その他の仲間妖怪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:29 UTC 版)
「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「その他の仲間妖怪」の解説
ここでは普段は鬼太郎たちの身近にいないが、仲間として鬼太郎たちと繋がりが有ったり、危機の時に駆けつけて協力してくれる仲間の妖怪を挙げる(厳密には妖精や仙人や精霊の類などもいるが、便宜上仲間妖怪として、ここに分類する) 鬼太郎の母親 声 - 坪井章子(第3作・地獄編)、鈴木れい子(墓場鬼太郎) 目玉おやじ(鬼太郎の父親)の妻で鬼太郎を身ごもった状態で病死、その埋葬された遺体から鬼太郎は生まれ出た。 鬼太郎誕生当時を描いた作品では母の名は出てこないが、原作「地獄篇」最終回「最後の出会い」や実写映画「千年呪い歌」では岩子(いわこ)という名が明かされている。幽霊族の女性だが、「地獄篇」では元はお岩さんの親類で妖怪に近い人間の女性だったとも自身が語っている。詳細は「墓場鬼太郎の登場人物」・「鬼太郎#種族と家族」を参照。 蒼坊主(あおぼうず) 声 - 古川登志夫 アニメ第5作に登場する青い衣を着た行脚僧姿の青年妖怪。眉毛や頭髪も青く、右手に六尺棒という武器を持っている。額には一本角と第三の目(通常は閉じている)があるが、普段は笠で隠している。鬼太郎の兄貴分でもあり、かつて妖力を制御できずに暴走させてしまった幼い頃の鬼太郎を鎮め、自身の力の恐ろしさに怯える鬼太郎に対し「目玉だけになってしまった親父さんの代わりに、何度でも身体を張って止めてやる」と慰め、それ以来鬼太郎からは「蒼兄さん」と呼ばれ深く信頼されており、ふだん中々逢えないこともあってか、久々に横丁に訪れた際には普段は落ち着いた性格の鬼太郎が待ちきれずに駆けつけ、彼が去る時には思わず寂しそうな表情を浮かべるほどであり、蒼坊主自身も鬼太郎を実の弟のように可愛がっている。重傷を負ってもお互いの危機が訪れたらつい無茶をしてしまうなど似た者同士でもある。横丁メンバーからの信頼も厚く、猫娘のことを「猫ちゃん」、目玉親父のことを「親父さん」、ねずみ男は「ねずみ」と呼んでいる。呼ばれ方は猫娘からは「蒼さん」、目玉おやじからは「蒼」、砂かけ婆、子泣き爺からは「蒼坊」、呼子からは「蒼坊主おじさん」、ねずみ男ら他の妖怪からは「蒼ちゃん」と呼ばれている。別れが苦手なタチでいつも黙ってこっそり旅に出ようとする。 人間の行脚僧として振舞いながら生活しているが、実は悪妖怪の封印を巡視する役目を持ち、日本各地を旅しており、鬼太郎の師匠ポジションでもあるため戦闘力はかなり高い。しかし、酷い方向音痴でもあるため目的地と反対側に行ってしまうこともしばしばあり、そもそも東西南北が分からないらしく地図を読んでも目的地にたどりつけない。緊急時には呼ばれれば場所がわかる呼子が迎え役となるが、迎えに行けない場所に迷い込んでいることも多く、そのたびに涙ぐんでは助けを求めている。 額にある第三の目を開くと幻惑の術を使うことができ、その能力を使ってぬらりひょんやバックベアードの陰謀を阻止している。 伝承上の青坊主をモデル・モチーフとしてはいるが、容姿や役目・能力などほとんどアニメオリジナルの設定である[要出典]。 座敷童子(ざしきわらし) 声 - 加藤みどり(第1作)、山本圭子(第3作)、柏倉つとむ(第4作)、広橋涼(第5作・第6作) 東北地方に住む子供の妖怪。大人には見えないが子供や妖怪には見え、住み着いた家を栄えさせる。見た目とは裏腹に強い妖力をもつ。初登場は「笠地蔵」。四角い坊主頭に常に眠そうな目をした男児の姿をしているが、第5作では髪の毛を生やし人間の子供とさほど変わらない容姿で登場した。 アニメでは第1作第60話初登場。冬越しに入った家の老夫婦の貧しくも情け深い様子を見て、鬼太郎達に相談して贈り物をした。第3作では第12話で登場し、その後も呼子と共に時々準レギュラー的に登場する。第4作では第55話にゲストとして登場し、「福を齎す」よりも「家を守る」面が強い。 第5作では第7話初登場。本作では少女の姿の座敷童子も登場して、共に準レギュラーとなる(なお、男児での座敷童子が登場したのは第85話)。第85話ではねずみ男に目をつけられて男女共々妖怪城に取り込まれてしまう。その後、ぬらりひょんに止めを刺されて妖怪城に食べられた鬼太郎を助けに来たミウによって鬼太郎が復活して妖怪城から脱出する際、2人とも岩手県代表で妖怪四十七士に覚醒した。 