奈落一派とは? わかりやすく解説

奈落一派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:23 UTC 版)

犬夜叉の登場人物」の記事における「奈落一派」の解説

作中では特別な呼称はないが、公式ガイド奥義皆伝では奈落一派と称されている。奈落その分身、奈落協調する者達。四魂の玉の完成目指し陰謀殺戮限りを尽くす奈落分身達は誕生順に兄弟姉妹の関係にあり、初期分身兄弟姉妹としての認識が特に顕著である。長子神無で、末弟最終的に夢幻白夜となった分身奈落自分の体の一部千切って壺の中で熟成させて製造した妖怪。しかし、奈落絶対服従しているわけではなく大半裏切り行為をしている。中には奈落自身攻撃するものもいた。高橋留美子は、悟心鬼を除く奈落分身美形揃いであると言及している。神楽の扇や神無の鏡などは全て奈落渡したもの。また、分身持ち物である扇や鏡自体特殊な能力はない。 奈落(ならく) 声 - 家中宏(未変化初期) → 森川智之人見蔭刀) 犬夜叉一行宿敵実年齢50歳。人間換算年齢23歳一人称は「儂」。 浅ましい心をもった鬼蜘蛛という名の人間野盗喰った無数の妖怪融合して変化した半妖である妖怪集合体鬼蜘蛛肉体妖怪アニメだけの三つ目の赤い蜘蛛妖怪など)とは全く異なる独自の人格持ち主半妖ありながら妖怪をも凌ぐほどの邪気妖力を持つ。瘴気濃く全身が毒の塊であり相手迂闊に攻撃できない物理攻撃肉体を傷つけられても妖怪集合体であるため、再生能力痛手はならず浄化の力を持つ聖なる霊力などしか脅威ならない故に首を斬り落とされても死なずに動くことができる。ただし、自身同程度邪気の塊に体を砕かれる再生困難になる欠点もある。桔梗曰く本体は魂そのもの本当身体肉体存在しない口調は丁寧で慇懃無礼50年後は再び世に現れ四魂の玉のかけらを集め始め邪気穢れた四魂の玉の完成目指す50年前犬夜叉桔梗憎み合わせ死に追いやった張本人自分存在危惧して滅そうとした弥勒祖父弥萢戦い代々受け継がれる風穴呪いをかけた。50年後は50年前事件の真相知った犬夜叉達と対立する固有の姿を持たず姿を変化させる能力があり、作中ではとある城の城主人見蔭刀の姿を仮り、成り代わっている。妖怪の姿(上半身のみ人間で腰から下の下半身が無数の妖怪融合した姿、解体時は首以外は全て妖怪新生後はこの姿にはならない)になることもできる人間の姿を好み大勢人間の姿を時代ごとに変えており弥勒祖父弥萢との最後の戦いでは貴族美女の姿をしていた。アニメでは奈落化けた蔭刀の目元アイシャドウが入る。50年前犬夜叉桔梗にも変化した。姿を変えるのには時間がかかり、その間妖力格段に落ちる。初期狒々の皮を被って姿を隠すことが多かった。蔭刀に完全に成り代わる前も犬夜叉狒々の皮を破られた時、既に蔭刀に近い姿をしていた。用心深く退却することが多くその場合後を追えぬほど逃げ足速いまた、多数妖怪達が複雑に融合したその醜悪な外見故か妖怪の姿になることはあまり好まない新生奈落になった後も人見蔭刀の姿をベースにするなど最後までその姿と顔を利用し続け自分のものとした。 鬼蜘蛛感情受け継いでおり桔梗愛しているが、同時に鬼蜘蛛喰った多く妖怪持っていた桔梗への憎悪殺意併せ持っており、2つの相容れぬ感情苦悩する背中蜘蛛傷跡鬼蜘蛛人間)の感情受け継いでいる証。鬼蜘蛛感情色濃く受け継いでいる時は自分の手桔梗を殺すことはできない。さらに桔梗思いを寄せる犬夜叉恨み憎んでいる。怒り嫉妬任せて背中の皮を蜘蛛傷跡ごと剥がすことがあるその後再生した肉体にも蜘蛛傷跡浮かび上がる直接戦闘よりも人の弱みに付け込む卑劣な策略好み性格冷酷。人と人との絆を呪い引き裂く、それが奈落行動概念である。しかしそれは奈落が絆の大切さ、そしてそれを失う苦しみ知っているという証明でもあった。手駒多用し他者利用するのは自分滅び恐れ奈落弱さでもある。 琥珀利用して珊瑚鉄砕牙持ってこさせ、犬夜叉一行殺そうとするが、かごめの反撃破魔の矢)で体を砕かれ以降はかごめの霊力恐怖を抱くようになる。ただし、アニメでは恐怖心を抱く描写無く省略されている。蠱毒吸収するまでは傀儡肉体代用していた。妖怪阻む鉄砕牙結界無効化鉄砕牙(勿論、変化せぬぼろ刀のまま)を使うことができる。 半妖弱点である休眠期体内妖怪解体し不要な部分捨て再構成強化できる。休眠期自分意思自由に選択できる出生上、他の妖怪吸収する能力を持つが、相手は完全な妖怪ではなくては駄目で人間半妖吸収する自分弱めることになる。捨てられ不要な部分妖怪毛むくじゃら目玉など)は再び意志持ち暴れ出す。絶対的な存在になることを望み、完全なる力を求める。 桔梗から四魂のかけらもらった後は神無神楽などの分身作ることが可能になった。背中蜘蛛傷跡分身にも受け継がれる分身作ると体内の妖怪が減るので、また新しく妖怪吸収するという誰も見ていない所で密かな努力必要になる犬夜叉に赤い鉄砕牙で結界を斬られた後は白心上人が守る白霊山身を隠し傭兵として七人隊復活させ、その間に白霊山にて熟成新生奈落として胸部巨大な目玉がある鎧を纏ったような姿にパワーアップ遂げる。放棄した人見城の代わりに小さい山城や洞窟本拠地にするようになった新生後は、相手妖気攻撃返したり粉々に粉砕されても僅かな肉片からその場再生できるようになり無敵に近い存在となる。肉体から三叉戟などの武器生成することも可能。肉体不要な部分切り捨てて遠隔操作攻撃するともできる。またその際桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てることにも成功した背中蜘蛛傷跡残っているかは不明)。その際、自らの弱点である心臓持たせた赤子排出赤子誘導して「鎧」(奈落自身は「城」と称しているほどの威力を持つ)である魍魎丸を作らせ、その鎧である魍魎丸を赤子ごと奪い取る事を計画最終的に魍魎丸に取り込まれたふりをして逆に吸収した新生後は狒々の皮を被ることはなくなり、様々な妖怪取り込んで強化していた魍魎丸を吸収した後は金剛槍破冥王獣の鎧甲手に入れ更なるパワーアップ果たした。また新生奈落の姿も竜の尾と鎧が減り、よりシンプルな姿となった。 再び白霊山戻り奈落と同じ姿でより長髪の首と小蜘蛛の姿を持つ「人間の負の心」を取り戻した奈落蜘蛛の糸桔梗致命傷を負わせ葬ることに成功するその後鋼牙琥珀四魂のかけら奪って四魂の玉を完成させ超巨大要塞のような巨大な蜘蛛になり(本体今まで人間体の裸(時に新生奈落形態)の姿で最奥部潜む、鎧甲を纏った者や新生奈落形態自分と同じ姿の分身蜘蛛肉壁巨大な顔や目の分身出せる)、りんを人質にし、犬夜叉殺生丸らに最後勝負挑む。曲霊と共に犬夜叉妖怪化させ、かごめやりんを襲わせたり、珊瑚弥勒の父の壮絶な最後見せる等、犬夜叉一行肉体的に精神的に追い詰めるが、かごめに自らの潜在的な願いや心を見透かされ動揺多量瘴気とともに巨大な蜘蛛ごとへと突入し破壊しようとした。