亀の甲とは? わかりやすく解説

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かめ‐の‐こう〔‐カフ〕【亀の甲】

読み方:かめのこう

亀のからだを覆う角質硬い殻。甲羅かめのこ

六角形前後左右連続した模様きっこう

ベンゼン環のこと。六角形をなすのでいう。

波しぶきを防ぐために船首につける厚板囲い

戦国時代城攻め用いた兵車で、外面を生の牛皮などで覆ったもの。


亀の甲

読み方:カメノコウ(kamenokou)

亀の甲羅


亀の甲

読み方:カメノコウ(kamenokou)

所在 静岡県掛川市


亀の甲

読み方:カメノコウ(kamenokou)

所在 山口県山陽小野田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒436-0028  静岡県掛川市亀の甲
〒756-0075  山口県山陽小野田市亀の甲

亀甲

(亀の甲 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/12 08:26 UTC 版)

亀の骨格
背甲(左:表面の甲板、右:裏側)。
腹甲(左:表面、右:裏側)
背甲の裏側。肋骨などが変化した部分を分解したもの。
甲羅の進化
代謝性骨疾患によってピラミッド状の甲板になったアナホリゴファーガメ

亀甲(きっこう、きこう、かめのこう)、または亀の甲(: Turtle shell)はカメ目の動物の甲羅で、肋骨から進化した特殊な軟骨からなり[1]、カメの体を保護する外殻である。古くはいくつかの用途に利用された。

なお、亀の甲の解剖学的解説についてはカメ#甲羅、進化史についてはカメ#進化を参照されたい。

病気

シェルロット(Shell rot)
不適切な飼育などによって、甲羅が腐った状態[2]
代謝性骨疾患
栄養失調で甲羅がピラミッド状に形成される[3]

用途

刻字

清の光緒年間、金石学者の王懿栄が亀甲に古文字があることを偶然発見した。後にこれが甲骨文字と呼ばれるようになった[4]

占卜

亀甲は中国の伝統的な占いである亀卜(きぼく、別名:甲卜)の道具である。古代、亀甲の上部に穴をあけて熱したものを入れ、生成される亀裂《きれつ》を見て吉凶を計った。

薬用

亀の腹甲は漢方薬龜板と呼ばれる。腹甲からは亀苓膏が作られる。

装飾品

タイマイのような一部の品種の亀の甲は鼈甲(べっこう)として装飾品として加工されてきた。

「キッコウ」を冠する生物

「キッコウ」(亀甲)を冠する生物名(和名)は、以下のようなものがある。 亀甲の形、もしくは紋様に見立てられる。

脚注

  1. ^ Hutchinson 1996
  2. ^ Kaplan, H. M. (1957). "Septicemic, cutaneous ulcerative disease of turtles". Proc. Animal Care Panel. 7: 273–277.
  3. ^ Fife, Richard (2014年1月23日). “Pyramiding in Tortoises” (英語). Reptiles Magazine. 2023年7月30日閲覧。
  4. ^ 中國國家博物館研究員李先登認為,發現甲骨文的第一人並非王懿榮,而是天津人王襄
  5. ^ 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎 編『日本の野生植物 草本III 合弁花類』平凡社、1981年。 

参考文献

関連項目

外部リンク


亀の甲(黒)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:41 UTC 版)

長府」の記事における「亀の甲(黒)」の解説

長門国府があったときに「上の国府」と呼ばれていた地域で、上→亀、国府→甲となって亀の甲になったと『長門国志』にある。

※この「亀の甲(黒)」の解説は、「長府」の解説の一部です。
「亀の甲(黒)」を含む「長府」の記事については、「長府」の概要を参照ください。

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