最後の戦いとは? わかりやすく解説

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最後の戦い

作者ロバート・シェクリイ

収載図書宇宙市民
出版社早川書房
刊行年月1987.12
シリーズ名ハヤカワ文庫SF


最後の戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 17:51 UTC 版)

最後の戦い』(さいごのたたかい、原題:Le Dernier Combat[注 6])は、リュック・ベッソン監督による1983年の映画作品[2]


注釈

  1. ^ 「監督・脚本[2]」。「監督[1]
  2. ^ 「製作・脚本[2]」。カタカナ表記は「ピエール・ジョリヴェ[1]」、「ピエール・ジョリベ[2]」。
  3. ^ 「Producteur délégué」。カタカナ表記は「コンスタンタン・アレグザンドロフ[1]」、または「コンスタンチン・アレクサンドルフ[2]」。
  4. ^ 「製作・脚本[2]」。『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』では「製作」にはクレジットしていない[1]。カタカナ表記は「ピエール・ジョリヴェ[1]」、または「ピエール・ジョリベ[2]」。
  5. ^ カタカナ表記は「ソフィー・シュミット[1]
  6. ^ アメリカでの公開名は「The Final Combat[3]」、「The Last Battle」。
  7. ^ 台詞はないが、呻き声や、効果音・BGMはある。
  8. ^ ベッソンは18歳のとき、徴兵により、アルプス山中で1年間の兵役に任に就いた[8]。映画作りを目指すベッソンにとってこの1年間は完全に「無駄」な時間であったという[8]。自分の夢を叶えるためにはまったく無益と思われる軍務に辟易したベッソンは、映画作りをしたいという衝動を抑えきれず、1週間の休暇を利用して『Le Pétite Siren』を撮影したのである[8]。この作品はモノクロの10分の短編[7]。夜の海辺で女性が男を海遊びに誘う[7]。その後、その男は帰ってこない[7]。これが何度か繰り返される[7]。この女に惹かれた男性が、もしも自分の愛が本物であるならば人魚が迎えに来るはずだと信じ、重りを携えて海の底に向かう[7]。本作は後の『グラン・ブルー』の原型とされている。ただしこの作品は世に出ず、「幻のデビュー作」となった[9]。なお「Siren」はギリシア神話のセイレーンのことだが[8]、「Le Petite Siren」は、一般的には「人魚姫」と和訳される。
  9. ^ ベッソン本人はこの作品を「どうしようもない駄作」と述懐している[8]
  10. ^ ベッソンはこのときのことを根にもっており、映画監督して有名になったあとも、当時の窓口の「大まぬけ」あてに、新作映画の「非招待状」を送ったという[8]
  11. ^ 始めは書類のコピー係や食事の配達をしていたという[10]。最初期に「コピー取り」として参加した作品が、フランスで撮影中の『007 ムーンレイカー』だった[10][11]
  12. ^ この間、2か月ほどの短期間ではあるが、ベッソンはハリウッドにも渡って映画産業の下働きをしている[10][12]。ここでも主な仕事はコピー取りだったという[10]
  13. ^ 製作費を提供するという人物がいたのだが、実際に撮影に入る直前になって約束を反故にしたという[15]。ベッソンは、後になって考えれば、「かえってよかった」と語る[15]。当時の自分たちは、まだ『サブウェイ』のような大掛かりな作品をつくるには経験不足だったという[15]
  14. ^ フランソワ・クリュゼにも出演を依頼したが、スケジュールが合わないといって「丁重に」断られたという[16]
  15. ^ 感光層の不良で、専門的には「スタチックマーク」と呼ばれる。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』第4部(巻末)p3-4「最後の戦い」
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 『ぴあシネマクラブ2 外国映画編 2000-2001』、p446「最後の戦い」
  3. ^ a b c d e f g 株式会社スティングレイallcinema最後の戦い。2020年1月29日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g キネマ旬報キネマ旬報映画データベース最後の戦い。2020年1月29日閲覧。
  5. ^ a b c 『ぴあシネマクラブ2 外国映画編 2000-2001』、p1335「リュック・ベッソン」
  6. ^ 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』小林雅明「リュック・ベッソン・ワールド 2 リュック・ベッソン・ストーリー」p27
  7. ^ a b c d e f g 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』小林雅明「リュック・ベッソン・ワールド 2 リュック・ベッソン・ストーリー」p28
  8. ^ a b c d e f g h i 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p14
  9. ^ a b c d 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』小林雅明「リュック・ベッソン・ワールド 2 リュック・ベッソン・ストーリー」「ベッソン、映画を撮る」p34
  10. ^ a b c d e 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』小林雅明「リュック・ベッソン・ワールド 2 リュック・ベッソン・ストーリー」p29
  11. ^ a b c 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p19
  12. ^ 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p18
  13. ^ a b 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p21
  14. ^ a b c d e f g h i 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』小林雅明「リュック・ベッソン・ワールド 2 リュック・ベッソン・ストーリー」「ベッソン、映画を撮る」p35
  15. ^ a b c d e 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p25
  16. ^ a b 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p24
  17. ^ 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』第4部(巻末)p3「最後から2番めの男」
  18. ^ 『Filmmakers (1) リュック・ベッソン』小林雅明「リュック・ベッソン・ワールド 2 リュック・ベッソン・ストーリー」「ベッソン、映画を撮る」p36
  19. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p30
  20. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p31
  21. ^ 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p44
  22. ^ a b c d e 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p43
  23. ^ a b c d e f g h 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p48
  24. ^ a b c 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p50
  25. ^ a b c 『最後の戦い リュック・ベッソンの世界』p151
  26. ^ 株式会社スティングレイallcinema1983年 第11回 アボリアッツ・ファンタスティック映画祭。2020年2月1日閲覧。


「最後の戦い」の続きの解説一覧

最後の戦い(1898年-1917年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 03:33 UTC 版)

インディアン戦争」の記事における「最後の戦い(1898年-1917年)」の解説

1898年10月5日ミネソタ州リーチ湖でのシュガーポイントの戦いアメリカ第3歩兵連隊兵卒オスカー・バーカードにインディアン戦争では最後の名誉のメダル贈られた。 1917年アリゾナ州ノーゲールズのすぐ西でアメリカ10騎兵隊ヤキインディアン交戦

※この「最後の戦い(1898年-1917年)」の解説は、「インディアン戦争」の解説の一部です。
「最後の戦い(1898年-1917年)」を含む「インディアン戦争」の記事については、「インディアン戦争」の概要を参照ください。

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