風穴とは? わかりやすく解説

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かざ‐あな【風穴】

読み方:かざあな

風が吹き通る穴やすきま。障子破れ穴など。

通風換気のために壁や窓にあけた穴。かざぬき

山腹などにある大きな奥深い穴。夏、冷風吹き出るふうけつ


ふう‐けつ【風穴】

読み方:ふうけつ

山腹渓間などにあって夏季に冷たい風を吹き出す洞穴溶岩トンネル大きなもので、洞内温度差による対流によって風を生じる。


風穴

読み方:かざあな

  1. (一)風の吹き入るべき穴。(二)又は出刃庖丁凶器を揮つて横腹をつきつらぬくをいふ。「どてッ腹に-開けるぞ」。

分類 東京

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風穴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 02:18 UTC 版)

地形としての風穴(ふうけつ、かざあな)とは、洞窟の内外で生じる気温差や気圧差によりの流れが生じ、洞口(洞窟の開口部、出入り口)を通じて体感的に大気循環がある洞窟の一形態である。英語では blowing cave日本語音写例:ブローイングケイブ、ブローイング ケイヴ)" という[1]。なお、英語のwind caveは、風の作用により形成された横穴・洞窟[2]をいうので、日本語につられてwind caveとしないように注意が必要。


注釈

  1. ^ refugia(レフュージア、レフュジア、リフュージア)とは、ある生物群の環境上の避難場所。ここでは、氷期の気候変化の影響を受けずに昔のままの生物群が残存できている、その地域を指す。cf. en:Refugium (population biology)

出典

  1. ^ https://pubs.usgs.gov/wsp/1899k/report.pdf
  2. ^ https://www.showcaves.com/english/explain/Speleology/Wind.html
  3. ^ a b 清水・澤田 2015, p. 4.
  4. ^ 漆原 1996, p. 296.
  5. ^ a b 「清水長正:夏もひやひや風穴の不思議 ◇明治の養蚕支えた「天然の冷蔵庫」、全国に訪ねる◇」『日本経済新聞朝刊』日本経済新聞社、2017年6月15日。2019年10月4日閲覧。
  6. ^ a b 清水・澤田 2015, p. 5.
  7. ^ 清水・澤田 2015, p. 12.
  8. ^ 清水・澤田 2015, p. 13.
  9. ^ 清水・澤田 2015, p. 14.
  10. ^ 清水・澤田 2015, pp. 18–19.
  11. ^ 清水・澤田 2015, pp. 42–50.
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq 清水・山本 2013
  13. ^ a b 清水 2004, p. 139.
  14. ^ 清水 2004, pp. 126, 130, 134.
  15. ^ 清水 2004, p. 134.
  16. ^ 清水 2004, p. 126.
  17. ^ 清水 2004, pp. 123, 128, 134–136.
  18. ^ a b 清水 2004, pp. 128, 137.
  19. ^ a b c d e f g デジタルアーカイブ福井 2009
  20. ^ a b 清水 2004, pp. 128, 139.
  21. ^ 『信濃毎日新聞』2013年9月22日号 [要ページ番号]
  22. ^ http://www.82bunka.or.jp/bunkazai/result.phpkword_txt=&map=1&bunkazai_area_01=20000&bunkazai_area_02=20217 [リンク切れ]
  23. ^ 清水 2004, pp. 128, 137–139.
  24. ^ 清水 2004, p. 128.
  25. ^ 風穴”. Microsoft OneDrive. 2024年4月7日閲覧。
  26. ^ a b c 小学館『デジタル大辞泉』、三省堂大辞林』第3版、小学館『精選版 日本国語大辞典』. “風穴”. コトバンク. 2019年10月4日閲覧。
  27. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “風穴”. コトバンク. 2019年10月9日閲覧。
  28. ^ 風抜き”. コトバンク. 2019年10月9日閲覧。
  29. ^ 風抜”. コトバンク. 2019年10月9日閲覧。
  30. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “通風孔”. コトバンク. 2019年10月9日閲覧。
  31. ^ 通気孔”. コトバンク. 2019年10月9日閲覧。
  32. ^ 三省堂『大辞林』第3版. “換気口”. コトバンク. 2019年10月9日閲覧。
  33. ^ a b c d e 小学館『デジタル大辞泉』、三省堂『大辞林』第3版、小学館『精選版 日本国語大辞典』. “風穴を開ける”. コトバンク. 2019年10月4日閲覧。
  34. ^ a b 土手っ腹”. コトバンク. 2019年10月10日閲覧。



風穴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 08:48 UTC 版)

日本の高山植物相」の記事における「風穴」の解説

標高が低い場所で高山植物見られる場所の一つとして東北地方から北海道にかけての風穴がある。風穴は岩屑地帯火山周辺溶岩流などに見られ一年通して10度前後気温である。風穴から夏季冷涼な空気流出する周辺高山植物群落見られる例がある。山形県高畠町標高700メートルの風穴周辺秋田県大館市長走では標高200メートル程度という低い標高であるが、ゴゼンタチバナコケモモといった高山植物見られる北海道では十勝地方空知地方、そして札幌近郊1000メートル以下の標高であるにもかかわらず周辺イソツツジコケモモリンネソウなどの高山植物群落見られる風穴がある。東北北海道の風穴を比較すると、北海道の風穴周辺の方がより多く種類高山植物見られる。また低標高地で見られる高山植物群落多く地質地形によって高山植物群落発達した考えられる中で、風穴周辺はその地の気温によって高山植物群落発達した点が注目される

※この「風穴」の解説は、「日本の高山植物相」の解説の一部です。
「風穴」を含む「日本の高山植物相」の記事については、「日本の高山植物相」の概要を参照ください。


風穴(ふうけつ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:14 UTC 版)

ノラガミ」の記事における「風穴(ふうけつ)」の解説

妖が出てくる場所で黄泉にあいた穴。基本的に不規則に発生する

※この「風穴(ふうけつ)」の解説は、「ノラガミ」の解説の一部です。
「風穴(ふうけつ)」を含む「ノラガミ」の記事については、「ノラガミ」の概要を参照ください。


風穴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 14:07 UTC 版)

ザ・クレーター」の記事における「風穴」の解説

1969年9月17日掲載32ページ新書版少年チャンピオン・コミックス未収録作品同居する2人レーサーの話。そのうち1人オクチンの顔だが名前は書かれていない)が等身大マネキン人形マスコットにし、レースで車にまで乗せていた。もう1人レーサー酒井はそれが気に食わず日頃から人形を傷つけたり捨てようとした。ある日2人遂に全面衝突し、富士山麓にある風穴で話し合ったものの決裂酒井無理やり人形捨てたが、2人は風穴の出口見失ってしまう。人形捨てられレーサー絶望を口にするが、酒井はそれを詫びながら励まし続け、ようやく病院辿り着く翌朝助けてくれた酒井に礼を言おう病室から玄関向かったレーサーだが、そこに酒井の姿はなく、代わりに泥だらけ手足バラバラになったマスコットマネキン人形残骸散らばっていた。

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