最終的に玉と同化して人の心を完全に無くし悍ましい姿の妖怪化したものの、曲霊が倒されたことにより霊力復活したかごめの矢、完全に自分の技として昇華され犬夜叉冥道残月破、そして殺生丸爆砕牙前に破れ、矢が貫通した玉と肉片から繋がる首だけの姿となり、骨食いの井戸へと降り立ったそのまま消滅したかに見えたが、玉の中の空間蜘蛛の巣中心に生首だけが鎮座したような姿で囚われており、玉内の妖怪翠子の座をかごめとともに継ぐ運命にあったが、かごめが「唯一の正し願い」を告げたことにより、翠子妖怪と共に浄化安らかな笑み浮かべ完全に消滅した声優は誰の姿も借りていない未変化状態を家中宏担当人見蔭刀の姿を借りた奈落森川智之担当区別している。無印アニメでは稀に変化状態を森川担当するなど混同されていたが、完結編ではしっかりと区別されている。形態一覧 狒々毛皮奈落 奈落初期形態特定の誰の姿も借りていない未変化形態(犬夜叉桔梗弥萢戦闘時美女など様々な人間変化していた)で、化けの皮にして犬夜叉とは犬猿の仲という意味か狒々毛皮被っている。50年後には毛皮の下に人見蔭刀の姿がある。また、犬夜叉達と初め会った姿もこの形態で、50年前真相犬夜叉知った際は「お前と桔梗重んじる信頼とはそんな簡単に崩れるものなのか?お互い殺そうとする怒りのみが真実。あれがお前達偽りない真の姿なのだ」と桔梗疑いもしなかった犬夜叉逆に言い返した無印アニメでの声は鬼蜘蛛と同じ家中宏だが、無双鬼蜘蛛としての人格押し込められた際の記憶生前蛮骨回想では森川智之となっている。完結編では区別されている。新生奈落になった後も毛皮で顔以外を覆う場合もある。 人見蔭刀の奈落 50年後の奈落基本形態人間若殿人見蔭刀の姿をしている。妖力を失う弱体化の日を自身意思選んで肉体解体する際は、本体である魂が宿った首だけを残して多数妖怪達が蠢くおぞましい姿になる。このため弱体化の日を肉体強化の日として無駄にせず、人間妖怪の間に生まれた犬夜叉に対して決まった日にただ妖力失い、他の妖怪からコソコソ身を隠すだけの哀れな半妖とは違うのだ」と特殊な半妖である事を自慢げに語った事もあった。時に腕が異様に長く上半身が裸の陰刀、背中蜘蛛の足、下半身醜悪な妖怪集合体という戦闘形態にもなる。吸収した妖怪達で肉体強化重ね続け瘴気触手の他、強い結界張れようになった以後はこの姿をベース人型新生奈落となる。 大蜘蛛の奈落 劇場版「鏡の中の夢幻城」の冒頭変化した大蜘蛛形態牛鬼似た姿で腹部背中には巨大な蜘蛛模様がある。劇中では奈落本当の姿とされるが、これも仮初なのかは不明当初はこの形態倒され弥勒風穴消えた事から死んだかに思われたが、琥珀背中潜んで蜘蛛の痣になる事で仮死状態装っていた。また無印166167話には鬼蜘蛛誘惑して奈落生み出した妖怪1体である三つ目の赤い蜘蛛妖怪登場しており、この形態似ている新生奈落霊山で無数の妖怪達を使って組み直した奈落強化形態桔梗想う鬼蜘蛛の心を完全に捨て去っている。上半身複数トゲ生えた外骨格状の鎧があり、背中には竜の尾3本生えている。両手の甲には赤い単眼がある他、腹部の鎧には巨大な赤い目玉がある。桔梗からは飾り立てただけの姿と評されているが、戦闘力パワーアップしている。性格はさらに傲慢なものとなり、桔梗に対して運命だの宿命だのは弱者戯言過ぎず本当に力ある強者運命宿命も己で作り出すものなのだ」とすべての支配者のような物言いをした他、殺生丸に対してそれまでしていた様付けではなく平然と呼び捨てにするなど態度大きくなっている。この態度虚勢ではなく新生奈落妖力殺生丸同等であり、殺生丸攻撃防御するだけでなく、結界そっくりそのまま跳ね返している。ただし、奈落自身肉体防御力低く殺生丸攻撃肉体砕かれしまっている。新生前と同じく瘴気触手武器とする他、鎧のトゲから奈落の骨でできた武器作り出す事が可能。背中竜の尾伸縮自在尖端からギザギザの牙がある口を展開しダメージ受けた場合傷口から瘴気吐き出す心臓である赤子とそれを守る城である魍魎丸を取り込もうとした際は、城攻めの策として妖怪結界溶かす触手を持つ溶命樹吸収した他、魍魎丸にわざと喰われるために肉体変化させてハサミがない代わりに奈落頭部と胸部に無数の触手がある赤いサソリのような形態にもなった。 新生奈落 強化体 魍魎丸と赤子吸収した新生奈落更なる強化形態シンプルな姿で鎧にあったトゲ竜の尾なくなり首回りには冥王獣の鎧甲が襟になる形で出現している。魍魎丸が取り込んできた妖怪達の力に加えて金剛石触手と鎧甲で防御瘴気を纏った金剛槍破放つなど攻撃力向上している。この形態両腕前腕部には亀の甲のような模様胸部の鎧には亀裂模様現れ、ときに強化新生前と同じく前腕部には4本のトゲ出現する他、胸部の鎧にも目玉左右に3対ずつ生えたトゲ現れ、このトゲ伸縮硬質化させて昆虫の脚のような形状にする事で敵の捕縛も可能。なお、強化新生前に胸部のトゲ存在するが、強化新生後は形状異なりトゲ本数も4本から3本減少している。以後はこの形態基本の姿とする。また最終決戦での巨大蜘蛛内部では本体として身を潜めながら、りんを人質夢幻白夜と曲霊と共に犬夜叉達を苦しめた他、犬夜叉とかごめに対峙した際は鎧甲の防御力上げて両肩にも後方流れたの鎧甲を出現させ、背中からは蜘蛛の巣似た触手張り巡らせた。 新生奈落の巨大蜘蛛 穢れた四魂の玉を使って変化した奈落巨大形態で、外見は赤い8つ複眼と黒い体色特徴巨大蜘蛛でその姿は穢れきった巨大な四魂の玉とも称された。強化体新生奈落本体とする。内部には冥王獣の鎧甲覆われ奈落模した人形護衛している他、霊体の曲霊が潜み、奈落夢幻白夜が操る幻で犬夜叉達を翻弄した。奈落肉体を基に作り出され化け蜘蛛の超巨大要塞だが、奈落肉体再生させる事も兼ね妖怪集合体構成されているため、殺生丸爆砕牙を喰らった際は内部崩壊起こした全身鎧甲の奈落 蜘蛛内部護衛する奈落模した人形冥王魍魎丸と異なり、顔を含めた全身が鎧甲で覆われており、白髪赤い目を持つ。邪気砕き飛来骨防御できないが、切断面から瘴気身体再生させて増殖する能力も持つ。硬度個体によって異なり金剛槍破跳ね返す個体もいれば、粉々に粉砕してしまうほどの個体もいるなどオリジナルである冥王、それを取り込んで使用した魍魎丸を凌ぐほどの硬度を持つ。 新生奈落 最終形態 穢れた四魂の玉と一体化した奈落最終形態。人の心を無くし、完全に妖怪化した姿でもあり、上半身のみの悪鬼にも似ている。曲霊のように髪は白髪になり、残った上半身禍々しく硬質化している。瘴気の弾必殺技にしていて、犬夜叉達を苦しめた。また四魂の玉の力で犬夜叉冥道残月破と殺生丸の爆砕牙受けてダメージ無効化させ、即時再生する事も可能。最後はかごめの矢が貫通した四魂の玉と首だけの元の姿になるまで追い詰められるが、四魂の玉自身願いを叶える願をかけ、夢幻白夜に斬られたかごめを冥道送った現世から消滅し、かごめを四魂の玉が作り出した冥道空間送った後は空間張り巡らされ蜘蛛の巣中心に首が鎮座された姿で、犬夜叉前に再び現れる。かごめは翠子の座、自身は玉の妖怪達の座を継がされて、新たな四魂の玉として永遠にかごめと戦わされそうになるが、鉄砕牙によって導かれ犬夜叉がかごめを救出最期皮肉にもこれまで戦ってきた犬夜叉とかごめに自身助けられる形となり、行くところが地獄であってもかごめが告げた四魂の玉の永遠消滅という正し願いによって暖かい安らぎ実感し笑み浮かべながら完全に消滅した技一覧 瘴気しょうき全身からの妖怪毒気周りの物全て融解させる奈落基本技。主に牽制逃亡用にも使用するが、攻撃手段としても脅威。