第6作では87話登場。見返りを全く求めずに福を齎し、「人の喜ぶ顔を見るのが好き」という共通点で偶然出会った石橋綾と意気投合し、石橋家に住み着いて店を大繁盛させた。しかし、金に目が眩んだ綾の両親に利用され幸せを呼ぶ妖力を使い過ぎて衰弱し、ついには唆されて暴走しかける(作中では、家の中の物を浮遊させてぶつける妖力を使用)が、貧乏神と綾に止められ鎮静し、綾と改心した両親に見送られて石橋家から去って行った。 すねこすり 声 - 矢田耕司(第2作)、内山夕実(第6作) 犬か猫を丸っこくしたような、夜道で人のすねに擦り寄る妖怪。伝承では、歩きにくくなること以外に害は無い。 アニメでは第2作14話初登場。犬妖怪の扱いで、仲間である犬達が自動車にひき殺されるのを怒り、人食い藻クズで作った怪自動車に人間を乗せて車を持たないよう脅す(原作は鬼太郎の登場しない短編「妖怪自動車」。怪自動車のみで、すねこすりも登場しない)。 第3作の劇場版『激突!!異次元妖怪の大反乱』では怪気象の妖怪で、妖怪皇帝や朧車の部屋のドア係。 第5作では第63話で柄が面白そうという理由で虎男に襲われて反物にされる。劇場版では妖怪四十七士の岡山県代表になる。 第6作では第6話に初登場。普段は愛らしい三毛猫のようだが、戦闘時は巨大な狼のような姿になる。人間並の知性を持ち言葉も話せる。人懐こい性格で悪意はないが、擦り寄った人間の気力を吸収する性質がある。住処の集落は昔は宿場として栄え、多人数から少しずつ吸っていたので人間たちも異変を感じない程度で害は全く無かった。だが集落が寂れて、一人に長期間に渡って擦り寄るようになり、そうなると吸われた人間は少しずつ衰弱し、そのまま吸われ続けると最後にはミイラのように干からびて死んでしまう。だが、すねこすり自身はその性質に気付かず、自身が妖怪であることもほとんど無自覚なままで長い歳月を生きてきた。集落で独り暮らしの老女・マサエ(声 - 斉藤貴美子)に拾われ、シロと名付けられて可愛がられるが、先述の性質から彼女を衰弱させてしまう。マサエの息子・翔(しょう、声 - 金本涼輔)が村に帰ってきた際にマサエと喧嘩になったことから敵視し、彼の帰り際に正体を現して威嚇したため、妖怪だと気付いた翔がポストで知らせたことで鬼太郎と対峙。鬼太郎から自分が人の気力を吸う妖怪だと聞かされ最初は信じなかったが、その後で衰弱したマサエに近づいたところ、彼女がさらに苦しみだしたことで、ついに別れることを決心する。人里を離れて山中に入って行ったが、それを追ったマサエが熊に襲われたため、妖怪の正体を現して撃退。その姿を見ても自分をシロと認めて寄り添うマサエの前で葛藤するが、マサエを追ってきた翔が母親を庇う姿を見て、やはり去ることを決め、悪い妖怪を装ってマサエに襲いかかり、翔にやられたふりをして逃げるように山奥へ消えて行った。ただしマサエも真意には気付いており、別れた後も「シロ、ありがとう」と涙を浮かべていた。その後、鬼太郎に誘われゲゲゲの森に移住する。 「妖怪千物語」ではゲゲゲの森に同族個体が何体か住んでいる。猫妖怪の扱いで、人語は話せないが猫娘と会話可能。 井戸仙人(いどせんにん) 声 - 北川米彦(第2作)、青野武(第3作)、八奈見乗児(第4作)、矢田耕司(第5作)/ 演 - 笹野高史 井戸の底に漂うメタンガスを吸って幾千年を生きる仙人。元は人間だったがガスの毒気の影響もあり、永い年月を経て個性的でグロテスクな顔つきになってしまっている。中国出身でユーラシア大陸方面の妖怪や術に詳しく、また妖怪医術や薬学にも長けているため、仙人であると同時に妖怪仲間として認識されている。初登場は原作『妖怪反物』。反物にされた鬼太郎を元に戻し、万能ガラス玉を使ってチーの正体を見破った。アニメでは第2作で初登場。 第3作以降は『妖怪反物』を原作としたエピソード以外でも準レギュラーとして鬼太郎たちに協力している。妖怪だけでなく妖精についても詳しい描写がなされている。第3作ではネコ娘のことが好きになり、会う度に「可愛い子ネコちゃん」と言いながら抱きつくのでネコ娘に迷惑がられる。第4作では劇場版『大海獣』に初登場、目玉おやじに大海獣に変身した鬼太郎を戻す方法を教えた。ただし、物忘れが激しく、肝心な所を思い出せない傾向で呆れられるシーンも多い。第5作では妖怪横丁から離れた山中にある井戸に住んでいるが、井戸から外に出るのが大嫌いで自己中心的かつ偏屈な性格であり、やたらと口が悪く、目玉おやじとは古い付き合いだが顔を合わせれば互いに悪口を言い合ってしまう。