甲虫類
鞘翅目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:30 UTC 版)
ハンミョウ科 Cicindelidae およびコガネムシ科 Scarabaeidae においてのみ、鼓膜器官が知られる。両分類群の鼓膜器官は位置が大きく異なり、したがって、それぞれ独立して進化したものである可能性が高い。 ハンミョウ科においては、ハンミョウ属 Cicindela では鼓膜器官が一般的であるものの、科レベルでは一般的ではないことが分かっている。ハンミョウの鼓膜は第一腹節背板に位置し、地面にいるときには前翅および後翅によって被覆される場所にある。飛行中に超音波を感知した時、翅の動きによって超音波領域のクリック音を生成する行動が観察されており、コウモリによる捕食から身を守るために鼓膜器官による聴覚を機能させていると考えられるが、よくわかっていないことが多い。 コガネムシ科においては、カブトムシ亜科 Dynastinae の2つの族、Cyclocephalini族および Pentodontini族においてのみ鼓膜器官の存在が知られている。これらの族における鼓膜器官は前胸(英語: Prothorax)の内側、頭部の付け根と胸部前端の接合部近くのいわゆる「首」にあたる部分の背側に位置する。超音波に対して感受性を示すため、本族の鼓膜器官による聴覚もまた、コウモリから身を守るために機能している可能性がある。Euetheola humilis の実験では、歩行時や飛行時には首をのばすことで鼓膜を体の表面に露出させ、超音波を感知すると首をひっこめる行動が観察され、この行動によって聴覚感度を調整している可能性が示唆されている。
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鞘翅目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 17:20 UTC 版)
ノコギリクワガタ・ヒラタクワガタ・コクワガタ ヤナギの樹液に多く集まる。 オオフタホシマグソコガネ・カドマルエンマコガネ・ダイコクコガネ これら糞虫は、1960年代、河川敷に放牧されていたウシの糞に集まっていたが、現在の生息状況は不明。 コアオハナムグリ ハマウドなどの集合花に集まる。 オオヒラタシデムシ・ヤコンオサムシ・セアカオサムシ ミミズなどの小動物の死骸を食べ、河川敷で見られる。 カワチゴミムシ 丸石河原では、本種をはじめ、大型種から微小種まで様々なゴミムシ類が見られる。 アイヌハンミョウ・コニワハンミョウ・ハンミョウ・エリザハンミョウ・マメハンミョウ アイヌハンミョウは丸石河原に多く、中流域に多く生息。コニワハンミョウは、狭い砂地や土のあるところに生息し、中流域から海岸部まで生息。ハンミョウ類は河原などが草地になると生息できなくなるため、適当なかく乱が必要。マメハンミョウの幼虫はイナゴの卵を食べるため多く見られる。 タマムシ ケヤキやエノキなどで構成される河畔林に生息。 マイマイカブリ 河畔林の林床に生息。 ヤナギハムシ・ヤナギルリハムシ・クルミハムシ・バライロツツハムシ・クロボシツツハムシ・コガタルリハムシ・ヨモギハムシ・アオバネサルハムシ・スキバジンガサハムシ ヤナギハムシとヤナギルリハムシはヤナギ類に見られ、葉を食べつくすほど大発生することもある。クルミハムシはオニグルミ、バライロツツハムシ・クロボシツツハムシはノイバラ、コガタルリハムシはギシギシ、ヨモギハムシ・アオバネサルハムシはヨモギ、スキバジンガサハムシはヒルガオ類で見られる。 ショウカイボン テントウムシ・ナナホシテントウ・ヒメカメノコテントウ・カメノコテントウ・カメノコテントウ・ハラグロオオテントウ・マクガタテントウ アブラムシ食べに集まる。マクガタテントウは小さな河川敷特有の種で、円山川には多い。
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鞘翅目
出典:『Wiktionary』 (2021/08/04 12:33 UTC 版)
名詞
類義語
翻訳
- ドイツ語 : (学術)order Coleoptera
- 英語 : (学術)order Coleoptera (en), (一般)coleopteran
「鞘翅目」の例文・使い方・用例・文例
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