山や消滅させ、動物人間瞬時白骨化するほどの威力を持つ。瘴気全身に纏ったまま空を飛行することができる。瘴気作った暗雲身を潜めたりもする。多数妖怪達を吸収しながら、強化重ね新生後や魍魎丸を吸収した強化新生後はさらに強力な毒素持ち風穴瘴気吸収し続けた弥勒にも蜘蛛の足のような傷を与えるほど肉体を蝕んだ。 触手しょくしゅ奈落基本攻撃髪の毛手足などの肉体妖怪部分変化させ、切り取られても再生可能。瘴気放つ新生後は胸部から硬質化した触手出した肉体不要な部分切り捨てて遠隔操作攻撃できるようになった相手妖気攻撃返す際は腕の触手使用する溶命樹吸収後はその触手相手結界を溶かせる。また、魍魎丸を吸収した強化新生後は、右腕巨大な金剛石触手左腕冥王獣の鎧甲覆われ触手変えて犬夜叉達を追い詰めた幻影殺げんえいさつ) 相手の心の最も弱い部分の幻を見せながら敵を絞め殺す技。四魂の玉のかけらや強い霊力のあるものには無効化される。アニメでは原作では無効だったかごめも術にかかった巫蠱の術(ふこのじゅつ) かごめの破魔の矢砕かれ肉体再生させるために使った妖術陰陽術一種岩山数多妖怪閉じ込めて殺し合わせ生き残った一匹鬼妖怪蠱毒新し肉体にした。この妖術使用した際は暗雲周囲取り巻き岩山周辺不毛にし、病人増やし岩山の洞窟に入る人間体調悪化させるほどの強い瘴気放った傀儡の術(くぐつのじゅつ) 自身髪の毛巻きつけた土くれ作った狒々の皮を被った人形を操る妖術狒々の皮を被った本体同様、会話も可能で人形は木の幹のような触手攻撃瘴気を操る。また奈落本体視界共有しており、傀儡本体である木の人形ダメージをうけると消滅し視界を失う。 結界けっかい居城人見城を覆い隠すほどの強力な防御手段一種バリア休眠期には隙ができる。肉体再構成の度に強化され鉄砕牙の「風の傷」や「爆流破」を無効化できるようになる新生後は常に結界肉体防御している。さらに新生後の結界無効化加えて攻撃跳ね返す能力備え奈落意思で白童子防御している他、異世界行った奈落帰り道としても機能する植物妖怪溶命樹触手はこの結界溶かす事ができるが、溶命樹奈落吸収した事で、殺生丸以外にこの結界破れ妖怪皆無となった融合ゆうごう) 他の妖怪吸収し自分肉体一部にする奈落最大の技。溶命樹魍魎丸などの強敵妖怪雑魚妖怪同様、この力に敗れ去った相手は完全な妖怪ではなくては駄目で人間半妖吸収する自分弱めることになる。鬼の首などは奈落が白霊山身を隠した際、吸収される心配が無くなったため表に出てきた。また魍魎丸は人間御霊丸の死体吸収しているが、こちらは魍魎丸の侵食によって肉体が完全に妖怪化しているため、融合除外対象ではない。 竜の尾(りゅうのお) 新生後の物理攻撃手段背中から生えている3本竜の尾伸ばしギザギザ並んだ牙がある口を先端から展開して敵を襲う。瘴気吐き出す事も可能でダメージ負った場合も同様。実際奈落触手飾りとして竜の尾似せただけに過ぎない魍魎丸を吸収した後は更なる物理攻撃手に入れた事もあって背中から消えた金剛槍破こんごうそうは) 金剛石ダイヤモンド)の礫を発射する技。犬夜叉の物とは違い瘴気を纏っており融解作用を持つ。魍魎丸の吸収後に使用できるようになった巨大な金剛石触手としても使用し胸部の目玉からも瘴気を纏った礫を発射できるこの他にも神無鏡の妖破片塗し鉄砕牙妖力写し取った天生牙から瘴気金剛槍破遠隔操作放った事もあった。瘴気を纏った金剛槍破瘴気とも称される冥王獣の鎧甲めいおうじゅうのがいこう数多ある妖怪の中で最も優れた硬度を持つ亀妖怪冥王甲羅魍魎丸の吸収後に奈落の物となった新生奈落の姿になった際は首回りにこの鎧甲が現れる設定上で魍魎丸が使用していた雷冥砲放てるが、未使用終わった。鎧甲の硬度奈落意思コントロールされていて、あらゆる攻撃防御できるが、珊瑚邪気砕き飛来骨油断した際は身体砕かれ自慢再生能力阻害されてしまった事もあった。劇中では鉄砕牙の他、体内隠した四魂の玉を守るために飛来骨攻撃防御巨大蜘蛛内部での最終決戦では全身が鎧甲で覆われ奈落人形登場。こちらは個体によっては金剛槍破粉砕するほどの硬度を持つなど持ち主である冥王魍魎丸を凌ぐ防御力有する蜘蛛の糸くものいと) 「人間の負の心」を取り戻した時に使える技。触れた人間意識奪い気絶させることができる。普段見えず霊力持った桔梗やかごめにしか確認できない集合する可視化され、多数人間などの重いものも運ぶことができる。桔梗やかごめ、犬夜叉襲いそれぞれの辛い過去見せ憑りつき心身悪影響を及ぼす。桔梗以前受けた瘴気の傷が広がり致命傷になった。かごめは梓山精霊試練で自らの死を望む桔梗幻影になった蜘蛛の糸打ち破った瘴気の弾しょうきのたま) 巨大蜘蛛内部最終形態上半身のみ残り完全に硬質化した肉体妖怪化した姿)のみ使用超速かつ不規則な動き高濃度瘴気自在に操る。四魂の玉と一体化している事もあってか、毒素は曲霊の悪霊の毒にも匹敵し、毒を無効化する殺生丸にも手傷を負わせた。 第一妖怪・神無(かんな) 声 - ゆかな 奈落生み出した「無」分身人間換算年齢10歳一人称「私」見た目は幼い少女の姿。口数少なく奈落に対して従順。いつも大きな鏡「死鏡(しかがみ)」を抱えている。その鏡は魂を吸い取り攻撃跳ね返すともできるが、容量には限りがある。妖気匂いがなく、清浄な結界内すらも自由に行き来できる。 心や感覚もなく、恐れ痛み悲しみも、相手行動の意味すら理解できない評される。その一方で自分の側を吹き抜けた風に亡き神楽思い浮かべたりアニメでは神楽亡くなった花畑赴いて彼女の扇子拾い、それを湖に水葬するなど、最も長い付き合いであった妹の死悼んでいた。内心では自由を渇望していた様子その後奈落命令で鏡を開放させ、犬夜叉戦った犬夜叉は傷ついて無力になった神無にとどめを刺そうとはしなかったが、結局は奈落の力によって心臓潰され自爆させられ消滅した最期はかごめに「光が奈落を殺す」という言葉を残し汚れた四魂の玉の中にある一点の光を見せたアニメでは劇場版「鏡の中の夢幻城以降、よく短歌詠む鏡の妖 神無が死鏡を解放することで発生する巨大武者のような妖怪見た物をそっくりそのまま写し取り相手の力を奪い取ることができる。鉄砕牙コピーした体の中央にある斬撃発生させる空洞神無あらゆる位置発生させる「鏡の影」とつながっており、神無連携することで敵を逃がさず斬撃与え続けることができる。妖の受けた傷は全て使い手神無が負う。アニメでは神無のために花を摘むなど神無独立した意識を持つ描写なされた。後に鏡の妖破片奈落回収されていて、夢幻白夜通じて殺生丸渡される破片の状態でも鏡の妖の力で、かつて鉄砕牙とひとつであった天生牙破片の粉を塗した際には、鉄砕牙としての力を奪い取る形で取り戻させた他、鏡の妖同様、鉄砕牙能力奪った第二妖怪・神楽(かぐら) 声 - 大神いずみ 奈落生み出した「風」分身人間換算年齢17歳。一人称は「あたし」。 芸者のような姿をしており、蓮っ葉口調用いる。扇子で常に持ちカマイタチ切り裂く風刃の舞(ふうじんのまい)」・竜巻突き刺す「竜の舞(りゅうじゃのまい)」・死体を操る「屍舞(しかばねまい)」などの技を使う。術で大きくした羽根乗って空を飛ぶともできる風のように自由生きたい考えており、奈落からの離反幾度も企図するが、彼女の心臓奈落の手中にあり命を握られている状態であるため、奈落には嫌々従っている。