対抗戦出場メンバーとは? わかりやすく解説

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対抗戦出場メンバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 05:33 UTC 版)

ケンガンアシュラ」の記事における「対抗戦出場メンバー」の解説

カーロス・メデル黄金帝』の異名を持つ煉獄闘士43歳。かつて5階級制覇達成したボクシング界の生ける伝説にして、現在でも格闘技関わる人間なら知らない者はほぼいないというほどの著名人母国メキシコでは神のような存在であり、『アカプルコ伊達男』の異名でも知られるホセとは出身誕生日同じなことから友人14年前にミドル級平均下回る小兵ありながらボクシング主要4団体ミドル級4冠を達成しその後はひとつづつ階級上げスーパーミドル級ライトヴィー級、クルーザー級ヘヴィー級まで制覇するという偉業成し遂げる。「環境」にさえ恵まれれば史上初のへヴィー級4冠王になれたはずだったが、プロボクサーとして過ぎたこと原因で、ヘヴィー王者一角倒してからは他団体チャンプ達からさえも試合敬遠されるようになり、加えて所属ジム契約していた悪徳プロモーターのせいで次の試合一向に決まらず、プロレスへの転向日本格闘技界への移籍などが囁かれながらも実現には至らないまま、遂にはガオランがボクシング転向するより以前一線から退き無念のまま表格闘技界から姿を消す。そして南米屈指の激戦区であるブラジル格闘技界に身を投じた後、日本煉獄へ移籍したボクシングスタイル典型的なファイタータイプ。現役時代階級上げるごとに肉体一から作り直すのが特徴で、現在は限界まで体を絞ってバンタム級程度痩身となっており、40キロ超の重りとなって力を削いでいた骨格不釣り合いな筋肉落として極限まで軽量化したことで、攻撃力防御力こそ低下したものの、ヘヴィー時代トップスピード上回る機動力獲得している。最小限の力で加納黒木同じく「気の起こり」を読んで攻撃前に回避する域に到達しており、ガオランの「フラッシュ」でも捉えることは困難。さらに裏の異種格闘技戦を行うにあたってヘヴィーボクシングはいずれ敗北する考えたため、減量過剰な体重を落とすだけでなく、小兵自身に最も必要な「距離」を稼ぐために「蹴り」が中心カポエイラ習得し、さらに東洋武術地功拳要素をも融合させ、「打」完成形と呼ぶべき独自の武術編み出した極限まで絞った身体カポエイラは好相性で、40キロ近く体重差のあるガオランの前腕骨ヒビ入れるほどの破壊力秘めた蹴り放てる。ボクシングも裏格闘技もガオランより経歴長く老獪な闘い方も心得ている対抗戦では第1試合出場し、ガオランと戦う。表面上はヘヴィー級4冠を成し遂げたガオランとの戦いを喜ぶが、「表」の世界で大成した彼が自分居場所である「裏」に土足踏み込んだことに憤り覚えていた。自分体重40キロ弱、プロボクシング換算12階級も上のガオランを相手に、序盤機動力翻弄動き規則性捕捉され殴り合い追い詰められてからはカポエイラ足技繰り出して流れ握り続ける。だが、部位鍛錬経たガオランの神拳蹴り砕くことができず、渾身のボディーブローダウン奪われ、裏格闘家として意地即座に立ち上がったものの軽くないダメージを負う。以降自分ペース崩されムエタイ足技解禁した彼に追い詰められていくが、「例え倒されても勝つ」ために、相手リング際まで誘導顔面への「神の御光」で意識絶たれながらも執念で体を引っ掛けたまま一緒に場外転落一瞬先に地に腕をつかせることに成功し勝負負けた試合には勝利した。 ガオラン倒せなかったことで「繋ぎ」に無駄があることが分かったため、カポエイラを一旦封印し多少スピード犠牲にしても打撃力上げるべく、ひとまずフェザー級まで増量しパンチ力を補う方針固める。第9試合没収されると、ロロンやり過ぎないよう理人と共に医務室からリング駆けつけ暴れ続け阿古谷を拘束する使用武術ボクシングカポエイラ 隼(はやぶさ煉獄A級闘士通称『羅亡(ラボウ)』。