しかし、目玉おやじに要請されれば井戸仙人は文句を言いながらも助けに現れ、目玉おやじも井戸仙人の妖怪医学の知識と薬作りの腕には一目を置き、実際はお互い気遣っている面が多く、鬼太郎は「ケンカ友達」と評している。また、本作では雲に乗って空を飛ぶ術を使用している。 提灯お化け(ちょうちんおばけ) 上下半々に破れかけた提灯で、上半分に眼が付き破れ目が口になった姿の妖怪。傘化けと並ぶ器物妖怪の代表格だが、本作では出番が少ない。 「地獄マラソン」(アニメ化第3作84話)で仮死状態で地獄の入口に来た女子マラソンランナー・花子に地獄マラソンの説明を行い、アニメではスターターも務める。 アニメでは第2作OPに登場。墓場の提灯が姿を変え中からカラスが飛び出す。第4作では87話で倉ぼっこの迷い家を荒らした人間の前に巨大な姿で現れ脅かす。第6作ではゲゲゲの森の住民で複数登場。 物の怪(もののけ) 声 - 塩屋浩三(墓場) 月刊ガロ掲載「鬼太郎夜話」に登場。 科学の発達により、人間を脅かすことができなくなり貧乏生活をしている、小男の姿をした物の怪。聖徳太子が活躍した飛鳥時代から生きており、藤原鎌足が活動していたころは、神として祀られたこともあるとのこと。 ねずみ男が吸血木を植えるために買い取ったボロ家に住んでいて、彼と共に吸血木を育てて、せこい金儲けに奔走する。借金取りに雇われた鬼太郎が取り立てに来るが、水神の居場所に案内することで見逃してもらう。 吸血木から再生した三島由紀夫を鬼太郎と共に助け、お礼として三島の家で鬼太郎と一緒にランチをご馳走になった後、再びもとのボロ家に帰り、悠々自適の生活を送る。 初出は貸本版『墓場鬼太郎』シリーズの「鬼太郎夜話」編第2巻「地獄の散歩道」と第3巻「水神様が町へやってきた」(アニメ版第3、6話)。 小豆洗いや、あまめはぎとも外見が似ている。 案内人 声 - 茶風林(墓場) 両腕の他に腰と背中から計3本の腕が生え、頭の代わりに2本の脚が生えた奇妙な男。「案内人」は通称で、正式名称は不明。 月刊『ガロ』掲載『鬼太郎夜話』に登場。鬼太郎の夢じらせの中に現われ、ねずみ男と人狼を出口まで案内し、鬼太郎の言うことを聞くように2人に約束させた。 1980年代の『最新版ゲゲゲの鬼太郎』では、同様の姿の妖怪が霊界テレビのニュースレポーターとして登場。 アニメ第4作エンディングテーマの映像でも、鬼太郎ファミリーや他の妖怪たちと共に夜の街を百鬼夜行的に行進している姿が描かれている。 初出は貸本版『墓場鬼太郎 怪奇一番勝負』(アニメ版8話)で、こちらでも鬼太郎の夢じらせの中に現われ、この時は人間の金田と村田を出口まで案内し、鬼太郎の言うことを聞くように2人に約束させていた。 酒小僧(さけこぞう) / 袖引小僧(そでひきこぞう) 月刊『ガロ』掲載『鬼太郎夜話』に登場。深大寺のすき焼きパーティーに参加し、パーティー途中でうわばみ酒を持って現れた。 貸本版『墓場鬼太郎』シリーズの『鬼太郎夜話』編第2巻『地獄の散歩道』では、袖引小僧として登場。 天火(てんか / てんぴ) 顔が不明瞭で長い尾を引く火の玉。原作では貸本「地獄の散歩道」に名前のみ登場。アニメでは第3作第35話初登場で炎の妖怪五人衆の一員。 丸毛(まるげ) 声 - 八奈見乗児(第1作)、野田圭一(第2作第2話)、はせさん治(第2作第43話)、塩屋翼(第3作)、沼田祐介(第4作・第5作) 毬藻のような体の小妖怪。初登場は『げた合戦』。逆柱に子供たちを人質に取られ、貯金箱に化けて金を盗み集める奴隷にされていた。鬼太郎により解放されてからは仲間として活躍する。 第5作では第15話から登場。上記同様の事で妖怪横丁の家々から財布を盗むが、目玉おやじに追い詰められて事情を話し助けを求める。一方逆柱は鬼太郎によって本来の向きに戻されて改心した。その後、縁側の下にいた子供たちも解放してもらった。 岩魚坊主(いわなぼうず) 声 - 広中雅志(第3作)、佐藤正治(第4作)、辻親八(第5作)、中村光樹(第6作) 年経たイワナが化けた僧形の妖怪で、死者の霊を導いたり悪霊を封じたりする法力を持つ。原作には未登場。 アニメでは第3作第53話初登場。鬼太郎が押さえたモウリョウを経を唱えて石に封じ込めた。 第4作では第59話初登場。オバリヨンと親しかった少女の死期を知り、その魂の昇天を一日遅らせて姉と会わせた。第103話では旧鼠を生み出す元になった廃寺の不浄霊を浄化する。 第5作では第92話初登場。物や妖怪を岩に変える力を持つ。