体に心臓がないため、どんな攻撃受けて再生し、死ぬこともできない。そのため、奈落打倒計略何度も廻らし、奈落を殺す算段がつくと度々殺生丸頼っていた。犬夜叉が朔の日に妖力を失うことを知っても、それを奈落報告しなかった。自分と同じよう奈落裏切る弟・白童子魍魎丸とその体内赤子手を組むが、後に魍魎丸とその体内赤子陰謀気付き琥珀を逃がすと同時に奈落一味から離脱する。白童子との死闘の末、奈落心臓返してもらうも、同時に瘴気注ぎ込まれ最期殺生丸看取られながら風となって消えていった。殺生丸天生牙助けようとした数少ない人物の一人作者曰く奈落死んだ場合神楽心臓が戻るかは不明で、神楽自由になれる可能性無かった。それでも彼女は一生懸命生き抜くことができたという。 最猛勝(さいみょうしょう) 奈落がいる場所に現れる、無数の地獄の毒虫スズメバチ似た姿をしている。奈落瘴気から作り上げた奈落眷属で、毒は奈落瘴気が素になっている球体巣穴があれば、奈落以外でも使用でき、殺生丸使用した。主に弥勒風穴封じるのに使われる他、スパイ物品運搬など、奈落の手先となり働く。劇中では七人隊にも使役され蛮骨蛇骨が煉骨に殺害された事を伝えた他、奈落命令用済みとなった童子裏切った事もあった。 第三妖怪悟心鬼(ごしんき) 声 - 佐藤正治 奈落放った心を悟る「鬼」の分身一人称「俺」神楽の事を本人の前では姉上呼んでいるが陰では呼び捨てにしており、内心では2人の姉を自分生まれるまでの前座に過ぎなかったとして見下している。人の心を読む能力があるため相手行動予見先回りして戦うことができる。悟心鬼の読心相手が今考えている事柄読み取る能力であり、赤子と白童子違い心の深淵を覗く力はないが、相手を見るだけで心が読める部分では勝っている。鉄砕牙噛み砕き犬夜叉追い詰めたが、犬夜叉妖怪変化(へんげ)し、引き裂かれてしまった。なお、首を飛ばされ悟心鬼の牙は天生牙で甦った後、殺生丸依頼により、灰刃坊が闘鬼神という刀に仕立てた第四妖怪・影郎丸(かげろうまる)/第五妖怪・獣郎丸(じゅうろうまる) 声 - 共に山崎たくみ 奈落生み出した双子兄弟分身。二体とも同じ顔をしている。 弟の郎丸は「」のように言葉しゃべらず闘争本能しかない奈落の壷の中で生まれた途端に奈落の首をはね落とす凶暴な性格郎丸は同じ壺から生まれた兄の影郎丸の言うことしか聞かない。 弟の郎丸を「影」で操っているのが小さくカマキリのような腕と回虫のような体をした兄の影郎丸。普段郎丸の体内隠れている。 郎丸は一切しゃべらないが、影郎丸はそれを補うが如くよくしゃべる一人称「俺」双方共に鋼牙上回る戦闘速度誇り地中潜って奇襲をかけることもできる犬夜叉鋼牙共闘によりまとめて倒される巨大死魂虫きょだいしにだまちゅう) 奈落桔梗始末するために送りつけた妖怪死魂虫巨大な個体桔梗の死魂を奪って消そうとするが、駆けつけてきた犬夜叉倒された。 無双(むそう) 声 - 家中宏 奈落が、桔梗を慕う鬼蜘蛛の心を捨てようとして切り捨てた肉塊人間大火傷を負う前の鬼蜘蛛外見となった半妖。他の分身とは格の違う特別な存在であり、鬼蜘蛛の心が不完全な形で出された姿で別名「顔のない男」当初は顔が無く自身倒そうとした「無双」という僧侶声 - 杉田智和)から顔の皮と名前を奪った背中には他の分身同様、蜘蛛の傷があるが、アニメでは後に鬼蜘蛛にも蜘蛛の傷があった事が判明するため特別な証である他、無双心臓でもある。身体そのもの妖怪だが、人間である鬼蜘蛛の心も持つため、奈落分身の中では唯一の半妖。顔がないのは鬼蜘蛛としての記憶がないと同時に大火傷で顔が爛れなくなっていた名残であり、記憶取り戻した際は、桔梗を傷つけたのは自分本意ではなく、やがて鬼蜘蛛としての意識閉じ込められる形で奈落支配されたと語った鬼蜘蛛自身桔梗連れ去り四魂の玉を手に入れるだけのつもりだった模様鬼蜘蛛としての記憶も、奈落分身としての自覚無かったが、鬼蜘蛛寝ていた洞窟行った事とかごめの姿を見た事をきっかけ記憶取り戻す。意識鬼蜘蛛そのものであるため、性格略奪殺戮を好む残虐なもの。鬼蜘蛛同様、桔梗固執する他、犬夜叉にも憎しみを向ける。肉体ダメージを受けると作り物壊れたような傷口見える他、奈落の命で監視していた最猛勝が傷を再生させた事で毒性持ち弥勒風穴封じた奈落同様、手足変化させる触手攻撃主な攻撃手段粉々に粉砕されても心臓中心に再び一つ結集して再生し、また体の一部変形させて武器にする能力を持つ。変化後のモチーフで、劇中では手足のような形状変えながら頭部背中胸部除いた全身硬質化させた上でトゲ生やしながら触手攻撃のように伸ばした触手の先を手に変えるなどの変幻自在物理攻撃展開した鉄砕牙風の傷何度も喰らっても並外れた再生能力無効化爆流破相手妖気を使うため、肉弾戦だけの無双には無意味犬夜叉苦戦させた。自分を“つなぎ”として利用していた奈落憎みアニメでは桔梗殺した事でも更に奈落憎み奈落対峙した時攻撃仕掛けた奈落の体はまだつなぎとしての鬼蜘蛛を必要としていたため、再び奈落取り込まれた。劇中では人間だった頃の名である鬼蜘蛛僧侶から奪った名である無双両方呼ばれている。 その後奈落が白霊山新生奈落変化する同時に桔梗を慕う心を無数の顔のない小さな人型肉塊として排出する事で、無双鬼蜘蛛)の人格奈落の中から消え、無数の肉塊完成形にして奈落心臓である赤子、顔は蔭刀の奈落ありながら無双と同じ声を持つ人間の負の心を生み出す至った。なお、無双心臓奈落心臓である赤子同一なのかは最後まで不明白心上人はくしんしょうにん) 声 - 松岡文雄 100年以上前即身仏となった高僧生前から大変な法力持っていたとされ、白霊山に「お清め所」を開き迷え人々救い続けてきた。死後も聖島に祀られ生き仏として人々救い続けてきたが、入滅直前人間本来の死の恐怖襲われ、「聖人などではなかった」と自己嫌悪に陥り、彼自身成仏することができなかった。その悲しみ奈落は「人々への怨み」にすり替え白心説得奈落救われたと感じた白心奈落協力し霊山聖なる結界を施す。 その法力桔梗霊力さえもはるかに凌いでおり、桔梗彼に対して若輩として接している。邪な力を持つ者に対して絶対的な攻撃力防御力を誇る。彼が発生させる聖なる結界の力は、殺生丸桔梗近づくことすら許さず奈落すら一瞬で滅ぼすと評されるまた、即身仏である本人身体動かないものの、周囲張った結界ごと自由に移動ができる。聖なる結界強度は、白心本人解除するまで誰も破れなかったほど強靭であり、限りなく無敵に近い人物である。 聖島で犬夜叉達を仕留める計画携わるが、蛮骨の腕を信用していなかった白心法力用い聖島に聖なる結界施し鉄砕牙変化を解くなど数々補佐を行う。しかし蛮骨がかごめの矢によって腕を失うと、蛮骨を白霊山まで瞬間移動させて救出したその後、白霊山侵入してきた弥勒風穴に耐え、白霊山の麓で結界張り続けたが、自分と同じく生前迷うことを許されなかった死者死人)である桔梗と魂を触れ合うことで成仏し、白霊山結界解いた原作では奈落吸収する事になる結界溶かす触手を持つ溶命樹同じく奈落吸収される魍魎丸が自身の鎧とするために狙った最強の鎧甲を持つ冥王封印した高僧はこの白心上人であると作者コメントしている。 