29歳忍者マニアであり、時代劇のような古めかしい口調で話す。一人称拙者返事は「忍」。 本名アルバート・リーシンガポール出身で、貿易業を営む資産家家庭5人兄姉三男大好物シンガポールチキンライス。元マジシャンという変わった経歴持ち幼少期一時期だけ太極拳学んでいたが、中学入学前辞めている。 元々はマジシャン一本では食っていけないので、副業として様々な事情によって「殺せない標的」に死以上の苦痛与える“壊し屋”をしていたが、裏格闘家転身煉獄移籍する前は中国の裏格闘技団体英雄故事」のミドル級チャンピオンで、当時相手躊躇なく破壊する残虐さから『破壊王』の異名呼ばれていた。 合理主義者であり、マジシャンになったのはどんなマジックロジカルトリックの上成り立っているため好きだという理由から。噂を聞き付け裏格闘技団体英雄故事」からスカウトされ、一試合ギャラ壊し屋の3倍以上でなおかつ体重制を導入していて他団体より安全に稼げるため、これを引き受けミドル級チャンピオンまで登り詰めた。だが、ミドル級チャンピオンになったある日時間潰し目的に偶然見た忍者映画ハマって忍術傾倒我流忍術習得しよう試行錯誤していた時に豊田からスカウトを受け、日本煉獄へ移籍することを決めたちなみに日本にまだ忍者がいると信じていて、目下目標口寄せの術体得すること。 壊し屋時代一度組んでマレーシア仕事受けたことがあるムテバによると、その当時で彼が知る壊し屋中でもベスト3に入る腕前だったという。体重20キログラム上の理人相手に、蹴りガードなければ顎を叩き割られるほど、肘打ち全力力んで脳震盪最小限にしたにもかかわらずしばらくダメージ抜けなかったほどの破壊力を持つ。さらに忍特有の部位鍛錬により、手足の爪は猛禽類鉤爪のように鋭利に変形している。ただ、鋭いといっても体の表面に刺さる程度で、威力は魔とは比べるまでもなく、喉のような急所当たって体格差がある相手一撃では倒せない。 拳願会との対抗戦に自ら出場志願し豊田意向選手決定する第2試合相対したいと願っていた忍者マスターである「魔」こと黒木弟子となった理人と戦う。理人のことは黒木と戦う前の踏み台に過ぎない見做しており、洞察力こそ想定以上だったものの、得意の忍法駆使して一方的に攻め立てる。だが、師匠のように格好良く勝つことを諦めた彼の誘導乗ってしまい、カウンターレイザーズ・エッジ受けて大胸筋断裂大量に出血長期戦は不利と判断して最終手段薬効狙い蹴り中心に戦術組み替え一進一退の攻防繰り広げ、毒が回ったところで膝を蹴って転ばせ、裸締めによって締め落とし辛勝する試合後、理人合理では割り切れぬ知れなさを見て次に戦え勝てないと確信し、己の「殻」を破るために重傷押して黒木立会申し込むも、殺されることなく一撃倒された。 異名の“羅亡”と隼は、鳥取県にある会社名捩り使用武術・隼式忍法 あらゆる創作物忍者マスター系譜を継ぐと自称する隼が作った忍法主な技 スクラッチ・オブ・デス 部位鍛練得た鋭い手の爪で繰り出す斬撃。その切れ味テニスボールミカンのように抉る忍法ミスディレクション スクラッチ・オブ・デスのパフォーマンス組み合わせて「指」と「印」を印象残し、「手」と「足」のどちらがくるか相手疑心暗鬼に陥らせたところで、「手」をフェイントにして「足」で攻撃する忍法肩透かし 攻撃タイミングずらして相手の「虚」をつく、「偽身」の簡易版といえる技。洞察力優れた実力者ほどはまりやすく、ミスディレクション複合して使えば尚更効果的猛襲態(モウシュウタイ) 空手熊手のように第一関節曲げた両手大きく振り下ろし、鋭い爪で相手切り裂く技。途中で動き切り替えて高速掌底打ち移行することも可能。 蓮華王 忍法ミスディレクション忍法肩透かし併せ技から繰り出す連打一撃ごとに拳の握り変える象眼突き 合掌状態で放つ諸手突き相手正中狙い爪で突き刺す梟爪脚(キョウソウキャク) 敵を踏み台にして連続蹴り繰り出し対空続けながら攻撃する技。人間は上からの攻撃無防備なので、対処難しい。