イワナが好物。浪小僧に弟子入りを志願されて当初は断ったものの、目玉親父の勧めもあり入門させる。気が短いところがあるため、大らかな性格の浪小僧との相性が心配されており、一度は誤解から浪小僧を破門させるものの、訳も聞かずに怒ったことを反省し、猛霊八惨と浪小僧の対決に加勢、強い絆で結ばれた師弟は共に四十七士に覚醒した(岩魚坊主は岐阜県、浪小僧は静岡県代表)。 第6作では多数の同族が登場する。ガマ坊主(ガマぼうず) カエルのような姿をした妖怪。岩戸の番人を務める。手に持った杖で妖力を操り、電撃で相手を液体のように溶かしてしまう。妖怪のエネルギーを蓄え、千年も生き続ける。水晶玉と一心同体している。岩魚坊主とは親戚関係。「岩戸のガマ坊主」に登場(@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}生前の水木のデザインとアイデアを元に作られた水木プロによる完全新作書き下ろしである[要出典])。 ミウ 声 - 浅野真澄 アニメ第5作に登場するアマミ一族姉弟の姉。西洋妖怪の侵略から自分たち姉弟を救った鬼太郎に想いを寄せ、彼を人生の師と仰ぐ。瀕死の母から体内に秘宝・『地獄の鍵』を託されたことで、ミイラ男バルモンドの執拗な拷問を受けた。その際、命がけの駆け引きで敵を牽制して島民を守り、自分も生き残るという困難な課題を見事に達成した。西洋妖怪への恐怖心や母親を殺された恨みなどといった個人的感情に流されず、自分の命と引き換えに島民を守ることで鬼太郎への愛を示そうとした一連の勇気ある行動は彼女を殺して地獄の鍵を回収しようとした地獄の高官・五官王の心をも動かした。ネコ娘やドラキュラ三世が見とれるほどの美人で、鬼太郎が好む女性のタイプを知っている猫娘からはライバル視される。子ども好きであり、子ども達の前では笑顔を絶やさない。ネコ娘とは第51話の東京見物で知り合い、入ったビルが災害に遭った際に皆を救うための互いの行動を讃え合った。母親を亡くした体験から他者の命を守ることには命を賭けている。妖怪としての能力は強力な治癒(鬼太郎のちゃんちゃんこなど物も瞬時に修復できるほど)とテレパシー、一族由来の水中能力であるが、攻撃用に爪を鋭く延ばすことが可能。陸の幽霊族と海のアマミ一族と称されるように幽霊族とは近い系統の種族であるため、また『地獄の鍵』の守護を地獄から任命されていたこともあり、穏やかな感情で封じてはいるが実は鬼太郎と互角レベルの戦闘力を持つ。鬼太郎の体内電気すら通用しない。使用する機会と武器としての使用が知識にも心にもなかったために『地獄究極奥義』を使用した事はない。カイ 声 - 下野紘 アマミ姉弟の弟。姉思いの優しい少年。姉共々第32話初登場。鬼太郎より背が高く、大人びていて高校生のような風貌をしている。作中で見られた泳法はドルフィンキック。 バケロー 声 - 田中秀幸 アニメ第5作に登場。元は妖怪百目の杖だったが、百目が鬼太郎に倒された時に壊れ魂だけとなった。その後色々な物に取り憑いて生き延びてきたが、携帯電話(フィーチャー・フォン)に取り憑いた時に人間の少年隆(声 - 置鮎龍太郎)に買われ、現在の体である携帯電話の型番「BAK600」をもじって「バケロー」と名付けられた。隆と一緒に過ごすうちに彼に情が移ったらしく、百目の魔手から守り、鬼太郎に百目をもう一度倒すように頼んだ。百目との戦いで壊れるが妖怪横丁で直してもらい、目玉おやじとも仲良くなって鬼太郎の仲間に加わった。ワンセグ(目玉おやじがテレビを見る場面もある)、GPS、ネット検索やメール、計算といった当時の携帯電話の機能を揃えている。また、霊界電波を送受信できるので地獄との通話や特殊空間のGPS探知も可能。 バンダイから関連商品「DX携帯妖怪 BAK600(バケロー)」が発売された。 古今東西妖怪大図鑑(ここんとうざいようかいだいずかん) アニメ第5作に登場。通称は古今(ココン)。意志を持った書物で、第17話より飛騨の天狗から蒼坊主を通して鬼太郎父子に贈られた。多くの妖怪についての情報が記されており、しかもその内容は風の便りを受けて自動追加されていく。また、その情報を元に特定の妖怪を封印する御札を作り出せる。表紙の丸窓部分が顔、また錠前に付いた綱を手足のように使って動ける。人語は話せないようで「ココーン」としか言わない。下心に敏感で、着いて早々ねずみ男のそれに反応して逃げ出し、目玉おやじがどうにか宥めて連れ戻した事がある。以降、鬼太郎の家でのペット的存在だが、時々近いサイズの妖怪達と遊びに行ったり放浪の旅に出たりして留守の時もある。 