迷い家とは? わかりやすく解説

迷い家

作者和城弘志

収載図書海の落とし子和城弘志小説集
出版社青森県文芸協会出版部
刊行年月1993.2
シリーズ名あおもり選書


迷い家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/02 00:16 UTC 版)

迷い家(まよいが、マヨイガ、マヨヒガ)は、東北関東地方に伝わる、訪れた者に富をもたらすとされる山中の幻の家、あるいはその家を訪れた者についての伝承の名である。この伝承は、民俗学者・柳田國男が現在の岩手県土淵村(現・遠野市)出身の佐々木喜善から聞き書きした話を『遠野物語』(1910)の「六三」「六四」で紹介したことにより広く知られるところとなった[1]




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迷い家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:42 UTC 版)

つぐもも」の記事における「迷い家」の解説

あまりに身勝手な主人の許を渡り歩いた結果人間たちを見限った付喪神たち。迷い家に匿ってもらうことで、所有者たる人間から霊力供給受けられなくても辛うじて人の姿を保っていられる。ただそれにも限りがあり、命を失わないためにも、また仲間たちを守るためにも「おのごろ祭り」を行うことを目指し怪異用いて騒動引き起こしている。ミウラヒの号令により迷い家ごと一斉に上岡へと侵攻開始する作戦失敗終わり、あきと、あるみら生き延びた者は命の保証を受ける条件で神側に投降したその後斑井意向により全員つづら殿軟禁されていたが、のちに解放され新し所有者候補との引き合わせ行われている。 安次峰 あきと(あしみね あきと) 声 - 坂田将吾 鋏の付喪神武力長けている。「おのごろ祭り」を行うことを狙い、今”最も力が弱まっている”とされる土地神・くくりを討伐するため現世現れ付喪神たち四人組リーダー格。〔あまそぎ〕を意図的に暴走させることが出来る。本来は雑貨であるあきとの力は武器付喪神には劣るが、義妹のあるみの未来予知組み合わせることで高い戦闘力発揮する。「鋏」としての特殊能力である「縁斬(えんきり)」と呼ぶ攻撃無効化能力を持つ(ただし、一度使うとしばらくは使えない)。 「おのごろ祭り」を行うまでは上岡東中学校男子生徒扮していただけでなく、一也らのクラスメイトとして一也・桐葉らの行動監視していた。ただ、一也たちとは極力接触避けていたため、桐葉はあきとがクラスメイトだったことに気付いていなかった。 街中ゲームセンター発生したあまそぎ〕に巻き込まれた際に、みまねがつぐももであることが一也と桐葉バレてしまったことから、それ以上深堀りされるのを防ぐため、それからは止むを得ず表向き『みまねの所有者』として振る舞ったまた、不本意ながらみまねとともにお悩み相談室メンバーにも加えられてしまった。 ミウラヒが死に爺の体調悪いことなどもあり、迷い家がつづら殿預かりになってからは、付喪神達の代表として人間達との交渉当たっている。一也とはつづら殿再会した際に、自らの正体真の狙い明かした斑井反乱終わった後は二印のすそはらいある日小城ひじりと組んでおり、ひじりに使ってもらえて調子がいいらしい。 安次峰 あるみ(あしみね あるみ) 声 - 杉山里穂 水晶玉付喪神水晶玉用いて未来を占うことができる。長期長距離予知確率低下する が、近距離短時間ならほぼ完全な「先読み」が可能。 あきととは同じ生まれ同時に付喪神昇華したため義兄妹の関係にあるが、あきとのこと義理の兄以上に意識している。また、みまねからは日常的に重度セクハラ受けている。 「おのごろ祭り」を行うまではあきとの妹として、上岡東中学校女子生徒扮していた。水島みつりと真中まな怪異の話では、男子トイレで一也の前に現われ怪異ヒント伝えた原作のみ)。一也からすれば水島みつりと真中まな双方を救うことができたが、実際はみつりがまなに殺されるよりも結果的に呪詛振りまくことになった失敗終わった「おのごろ祭り」のあと神側に投降し生き延びたが、つづら殿着いてから斑井により傀儡帯強制的に拘束使役された。のち九殿武闘会で一也ら親付喪神派が勝利したことで解放されたが、あきととは異なり新し所有者決まっておらず、暫定的に央姫が仮の所有者となっている。 八津川 やすき(やつかわ やすき) 声 - 菊池幸利 弓の付喪神。あきと同様、攻撃力は高い。迷い家の門番でもあり、最初、迷い家に辿り着いたあきとたちに対して情報漏洩(と、みまねに対して悪影響)を恐れて亡き者にしようとした。あきと曰く単なる過保護」。無口であまり発言をしないため、何を考えているかはよくわからない。 「おのごろ祭り」を行うまでは上岡東中学校男子生徒扮していた。 投降後、つづら殿封印の札を貼られ拘束されていたところを一也らに助けられる。 