六真会館の青館長編み出したオリジナル技四聖獣朱雀ノ型」によく似ている毒持ツ復讐者(トキシックアベンジャー) 毒物満たした壺に拳足を漬け込み「毒を帯びた手(足)」を完成させるという、中国拳法に伝わる鍛錬薬効」(日本でいう奇拳「毒手」)を用いた蹴り薬効施したのは両足親指だけで、毒の威力極めて弱く皮膚接触では無毒で、何度も血中打ち込まれ初め僅かに効果発揮する程度体重100kgを超える理人に対しては、序盤から何度も蹴り当て続けた上で梟爪脚連打加えてようやく効いたほどだが、これが逆に身体重くなった理由分かりにくくしている。忍法ミスディレクション忍法肩透かし破られ場合最終手段雀刺し 相手背後取って首筋オーバーヘッドキック放つ技。完璧に決まれば並み相手なら動けないほどのダメージを受け、仮に倒せずとも突き刺さった爪からさらに毒が回る。 トア・ムドー 煉獄闘士で、対抗戦メンバーのひとり。通称破壊』。45歳。パイナップルヘアと入れ墨特徴巨漢特徴的な髪型は、専属美容師セットしてもらっている。 ニュージーランド出身で、マオリ族伝説の勇者であるジョナ・ムドー血を受け継ぐ男。東洋武術似た思想を持つ求道者であり、自身最強であることを天上まで知らしめる為に戦っている。大戦ジョナ末裔であることやムドーの名には興味がなく、むしろマオリ守護神とされる祖先を「過去亡霊」として超えることを目的としている。そのために兄の反対無視して中国格闘技界に身を投じて英雄故事」の無差別級チャンピオンとなり、後に隼と同時に引き抜き受けて煉獄」へ移籍したユリウスよりわずかに大柄な重量級格闘家で、「煉獄筋肉番長」「ニュージーランド筋肉国宝」とも呼ばれるフィヨルドランド国立公園生身で削る身体能力持ち主であり、パワーユリウス引けを取らない一族に伝わる二虎流似た技術に関して一流使い手第3試合煉獄側の代表として出場し自身互角重量級戦士であるユリウスと戦う。力押ししかしてこないユリウス戦士ではないとして己がにつけた技術によって優位に立ち、「呼吸する山」の痛烈な一撃一度ダウン奪いマウント取って一方的に攻撃加える。しかし、自分吹き飛ばして」を破るために使ったのが筋肉操作力技だと分かったために、小技侮って「受け」を選択するという愚を犯し上段からの振り下ろしに「呼吸する山」で合わせようとした両手弾き飛ばされ脳天渾身の一撃食らって地面叩き伏せられノックアウト煉獄側の初黒星となり、叩きつけられた床が割れるほどのフィニッシュブローダメージ起き上がることができず、倒れたまま搬出される。 モデルオールブラックス伝説的WTBジョナ・ロムー使用武術 ムドー家に伝わる、受けと交差法(カウンター)を極意とする伝統武術二虎流似た要素多く持つがあくまで別物であり、「蟲」とも無関係とされる主な技 ワイ全身弛緩させ衝撃を散らす技。二虎流水天ノ型によく似ており、ユリウスボディーブロー不自然なほどに胴体めり込ませ、ダメージ散らし無効化した。 風(ハウ攻撃方向曲げ受け流す技。二虎流・操流ノ型によく似ており、ユリウスラッシュによるダメージ完璧に捌き切った呼吸する山(マウンガナマフ) ムドー秘奥義と風の複合で、受けた攻撃に己の力を加え相手へと返す技。ユリウスパンチに対して体を回転させ右裏拳放った際には、彼から8カウントを奪うほどの強烈なカウンターとなった弓ヶ浜 ヒカルゆみがはま ひかる) 煉獄A級闘士「元」六代目『滅堂の牙』であり、『裏切りの牙』の異名を持つ。23歳かつては大日本銀行所属する若手護衛者であり、アギト引退後に平の隊員から一気抜擢され“滅堂の牙”となり、先代劣らない実力目されていた。だが、『滅堂の牙』になる前から煉獄内通し、『滅堂の牙』への就任最初から名前を利用するだけのつもりで、間も無く滅堂を裏切って、よりファイトマネー高額な煉獄移籍する出奔する際に三朝の元部下だった5番隊の安長殺害している。なお本人移籍するまで騙しきれていたと思っているが、実際には滅堂、王鷹山らは裏切りを勘付いた上で反骨心のある若者好きな滅堂の意向見逃されいただけであり、将来裏切る者を『滅堂の牙』に任命するべきではないという忠告押し切って滅堂が指名した山田浅右衛門同じく武身一体となった武器人間」であり、「武芸百般」を自称し様々な武器術素手応用した独自の拳法を操る。