アニメでは蛮骨50年眠りから目覚めた犬夜叉自信成仏させた死人桔梗と共に欲があるから余計に生きている損ないの上人と唾棄されており、蛮骨自身桔梗よりも白心上人聖人ではなく常人変わらない心を持つ人間である事をいち早く見抜いていた。また、邪悪な亡霊である七人隊の魂は誰一人として白霊山結界浄化されていないなど、どんなに強い法力持とう救えない者達も存在すると言う皮肉になっている第六妖怪赤子(あかご) 声 - 小林愛 奈落が白霊山生み出した「人」の分身一人称は「儂」。 白霊山蠢く無数の実験体赤子型の肉塊)の完成系。弥勒曰く薄気味悪いほど色白赤子の姿でありながら分身の中では最も格が高く自身片割れである白童子すら手駒として操る。他の分身妖怪達の指揮権有し奈落同等立場にある「奈落落とし子」。 その魂の本質は謎に満ちた不明な点が多く奈落鬼蜘蛛無双)とは性格や行動が大きく異なる。魂の本質最終的に明かされなかった。 桔梗を慕う人間鬼蜘蛛)の心を除くあらゆる資質奈落から受け継いでいる。触れた相手の心を読み取る能力により奈落以上に人間の心を利用した謀略長け性格奈落越えて冷酷非情桔梗を慕う心を持たず犬夜叉曰く奈落性格がますます捻じ曲がった心の化け物とのことである。新生奈落結界に並ぶ力を持つ。 なお、桔梗を慕う心の方は失敗作である無数の赤子型の肉塊持っていかせている。 最初は一体だったが神楽と共に神官僧侶襲っている最中和尚アニメでの名前は妖怪封じ名手神泉和尚)の法力受けて真っ二つにされ、その際に二体に分裂その内の一体の片割れ成長して子供の姿をした白童子となった分裂後赤子は、白童子分裂前の赤子比べて極端に無口でほとんど喋らない。白童子消滅した後は魍魎丸の本体としてよく喋る。 正体は「奈落弱点である心臓」。 いつしか心臓を持つ自身こそ本物奈落だと考え始め、白童子と共に奈落抹殺画策する赤子自身戦闘能力持たないため、白童子に「鎧」となる魍魎丸を作らせて魍魎丸の強大化により奈落抹殺を図る。しかし、奈落によれば赤子裏切ることは目に見えていたらしく、だからこそ動くこともままならない赤子の姿で心臓を外に出し赤子強力な鎧を作らせてから再び吸収しようとしていた。強大な力を得た魍魎丸を使い犬夜叉殺生丸鋼牙らと戦い2つ四魂のかけら奪取するが、犬夜叉一行見守る中、溶命樹吸収した奈落死闘繰り広げ窮地陥る最後には自ら犬夜叉前に進み出て奈落道連れにする覚悟見せるが、金剛槍破を操る奈落阻止され遂に吸収される犬夜叉一行桔梗鋼牙などに奈落心臓である事を知られた際には長らく弱点として狙われ続けたが、持ち主である奈落が再び吸収した事でその意味無くした技一覧 読心術どくしんじゅつ赤子最強の技。人間の心を読み憎悪嫉妬心などで心の闇取り込む。この技で四魂欠片を見つける事ができる目を持つかごめを取り込もうとしたが、かごめの強大な魂と心の強さによって阻まれた。完結編では自身が操る魍魎丸で捕えた琥珀にこの技を使う。 結界けっかい新生奈落と同じ結界敵の攻撃反射する。こちらは白童子違い奈落任意張っているわけではなく赤子自らの結界強力な結界だが、溶命樹触手には効かず、この結界を破るために奈落溶命樹復活させて取り込んだ。 白童子はくどうし) 声 - 小林愛 奈落が白霊山生み出した第六妖怪片割れ一人称は「儂」。片割れである赤子と共に「儂らこそ本物奈落」と称し自身赤子の手駒である事にも一切疑問抱かない心臓を持つ左の片割れ赤子の姿のままだったのに対し、右の片割れ10代前後の子供の姿となった肉体を斬られても再生する赤子同様の人格。白童子結界奈落結界つながっており、双方のいる場所へ瞬間移動可能になっている。奈落この方法で犬夜叉の父の墓から脱出した煉獄鬼から奪った薙刀武器とし、妖馬・炎蹄乗る奈落違い自身の手を汚すことも率先してする。赤子同様に奈落以上に冷酷な性格で、姉にあたる神楽神無をも見下している。魍魎丸を作り出して奈落裏切り取って代わろうとしたが、奈落に勘付かれており、最猛勝の護衛結界解かれ最期弥勒風穴吸い込まれ消滅した最後の瞬間まで自身本物奈落であると言って憚らなかったが、魍魎丸を使った童子赤子の裏切りも奈落にとっては想定内であり、その赤子魍魎丸も奈落吸収され、白童子たち計画水泡に帰した技一覧 瘴気しょうき奈落と同じ技。 結界けっかい新生奈落と同じ結界敵の攻撃反射する奈落異世界行った際には帰り道としても機能する。白童子意思張っているかに見えるが、実は奈落任意結界解除する事も可能。このため結界と最猛勝の守りなければ驚異的な再生能力を持つ白童子といえど弥勒風穴には無力になってしまい、この弱点利用する事で奈落弥勒に白童子吸わせるよう仕向けた炎蹄えんてい) 白童子神楽殺した和尚封印されていた妖馬で、封印解いた礼として、白童子乗馬として付き従う。元は人食い鬼煉獄鬼(アニメでの名称)の乗馬だった。高速空を飛ぶことができ、口から強力な炎を吐く最期原作では聖様桔梗の操る傀儡)の破魔の矢で白童子結界破られた後、犬夜叉風の傷倒された。アニメでは犬夜叉雲母連携により洞窟誘い込まれ後で犬夜叉爆流破討ち倒された。 魍魎丸(もうりょうまる) 声 - てらそままさき童子が、妖怪寄せ集めて作った数々試作品経て新たに作られ人間型の体に妖怪魄喰いから取り出した人間の魄(ハク)を入れて生み出した合成妖怪魂魄のうち、肉体を動かす力である魄を動力源にしている。人間の魄が馴染むため、人型フランケンシュタインのようなツギハギ傷が特徴赤子奈落心臓)の「鎧」として作られた。奈落には自身心臓を守る「城」とも称される自分直接攻撃した相手取り込んでしまう力がある。後に冥王獣の鎧甲と金破を取り込み殺生丸闘鬼神折り犬夜叉鉄砕牙圧倒する。その瘴気妖力奈落にも並ぶほどで、魍魎丸と奈落向かい合うだけで山一つが消滅するなど影響力も凄まじい。赤子隠し持っていた奈落心臓受け継ぎ奈落最後の戦い仕掛け奈落吸収して喰いつくしたかに見えたが、逆に吸収されていて最終的に奈落内側か取り込まれてしまう。赤子と白童子と共に心臓のない奈落抜け殻同然見下していたが、心臓である赤子共々奈落吸収された際にはから脱皮する成虫のごとく魍魎丸の顔を破って奈落の顔が出てくるなど、自身抜け殻になるという皮肉な形で消滅した融合した御霊丸とは名前も顔も似ているが、人間御霊丸は存在しているため、御霊丸に似せて童子作ったとされるが、両者の詳しい関係と説明はない。本体である赤子は「もう一人奈落」とされているため、こちらは妖怪死骸集合体という奈落肉体ポジションになる。 原作では殺生丸追い詰めていたが、アニメでは逆に追い詰められるという改変を受けることになる。 御霊丸から奪った声で喋り自我あるかのように見えるが、実際赤子指示通り動いているだけで、意識赤子とは別個体である模様赤子脱出しようとした際には見向きもせず、奈落による侵食にも苦痛呻き声すら上げなかった事から魍魎丸の本質単なる操り人形にすぎない御霊としての魂や意識、心はなく、融合しているのはあくまで御霊丸の肉体死体)だけである。一部除き3種類の形態存在する形態一覧 御霊丸の異形右腕 御霊丸の右腕取り憑いた形態大小赤い結晶が3個あり、上に2本、後ろに1本のトゲ生えている。