バケロー同様にバンダイから関連商品「DX妖怪大図鑑」が発売された。 川男(かわおとこ) 声 - 小西克幸・鈴木琢磨(第5作) 伝承では川沿いにいる大柄な人のような姿の妖怪。 アニメ第5作第42話初登場。二人組で一人は大きな鼻髭と顎髭を生やした中年姿でもう一人は顎に無精ひげを生やした青年姿でいずれも長髪で両手足に鰭のような物がある。常に飄々とした雰囲気で沼や川の近くに座り込んで話をしている。基本的に会話は青年の方が話して中年の方が答える形で始まる。自身達の目の前の川が干からびても「水のない川って川って言うのかな?」と相手に尋ねたり自身達の先祖の水妖怪の残した大事な水神石がなくなっても「気配を感じないからなくなっているかもね」と言うなどかなり無頓着な性格でねずみ男から「呑気な連中」と評されている。 二宮 金次郎(にのみや きんじろう)像 アニメ第6作第10話に登場。学校の七不思議として、まなが通う中学校校内や外を走ることがある。砂かけ婆たちとは連絡を取り合う仲で、「ニノ」と呼ばれている。 化け鯨(ばけくじら) 体長数百メートル超に及ぶ巨体を持つ、クジラの骨格を模した姿の妖怪(水木による妖怪画とアニメでは尾びれの形状が異なる)。 原作には未登場だが、水木しげるが化け鯨に関する話を執筆中に体調を崩したエピソードがある(化け鯨を参照)。 厳つい容姿だが、一見すると微笑んでいるようにも思える眼窩が特徴(初登場話の鬼太郎たちとの邂逅前では怒っているように見える場面もある)。多数のクジラの魂の集合体とも言われるが正体は謎。骨鯨とも呼ばれ、日本海に出現した時は多数の妖怪魚を引き連れていた。 アニメでは第4作第18話で初登場。「象の墓場」ならぬ「鯨の墓場」の守護神であり、強大な妖気と体躯に見合った怪力をもつ。尾の一撃は、西洋妖怪四天王の一角で巨体のブイイ(後述)を海中深くに沈めるほど。その反面、仲間を傷つけないように繊細な力と海水のコントロールが可能。第104話では、海水に弱い吸血樹を潮吹き等で殲滅したことも。また、伝承によればすり抜けて攻撃を受け付けないらしい。北陸から東京湾まで数時間で到達するほどの猛スピードで海面を泳ぐことや、凍らされた仲間を体内で溶かすこともできる。しかし、必要以上の攻撃はしないようで人間を無暗に襲ったりすることはなく、警告程度に済ますようである。鯨らしく知能が高く寛大なようで、嵐の中で命を落とした鯨の研究者の魂を(彼が鯨を愛していた事も全て見通した上で)引き取り、多数の鯨の霊と共に「クジラの墓場」で安住させていた。背中に乗せた者達が眠るのを邪魔しないように静かに泳ぐなど親切な妖怪でもある。クジラの霊の安息の聖地である周辺海域を汚した人間に対する警告と、鬼太郎および上記の鯨研究家の娘を呼ぶために暴れ、親子の再会を許したと共に、聖地を荒らすなというメッセージを鬼太郎たちに託した。その後は何度か鬼太郎の助っ人に現れて一行の絶体絶命のピンチを救ったりしている。 妖怪千物語では海の生き物や生態系を守る「海の守護妖怪」として紹介され、半魚人が操る大イカとの戦いで鬼太郎に協力した。 モノワスレ 演 - 谷啓 実写版に登場。目玉親父の旧友で、老人の姿をした自然と草花を愛でる妖怪。花(忘れ草)を媒体にして人間の記憶を消す能力を持つ。三浦実花・健太姉弟から鬼太郎の記憶を消し去った。 三つ木霊(みつこだま) 演 - 向井地美音(ハルカ)、佐々木麻緒(ヒビキ)、荒木博斗(ワタル) 実写版に登場。菊、椿、紅葉に古木から生まれた幼い三つ子の木霊。ハルカは長女、ヒビキは次女、ワタルは長男で末っ子。コケシに変身して連絡を取り合う役割をする。 アニエス 声 - 山村響 アニメ第6作に登場する魔女で、同作「西洋妖怪編」(第27話~第37話)におけるヒロインにして、同作全編では、ねこ娘、まなに次ぐ第3のヒロイン的な役割でもある。金髪のロングヘアと光彩の鮮やかな紫の瞳が特徴的な整った容姿で、外見年齢はまなと同年代の少女。元はバックベアード軍団の幹部で、軍団を統率する女将軍アデルの妹。様々な呪文を唱えて、多様な魔法を駆使する。特に「ダイナガ・ミ・トーチ」の呪文で手のひらから炎を放射する魔法は、攻撃用として使用頻度が高い。 初登場の第27話で西洋妖怪の秘宝・“アルカナの指輪”をバックベアード城から盗み出し離脱。マレーシアからの難民妖怪が持っていた宝石の一つに変身して日本に入り込み、ゲゲゲの森で変身が解けて鬼太郎達と出会う。