大柄な体格見合うだけのパワー有し、またガタイのわりに敏捷高名な武芸者取り入って奥義盗んで我が物にすることから、『コレクター』の通称でも呼ばれている。牙に上り詰めただけあって煉獄基準でもトップクラス実力者ではあるが、勝敗数からも分かる通り頂点立っているわけではない歴代滅堂の牙の中では間違いなく最弱で、選出理由成長性野心だったが、煉獄移籍した時点慢心して成長止まっていた。ロロンからは節操なく技術取り込み過ぎた酷評されている。 裏切りの件以外でも、ホセとの喧嘩仲裁した光我を出光直々に招待した来賓であるにもかかわらず暴行するなど、品性問題抱えているので、ホセには「糞」呼ばわりされカーロスロロンからも嫌われている。自らを「搾取する側」と捉え他人全て踏み台」「ゴミ」と見ている。 拳願会との対抗戦では煉獄側の代表選手として参加決まっていたが、対抗戦3ヶ月前にホセ試合行い終始一方的に試合運び勝利したものの、反撃右腕の骨を折られ全治2ヶ月重傷を負う。その後負傷完治させて臨んだ対抗戦では、『滅堂の牙』であるアギト三朝との直接対決避けて相手思惑を潰そうとしていたが、後輩三朝から「雑魚」と挑発され第4試合出場最初から「踏み台」である三朝とはまともに戦うつもりはなく、体格差を活かして相手場外強引に押し出そうとする。しかし序盤勝負決めなかったことが仇となり、次第狭まるリング心理的なとなって動き制限されていき、リーチ活かせず肘技を中心とする連打急所滅多打ちにされる。「決めに来る瞬間」を狙って組み技で逆転狙ったが、それすらも三朝読まれており、顎関節脱臼頸椎への肘下ろしという大ダメージで足が止まりそのまま肘打ち上げからの鉄拳を受けノックアウト顔面陥没して瀕死になったため即座にレフェリーから試合続行不可能を判定され敗北した使用武術 上条槍術(かみじょうりゅうそうじゅつ) 槍術素手応用した型。両手構えた姿勢から左手で突くのが基本であるが、手首返し直線だけではなく打撃方向自在に変えられる黒鬼二刀流(コクキニトウリュウ) 二刀流素手応用した型。両の拳を二振りの刀の握り見立てており、刀を振る動作相手殴打する裂森流居合術(サキモリリュウイアイジュツ) 居合術素手応用した型。右手を刀に見立て腰だめ姿勢から抜刀動作手刀繰り出し相手斬りつける前転間合い詰め連続手刀打ち繰り出すともできるが、初撃が最も効果的であり2発目以降決定力が薄れる破魔流拳法(ハマリュウケンポウ) 多彩な蹴り技主体とする真っ当な拳法遠距離での攻防適しており、相手を懐に入れたくない時に使う。 主な技 田楽刺しでんがくざし上条槍術の技。両手構えた姿勢から左親指第一関節突き放つ脛打ち 黒鬼二刀流の技。低い姿勢から脛を狙って拳を振るう初見殺し攻撃ナイダン・ムンフバト 対抗戦メンバーのひとり。通称オルドス』。26歳1年前から煉獄潜入している「蟲」一員。「頭領直属兵隊であり、右前腕部ムカデの白タトゥー入れているが、夏らと異なり普段見えない力むことで浮き出てくる仕様になっているこれまで格闘団体潜入していた「なりすましではなくナイダン・ムンフバト本人である。 孤児として生き15歳時に自らの希望加入モンゴル相撲達人であったジャダンバの元で修行を積む。3年間の「基礎鍛錬」をただ1人突破し6年後、「力」と「天空の眼」を会得最後の試練実力示して正規兵の座を勝ち取るためにジャダンバと立ち会いをするが用済みになった彼を殺害頭領直属兵へと昇進した。同じA級闘士であった劉とは特に親しい友だった。 使用武術モンゴル相撲。「天空の眼」で見極め「力」で倒すのが基本戦術。組技専門格闘士特有の粘りつくような筋力」と独特の「響く打撃」が持ち味。王馬も舞台上がった姿を見ただけでかなり強いと判断し、力で勝てるのは拳願会側の代表者の中ならユリウス若槻庵の3人だけとされる打たれ強さも並ではなくボディ膝蹴りラッシュ受けてビクともしない動き機械のように正確無比で、一切の無駄も隙もない。 