マメハンミョウとは? わかりやすく解説

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まめ‐はんみょう〔‐ハンメウ〕【豆斑猫】

読み方:まめはんみょう

ツチハンミョウ科昆虫体長2センチくらい。体は細く黒色で、頭部赤色前翅(まえばね)に灰白色の縦のすじがある。大豆・ナス・ジャガイモなどの害虫幼虫バッタ類の卵塊食べる。成虫には人の皮膚水ばれ生じさせるカンタリジン含まれ発泡剤などに利用


豆斑蝥

読み方:マメハンミョウ(mamehanmyou)

マメハンミョウ科の昆虫

学名 Epicauta gorhami


マメハンミョウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 23:11 UTC 版)

マメハンミョウ
マメハンミョウ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目(鞘翅目) Coleoptera
上科 : ゴミムシダマシ上科 Tenebrionoidea
: ツチハンミョウ科 Meloidae
学名
Epicauta gorhami Marseul, 1873

マメハンミョウ(豆斑猫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・ツチハンミョウ科(Meloidae)に属する有昆虫として知られている。 「ハンミョウ」と名がついているが、ハンミョウとは別の科(Family)に属する。しかし、ハンミョウの方が派手で目立つこと、名前が似ていることから、混同される場合がある。

生態

産卵は、イナゴバッタ類の卵塊の側で行われ、孵化した幼虫は卵塊を食べて成長する。成虫の食性は植物食で広範な植物を摂取する。
分泌物にはカンタリジンが含まれており接触すると水疱性皮膚炎(水膨れ)を引き起こすことがある[1]。一方で、微量を漢方薬としても用い、イボ取り・膿出しなどの外用薬や、利尿剤などの内服薬とされた[2]江戸時代初期に渡来した本草綱目にハンミョウの毒について記載があり、マメハンミョウを粉にして暗殺に用いられたとされることもある。しかし、本草綱目を翻訳する際に無毒なハンミョウを当てはめたことにより暗殺は成功しなかったという意見もある[3]

脚注

  1. ^ 夏秋優『Dr.夏秋の臨床図鑑 虫と皮膚炎』学研プラス、2013年、15頁。 
  2. ^ 『本草綱目』第40巻 「蟲之二(卵生類下二十二種)」 斑蝥”. インターネット資料収集保存事業. 国立国会図書館. 2012年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月7日閲覧。
  3. ^ 毒薬「はんみょうの粉」の正体”. 2019年8月24日閲覧。


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