直後に現れた狼男ヴォルフガングに連れ戻されそうになり、彼と鬼太郎ファミリーの戦闘が始まった隙に一旦は逃げ出すが、箒にしがみつきついてきたねずみ男からの「どこへ逃げれば安全なんだ」という質問から追っ手から逃れ続けることは不可能と考え直して舞い戻り、ヴォルフガングの弱点である銀の銃弾を鬼太郎に渡し、ヴォルフガングを退却させる。鬼太郎に自分を守って欲しいと頼み行動を共にすることになる。第29話で偶然出会ったまなから興味を持たれ、箒が起こしたアクシデントで服が汚れたこともあり犬山家で一泊し、交流を深める。その後は迷惑をかけまいと去った所をヴィクター・フランケンシュタインに見つかり、追って来て巻き込まれたまなを助けたことから、鬼太郎に爽快アパートの一室を紹介される。 当初は指輪のことで必死になるあまり周囲への配慮を欠く言動や行動もあったが、鬼太郎やまなの優しさに触れ、彼らと打ち解けるようになってからは本来の優しさや善性も見せるようになり、他者を気遣うことも多くなった。鯛焼きやケーキに舌鼓を打つスイーツ好きな一面もあり、鯛焼きはカスタード味が好みであったことが小豆洗いの怒りを爆発させる原因になってしまったが、後に餡子の美味しさも絶賛していた。優秀な姉と比べて自分のことを落ちこぼれと評しているが、実は高い潜在能力の持ち主であり、魔法を覚え始めたばかりの幼い頃にその魔力をバックベアードに着目され「ブリガドーンのコアになりうる存在」として選ばれていた。 第34話ではバックベアードの策略で多くの日本妖怪の知己が行方不明になり、その原因がアニエスにあると見なしたねずみ男 を含む多くの妖怪 から国外退去を命じられ、森を飛び出して孤立していた所をバックベアードに捕らわれる。駆けつけた鬼太郎がバックベアードの催眠術で洗脳されたねこ娘らとの同士討ちを強いられる様を見せられ、悲しみと絶望に呑まれかけるが、自身を含めた仲間達を救おうと強靭な意志力で立ち向かう鬼太郎の奮戦を見て戦意を取り戻し、彼との連携でバックベアードを撃破。しかしバックベアードは大したダメージを受けておらず、逆に魔力の成長を見抜かれる。その後鬼太郎に別れを告げてその場を去り、第35話でまなと初めて仲良くなった場所に座り込んでいたところをねこ娘の連絡を受けたまなと出会い、自分の家族とブリガドーン計画のことを話し、「みんなと出会わなければ、迷惑をかけずに済んだのに」と落ち込むが、まなから元気づけられる。まなの手にお礼のキスをして別れ、ゲゲゲの森で誤解した妖怪たちからの襲撃を受けるが、鬼太郎ファミリーに庇われながら鬼太郎の家に向かい、自分のこれまでの行いを謝罪し心から助けて欲しいと頼む。第36話では調布に出現したアルカナの指輪を鬼太郎ファミリーと探す中、指輪を手にしたまなをアデルたちから助けるために箒に乗せ離れようとするが、まなはアデルから指輪を奪われた挙句転落してしまう(ただし、まなは着ていた鬼太郎のチャンチャンコの霊力に守られて無事だった)。駆けつけた鬼太郎もベアードに捕らわれ、自分もブリガドーン計画を実行させるべくアデルによって捕らわれた。だが、アデルが彼女の身代わりとなってブリガドーンを開始し、アニエスを助けるためにバックベアードの命令に忠実に従っていたという真意を知る。アデルではコアになり得ずブリガドーンは未発動に終わり、バックベアードにいたぶられるアデルと鬼太郎を助けるためコアとしてブリガドーンを発動させられる事態となる。第37話でアデルと彼女の頼みを引き受けたまなの尽力により指輪を外されたことで、ブリガドーンは止まって妖怪化した人間も元に戻り、鬼太郎の活躍でバックベアードも敗北し、指輪も消滅して、アデルとも和解する。その後ゲゲゲの森に住むように提案されたが、バックベアードの支配下や魔女の軛から解放され自由になった分、アデルと共に世界を見て回る旅に出ることを決意した。初めてゲゲゲの森に入ってきたまなに感謝の言葉を示し、鬼太郎ファミリーやまなに見送られながらアデルと共にゲゲゲの森を後にした。 第57話でカミーラがバックベアード復活のために人間の生き血を集めていること、今来日して吸血事件を起こしている吸血鬼はラ・セーヌであろうことを、砂かけ婆の砂通信で鬼太郎に伝えた。また鬼太郎を封じた結界魔法を遠隔で解き、ラ・セーヌを欺く偽の結界も用意する。 第75話では鏡爺からまなの要請を伝えられアデルと共に救援に駆け付け、西洋の地獄を経由することで九尾の狐・玉藻前に気づかれずに地獄に潜入。地獄の霊的エネルギーの流入を食い止め、玉藻前を弱体化させ鬼太郎たちの勝利に貢献する。 