スタンス
「スタンス」とは・「スタンス」の意味
「スタンス」とは、英語「stance」に由来し「立場」「姿勢」「態度」などを表す言葉である。スポーツや日常生活でも用いられる表現だが、ビジネスシーンで使用されるケースも多い。姿や形式を表す「スタイル」と意味が似ているが、「スタンス」はある物事に対してのより内的な姿勢を表している。「スタンス」の熟語・言い回し
自分のスタンスとは
自分独自の考え方や、物事に対する姿勢・取り組み方を「自分のスタンス」と表現する場合がある。「自分のスタンスを確立している」といったように、周囲に流されないあり方を評して使われることがある。
スタンスの違いとは
立場や考え方の違いを「スタンスの違い」として表現することがある。例えば情熱をもって仕事に取り組む人もいれば、感情を介さずドライな考え方で取り組む人もいるが、そういった両者の違いを仕事に対する「スタンスの違い」と呼ぶ。「お互いのスタンスの違いを尊重する」というように使われる。
スタンスを崩さないとは
一つのスタンスが固定され、変化しないことを「スタンスを崩さない」と表現する。物事に対する固定の立場や見解を変えずに、同じ姿勢で挑む様子を表している。
スタンスを持つとは
ゲーム作品において、キャラクターの属性や戦い方・技術などについて「スタンス」と呼ぶことがある。「キャラクターAは2つのスタンスを持つ」のように使われる。
ビジネススタンスとは
仕事との向き合い方や役割意識を「ビジネススタンス」と呼ぶことがある。「ビジネススタンスを向上させる」「高いビジネススタンスを持つ」「ビジネススタンスが確立していない」といったように使われる。
スタンスでいくとは
営業職において、クライアントに対する営業活動のスタンスについて「セールススタンスでいく」「コンサルタントスタンスでいく」というような使われ方をすることがある。
スタンスが違うとは
人や企業などにおける立場や姿勢が、他と比較したときに違っている場合「スタンスが違う」と表現することがある。根本的な考え方が相違しているケースもあれば、基本理念は同じでも取り組み方が違うといったケースも考えられる。
仕事のスタンスとは
仕事に対する姿勢ややる気などを「仕事のスタンス」と呼ぶことがある。仕事のスタンスには、仕事というものを本人がどうとらえているか、人生における仕事の位置づけなどが影響してくる。
受け身スタンスとは
就活や婚活、恋愛などにおける主体性のない行動を評して「受け身スタンス」と表現することがある。主にネガティブな意味で使われる言葉であり、「受け身スタンスはやめたほうがいい」のように用いられる。
営業スタンスとは
企業が営業活動を行うときの基本的な方針や姿勢のことを「営業スタンス」と呼ぶことがある。「余計な接待をしない」というような形で決められている場合もあれば、「売り込み型営業」「提案型営業」のように定義される場合もある。
基本スタンスとは
物事における基本的な構え方や方針を「基本スタンス」と呼ぶことがある。「投資の基本スタンス」のように使われる。
「スタンス」の使い方・例文
・後輩が友人との関係に悩んでいたので、なるべく中立的なスタンスを心がけながらアドバイスした。・彼は今回の提案について積極的なスタンスを取っている。
・このデータから、各国によるスタンスの違いが見て取れる。
・彼らは非難を浴びてもそのスタンスを崩さなかった。
・彼女は自分のスタンスを確立している。
・今後もこれまでのスタンスを変えることなく営業していく方針だ。
・社長のやり方に否定的なスタンスの社員が多いようだ。
・今でこそ緩和したが、当初はかなり批判的なスタンスを取っていた。
・ビジネススタンス向上のための研修を受けた。
スタンス
「スタンス」とは、立場や態度を示すことを意味する表現。
「スタンス」の基本的な意味
日本語における「スタンス」は、複数の意味を持つ言葉だ。基本的には(物事に対する)立場や態度を意味する。取り組み方・心構え・精神性といったものを表現する場合に用いられる。ただし、立場や態度に強い傾向があったとしても「スタンスが大きい」「スタンスが強い」といった使い方はしないので注意しなければならない。「スタンス」はスポーツなどにおける足の位置や構えなどを表す言葉でもある。例えば、野球やテニスなどで球を打つときのフォームや体の開き方を指して「スタンス」と呼ぶ。立場や態度を示す場合とは異なり、足の位置や構えといった意味合いでは「スタンスが大きい」「スタンスが広い」などと使うことがある。なお、スポーツでもロッククライミングの場合には「スタンス」の意味は変化する。ロッククライミングでは主に足場という意味で「スタンス」を使う。
「スタンス」の語源・由来
「スタンス」は英単語「stance」を由来とする言葉だ。英単語「stance」はスポーツにおける足の位置や姿勢を表す言葉だ。社会的な態度や姿勢を示す場合にも用いられる。「stance」の語源となっているのはラテン語の「stare(立つ)」だ。なお、「stare」を語源とする言葉に用いられる「sta」は立っている場所や様子を示すニュアンスを持たせる。「スタンス」とその元となる「stance」にも、そのニュアンスは引き継がれている。「スタンス」を含む熟語・言い回し
スタンスを取るとは