対抗戦では第5試合出場し龍鬼と戦うために自ら「蟲」であることを明かす自分殺さず勝負つけようとして動き直線的になった龍鬼圧倒し、鵡角の教え反して「蟲」殺害思い留まる彼の矛盾指摘する龍鬼が本気を出せないのは「環境」のせいだと考え、「原因」である山下や光我を始末しようと考えるが、それが龍鬼逆鱗触れ天空の目」の予測超える猛攻を受ける。ルール無視してどちらかが死ぬまで戦おうとし、自分倒されるようなら「オメガ」ではないと、マウント取って首を絞めて殺そうとするが、追い詰められ龍鬼反撃頸動脈打ち抜かれ致命傷負い、さらに任務仕上げとして「力」で龍鬼の手深く押し込み自分自身止めを刺す。「未来繋がった」と龍鬼祝福して「繋がる者」として自分達を導くよう頼み試合場上がってきた劉にニコラ気をつけるよう忠告した後、出血多量により絶命した。使用武術・モンゴル相撲 ナイダン使用するのは内モンゴル自治区主な流派で、着用する民族衣装もそれに準拠している。腰から下への攻撃禁止しているレスリンググレコローマンスタイルルールが近いため、構えの腰の位置が高いのも特徴主な技 力(フチ自分の方から力をかけて相手バランス崩し力を分散させる技。王馬の「操流ノ型」やムドー「風」のように力をずらして威力を流すのではない、言うならば「剛の操流」。組み極意である「不動」と同義であり、組みついた相手抵抗封じたまま投げ移行する。鎖で腕に繋いだ馬4頭を倒すことなく綱引き続け修行経て完成し完璧なタイミングわかれば鎖の繋がった腕を翻すだけで馬を軽々転倒させれる使いこなすには「天空の眼」を開かなければならない天空の眼てんくうのめ) 「俯瞰視点」を自由自在に発動する技。超一流アスリートだけが到達できるという、所謂ゾーン入った」状態を指す。「力」の使用には不可欠相手自分より速くても完璧に動き見切り背後からの攻撃に対して反撃することが可能となるが、あくまで経験則から相手動き予測しているに過ぎないので、予測上回る動きをされると捉えられない。 呂 天(ルゥー ティエン煉獄A級闘士通称三鬼拳「百足」』。 香港出身で、地元では知らぬ者がいないほどの拳法家三鬼随一実力者と言われており、傲岸不遜庵が強さ認めるほどで、挑発放たれ彼の拳を軽々止めている。 その正体桐生鍛えたもう1人の十鬼蛇二虎」による「蠱毒房」を生き抜いて正式な弟子となった「蟲」の上戦闘員であり、タトゥーは舌に入れている。ナイダン同様「なりすましではなく本人のままで煉獄闘士として溶け込んでいた。 二虎流切り捨て全てのリソースを「無形」に費やした第二世代」。表向き流派は五王拳だが、真の戦闘スタイルは二虎から受け継いだ無形」であり、「無形」と「武」のどちらも不完全だった加納対し、「無形」の技術のみを極めている。さらに、二虎流が「手詰まり」だと考えた二虎の意向で、エドワードから呉氏の「鬼魂」を伝授されている。 かなり初期段階煉獄代表として対抗戦への出場内定していた。対抗戦本番では第6試合出場し蠱毒房に入る時に付けられ腕輪見せることで加納挑発して舞台立たせる序盤は五王拳を使うが加納の「無形」で攻撃潰され、「他人の技」を使っていることを見抜かれたため、自らも「無形」を解禁。5分間攻防の末に加納上回り、「武」をも解放した彼を投げ飛ばしストンピング連打追い詰めたかに見えたが、「獣心」を克服し「武」と「無形」の完全な融合成功した彼に圧倒される切り札の「鬼魂」を使用しユリウス並みパワースピード発揮したものの、龍弾で顎を打ち抜かれダウン敗北した使用武術 五王拳(ごおうけん表向き戦闘スタイルである一撃必殺殺人拳。強烈無比一撃放つには「溜め」がいるので、急戦攻め立てる相手とは相性が悪い。 無形 本来の戦闘スタイル正式な虎の弟子として学んでいる為、「技の深度」において蠱毒から途中で出奔した加納上回っている。 主な技 鬼魂(グイフン) エドワードから伝授され呉氏禁術で、呉一族の「外し」と同じ技。品種改良されていない者は負担に耐えられないはずだが、「一つ」の可能性掴み深刻な肉体損傷度外視することで使用可能になる解放率は96%。 