【S.3】
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 19:38 UTC 版)
田口・松重・光石と共に、"バイプレウッド"で『アウトローの森』の撮影に臨んでいる。役名は「フィリピンのエンドウ」で、「暗殺の本場・フィリピンに進出した国際派の暗殺者」を演じる。第5スタジオで撮影中の連続ドラマ『わたしの番です』にも、「北島健造」(ホテルのボーイ)役で途中まで出演していた。プライベートでは妻帯者だが、妻に頭が上がらない。
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【S.3】
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大杉の元・マネジャーで、大杉の急逝に伴って、バイプレウッド内の食堂「さざなみ庵」で働いている。第9話以降のナレーションを控えていながら、フィリピンへ赴いたままの遠藤を日本へ連れ戻そうと、自身もフィリピンへ向かう。
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【S.3】
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システム "バイプレウッド"で撮影中の連続ドラマに出演している俳優が、基本として1話単位で登場。いずれのドラマにも過去に放送された作品をもじったタイトルを付けているほか、在京地上波テレビ局のリモコンキーIDを冠した局名(放送上の表記は「○チャン」)を、収録スタジオの番号に応じて割り当てている。 以下、放送対象地域や所在地の記載がない制作局は、民放では関東広域圏(在京キー局)、NHKでは東京(首都圏放送センター)。NHKの地域放送局は東京とは別の局として扱う。 「元ネタ」の作品に出演していた俳優が元ネタさながらの役柄で登場するシーンや、「元ネタ」に当たらないが実際に放送されたドラマの役柄をその作品と無関係の俳優が演じるシーンもストーリーに盛り込まれているため、本編のエンディング映像には「この物語はフィクションです。実在の人物・放送局等とはあまり関係がありません」という字幕を最後に挿入している。ちなみに、ドラマとテレビ局の組み合わせが元ネタの作品と制作局と完全に一致しているパターンは、『大合併』(第2話 - )『しばいであそぼ』(第7話 - )『宮本武蔵』(第9話 - )『下北沢アルマゲドン』(第11話 - )。 「(連続ドラマやスペシャルドラマを含む)12本のテレビ番組と2本の実写映画が"バイプレウッド"で同時に撮影された100日間」をテーマにストーリーを構成しているため、ゲストの一部は、劇中での出演作品に関するシーン以外にも、複数の回にわたって登場している。以下では便宜上、出演作品にまつわるエピソードをストーリーのメインテーマに据えた回を基準に記載。毎回のオープニングムービーでは、そのエピソードに登場するキャストも、『アウトローの森』への出演者と同じ衣装(黒いスーツ・黒いネクタイ・白いシャツ姿)に身を包んだ姿で紹介されている。 元祖バイプレイヤーズ(松重→光石→田口→遠藤)による本編ナレーションの収録シーンは、「収録回のエピソードが落着した後に、そのエピソードを関係者と振り返る」という設定で撮影されており、タイトル映像の前に組み込まれている。 第1話(ナレーター:松重豊) 7チャン『チーム7』(第7スタジオで収録。元ネタは5チャンで制作) ハリウッド映画の撮影を終えたばかりの役所広司を主演に迎えて、3人のベテラン俳優と3人の若手俳優が脇を固めることを想定していた刑事ドラマで、毎週木曜日20時台の「木曜サスミス」枠で放送。前述した映画の撮影が遅れていることを理由に、役所が急遽降板を申し入れたことをきっかけに、「ベテランチーム」、「若手チーム」、客演の濱田岳との間で主演争いが繰り広げられる。その争いから「掟破り」の演出が取り入れられた結果、7チャン制作の連続ドラマとしては歴代最高の視聴率を記録する。濱田岳 - 子役から23年以上にわたって芸能界を生き抜いている実力派俳優。年齢こそまだ「若手」の域に入っているが、"バイプレウッド"ではベテランの風格を漂わせている。『チーム7』には第1話にゲスト(犯人役)で出演する予定だったが、役所の降板をきっかけに、主演でのレギュラー定着に色気を見せ始める。 柄本時生 - 役者一家で育った「サラブレッド系バイプレイヤー」で、「若手チーム」のリーダー格。飾らない性格で関係者から愛されているが、後述する「ベテランチーム」 の俳優に向けて、主演争いの口火を切る。第8話の撮影期間中に、他のスタジオで撮影中の他局の連続ドラマへ出演している俳優たちと夜の「さざなみ庵」で酒を酌み交わしたところ泥酔。「さざなみ庵」に持ち込んでいた第8話の台本を紛失してしまう。 志田未来 - 『チーム7』のレギュラー陣唯一の女優で、「若手チーム」の1人。芝居のためなら歯も骨も抜くほどの意気込みで、20年以上にわたって芸能界の第一線を走っている。