「スタンスを取る」は使われるシーンによって意味が変化する。ビジネスや社会的な発言が求められる場では、一般的に「意見の表明」と捉えられる。スポーツでは、適性位置に足の位置を置いたり、適切なフォーム、あるいは構えを取ることを指す。また、相手との距離感を適切に離すことを「スタンスを取る」と言い表すこともある。これは「ディスタンスを取る」が誤用されたものが始まりと考えられる。
スタンスを持つとは
「スタンスを持つ」とは、一定の意見や見解を持った態度を示すことを指す。意見や見解を持っていたとしても、その時々によって変化する場合は「スタンスを持つ」状態とは言えない。「スタンスを持つ」と言えるのは、あくまで首尾一貫した意見や見解のことである。
スタンスでいくとは
接客態度や営業方針などを指して「〇〇のスタンスで行く」と表現することがある。これは「〇〇」のような態度や考え方を持った行動方針であることを指す。例えば「このプレゼンはコンサルタントスタンスでいく」と言った場合、「相手の課題を指摘し、その改善案を提案していく形でプレゼンに挑む」といった意味合いになるだろう。「セールススタンスでいく」なら「強気でクロージングに持ち込む」となる。
「スタンス(ソックスブランド)」とは
「スタンス(ソックスブランド)」は、2010年にアメリカのカリフォルニア州に誕生した靴下メーカー「STANCE」のことである。個性的なデザインや独自のコンセプトによって急速にその市場を拡大した。「STANCE」は、バスケットボールなどのスポーツ用ソックスブランドとしても知られている。特に野球においてはMLB(Major League Baseball)公式のソックスに選ばれるほどの評価だ。「STANCE」の製品は、公式サイト・専門店舗・スポーツ用品店でも入手できる。また、衣類のインターネット販売を手がけるzozotown(ZOZOTOWN、ゾゾタウン)において購入可能だ。「スタンス」を含むその他の用語の解説
スタンスネーションとは
「スタンスネイション」とは、アメリカのシャコタンサイト「STANCENATION.COM(スタンスネーションドットコム)」のことである。「シャコタン」とは自動車改造の形式の一種で、主に車高を低くする足回り改造のことを指す。語源は車高短で、日本発祥とされている。「シャコタン」はアメリカに伝わったことで「STANCENATION.COM」を中心に世界的な盛り上がりを見せるようになる。その後、足回りを格好よく改造した車は「スタンス系」と呼ばれるようになった。「スタンス系」の文化は逆輸入され、日本国内でも広まった。
「スタンス」の使い方・例文
「態度」や「立場」としての意味での「スタンス」の使い方には次のようなものがある。・彼の部署内でのスタンスは褒められたものではない。
・意欲的なスタンスで仕事に取り組むのはよいが、人の意見に耳を貸さないのは問題だ。
・私たちは実力主義一辺倒には否定的なスタンスだ。
・君のスタンスはよくわかった。
スポーツにおけるスタンスの用例は以下のとおりである。
・野球におけるバッティングのスタンスは、ベースに対してフラットに取るのが基本だ。
・デトロイトスタイルは積極的に攻撃を仕掛けるのに向いているスタンスだ。
・テニスの基本ともいえる動作がスクエアスタンスだ。
スタンス【(フランス)Les Stances】
読み方:すたんす
スタンス【stance】
スタンス (Stance)
スタンス
スタンス stance
鬼キャン
(スタンス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/30 20:57 UTC 版)
鬼キャン(おにキャン)とは、自動車のキャンバー角を極端にマイナス(ネガティブキャンバー)にするカスタマイズ方法の俗称、あるいはそのカスタムを施した状態の俗称である。極端であることを鬼と表現し、鬼のようなネガティブキャンバーであることからこのように呼ばれる。英語圏でいう4輪に極端なネガティブキャンバーを施す「スタンス」と呼ばれるチューニングに相当する[1]。現在ではドレスアップ目的で行われることが多い。
- ^ “英国で独自の進化を遂げる改造車シーン!”. REDBULL. 2018年6月16日閲覧。
- ^ a b 道路運送車両の保安基準 - e-Gov法令検索
- ^ 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第3節 第178条 (PDF) - 国土交通省
- ^ 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第3節 第163条 (PDF) - 国土交通省
スタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 13:51 UTC 版)
「Assoluto Racing」の記事における「スタンス」の解説
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スタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/13 23:56 UTC 版)
「ガンメタル・ブレイズ」の記事における「スタンス」の解説