御霊丸の法力でねじ伏せられ彼の意のままに動く武器として使役される御霊丸の意思展開する触手むき出しにして無数の光球と光の塊にした妖怪達で敵を蹴散らす御霊丸の死体取り込んだ魍魎丸も彼の姿でこの技が使える妖怪の光の塊を利用して御霊壺を作り配下の子供達に妖怪退治をさせていた他、触手倒した妖怪死骸吸収できる御霊丸の意思で動くとされているが、実は魍魎丸の侵食御霊丸を無意識下で操り配下の子供達が御霊壺で倒した妖怪達の死骸供養称して御霊丸の寺にある羅漢像の洞窟回収させてはその邪気惹かれ妖怪達を集めて魍魎丸を強化させるパーツ利用していた。御霊丸が白童子殺され埋葬された後は、魍魎丸として復活して赤子持った神無合流した第1形態 完全な人型トゲ形状背中収納しているコウモリ妖怪の翼を展開して飛行が可能。神無「魂」として赤子与えられた後、描写はないが御霊丸と戦って彼の右腕を喰らい、法力でねじ伏せられるが御霊丸の肉体融合成功行者である御霊丸の立場と寺、彼の配下ある子供達を利用して退治した妖怪死体回収させて自身強化していた。不妖壁を持った赤子一時的に取り出して寺に隠した後は、御霊丸の意のままに動く武器として使役されていたが、時間稼ぎの盾としての用が済んだ御霊丸を白童子殺害。これによって魂がなくなった御霊丸の肉体取り込み魍魎丸として復活その後御霊丸の墓から飛び出て赤子持った神無桔梗から守り神無合流すると再び赤子入れられ第2形態へと変貌した無印アニメでは165話、166167話に登場EDでは赤子持った神無と共に歩いている描写がある。 第2形態童子殺され御霊丸の肉体と完全に融合した形態アニメでは完結編1話・2話登場。この形態から御霊丸の姿になる事も可能だが、犬夜叉達に正体明かしてからは御霊丸の姿になる事はなかった。赤子操られて喋るようになり、自我あるかのように振る舞う。こちらも飛行可能で右肩御霊丸に取り付いてときの貝のような形状で指は両腕ともに3本奈落同様、触手を伸ばし、口から瘴気を吐く。原作では最猛勝も吐いている。完結編では御霊丸の姿になりながら奈落幽閉され神楽見張られていたが、奈落反旗を翻そうとする白童子によって解放第2形態になって鋼牙達を襲うが、桔梗の矢に阻まれ撤退。再び御霊丸の姿になった際は白童子対峙する犬夜叉達を攻撃魍魎としての正体現しながらその場から逃げた琥珀追いかける今度犬夜叉金剛槍破によって阻まれ二度目撤退余儀なくされた。金剛槍破取り込む策も兼ねて肉片復活させた冥王取り込んだ際は第3形態へと変貌した第3形態 冥王鉄砕牙から放った金剛槍破取り込んだ最終形態右腕除いた全身最強の鎧とされる冥王硬い甲羅覆い、とくに赤子収納している右肩上の甲羅頑丈に防御している。鎧甲で覆われていない右腕金剛槍破取り込んだ後、巨大な金剛石右腕となった。こちらも飛行可能で様々な妖怪取り込みながら、触手瘴気犬夜叉達と戦うが、最後奈落内側から喰われてしまう。鎧甲と金破はそのまま奈落のものとなった原作ではこの形態追いつめた殺生丸闘鬼神を折るが、アニメ完結編では神楽侮辱した事に激怒した殺生丸亀裂入った闘鬼神から蒼龍破を喰らい、綻びとなってしまう。また殺生丸には「自身妖気貴様のごとき小さき器に収まりきれるものか!」と酷評されており、奈落からは「儂のためだけによくぞこれほどまでに肥え太ってくれた」と皮肉げに評価されながら喰われてしまうなど、妖怪である前者からは小さな器、半妖である後者からは強くなるための餌でしかない事を断言されている。 技一覧 触手しょくしゅ奈落同様の攻撃手段全形態から伸縮自在硬質化する触手身体から放つ第2形態琥珀を捕えた際には読心術使ったため、赤子のような小さい手にもなった。第3形態では右腕のみ巨大な金剛石触手となった。また触手で捕えた妖怪融合吸収する事も兼ねる。 瘴気しょうき奈落同様の基本技赤子入った第2形態放つ新生奈落匹敵するほどの毒素持ち奈落魍魎丸を取り込んだ際には奈落瘴気をさらにパワーアップさせた。 吸収きゅうしゅう奈落融合相当する魍魎丸の技。触手で捕えた妖怪自身攻撃する相手妖力文字通り吸収する。この力で冥王殺生丸攻撃犬夜叉金剛槍破取り込めるが、魍魎丸の外側のみ有効で奈落はこの弱点突いて内部から魍魎丸を逆に吸収してしまった。 読心術どくしんじゅつ赤子の力。第2形態の技で捕えた相手の心を読む。この技を使うと触手赤子の手形状になる。琥珀を捕えた際に使用した冥王獣の鎧甲めいおうじゅうのがいこう数多妖怪の中で最も硬い甲羅を持つ亀妖怪冥王装甲頭部右腕除いた第3形態全身覆い弱点である赤子入っている右肩鱗状甲羅頑丈に防御している。犬夜叉鉄砕牙攻撃無効化した他、殺生丸闘鬼神折ったが、完結編では激怒した殺生丸蒼龍破を喰らって綻び生じてしまう。綻びは後に金過と銀過を吸収した事で治すが、奈落魍魎丸を吸収した事でこの鎧甲も奈落の物になってしまった。原作では魍魎丸の肉片復活させた冥王犬夜叉金剛槍破の盾にした後、刺さった金剛石の礫ごと吸収して第3形態になるが、完結編では復活した冥王をすぐに吸収した事で金剛槍破持たない第3形態となる。このため完結編での犬夜叉達は冥王存在知らず魍魎丸の鎧甲として認識しているが、後にかごめを人質琥珀欠片奪おうとする奈落持ち主である冥王存在犬夜叉達に説明している。鎧甲で覆われていない右腕金剛石触手になった事で防御力持った他、鎧甲がない頭部は首の左右に1対ずつ生えた蜘蛛の足状の巨大化させて顔を防御する。また鎧甲の硬度鉄壁というわけではなく、五雷指竜鱗の鉄砕牙合体技を喰らった際は赤子がいる右肩破壊されかけた。 雷冥砲らいめいほう) 妖力球体状の雷撃の塊として放つ冥王の技。第3形態放つ奈落もこの技を使用できるが、未使用終わった金禍銀禍の炎と雷(きんかぎんかのほのおといかづち原作にはないアニメ版完結編オリジナルの技。魍魎丸と冥王獣の鎧甲繋ぎ留める力の強化と殺生丸の蒼龍破竜鱗の鉄砕牙攻撃生じた綻び治すために吸収した双子妖怪・金禍銀禍の物で炎は金禍、は銀禍の技で金剛石右腕からこの技を放つ生まれた時から殺し合う宿命にある二人の強い絆の力は、彼らの血を浴びただけで鎧甲の綻び瞬時再生させてしまうほど強力でそれに目を付けた赤子魍魎丸に狙われる戦闘になった際は二人同時攻撃を喰らい、鎧甲で防ぎきれないほどの炎と一時的にピンチ陥るが、銀禍を捕縛する触手緩めて拘束している金禍に止めを刺すよう仕向け、金禍を刺した銀禍を金剛石右腕刺殺続けて抵抗する金禍を金剛槍破の礫で殺害二人吸収した後は鎧甲の強化妖気繋ぎ留める力を入手し、炎と殺生丸鋼牙攻撃するが、殺生丸冥道残月破無効化鋼牙に対して自身金剛槍破に炎とを纏わせて五雷指攻撃無効化するなどしたがいずれも決定打欠けていた。また白夜はさすがの奈落金剛槍破冥王獣の鎧甲、金禍銀禍の力を持つ魍魎丸に勝てないのではないか推測していたが、内側か魍魎丸と赤子吸収するという戦法逆転勝利収めた設定上、雷冥砲同じく奈落もこの技を使用できるが、未使用終わった金剛槍破こんごうそうは) 金剛石ダイヤモンド)で出来た右腕から金剛石ダイヤモンド)の礫を発射する第3形態の技。犬夜叉の技と同じだ瘴気をまとうタイプ存在し巨大な金剛石ダイヤモンド)の触手として敵を貫くこともある。