ベニバナイチヤクソウとは? わかりやすく解説

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ベニバナイチヤクソウ


紅花一薬草

読み方:ベニバナイチヤクソウ(benibanaichiyakusou)

イチヤクソウ科常緑多年草高山植物園芸植物薬用植物

学名 Pyrola asarifolia var.purpurea


ベニバナイチヤクソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 19:57 UTC 版)

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ベニバナイチヤクソウ
岩手県八幡平 2015年6月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
亜科 : イチヤクソウ亜科 Pyroloideae
: イチヤクソウ属 Pyrola
: Pyrola asarifolia
亜種 : ベニバナイチヤクソウ
P. a subsp. incarnata
学名
Pyrola asarifolia Michx. subsp. incarnata (DC.) A.E.Murray
シノニム

本文記載

和名
ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)

ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草、学名:Pyrola asarifolia subsp. incarnata )はツツジ科イチヤクソウ属常緑多年草

かつてはイチヤクソウ科とされたが、旧イチヤクソウ科は新しいAPG植物分類体系では全てツツジ科に含められている。

特徴

に長さ3-5cmの葉柄があり、葉身は円形または卵状楕円形で、長さ3-4.5cm、幅2-3.5cmになる。葉の先端は円く、基部は円いか、やや心形になり、縁には目立たない細かな鋸歯がある。

花期は6-8月上旬。葉の間から長さ15-25cmになる花茎を伸ばし、総状花序をつけ、8-15個のがつく。花茎は赤みを帯び、1-3枚の広披針形の鱗片葉がある。は狭長楕円形で先は急に短くとがる。萼片は5個で離生し、狭卵形で、長さは幅の2倍になり、長さ2-3mm、幅1-1.5mmになる。は桃色から濃桃色、花弁は5個あり離生して径約13mmの広鐘形になり、下向きに咲く。花柱は湾曲し、長さ6-8mmになり柱頭は小さく5裂する。果実は径約7mmの蒴果になる。

種小名 asarifolia は、「カンアオイ属のような葉の」の意味[1]

分布と生育環境

日本では北海道、本州中部地方以北に分布し、山地帯から高山帯下部の草地、低木林、林縁などに生育する。イチヤクソウ属の他の種と異なり、群生することが多い。世界では朝鮮、中国東北部、シベリア、カムチャツカ、アラスカに分布する。

シノニム

  • Pyrola asarifolia Michx. var. incarnata (DC.) Fernald
  • Pyrola asarifolia Michx. var. purpurea (Bunge) Fernald
  • Pyrola incarnata (DC.) Fisch. ex Freyn
  • Pyrola rotundifolia L. var. incarnata DC.

脚注

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  1. ^ 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.282

参考文献



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