。超一流のアスリートだけが到達できるという、所謂「ゾーンに入った」状態を指す。「力」の使用には不可欠。相手が自分より速くても完璧に動きを見切り、背後からの攻撃に対しても反撃することが可能となるが、あくまで経験則から相手の動きを予測しているに過ぎないので、予測を上回る動きをされると捉えられない。 呂 天(ルゥー ティエン) 煉獄A級闘士。通称『三鬼拳「百足」』。 香港出身で、地元では知らぬ者がいないほどの拳法家。三鬼拳随一の実力者と言われており、傲岸不遜な雷庵が強さを認めるほどで、挑発で放たれた彼の拳を軽々止めている。 その正体は桐生を鍛えた「もう1人の十鬼蛇二虎」による「蠱毒房」を生き抜いて正式な弟子となった「蟲」の上級戦闘員であり、タトゥーは舌に入れている。ナイダン同様「なりすまし」ではなく、本人のままで煉獄の闘士として溶け込んでいた。 二虎流を切り捨て全てのリソースを「無形」に費やした「第二世代」。表向きの流派は五王拳だが、真の戦闘スタイルは二虎から受け継いだ「無形」であり、「無形」と「武」のどちらも不完全だった加納に対し、「無形」の技術のみを極めている。さらに、二虎流が「手詰まり」だと考えた二虎の意向で、エドワードから呉氏の「鬼魂」を伝授されている。 かなり初期の段階で煉獄代表として対抗戦への出場が内定していた。対抗戦本番では第6試合に出場し、蠱毒房に入る時に付けられた腕輪を見せることで加納を挑発して舞台に立たせる。序盤は五王拳を使うが加納の「無形」で攻撃を潰され、「他人の技」を使っていることを見抜かれたため、自らも「無形」を解禁。5分間の攻防の末に加納を上回り、「武」をも解放した彼を投げ飛ばしストンピングの連打で追い詰めたかに見えたが、「獣心」を克服し「武」と「無形」の完全な融合に成功した彼に圧倒される。切り札の「鬼魂」を使用しユリウス並みのパワーとスピードを発揮したものの、龍弾で顎を打ち抜かれてダウン、敗北した。使用武術 五王拳(ごおうけん) 表向きの戦闘スタイルである一撃必殺の殺人拳。強烈無比な一撃を放つには「溜め」がいるので、急戦で攻め立てる相手とは相性が悪い。 無形 本来の戦闘スタイル。正式な二虎の弟子として学んでいる為、「技の深度」において蠱毒から途中で出奔した加納を上回っている。 主な技 鬼魂(グイフン) エドワードから伝授された呉氏の禁術で、呉一族の「外し」と同じ技。品種改良されていない者は負担に耐えられないはずだが、「万に一つ」の可能性を掴み、深刻な肉体の損傷を度外視することで使用可能になる。解放率は96%。 アラン・呉(アラン・ウー) 出光が外部から招いた対抗戦メンバー。第7試合に出場。詳細は「#征西派」を参照 嵐山 十郎太(あらしやま じゅうろうた) 対抗戦メンバーのひとり。『柔王』の異名を持ち、ドネアに比肩する実力と言われていることから「双王」の一角と称される。 16歳の時に柔道日本選手権100kg超級で初優勝し、18歳で3連覇を成し遂げるも、強くなり過ぎて高みを目指す意義を見失い、如何なる大会にも出場しなくなる。しかし、「絶望」の最中にいた19歳の頃、ニュースで見た当時12歳の目黒正樹が自分を脅かす宿敵になると直感、それからは目黒と戦うことを目標とすることで活力を取り戻す。目黒を王座で待つことを決意して、20年前、弱冠20歳で柔道世界選手権100キロ超級を制した。同じ年、目黒が連続殺人犯となったと知ると、失踪した彼を追うように表舞台のみならず裏からも完全に姿を消し、以降15年間は世俗を捨てて修練に没頭し、山中へ籠りひたすらに自己を追求。15年目からは対人稽古を解禁して煉獄に参戦し、闘士達との実戦を重ねて己の柔を極限まで研ぎ澄ましてきた。そして2年前に目黒の死を知るが、試合で速水が見せる武才から「速水正樹は2年前に死んだはずの目黒正樹そのものである」と確信を抱く。 戦闘スタイルは柔道。