迷い家編(10巻 - 14巻)
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「つぐもも」の記事における「迷い家編(10巻 - 14巻)」の解説
騒動を引き起こしている集団、それは所有者たる人間の横暴に耐えかね、「迷い家」と呼ばれる隠れ家を拠り所としたつぐももの集団であった。「家」のつぐももであるミウラヒの中に宿した石片の霊力により、所有者がおらずとも生き長らえた彼らであったが、付喪神としての命が絶え器物へと還ってしまった者が出てくるなど石片の霊力が薄れてきたことから、霊力が枯渇する前に土地神を殺し、その土地神が宿している石片を奪う「おのごろ祭り」の決行を試みる。 「おのごろ祭り」のターゲットであるくくりを殺すべく、ミウラヒたちが一斉に上岡へ襲撃を開始したことを知り、くくりは結界を解き、元の大人の姿に戻る。近くに住む土地神のほのかやたぐりなども参戦し、土地神たちと付喪神たちとの一大戦争が繰り広げられている最中、くくりらの前に、2人の帯のつぐもも・あざみと、彼女らに守られ〔つくもつき〕と化した奏歌が姿を現す。幼いころの一也が込めた「ぼくを殺せ」という願いを叶えんと、迷い家勢とくくりらを圧倒する奏歌。必死の抵抗を試みるもくくりは倒され、一也とすなおは「かみがかり」を起こして立ち向かうも歯が立たず、桐葉は一也を守るため奏歌の攻撃をその全身で受けたことで付喪神としての命をも失い、切り刻まれた帯へと戻ってしまった。そして一也にとどめが刺されようとしたその瞬間、姉・霞も参戦、霞は砂時計のつぐもも・砂織とともに「3年間」という特殊な結界を作り出した上で、奏歌とともに自らを封じ込め、時間稼ぎをする。
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