第96話では閻魔大王からの事情説明を受け、ぬらりひょんによって暴走状態に陥ったバックベアードによる世界滅亡の危機を食い止めるべく、同様にぬらりひょんの策謀で消滅させられた鬼太郎を復活させるためにアデルと共に日本に駆け付け、爆撃からまなとねこ娘を助けた。続く最終話では目玉おやじの頼みで戦争を止めるために奔走し、鬼太郎が死んだと思い込み絶望していたねずみ男にアデルと共に鬼太郎は生きていることを伝え立ち直らせる(これが、ねずみ男が妖怪と人間の戦争を止めて和解させ鬼太郎を応援させる行動のきっかけの一助ともなる)。その後鬼太郎が復活して事態が解決するも代償にまなの記憶が無くなってしまったことをねこ娘と共に悲しみ、帰国後も鬼太郎たち同様に身を案じていたが、10年後に記憶が蘇ったまなと鬼太郎ファミリーとの不死見温泉への旅行に参加するなど交流を再開する(妖怪であるため、姉妹とも鬼太郎ファミリー同様に10年後も外見は変わっていない)。アニエスの箒(ほうき) アニエスが空を飛ぶために使う箒。魔法で命を与えられているらしく、自分の意思を持って行動する。直接言語を発したりはしないが、自分の意志を具体的な言葉でアニエスへテレパシー的に伝えることは可能で、柄の部分が胴体、穂先部分が頭に該当して感情の表現を見せる。基本的にアニエス以外の命令は聞かず、彼女曰く他人に噛み付くこともあるそうだが、まなのことは一目で気に入って懐いている。アニエスがまなを自分に関わらせまいと立ち去ろうとした際には、彼女を川に突き落として別れないように仕向けるなど、主人の意思に反する行動をとることもある。 アデル 声 - ゆかな アニメ第6作に登場。アニエスの姉で、ねこ娘以上の高い頭身に銀髪のストレートヘアと赤い瞳が特徴の整った容姿をした妙齢の魔女。第6作ではアニエス同様に「西洋妖怪編」(第27話~第37話)におけるキーパーソン兼同作全体の準レギュラーとして活躍する。戦闘時には右腕に赤い手甲を装着している。様々な魔法石を媒介に飛行魔法、隠蔽魔法、転移魔法、結界魔法といったアニエスよりも多彩かつ高度な魔法を扱い、妖力を強化された鬼太郎の攻撃を傷一つ負わずに受け切るなど相当な実力の持ち主。しかしアニエスや母と比べ本来の魔力は低く、その力は魔法石や彼女自身の一徹な努力によって高度なレベルまで補われたものである。初登場時はバックベアード軍団を率いる最高幹部の女将軍で、一族が代々仕えてきた誇りからバックベアードには絶対の忠誠を誓っていた。魔女の使命を全うしようとする行動には妥協が無く、時には他者を犠牲にするのも厭わない非情さも垣間見せた。一方で、妹や母に対する肉親としての情は深く、頑なにブリガドーン計画実行に向け突き進んだのも「妹に魔女としての本懐を遂げさせてやりたい」「母のような気高い魔女でありたい」という彼女なりの想いがあったためであり、後に、魔女としての使命と妹への想いで板挟みとなっていた複雑な心情も吐露している。 第28話で逃亡したアニエスを追い精鋭である西洋妖怪三人衆を引き連れ日本へ侵攻し、ゲゲゲの森の殲滅作戦を実行。アルカナの指輪消失後はヴィクター・フランケンシュタインにアルカナの指輪の出現の波動を探らせ続けており、第36話では西洋妖怪三人衆と共に調布に侵攻、争奪戦の末指輪を奪取する。アニエスを守るため自身が犠牲となってブリガドーンを開始するが、意図を見抜いていたバックベアードから見限られて痛めつけられ、指輪も奪われてしまう。まなに鬼太郎を回復させるための魔法石を託し、自身はブリガドーンのコアとなったアニエスのもとに赴き命を賭してブリガドーンを止めた(この時に手甲は一度砕けたが、75話以降の戦いでは再び着用している)。戦いが終わった時は完全に改心しており、アニエスや鬼太郎ファミリーとも和解、アニエスと共にバックベアード軍団侵攻の犠牲者たちの弔いも兼ねて世界中を巡る旅へ向かった。 第75話ではまなの要請に応じ鬼太郎たちに協力、地獄にてアニエスと共に玉藻前への霊的エネルギーの流入を止める活躍を見せた。 第96話では閻魔大王からの事情説明を受けてアニエスと共に日本に駆け付け、バックベアードの爆撃からまなとねこ娘を助けた。続く最終話ではアニエスと共に戦争を止めるために奔走し、まなの記憶が無くなってからはアニエスと同じく身を案じていたが、10年後に記憶が蘇ったまなとの不死見温泉への旅行に参加するなど交流を再開する。アデルとアニエスの母 声 - 小山茉美 アニメ第6作29話・35話の回想場面に登場。故人の魔女。髪と瞳の色はアニエスに似ており、目元はアデルに似ている。