スタンスとは、戦闘での戦い方や技術をタイプ別にカテゴリー化したものであり、いわゆるキャラクタークラスに相当する。大きく4つのカテゴリーがあり、さらにその中に複数のスタンスがある。ブレイザーは、この中から2つのスタンスを持つ。各スタンスには、能力値修正やモーションエフェクト(一般的に言うスキル)などが含まれている。 持ったスタンスによって、スタンス固有のモーションエフェクトが取得できるようになり、そのスタンスのカテゴリーによって、カテゴリー共通の特技が取得できるようになる。また、同一のスタンスのみを取得している場合、「スペシャル」と呼ばれる特別なモーションエフェクトを取得できるようになる。(「スペシャル」のために同一でなければならないのはスタンスであり、カテゴリーが同一である意味はない) カテゴリーは以下の通り。 ソードマスター白兵武器での戦闘を中心としたスタンス群。 ガンスリンガー銃器での戦闘を中心としたスタンス群。 メイジ魔法での戦闘を中心としたスタンス群。 イレギュラー上記のカテゴリーに含まれないスタンス群。
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スタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/16 08:27 UTC 版)
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スタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 02:26 UTC 版)
「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」の記事における「スタンス」の解説
他のシリーズにおける属性に相当し、主人公の思想を示す概念であり、LAW(秩序)・NEUTRAL(中立)・CHAOS(混沌)の3種類が存在する。物語上で発生する選択肢によって変化する。
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スタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 07:14 UTC 版)
キャラクターの取る「構え」のこと。本作の特徴的なシステムの一つ。
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スタンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/17 15:05 UTC 版)
『明報』の論調は、中立的であると評され、『大公報』や『文匯報』など中国政府・共産党に近い左派紙に比べてリベラルであり、『蘋果日報』などと比べるとやや保守的とされる。1990年代中頃以降、中国に対する批判的な論調はあまり見られなくなったが、2017年12月26日の紙面では六四天安門事件を取り上げるなど一辺倒な姿勢ではない。 センセーショナルな大見出しを打つことは少なく、レイアウト・色彩といったデザイン面はおとなしい。アダルト記事はなく、中立的な用語を使う傾向が強い。香港の小中学校で購読されることが多い。最近は、市場競争の影響で大衆紙に近づいているという指摘もあるものの、今も厳格なイメージがある。香港市民からの信頼は比較的厚く、2010年の香港中文大学の調査によると、地元の中国語新聞としては信頼性の評価が最も高い(地元新聞全体のトップは英文のサウスチャイナ・モーニング・ポスト)。読者には知識層が多いとされる。
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「スタンス」の例文・使い方・用例・文例
- コンスタンス湖はドイツ,スイス,オーストリアの国境に接している
- 「楽観主義」、「好奇心」は、プランドハプンスタンス理論で謳われている重要な要素である。
- 長年私はとにかくお客様の話を聞く、という営業スタンスでやって参りました。
- あなたは今後もそのスタンスを継続してください。
- 私達のスタンスは変わりません。
- 和平会談で妥協しないスタンスをとった
- 最近の連邦の施行は人種差別的スタンスを追いやった
- しっかりしたと妥協することのないスタンスや地位
- フランスの将軍、政治家で、亡命中の自由フランスレジスタンスの指導者として第二次世界大戦中に非常に人気があった(1890年−1970年)
- 1ファラドの逆数に等しいエラスタンスの単位
- 野球などで,クロススタンスという,球を打つ時の足の構え
- サブスタンスAという,母体の羊水中に存在する細胞の増殖を促す物質
- オープンスタンスという,スポーツでの両足を開いた構え
- BB-8と呼ばれる円形のドロイドは,主人でレジスタンスのパイロットであるポー・ダメロン(オスカー・アイザック)に忠実だ。
- 10代の日本人女性3人から成るグループ「ベビーメタル」による音楽アルバム「メタルレジスタンス」が,4月23日付の米ビルボード総合アルバムチャートで初登場39位となった。
- 彼女たちの最新アルバム「メタルレジスタンス」は4月1日に発売された。
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