アラン・呉(アラン・ウー) 出光外部から招いた対抗戦メンバー。第7試合出場詳細は「#征西派」を参照 嵐山 十郎太あらしやま じゅうろうた) 対抗戦メンバーのひとり。『柔王』の異名持ちドネア比肩する実力と言われていることから「双王」の一角称される16歳時に柔道日本選手権100kg超級初優勝し、18歳3連覇成し遂げるも、強くなり過ぎて高み目指す意義を見失い如何なる大会にも出場しなくなる。しかし、「絶望」の最中にいた19歳の頃、ニュースで見た当時12歳目黒正樹自分を脅かす宿敵になると直感、それからは目黒と戦うことを目標とすることで活力取り戻す。目黒王座で待つことを決意して20年前、弱冠20歳柔道世界選手権100キロ超級制した。同じ年、目黒連続殺人犯となったと知ると、失踪した彼を追うように表舞台のみならず裏からも完全に姿を消し以降15年間は世俗捨てて修練没頭し山中籠りひたすらに自己追求15年目からは対人稽古解禁し煉獄参戦し闘士達との実戦重ねて己の柔を極限まで研ぎ澄ましてきた。そして2年前に目黒の死を知るが、試合速水見せる武才から「速水正樹2年前に死んだはずの目黒正樹そのものである」と確信を抱く。 戦闘スタイル柔道なんでもありの場で柔道一本貫いており、一切打撃技使わないのが弱点であるが、愚直なまでに我を貫き柔道のみに全て注いだ経験こそが最大強みでもある。加納でも見たとがないほどの投げ使い手で、表舞台去ってから20年渡って投げ技追求し、その弱点克服した技「振り」を生み出している。重心操り方が人間離れしており、二虎流で言う操流の技術に関しては王馬の遥か上を行っている。また、体格がほぼ同じ相手足払いだけで吹っ飛ばすことができる。活動期間短さ故、知名度高くないが、20年当時実力でも現世界王者テディ勝て保証がないと言い黒木と「同類」の猛者であり、現役時代より更なる高み到達している。ただ、煉獄で戦うには強くなり過ぎていて、不殺に加えてダウン制により投げ技からの追撃禁じられる煉獄ルールとは相性良くないが、如何なる条件であろうと勝つことこそが真の勝者の証だという考えから、自分強さルール左右されている時点未熟だ感じている。 対抗戦では第8試合出場し速水と戦う。受け身とれないほどの速度リング投げ飛ばし続けて圧倒したものの、殺人反則負けとなる煉獄ルールでは異様にタフな速水天敵と言えるほどに「相性」が悪く殺さずに勝つための決め手欠き攻めあぐねたところに肘打ちで右鎖骨砕かれる一転して不利になってもなお柔道拘り続けたが、流石に左腕一本では速水投げることはできず、逆に一本背負い投げ飛ばされ追撃顔面鉄槌連打受けてノックアウトされる使用武術柔道 主な技 振り(ふり) 嵐山20年かけて完成させた新たな「投」。理屈二虎流の操流ノ型と同じで、衣服を二指で挟むだけ、指先をかけるだけ、極めつけ皮膚の摩擦だけで、相手を掴まず(組まず)無造作に刀を振るように投げる。投げ技弱点である組み掴み)と投げの間に生じ時間差存在せず、「予備動作」がないので“拳眼”程の動体視力でも見切れないほどに技が速い。そのため、先に組み付かれたとしても相手投げ動作に移る前に投げ飛ばすことが可能で、あまりの速度柔道大天であっても受け身を取ることが難しい。あらゆる戦闘技術模倣できる加納を以てしても、再現不可能だという。ただ、技が強力過ぎる上に威力調整打撃よりも難しいので、使い続ければ相手殺しかねず、速水のように異様に打たれ強い相手を不殺で倒すには相性が悪い。 ニコラ・レ・バンナ 煉獄A級闘士通称パリ死神』。甘いマスクを持つことから、煉獄屈指の人気闘士でもある。 元はフランス軍人で、存在活動内容も最高機密で決し表沙汰ならない特殊部隊所属していた。聡明で、目立つことが好きな性格をしていて、格闘能力部隊随一武器扱い右に出る者はいなかった。しかし6年前、ある国の紛争地帯派遣された際、民間人大量虐殺、および仲間隊員全員殺害実行し、人の形をした遺体一つ残らないほどの残虐行為はたらいて軍上層部政府によって消される前に姿をくらまし裏社会隠れ蓑にするために来日、そして何故か潜伏するには目立ちすぎる裏格闘技界に身を置いた戦争犯罪認める事になるのでフランス政府日本政府への引き渡し要求ができず、始末するために送り込まれる暗殺者返り討ちにしている模様戦闘スタイルフェンシングベース創作武術「殺破手」。