原作では冥王を盾にして刺さった礫ごと吸収して使用できるうになるが、完結編4話魍魎丸と戦う鋼牙加勢し犬夜叉放った金剛槍破右肩受け止めて吸収使用できるようになった同じく完結編では金禍と銀禍も吸収して金剛石右腕から炎と放てようになったが、最終的にこちらも奈落の物となり、宝仙鬼が奈落を倒すために犬夜叉授けたこの技も結果的に魍魎丸を通じて奈落常時使用できる必殺技になってしまった。 第七妖怪夢幻白夜(むげんのびゃくや) 声 - 真殿光昭 奈落放った「幻」の分身一人称「俺」日本刀背負ったのような容姿女性見紛うほどの中性的美貌持ち主だが、れっきとした男性である。 「幻」を司る分身相応しく変幻自在かつ強力な幻術犬夜叉たちを翻弄する機転利き、ただ幻を見せるだけでなく、幻という嘘に本物という真実織り交ぜる事にも長け劇中では幻の曲霊に曲霊の肉片匂い紛れさせて殺生丸誘導巨大蜘蛛内部では幻の奈落人質取った本物のりんを配置するなどした。奈落新生後になってから生み出した分身のため、犬夜叉殺生丸奇襲をかわすほど身体能力高く身のこなしも軽い。 基本的に戦闘には参加せず犬夜叉殺生丸動向監視し奈落報告する観察者」に徹している(本人曰く自分仕事は見る事だけ)。移動の際には、術で巨大化させた白い折り鶴用いる。遠方様子は、自身眼球変化させた一つ目蝙蝠飛ばして窺う上記折り鶴や、自身身代わり生み出す白い瘴気の毒蛇召喚できる瓢箪など、奈落分身の中では多彩な小道具武器用いる。奈落引けを取らない幻術加え前述道具用いた多種多様な技を扱うほか、諜報偵察奈落代わりに策を考案実行するなど、その活動能力多岐にわたり、事実上の「奈落腹心」と呼べ存在となっている。一時期紅牛魔と行動を共にし、妖狼族のほとんどを惨殺した。 背中差している刀には刀身が無いが、一度しか使えない切り札として妖力写し取る複製能力がある。物語終盤四魂の玉自身願いを叶えるために奈落指示され冥道残月破の力を吸い取ったことで黒い刀身発生した飄々とした性格掴み所のない人物であり、敵対関係にある犬夜叉殺生丸にも馴れ馴れしく接する。奈落に対して例外ではなく、彼とは主従関係というよりも対等に近い関係を築いており、軽口平然と叩く。完結編では、珊瑚飛来骨に手ひどくやられた奈落をからかう場面もあった。からかわれ奈落の方も「うるさい、黙れ」と悪態をつく程度留め、罰を与え様子すらなかったことから、彼に心臓握られて従っていた神楽神無奈落心臓である赤子とその片割れの白童子はまった異な待遇受けていたことが示唆されている。 上記通り立ち振る舞いすべてが異彩放ち、その行動原理は謎に包まれている。その姿勢最期まで変化しなかった。これまでの分身たちとは異なって奈落への嫌悪感恐怖心一切抱かず分身たちの中で唯一最期まで彼に忠実だった。 その一方で観察者役割通り越し傍観者」然として振舞っている節があり、犬夜叉たちとの闘い因縁も「他人事」として捉え一切関心示さない。彼らとの闘いにも一貫して消極的であり、奈落疑問投げかける描写見られた。 また、神楽神無見られ人間らしい感情希薄であり、犬夜叉殺生丸はおろか生みの親たる奈落言動(「人の心」を持つが故の苦悩等)すら、自分には理解できない述べ冷徹な一面もある。神無鏡の妖弱点知りながら、彼女に同情して苦戦強いられた犬夜叉には呆れ示し自身が敵ならば躊躇なく弱点を突くと明言している。 奈落共同体であり、彼が手傷を負うと、白夜も同じダメージを負う。そのため、白夜奈落分身(心臓である赤子は除く)の中で唯一固有の臭いを持たず奈落同一の臭いを持つ。それ故劇中で彼が起こした事件の殆どが「奈落仕業」だと犬夜叉たちに誤認されている。最終決戦ではその特性生かし犬夜叉気付かれる事なく、かごめへの接近成功した(周囲充満した奈落体内の臭いと完全に同化してしまう為)。 作中白夜犬夜叉一行殺生丸攻撃ダメージ負ったことは一度もなく、最終決戦奈落本体にかごめの破魔の矢当たった時と、殺生丸爆砕牙奈落体内が斬られた時の負傷している。いずれも巨大蜘蛛内部奈落負傷し共同体特性故に巻き添えで喰らった形であり、彼本人落ち度はない。 最終決戦となった奈落巨大蜘蛛内部では犬夜叉たちに幻を見せて翻弄した他、弥勒風穴吸い込まれる事を恐れ珊瑚焦燥させ、幻の奈落四魂の玉ごと本物のりんを飛来骨巻き添えにするように仕向けた完結編では幻の奈落通じて弥勒には「救い法師弥勒救われたいのは己自身か?」と投げかけ、結果的に人質のりんに向けて飛来骨投げてしまった珊瑚には「退治屋珊瑚退治されたのはお前自身だ」と、彼らの生業絡め台詞二人追い詰めた最期冥道残月破妖力複製した刀でかごめを斬りつけ直後犬夜叉斬る冥道残月破倒された。その時でさえ「奈落の死と同時に滅び身体だから未練はない」、「役目果たした」旨の発言残し死の恐怖にも最期まで無頓着だった技一覧 幻術げんじゅつ) 敵に幻を見せる術。作中では無数の折り鶴殺生丸誘き寄せるために霊体の曲霊、巨大蜘蛛内部ではりんの幻を見せて翻弄した。 蓮の身代わりはすのみがわり) 所持している白い自身の姿に変えて敵の攻撃かわしたり注意を逸らす。 蓮の炎(はすのほのお) 所持している白いから炎を出す技。いわゆる火炎放射で、結界身を隠していた琥珀を守る胡蝶飛鳥を倒す際に使用瓢箪ひょうたん) 腰に下げている瓢箪瘴気の毒蛇空間転移を行う液体入ってる。また曲霊の匂いがついた借り物肉体肉片入れて、幻の曲霊と共に殺生丸誘き出した瘴気の毒蛇しょうきどくへび所持している瓢箪から毒々しい紫色の無数の毒蛇放つ。毒は奈落瘴気作中では琥珀四魂のかけら穢すために使用し琥珀邪見噛みついた。 空間転移くうかんてんい) 所持している瓢箪入った液体で円を描き、円で囲った場所ごと月の幻と共に異空間移動させる技。奈落策略犬夜叉と殺生丸を1対1戦わせるために使用。また白い使って自身転移させる場合もあり、こちらは巨大蜘蛛内部使用一つ目蝙蝠ひとつめこうもり片目から分離した眼球コウモリのような翼を生やして飛行させる遠距離異空間にいる相手監視できる他、片目眼窩奈落触手入れれば奈落視界にもその映像見える。白夜にとって触手入れられる感触は不快らしく、内心では「気持ち悪い」と愚痴こぼしていた。 妖力複製ようりょくふくせい背中刺している刀の技。刀身のない柄には妖力複製写し取る能力があるが、一度しか使えない妖力複製する刀身のない柄を収める鞘と同じ太さ長さを持つ刀身発生する刀身の姿は写し取った妖力準じ一度しか使えない都合上殺生丸犬夜叉苦労努力重ねて扱えるようになった冥道残月破白夜はいとも容易く扱えてしまう。この能力犬夜叉冥道残月破コピーした冥道残月破めいどうざんげつは) 刀身がなく、一度しか使えない妖力写し取る刀の技。巨大蜘蛛内部にて犬夜叉放った冥道残月破傷跡から妖力写し取って鉄砕牙同様に黒い刀身発生させ、かごめを斬った。奈落がかけた四魂の玉自身の願によって発動が遅れ、白夜奈落、玉が現世から消滅した瞬間にかごめを四魂の玉の空間に繋がる冥道送った紅牛魔(べにぎゅうま) 声 - 西前忠久 角のない赤い牛鬼のような妖怪欠片集め本腰を入れた奈落の命を受け、白夜と共に妖狼族狩り行った。肩に装着した武器を灰に与え鋼牙の命を狙わせる。 並の妖怪一蹴する強さだが、鋼牙の五爪によって瞬殺された。 巨大蛾きょだいが) 紅牛魔と同じく白夜使役され巨大な蛾妖怪形態太を捕らえていたが、成虫後は妖気撒き散らしながら鋼牙達を誘導して魍魎丸に喰われた。