なんでもありの場で柔道一本を貫いており、一切打撃技を使わないのが弱点であるが、愚直なまでに我を貫き柔道のみに全てを注いだ経験こそが最大の強みでもある。加納でも見たことがないほどの投げの使い手で、表舞台を去ってから20年に渡って投げ技を追求し、その弱点を克服した技「振り」を生み出している。重心の操り方が人間離れしており、二虎流で言う操流の技術に関しては王馬の遥か上を行っている。また、体格がほぼ同じ相手を足払いだけで吹っ飛ばすことができる。活動期間の短さ故、知名度は高くないが、20年前当時の実力でも現世界王者のテディが勝てる保証がないと言い、黒木と「同類」の猛者であり、現役時代より更なる高みに到達している。ただ、煉獄で戦うには強くなり過ぎていて、不殺に加えてダウン制により投げ技からの追撃を禁じられる煉獄ルールとは相性が良くないが、如何なる条件であろうと勝つことこそが真の勝者の証だという考えから、自分の強さがルールに左右されている時点で未熟だと感じている。 対抗戦では第8試合に出場し、速水と戦う。受け身がとれないほどの速度でリングに投げ飛ばし続けて圧倒したものの、殺人が反則負けとなる煉獄ルールでは異様にタフな速水は天敵と言えるほどに「相性」が悪く、殺さずに勝つための決め手を欠き、攻めあぐねたところに肘打ちで右鎖骨を砕かれる。一転して不利になってもなお柔道に拘り続けたが、流石に左腕一本では速水を投げることはできず、逆に一本背負いで投げ飛ばされ、追撃で顔面に鉄槌の連打を受けてノックアウトされる。使用武術・柔道 主な技 振り(ふり) 嵐山が20年かけて完成させた新たな「投」。理屈は二虎流の操流ノ型と同じで、衣服を二指で挟むだけ、指先をかけるだけ、極めつけは皮膚の摩擦だけで、相手を掴まず(組まず)無造作に刀を振るように投げる。投げ技の弱点である組み(掴み)と投げの間に生じる時間差が存在せず、「予備動作」がないので“拳眼”程の動体視力でも見切れないほどに技が速い。そのため、先に組み付かれたとしても相手が投げの動作に移る前に投げ飛ばすことが可能で、あまりの速度に柔道の大天才であっても受け身を取ることが難しい。あらゆる戦闘技術を模倣できる加納を以てしても、再現は不可能だという。ただ、技が強力過ぎる上に威力の調整が打撃よりも難しいので、使い続ければ相手を殺しかねず、速水のように異様に打たれ強い相手を不殺で倒すには相性が悪い。 ニコラ・レ・バンナ 煉獄A級闘士。通称『パリの死神』。甘いマスクを持つことから、煉獄屈指の人気闘士でもある。 元はフランス軍人で、存在も活動内容も最高機密で決して表沙汰にならない特殊部隊に所属していた。聡明で、目立つことが好きな性格をしていて、格闘能力は部隊随一、武器の扱いも右に出る者はいなかった。しかし6年前、ある国の紛争地帯に派遣された際、民間人の大量虐殺、および仲間の隊員全員の殺害を実行し、人の形をした遺体が一つも残らないほどの残虐行為をはたらいて、軍上層部と政府によって消される前に姿をくらまし、裏社会を隠れ蓑にするために来日、そして何故か潜伏するには目立ちすぎる裏格闘技界に身を置いた。戦争犯罪を認める事になるのでフランス政府は日本政府への引き渡し要求ができず、始末するために送り込まれる暗殺者も返り討ちにしている模様。 戦闘スタイルはフェンシングがベースの創作武術「殺破手」。両手を広げた長さが191センチメートルと、リーチが身長よりも10センチメートル近く長いので、フェンシングとの相性は良い。さらに、最高反射速度は人間の限界を超越し、阿古谷にも迫る0.078秒で、本気で先手を取りに行けば防げる者はほぼ皆無と言っていい。戦績の数字だけを見ると参加メンバーの中で赫の次に弱く、過去にはB級に降格したこともあるほどで、対抗戦不参加のA級闘士の中にもより優れた者が存在するのだが、殺す為にしか本気を出せないせいで試合でのムラが激しいだけで、ハマった時は強く瞬発力ならA級上位陣に匹敵するという。 