両手広げた長さ191センチメートルと、リーチ身長よりも10センチメートル近く長いので、フェンシングとの相性良い。さらに、最高反射速度人間限界超越し阿古谷にも迫る0.078秒で、本気で先手取り行けば防げる者はほぼ皆無と言っていい。戦績数字だけを見ると参加メンバーの中で赫の次に弱く過去にはB級に降格したこともあるほどで、対抗戦不参加A級闘士中にもより優れた者が存在するのだが、殺す為にしか本気を出せないせい試合でのムラ激しいだけで、ハマった時は強く瞬発力ならA級上位陣に匹敵するという。 同じ煉獄側の闘士であっても本来は敵同士という考えから仲間意識はほとんどなく、チームもあくまで対抗戦限定というスタンスで、ナイダンのことも、嫌いではなかったが死んだ以上はもう関係ない発言するなど、人間関係に対して非常にドライ。 ネルネール邸を訪れていた串田記憶から、偶然に従軍前に撮影した写真現在の顔が違うことが発覚、裏格闘家ニコラはギロームの弟とよく似た別人であることが判明する髪型服装によって雰囲気似ているとはいえ直接面識がない者でも見分けがつく程度でしかなく、「蟲」の「成りすまし」ほどの精度はない。 現在ニコラ名乗っているのは、彼と同じ部隊にいた親友ジャン・リュックという男。ニコラ以外の他の隊員同様に身寄りがなく、配属され時点個人情報削除されている。軍でのキャリア捨てて敢えて苦難の道選び、自ら地獄行き志願したニコラのことを真の勇者自分世界主人公として崇拝していた。だが、ニコラ大量虐殺行った日、戦いの末に主人公であったはずのニコラ殺してしまい、自分世界中心であったニコラが死ぬわけがないという思いから、「死んだニコラジャンであり、生き残った自分こそがニコラである」と考え以降ニコラとして生きるうになる。 かなり初期段階から煉獄代表として対抗戦出場内定していた。対抗戦では第9試合出場し阿古谷と戦う。自分より体格反応速度上の阿古谷と打ち合いになるも、「毒」の打撃によって戦闘主導権握り心肺機能や両手封じて優位に立った右肩食い千切られたことで本気を出して殺し合いになり、頭部執拗に攻撃されるが、喉や足を攻撃して相手動き封じながらレフェリー無視して猛攻仕掛ける。レフェリーコールでは試合止められず、このままでは殺し合いになるという判断から強制的に試合終了となり、リング上がったロロンによって引き剥がされ、それでも阿古谷を殺そうしたためロロン鳩尾殴られ戦闘不能になり、対抗戦終了まで身柄拘束される使用武術・殺破手(さはでぃ) 素手応用したフェンシングベースに、フランス格闘技サファーデ動きミックス、そして半年間の通信教育習得した空手要素組み込まれている、「ニコラフランス空手」とでも言うべき創作武術気品さえ漂う優雅なフォームダンスのようなポージング特徴主な技として、神経に圧をかけて一時的に麻痺させ、感覚消失させるというものがある。打撃受けた部位四肢なら部位消失錯覚、頬なら片目失明横隔膜なら呼吸困難引き起こし、肺や心臓の位置打たれると体格に関係なく身動き取れなくなる。持続時間おおよそ1040秒で大柄な相手ほど効き悪く消失タイミング自身でもコントロールできないが、通常の防御で防ぐことは難しい。 劉 東成リウ ドォンチャン) 煉獄闘士対抗戦出場選手28歳。『三鬼拳「大蛇」』の異名持ち煉獄闘士及び現在の三鬼拳では一番の古株で、煉獄には設立され間もない頃から参戦している。語尾に「〜ネ」「〜ヨ」と付ける。飄々とした性格で、勝てそうな試合出場しようという言動隠さないザック・ワイルドが好きで、おしゃべりな男と詩人が嫌い。父親台湾武術界の大物母方親戚中国武術界の大物ばかりであるなど良家生まれだが、政争道具にされたことに嫌気差して格闘技界に身を投じた。また金銭感覚は普通で、普段は安アパート住んでいる(金田隣人)。 