美 みまね(みよう みまね詳細は美 みまねを参照きょうか詳細は響参照 糸信(しのぶ) 詳細糸信参照 そそぐ 詳細はそそぐを参照 あざみ 詳細はあざみ参照 ミウラヒ 声 - 露崎亘 迷い家の所有者だが、自らがその迷い家の付喪神でもある。命を保つため、自身同様に所有者のいない付喪神たちを迷い家に匿っている。 付喪神たち霊力供給するため土地神の「石片(かけら)」を自ら身体宿してとなったが、普段はその「石片」の暴走抑えるため自ら意識絶ち即身仏化している。 だが、その「石片」の効力弱まってきたことで、迷い家の付喪神中には命を落とした者だけでなく、人喰いに走る者までも現れ出したことから、最後の賭けとして元の姿に戻り上岡への侵攻開始するも、あざみによる背後からの不意打ちで「石片」を奪われ死亡した。 丹面(たんめん) 声 - 宮崎敦吉 付喪神。迷い家の長。周りからは「爺(わんじい)」と呼ばれている長老。あきとらを迷い家に呼び寄せ、そして呼び寄せた真の理由告げる。 みまねが持つ「既視面鏡」の能力入浴中のあるみらの裸を見て喜ぶなど、結構スケベ長老立場ながらその行動諌めるため、周りからよく制裁食らっている。 投降後、つづら殿封印の札を貼られ拘束されていたところを一也らに助けられるが、霊力弱まっており身体がかなり衰弱している。 右晶、左晶(うらら、さらら) 靴の付喪神。丹面の左右に控えているお付き女性。丹面がスケベな行動に出ると、遠慮なく真っ先制裁食らわす。ほのかとの戦いで蹴り技使い2人でのコンビネーションによる攻撃一気畳みかけようとした。 投降後、つづら殿封印の札を貼られ拘束されていたところを一也らに助けられる千影(ちかげ) 声 - 矢方美紀 付喪神。女武者で、常に甲冑出で立ちをしている。若々しい外見反し、迷い家では最古参あり、かつて土地神磐長姫討ちとった際、選りすぐり付喪神108人の中で生き残ることができた3人の中の1人でもある。あきととは稽古相談を受けるなど姉御肌的な存在だが、未だ一度足りともあきとが千影勝利したことは無いほどの実力者面倒見のいい性格で、またその武勇には尊厳抱かれている。あざみ捕獲の際にも活躍した投降後、つづら殿封印の札を貼られ拘束されていたところを一也らに助けられる三条 付喪神土地神・碧長姫を討ちとった際、選りすぐり付喪神108人の中で生き残ることができた3人の中の1人頭を丸め僧侶のような風貌で、糸信と共に右手最前列に就いている。 心昭 木槌付喪神。常に微笑みたたえた褐色大男。あざみ捕獲の際にも活躍した。他の付喪神3人を軽々押さえつける剛力持ち主投降後、つづら殿封印の札を貼られ拘束されていたところを一也らに助けられる男十郎、切姫十郎独楽付喪神。切姫は小刀付喪神。迷い家から供給される霊力の不足が進行し、人の姿を保てなくなってしまい原型へと還った付喪神。 玄斧(げんぶ) 声 - 浜田洋平 斧の付喪神。迷い家の限界が近いことから、土地神襲撃時期を待つことに痺れ切らし独断的に襲撃敢行したグループ実質的リーダー格。 豪胆な大男で、あきととも互角に戦う実力者。くくりを守ろうとした黒耀に4人がかりで重症を負わせた。仲間付喪神たち次々倒れていくことに心を痛めるなど、仲間想いな面を見せるが、あきとは好きになれなかった。 朱紋橋しゅもんばし) 付喪神女性。掌支承たなししょう)「心渡(こころわたし)」という技で、相手心の中を見ることができる。そして、それを第三者見せることもできる投降後、つづら殿封印の札を貼られ拘束されていたところを一也らに助けられる。 扇雅、盾合 声 - 美斉津恵友(扇雅)、菊池幸利(盾合) 扇雅は扇の付喪神。盾合は盾の付喪神土地神襲撃加担した付喪神で、いずれも男性。くくりに執着する金山たぐりと二対一で闘うが、一通り力を見られた後、無傷のまま焼き払われ死亡、原身に戻る。 三十郎 轆轤付喪神土地神襲撃訴えていた代表格の玄斧たちが迷い家から離脱したことによって、本来抑えていた急進派一斉蜂起し、人を喰らい始める。 人を喰らったことで大幅に力を得た一方で自我失った妖魔化した三十郎もあきとたちの留守中に迷い家の仲間たち20人殺害するぐらもん、ふしみつ、つちしろ ぐらもんは蓄音機付喪神。ふしみつは画筆付喪神。つちしろは植木鉢付喪神。九殿武闘会にて隷付喪神派から傀儡帯によって「隠し玉」として酷使され付喪神いずれも結果的に破壊され付喪神としての命を落とす

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迷い家(まよいが)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/18 19:07 UTC 版)

ほうかご百物語」の記事における「迷い家(まよいが)」の解説

入って来た者を閉じ込める空間型の怪異内部は昔の家に似た風景で、囲炉裏や畳などがある。本来は山などで迷った時に出現する一軒家。中から持ち帰った物は使用者に福を与える。

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