同じ煉獄側の闘士であっても本来は敵同士という考えから仲間意識はほとんどなく、チームもあくまで対抗戦限定というスタンスで、ナイダンのことも、嫌いではなかったが死んだ以上はもう関係ないと発言するなど、人間関係に対して非常にドライ。 ネルネール邸を訪れていた串田の記憶から、偶然にも従軍前に撮影した写真と現在の顔が違うことが発覚、裏格闘家のニコラはギロームの弟とよく似た別人であることが判明する。髪型や服装によって雰囲気が似ているとはいえ直接面識がない者でも見分けがつく程度でしかなく、「蟲」の「成りすまし」ほどの精度はない。 現在ニコラを名乗っているのは、彼と同じ部隊にいた親友のジャン・リュックという男。ニコラ以外の他の隊員と同様に身寄りがなく、配属された時点で個人情報は削除されている。軍でのキャリアを捨てて敢えて苦難の道を選び、自ら地獄行きを志願したニコラのことを真の勇者、自分の世界の主人公として崇拝していた。だが、ニコラが大量虐殺を行った日、戦いの末に主人公であったはずのニコラを殺してしまい、自分の世界の中心であったニコラが死ぬわけがないという思いから、「死んだニコラがジャンであり、生き残った自分こそがニコラである」と考え、以降はニコラとして生きるようになる。 かなり初期の段階から煉獄代表として対抗戦出場が内定していた。対抗戦では第9試合に出場し、阿古谷と戦う。自分より体格も反応速度も上の阿古谷と打ち合いになるも、「毒」の打撃によって戦闘の主導権を握り、心肺機能や両手を封じて優位に立った。右肩を食い千切られたことで本気を出して殺し合いになり、頭部を執拗に攻撃されるが、喉や足を攻撃して相手の動きを封じながらレフェリーを無視して猛攻を仕掛ける。レフェリーのコールでは試合を止められず、このままでは殺し合いになるという判断から強制的に試合終了となり、リングに上がったロロンによって引き剥がされ、それでも阿古谷を殺そうとしたためロロンに鳩尾を殴られて戦闘不能になり、対抗戦終了まで身柄を拘束される。使用武術・殺破手(さはでぃ) 素手に応用したフェンシングをベースに、フランスの格闘技サファーデの動きをミックス、そして半年間の通信教育で習得した空手の要素も組み込まれている、「ニコラ流フランス空手」とでも言うべき創作武術。気品さえ漂う優雅なフォームとダンスのようなポージングが特徴。 主な技として、神経に圧をかけて一時的に麻痺させ、感覚を消失させるというものがある。打撃を受けた部位が四肢なら部位消失の錯覚、頬なら片目の失明、横隔膜なら呼吸困難を引き起こし、肺や心臓の位置を打たれると体格に関係なく身動きが取れなくなる。持続時間はおおよそ10〜40秒で、大柄な相手ほど効きが悪く、消失のタイミングは自身でもコントロールできないが、通常の防御で防ぐことは難しい。 劉 東成(リウ ドォンチャン) 煉獄の闘士。対抗戦出場選手。28歳。『三鬼拳「大蛇」』の異名を持ち、煉獄闘士及び現在の三鬼拳では一番の古株で、煉獄には設立されて間もない頃から参戦している。語尾に「〜ネ」「〜ヨ」と付ける。飄々とした性格で、勝てそうな試合に出場しようという言動を隠さない。ザック・ワイルドが好きで、おしゃべりな男と詩人が嫌い。父親は台湾武術界の大物で母方の親戚は中国武術界の大物ばかりであるなど良家の生まれだが、政争の道具にされたことに嫌気が差して裏格闘技界に身を投じた。また金銭感覚は普通で、普段は安アパートに住んでいる(金田の隣人)。 陽氏鋼拳、洪家八卦掌など、5つの流派を体得した台湾武術界の天才拳士。父親には幼少期からしごかれており8つの武術を掛け持ちし、内5つは奥義まで到達している。一方で体格には恵まれておらず、感情の起伏が大きすぎて冷静さを欠きやすいという弱点はあるが、才能についてはロロンと渡り合えるほど。基本的には一対一を念頭に置いた拳法を習得しており、個人の戦闘では同郷で同じく天才拳士と言われる二階堂にも勝るとされる。