長走風穴の植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 06:16 UTC 版)
長走風穴は、標高が160から180m程度でありながら、標高1000m程度の高山植物が多数群生している。 風穴の植物が初めて記載されたのは牧野富太郎や、三好学による長走風穴によるものが最初で、そこでは標高200m程度のコナラやミズナラの林の中にコケモモやゴゼンタチバナ、オオタカネバラなどの高山から亜高山帯の植物群落が見られる。三好の調査により1926年には「長走風穴高山植物群落」として、富士山麓に次いで国の天然記念物に指定された。風穴植物が天然記念物になっているのは長走風穴と福島県の中山風穴の2か所のみである。 エンレイソウ、オオタカネイバラ、オオナルコユリ、クルマユリ、コケモモ、ゴゼンタチバナ、ヤナギラン、ナンブソウ、ベニバナイチヤクソウ、エゾリンドウ、ウスノキ、オオバスノキ、オオハナヒリノキ、ナナカマド、コキンバイ、チゴユリ、ヒメノガリヤス、ヤマドリゼンマイ、マンネンスギ、ムラサキヤシオツツジ、ヤマユリ、ツルリンドウ、ヤマツツジ、セリバオウレン、カタクリ、ショウジョウバカマ、マイヅルソウ、サイハイラン、クモキリソウ、ヨツバヒヨドリ、フタリシズカなどを観察することができる。
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