バックベアードの命令に従い、マレーシアでブリガドーン計画のためにアルカナの指輪に自らの命を捧げた。アデルはその決断を尊重し、静かにその最期を見届けたが、アニエスは母の死を深く悲しみ、この一件が彼女にバックベアードへの不信感と魔女の運命への疑念を抱かせる一因となった。日本でブリガドーン計画が止められたことでアルカナの指輪は消滅したが、その際にアデルは母の姿を見ており、指輪の中の彼女の霊が力を貸してくれたことも示唆されている。 寝太り / 寝肥り(ねぶとり) 声 - 釘宮理恵(第5作)、くじら(第6作) アニメ第5作80話に初登場。自身は妖怪であることを知らず、普段は遥(はるか)という女性の姿で生活をしている(少なくとも三十年前から全く容姿が変わっていない)が、男性と食事をしている際に幸せな気持ちになると食欲が止まらなくなって大食いし、直後に眠って巨大な肉の塊に変貌してしまう。その体質のために建物を破壊して肉の隙間に人間(過去の交際相手たち)を閉じ込め行方不明にする事件を起こし、何度も謎の爆発事故として世間を騒がせていたが、遥自身は寝太りになっていた際の記憶はなく、なぜか交際相手が何度も姿を消してしまうと思っていた。交際している男性一太郎(いちたろう、声 - 岡本寛志)からレストランでプロポーズされた際に寝太りとなって彼を肉の中に閉じ込めてしまい、落ち込んでいた彼女を慰め一太郎の捜索の手助けをしてくれたねずみ男を自宅へ招いて食事を御馳走するが、その際にも寝太りに変貌してしまう。本来は肉の膨張は一瞬だけで済むが、驚いたねずみ男が遥を起こしたはずみにテレビの画面に写った自分の姿を見て気絶したことで膨張が止まらなくなり街そのものを押しつぶすほどになってしまう。事件解明の調査をしていた鬼太郎も駆けつけ何とか遥(寝太り)を起こそうと尽力し、ねずみ男が放った屁の匂いによって遥は目を覚まし、肉は元に戻り閉じ込めてしまっていた人間たちも解放された。その後一太郎との再会を喜ぶが、鬼太郎とねずみ男から「今後、食べ過ぎないと約束してください」と言われ、理由は解らなかったが我慢できるよう努力することを誓った(鬼太郎とねずみ男は、遥が寝太りに変貌したことを覚えておらず、これまでの事件の被害を自分が起こしていたと知れば精神的に不安定になってしまうだろうと考慮し敢えて訳は話さなかった)。 第6作では不死見温泉の女将として登場。先々代から妖怪専用の宿として決めており、そのため自らキャンセルしたねずみ男に代わったまなを一発で見破った。一方で忘れっぽいところもある。数十年ごとに災害が起きないように富士山のエネルギーを特殊な土器で吸収する儀式をしていたが、50年前の儀式以降太り過ぎのため洞窟に入れなくなってしまう。まなの代行で解決するが、直後にぬらりひょんと朱の盆に襲撃されて負傷、エネルギーを吸収した土器を奪われてしまう。命に別状はなく、最終話でも鬼太郎ファミリーとまな、アデル・アニエス姉妹が再び旅館に泊まっている写真を撮影していた。その後、まなや鬼太郎たちに真剣にダイエットに励むと宣言していたが、その後の10年経つまでにどれだけダイエットに成功したかは不詳。 花子(はなこ)さん 声 - 佐倉綾音 アニメ第6作に登場。学校の七不思議として有名なおかっぱ姿の女の子の妖怪で、ねこ娘とは友達の間柄。目玉おやじも褒めるほど可愛らしい容姿をしている。まなが通う中学校の3階女子トイレの奥から2番目に住む七不思議のひとつだったが、ヨースケくんのストーカー行為に耐え切れず学校を逃げ出し、妖怪温泉で旅行中の鬼太郎親子に出会って悩みを打ち明ける。第49話では他の妖怪たちと共に人間を避難させていたほか、第51話では鬼太郎の依頼で幼児化したねこ娘を一時預かるなど、鬼太郎の仲間として度々登場する。 独脚鬼(どっきゃくき) 声 - ボルケーノ太田 アニメ第6作に登場。牙が生えた中年男性の姿の中国妖怪。日本で表向きは人間として振舞いながら中華料理店『独脚鬼』を経営しており、正体を知る日本の妖怪たちも常連客として訪れている。日本にバックベアード軍団が侵攻するという噂を聞いた時は、店を畳んで逃げることを考えたが、その後鬼太郎ファミリーがバックベアード軍団を撃退したため店は継続され、ねずみ男や一反木綿、ひでり神など妖怪たちが来店している。なお、店では下半身がカウンター下に隠れているので人間態でも「独脚」かは不詳。
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