この捕らわれていた太も喰われそうになるが、その場駆け付けた珊瑚雲母によって助けられた。 人間の負の心(にんげんのふのこころ) 声 - 家中宏霊山奈落赤子失敗作と共に切り捨てた人間の負の心。首だけの姿で蔭刀の顔の奈落同じだが、髪が異様に長髪鬼蜘蛛初期奈落と同じ声で喋る。小蜘蛛の姿になる事も可能。鬼蜘蛛の心でもあるらしく、邪な思い浅ましき願い薄汚い執着を持つ。四魂の玉に闇の力与え桔梗を殺すのにふさわしいと奈落判断し、小蜘蛛の姿で再び奈落取り戻された。 曲霊(まがつひ) 声 - 草尾毅 四魂の玉にこもった無数の妖怪達の邪念化身奈落肉体一部使い発生した邪悪かつ陰湿奈落以上に冷酷。完全な妖怪であり、半妖奈落見下している。 表情は常に狂気帯びている。奈落同様、高い再生能力伸縮自在硬質化する触手などで物理的な攻撃を完全に無効化し、殺生丸圧倒するほどの戦闘力有する。「悪霊の毒」と呼ばれる奈落をも越えた毒素持ち、その毒は殺生丸の毒の爪を溶かし、瘴気痛み感じなくなった弥勒すら苦しめる。尚、曲霊を倒して四魂の玉の邪念消えない奈落肉体一部使っているため、当初夢幻白夜殺生丸琥珀犬夜叉、かごめからは奈落分身誤解された。霊体の曲霊は肉体の曲霊に憑依せず、遠隔操作借り物肉体動かしているが、天生牙本体霊体を斬られるとそのダメージ借り物肉体にも現れる異形の鎧を身に纏い長い白髪狂気の表情を持つ若い男性風の妖怪肉体奈落肉体一部作った借り物身体本体霊体のため、天生牙以外では傷一つつけることができない霊体妖怪・人間対し生死問わず憑依することができる。完結編では借り物肉体の曲霊、霊体の曲霊の声色それぞれ異なり不気味なものとなっている。 また新生奈落とは似て非なる異形の鎧は一部左右非対称で、胸部の左側には四魂玉のような球体装飾がある。 「邪視」と呼ばれる霊力を持つ者を昏睡させる術を持つ。また、憑依せずとも四魂欠片取り巻肉片操れる。生まれながらにかごめの霊力封印していた張本人であり、曲霊が滅びるとかごめの霊力封印解ける四魂の玉の完成のために琥珀襲い殺生丸犬夜叉一行全員相手になお圧倒したが、殺生丸爆砕牙発生し撤退余儀なくされるその後白夜使って殺生丸琥珀から遠ざけ、再び襲撃し奈落協力もあって遂に四魂の玉を完成させた。 玉の完成後の最終決戦では奈落と並ぶ最後の敵として犬夜叉一行と殺生丸の前に立ちはだかる犬夜叉操りアクロバティック動き殺生丸を傷つけるが、最期竜鱗の鉄砕牙自我取り戻した犬夜叉の妖穴に捕らえられ殺生丸天生牙倒された。 名前と概念初期から登場していた。曲霊は奈落従属する立場ではなく分身でもない戦闘センス奈落上回るほどで、自らが最強であるという自負を持つ。さらに戦闘長ける強者ありながら更なる強さ求め妖怪特有の貪欲さ弱者苦しめ嗜虐心持ち合わせ奈落ですら使わなかった残酷な手段をも用いる。また奈落人間らしい情を理解しているのに対し、曲霊はそういう部分一切ない。作者いわく「絶対悪」「目的が何か不明なもの」。 アニメでは一人称が「儂」から「我」に変更されている。技一覧 憑依ひょうい霊体人間妖怪半妖生死問わず取り憑き自身借り物肉体として操作する奈落肉体一部使って異形の鎧を纏う白髪の男性の姿で実体化させた際は本体である霊体借り物肉体から遠ざけて遠隔操作操った爆砕牙借り物肉体破壊された後は、奈落白夜の策として琥珀憑依弥勒珊瑚対峙した際は琥珀の声でわざわ喋ったり、弥勒風穴吸いませようとした他、穢れた欠片通じて悪夢見せていた。琥珀から脱出した後はりんに憑依し人質にするために奈落白夜潜んでいる洞窟誘導しそのまま四魂の玉の力で造った奈落巨大蜘蛛内部閉じ込めたその後はりんを見張っていたが、その場四魂の玉の邪気妖怪化した犬夜叉憑依し殺生丸戦った悪霊の毒あくりょうのどく) 曲霊の最大武器毒素殺生丸はおろか新生奈落や白童子魍魎丸の瘴気をも上回り殺生丸ダメージ与えた他、老毒仙の苦痛感じなくなったはずの弥勒がこの毒を風穴吸った際は苦痛らせた。この毒は借り物肉体霊体問わず使用できる。また天生牙で再び霊体ダメージ与えられた際には、琥珀憑依したときに風穴に吸わせた毒で傷を癒し弥勒体内から抜け出て同じく毒気浴びて気絶したりんに憑依するなど霊体の曲霊のバックアップ兼ねる。 触手しょくしゅ借り物肉体の技。奈落無双魍魎丸と同じ攻撃手段だが、作中最強レベル白兵戦殺生丸圧倒した触手からは悪霊の毒放ちダメージ与える他、奈落触れられない桔梗浄化の光を持つ琥珀欠片一瞬穢した。 邪気(じゃき) 四魂の玉の中の合体妖怪禍々しい邪気奈落邪気をも上回り霊力封じられているかごめの破魔の矢桔梗浄化の力も一瞬無力化してしまう。この邪気で無数の妖怪達を呼び寄せて操る事もできる。また悪霊の毒生み出すになっていて曲霊のバックアップ兼ね、この邪気浴びた者には霊体の曲霊が憑依する。奈落巨大蜘蛛内部では殺生丸天生牙から逃れよう犬夜叉からかごめに憑依するために、この邪気をかごめに浴びせるが、竜鱗の鉄砕牙の力によって阻まれた。 邪視(じゃし) 霊力を持つ者を昏倒させる術。狂気の表情を持つ目からこの術を放つ強大な霊力を持つかごめに対して使用し、本来、桔梗上回るはずのかごめの霊力もこの術の応用生まれながら封じていた。 肉片操作にくへんそうさ) 妖怪集合体構成され借り物肉体大小分けて操る。この技で化け犬化した殺生丸圧倒し犬夜叉冥道残月破発動しようとした際は肉片邪視昏倒したかごめと七宝珊瑚乗った雲母邪気気絶した琥珀弥勒とりんが乗った阿吽周囲撒き散らせ、発動封じた。また殺生丸天生牙霊体を斬ろうとした際はこの世の物である奈落肉片防ぎ3本硬質化した肉片触手殺生丸突き刺した挙句殺生丸奈落肉片の塊に取り込もうとした。さらにこの肉片取り除くために迂闊に鉄砕牙必殺技放てない犬夜叉を「自慢の刀で塊ごと吹き飛ばしたらどうだ?心配せずとも中の殺生丸粉々になっても奈落一部として復活する」という挑発苛つかせながら触手封じるが、最後殺生丸から覚醒した爆砕牙によって肉片破壊され、斬られた肉片ダメージ無傷肉片まで行き届いた事で再生能力までもが無効化されてしまう。 鎌の触手(かまのしょくしゅ琥珀愛用している鎖鎌妖力変形させた触手。元の鎖鎌に戻すことも可能。妖怪の骨でできているため、借り物肉体肉片操作同様に自在に操れる。無数の鎌がある歪な形状触手巨大化させると、琥珀を逃がさんとする珊瑚を再び傷付けた他、追ってきた犬夜叉達を攻撃するために数本巨大な鎌の触手にも変えた。この一件琥珀長らく使用していた鎖鎌を失うことになる。 悪夢(あくむ) 邪気黒く穢れた四魂欠片通じて見せ悪夢気絶させた琥珀にかつて奈落操られて父と退治屋仲間達と殺し、珊瑚傷付けた悪夢欠片の力で何度も繰り返し体験させる残虐な精神攻撃。曲霊が邪悪かつ完全な妖怪であるが故に使った技だが、人の心を持つ半妖奈落意識がある状態の琥珀操り珊瑚を再び傷付けようとした事もあるため、人の心があるかないかの差で両者やり方大した違いはない。この術で血の涙を流すほど琥珀の心を徹底的に弄び、壊す寸前までじわじわ追い詰めるが、わずかに残っていた桔梗の光が抵抗しながら悪夢苦し琥珀導き正気取り戻させた。

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