吸血樹
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ディミトリ・レヴァンドフスキ 声 - 中村悠一 / 演 - 石黒英雄 本作の主人公で人気テノール歌手。ロマ出身で、ハンガリーで歌っていた時にマイアー侯爵に気に入られ、侯爵に売られた。初めて会った時にアニエスカに恋をするが身分が違うため、その恋心を秘めていた。 ヴァンパイアとなり、かつてブラッドレイが持っていた“c(ツェー)の音程で出す声には、人間の心を操り、ヴァンパイアにその身を捧げることを強要する作用があり、それを聞いた人間は24時間以内にヴァンパイアに命を差し出す力”も引き継いだ。 ウィーンを離れ、オカルト好きだった日本人の伯爵の養子となり、和泉小路ディミトリ・レヴァンドフスキとなった。 マクシミリアン 声 - 諏訪部順一 ヴァンパイア。ヴァンパイアになったディミトリを迎えに来て、彼の身に起こったことの説明をする。恋愛において幸福とは言えない生涯を送っており、ディミトリは彼を幸せにできなかったことを悔やんでいる。厳しく近寄りがたい雰囲気だが、嘘をつかない誠実な人物。なかなか他人に心を開くことはないが、彰子を少しずつ信頼するようになる。 レオ 声 - 近藤隆 / 演 - 秋元龍太朗 渋谷の邸宅にディミトリたちと住む吸血樹の1人。長めの前髪を真ん中で分け、眼鏡をかけた柔和な雰囲気の人物。明るく他者に気を遣う性格で、自分よりも住民たちの気持ちを優先して行動するところがある。本名は楠瀬太一郎(くすのせ たいちろう)で、歴とした日本人。生前、少しだけモデルをしていたことがあり、“レオ”からはその時の芸名(かつて事務所社長と対面した時、緊張のあまり「たいちろう」を何度も「たいちれお」と噛んでしまったことが原因)。寿命が尽きる前夜にアリスに繁殖を願い出るが断られ死去。 櫂(かい) 演 - 杉江大志 渋谷の邸宅にディミトリたちと住む吸血樹の1人。ふんわりした髪の毛を外に跳ねさせた、左目の下にほくろがある人物。人見知りで寡黙なため、アリスと積極的にコミュニケーションをとることはないが、性格は朴訥として真面目。家事全般、時に料理が得意で、アリスに毎日食事を作ってくれる。ディミトリやレオとは違い、死亡前後の記憶がないと語っている。 アリス争奪戦には消極的で、双子の弟である玲二に譲りたいと考えている。 玲二(れいじ) 演 - 柏木佑介 櫂の双子の弟。兄と同じマクシミリアンの種を直接引き継いでいる。兄同様シャイな雰囲気だが人当たりの柔らかい心優しい人物。その反面潔癖で傷つきやすく、倫理的に許せない存在にはつらく当たることも。デザート全般を作るのが得意で、毎日様々なメニューを振る舞ってくれる。死んだ時の記憶がないらしい。「ニートは嫌」というアリスの言葉で、カフェ「静寂館」(しじまかん)を本格的にオープンさせる。アリスには、彼女がアニエスカの肉体に入ったまま眠り続けていた頃から恋している。
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吸血樹(きゅうけつき《ヴァンパイア》)
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人間の死体に寄生し、人の血や死肉から養分を吸って生きる。虫の姿をした遣い魔で養分を運んだり、その他の用事をこなす。繁殖を終えたら死んでしまうため、たった一度の繁殖に命を懸ける。血液は“樹液”と呼ばれる。
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