三鬼拳同士の対決では、飛とは1勝1敗、呂には1敗だが熱くなりすぎて場外反則負けという自爆、という戦績。 ナイダンに対しては強い仲間意識を持っており、彼からも「良い人間」として見られて互いに友情を感じていた。あくまでビジネスマンであるという考えから、彼が試合で龍鬼と互いに殺し合いに発展しかねない程の猛攻を繰り広げた際には必死で静止していた。ナイダンを殺した龍鬼に強烈な殺意を抱き、彼を殺そうと襲いかかるが、双方の参加者から制止される。対抗戦自体が有耶無耶になればナイダンの死が無駄になるため一旦は矛を収めたものの、対抗戦後には龍鬼を殺すことを決意する。 そして第10試合に出場して徳尾と戦う。体格やタフネスで勝る二徳に押され、本気の発勁を短時間に2発に打ち込むもダウンさせることは叶わずカウンター打ち込んまれて逆にダウンさせられてしまうが、徐々に調子を取り戻し、手数の多さで二徳を押し始める。その後も驚異的な打たれ強さを持つ二徳をダウンさせることができず、腕ひしぎ十字固めで右腕を折られそうになるも、自ら腕を折ることで発勁を打ち込み技を外した。それでも決め手にはならず、ロシアンフックを打ち込まれるも受け流し、逆に背面蹴りを喰らわせ、二徳を場外に押し出すことで勝利する。 決着後、二徳は再戦を希望するも、「さよならだけが人生だ」と拒否し、固い握手を交わした。使用武術・陽氏鋼拳、洪家八卦掌、他 主な技 震脚(しんきゃく) 中国拳法諸派に伝わる地面を踏みつける動作。一踏み大気を振動させ踏みつけた箇所が陥没するなど達人クラスに達している。 発勁(はっけい) 至近距離から叩き込む中国拳法特有の打撃。 化勁(かけい) 相手の攻撃力を吸収し、攻撃を受け流す。 馬歩(マーブー) 中国武術で下半身の鍛錬法とされる站椿の一種。劉はタックルでも容易に崩せないほどの安定感を発揮する。 貼山靠(ティエシャンカイ) 中国武術での体当たりの一種。 赫(てらし) 対抗戦メンバーのひとり。通称「音無の悪夢」。 仮面で顔を隠した正体不明の闘士で、飛によれば中国では有名な殺し屋と同名とのこと。無機質な風貌に反して饒舌で、お笑い好きという一面もある。 元は煉獄に吸収された国内第三位の規模の裏格闘技団体「毘沙門」からの移籍組で、毘沙門では殆ど試合をしておらず、煉獄でもB級で1試合しかしていないなど試合実績が殆どなく、勝率的にはメンバーで最弱だが、B級での試合を見た豊田が代表に抜擢した。 英によって脳の改造と整形手術を受けており、寒さで体温が下がった際に身震いで熱を発生させ、体温を保とうとする生理現象「シバリング」を常人の15倍に上る毎分3000回にまで増幅させている。これにより掌に触れただけで相手の身体を破壊することができる。 第11試合で大久保と戦う。 飛 王芳(フェイ ワンファン) 煉獄の闘士。『三鬼拳「蝦蟇」』の異名を持つ。対抗戦出場選手。 四川省出身の壬氏太極拳使い。2年前に煉獄に参加し、当時の三鬼拳だった闘士を倒してその座を奪う。 自身はあくまでスポーツマンであると考えているので、リング禍のリスクは覚悟しているものの、殺し合いは割りに合わないと公言している。使用武術・壬氏太極拳 ロロン・ドネア 対抗戦メンバーのひとり。対抗戦前年に行われた「最強闘士決定戦」の覇者で、『キング』の異名を持つ「双王」の一角。 拳願会基準でも最強クラスと見られ、身のこなしが別次元で、王馬から「人の形をした怪物」と評されるほど別格の強さを持つ。 レフェリーの判断で第9試合が没収試合になると、戦いをやめない阿古谷とニコラを止めにリングに上がり、乱闘となって、消耗していたとはいえ2人を同時に一蹴するほどの強さを見せた。 キム・チャンギ 煉獄のA級闘士。A級になりたてだが、対抗戦のリザーバーとして控えている。
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