新生奈落
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:02 UTC 版)
白霊山で無数の妖怪達を使って組み直した奈落の強化形態。桔梗を想う鬼蜘蛛の心を完全に捨て去っている。上半身に複数のトゲの生えた外骨格状の鎧があり、背中には竜の尾が3本も生えている。両手の甲には赤い単眼がある他、腹部の鎧には巨大な赤い目玉がある。桔梗からは飾り立てただけの姿と評されているが、戦闘力はパワーアップしている。性格はさらに傲慢なものとなり、桔梗に対して「運命だの宿命だのは弱者の戯言に過ぎず、本当に力ある強者は運命も宿命も己で作り出すものなのだ」とすべての支配者のような物言いをした他、殺生丸に対してはそれまでしていた様付けではなく、平然と呼び捨てにするなど態度も大きくなっている。この態度は虚勢ではなく新生奈落の妖力は殺生丸と同等であり、殺生丸の攻撃を防御するだけでなく、結界でそっくりそのまま跳ね返している。ただし、奈落自身の肉体の防御力は低く、殺生丸の攻撃で肉体を砕かれてしまっている。新生前と同じく瘴気と触手を武器とする他、鎧のトゲから奈落の骨でできた武器を作り出す事が可能。背中の竜の尾は伸縮自在で尖端からギザギザの牙がある口を展開し、ダメージを受けた場合は傷口から瘴気を吐き出す。心臓である赤子とそれを守る城である魍魎丸を取り込もうとした際は、城攻めの策として妖怪の結界を溶かす触手を持つ溶命樹を吸収した他、魍魎丸にわざと喰われるために肉体を変化させてハサミがない代わりに奈落の頭部と胸部に無数の触手がある赤いサソリのような形態にもなった。
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