陽氏鋼拳、洪家八卦掌など、5つ流派体得し台湾武術界の天才拳士。父親には幼少期からしごかれており8つ武術掛け持ちし、内5つ奥義まで到達している。一方で体格には恵まれておらず、感情起伏大きすぎて冷静さ欠きやすいという弱点はあるが、才能についてはロロン渡り合えるほど。基本的に一対一念頭に置いた拳法習得しており、個人戦闘では同郷同じく天才拳士と言われる二階堂にも勝るとされる三鬼同士対決では、飛とは1勝1敗、呂には1敗だが熱くなりすぎて場外反則負けという自爆、という戦績ナイダンに対しては強い仲間意識持っており、彼からも「良い人間」として見られ互いに友情感じていた。あくまでビジネスマンであるという考えから、彼が試合龍鬼互いに殺し合い発展しかねない程の猛攻繰り広げた際には必死静止していた。ナイダン殺した龍鬼強烈な殺意抱き、彼を殺そう襲いかかるが、双方参加者から制止される。対抗戦自体有耶無耶になればナイダンの死が無駄になるため一旦は矛を収めたものの、対抗戦後には龍鬼を殺すことを決意する。 そして第10試合出場して徳尾と戦う。体格タフネスで勝る二徳に押され、本気の発勁短時間に2発に打ち込むダウンさせることは叶わずカウンター打ち込んまれて逆にダウンさせられてしまうが、徐々に調子を取り戻し手数多さで二徳を押し始める。その後驚異的な打たれ強さを持つ二徳をダウンさせることができず、腕ひしぎ十字固め右腕折られそうになるも、自ら腕を折ることで発勁打ち込み技を外した。それでも決め手はならずロシアンフック打ち込まれる受け流し逆に背面蹴りを喰らわせ、二徳を場外押し出すことで勝利する決着後、二徳は再戦希望するも、「さよならけが人生だ」と拒否し固い握手交わした使用武術・陽氏鋼拳、洪家八卦掌、他 主な技 震脚しんきゃく中国拳法諸派に伝わる地面踏みつける動作。一踏み大気振動させ踏みつけ箇所陥没するなど達人クラス達している。 発勁はっけい至近距離から叩き込む中国拳法特有の打撃化勁(かけい) 相手攻撃力吸収し攻撃受け流す馬歩(マーブー) 中国武術下半身鍛錬法とされる椿一種。劉はタックルでも容易に崩せないほどの安定感発揮する貼山靠(ティエシャンカイ) 中国武術での体当たり一種。 赫(てらし) 対抗戦メンバーのひとり。通称音無悪夢」。 仮面で顔を隠した正体不明闘士で、飛によれば中国では有名な殺し屋同名とのこと無機質な風貌反して饒舌で、お笑い好きという一面もある。 元は煉獄吸収され国内第三位規模の裏格闘技団体毘沙門」からの移籍組で、毘沙門では殆ど試合をしておらず、煉獄でもB級1試合しかしていないなど試合実績が殆どなく、勝率的にはメンバー最弱だが、B級での試合見た豊田が代表に抜擢した。 英によって脳の改造整形手術受けており、寒さ体温下がった際に身震いで熱を発生させ、体温保とうとする生理現象シバリング」を常人15倍に上る毎分3000回にまで増幅させている。これにより掌に触れただけで相手身体破壊することができる。 第11試合大久保と戦う。 飛 王芳フェイ ワンファン) 煉獄闘士。『三鬼拳「蝦蟇」』の異名を持つ。対抗戦出場選手四川省出身の壬氏太極拳使い2年前に煉獄参加し当時三鬼拳だった闘士倒してその座を奪う。 自身はあくまでスポーツマンであると考えているので、リング禍リスク覚悟しているものの、殺し合い割り合わない公言している。使用武術・壬氏太極拳 ロロン・ドネア 対抗戦メンバーのひとり。対抗戦前年行われた最強闘士決定戦」の覇者で、『キング』の異名を持つ「双王」の一角拳願会基準でも最強クラス見られ身のこなしが別次元で、王馬から「人の形をした怪物」と評されるほど別格強さを持つ。 レフェリー判断で第9試合没収試合になると、戦いやめない阿古谷とニコラ止めリング上がり乱闘となって消耗していたとはいえ2人同時に一蹴するほどの強さ見せた。 キム・チャンギ 煉獄A級闘士。A級になりたてだが、対抗戦リザーバーとして控えている。

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