『チーム7』でも、主演争いに率先して参加。もっとも、撮影中に7チャンの大型スペシャルドラマへの出演が決まったため、『チーム7』は予定より早い放送終了を余儀なくされる。 杉野遥亮 - 「若手チーム」の1人でファッションモデルの出身。「若手のホープ」として期待されているが、若さ故に先輩俳優の言うことを何でも信じがちである。 勝村政信 - 「ベテランチーム」のリーダー格で、ポーカーフェイスの持ち主。関係者の想像の斜め上を行くような演技で、撮影現場を騒然とさせる。『アウトローの森』にも、「鉄砲玉のカツムラ」という役で出演。 渡辺いっけい - 「ベテランチーム」の1人で、元々は漫画家を志望。映画への初主演を果たしたばかりで、『チーム7』でも主演への意欲を燃やすあまり、大胆な演技プランを次々と打ち出している。『アウトローの森』にも「拷問のワタナベ」という役で出演しているという設定で、放送上は第3話以降にも随時登場。 近藤芳正 - 「ベテランチーム」の1人で、デビュー作品は『中学生日記』。「怒んないから本当のこと教えて」と言いながら、本当のことを教えられると怒りがちである。『アウトローの森』にも、「裏切りのコンドウ」という役で出演。 水間ロン - 撮影監督役で出演。【S.1】にも助監督の「水野」役で登場していたため、役柄上は「助監督から出世した」という設定が為されている。 井上肇 - 【S.1】の『相方』、【S.2】の『しまっこさん』に続いてプロデューサー役で出演。『チーム7』でも、多数のトラブルを抱えている。 第2話(ナレーター:松重豊) 6チャン『大合併』(第6スタジオで収録。元ネタも6チャンで制作) 地方銀行の合併をめぐる物語で、毎週日曜日21時台の「日曜ドラマ」枠で放送。2020年夏季(7月クール)における連続ドラマの視聴率争いで「大本命」と目されていたが、『チーム7』による予想外の高視聴率のあおりを受ける格好で、視聴率が最下位に転落した。「部外者」である田口の発案をきっかけに、バズワードになりそうな決め台詞を主演の向井理に喋らせる作戦で巻き返しを図るが、違う方向でSNS上での反響を呼んでしまう。向井理 - スマートな顔立ちながら、性格は「超」が付くほどの生真面目。「向井」という苗字を名乗る割に「向かい風」には弱く、視聴率低迷の責任を一身に背負うが、撮影中のハプニングがきっかけで一躍注目の的になる。 大倉孝二 - 「クセのある役柄を演じたら天下一品」との風評とは裏腹に、仲間思いの一面を持つ個性派俳優。実際には『大合併』以外にも、第1話から"バイプレウッド"の随所に顔を出している。 小沢仁志 - どのような作品も任侠物に変えてしまうほどの風貌と声色で、向井の敵役(合併相手の銀行の交渉役)を演じている。『アウトローの森』にも、「ジャックナイフの小沢」という役で出演。 津田寛治 - 大作から低予算の作品まで幅広く出演。苦労人故に、かつての自分と同じような境遇の役者に手を差し伸べがちである。『大合併』には向井の同僚の銀行員、『アウトローの森』には「早撃ちのツダ」という役で出演していた。本人役としては「自分の娘や息子との関係が芳しくない」という設定で、民放全局のドラマから締め出されるリスクを承知しつつも、『大合併』の撮影中に『しばいであそぼ』(第2スタジオで収録を開始した2チャンの教育番組)の「メインキャラクターオーディション」へ強引に参加する。 六角精児 - 「クズ人間」を自称する曲者俳優。「何とかなる」とよく口にする割に、そうなった試しがほとんどないが、『大合併』で発した台詞がSNS上で注目される。放送上は、第6話にも登場。 田中瞳(テレビ東京アナウンサー) - 向井・大倉・津田が勤務する「東京セントラル銀行」のポスターモデル。元ネタにおける夏目三久の役柄に相当するが、放送上はポスターの静止画でのみ登場。 フィリピン メラニー (Melanie)(役名:「モニカ」) - マニラで雑貨店を営むフィリピン人女性。貴重品一式を盗まれて自分の店に駆け込んだ遠藤から「ジャパニーズアクター(日本人俳優)」と打ち明けられたことをきっかけに、遠藤の念願(フィリピンでのデビュー)の実現に手を貸し始める。日本語を少しだけ理解しているが、遠藤をはじめ、日本人を「おのれ」と呼んでいる。遠藤を独身と思い込んでいたが、遠藤を"バイプレウッド"へ連れ戻しに来たジャスミンのことを「愛人」と誤解。その誤解を解くために、遠藤が妻を日本に残していることを打ち明けたところ狼狽する。 第3話(ナレーター:松重豊) 8チャン『ドクターZ』第5シリーズ(第8スタジオで収録。元ネタは5チャンで制作) 観月ありさがドクター(女医)役で主演する医療ドラマシリーズの第5弾。「心温まる医療ドラマ」として放送されてきた第4シリーズまでとは一転して、海外ドラマのようなテイスト(救急車によるカーチェイスや患者への銃撃発砲事件など)で視聴率を稼いでいた。しかし、スパルタ海軍兵さながらの過激な演技を披露していた準主役(観月の先輩医師役)の滝藤賢一が、コンプライアンス違反を指摘する視聴者からの匿名の投書をきっかけに、広告代理店からの要望で急遽降板させられる。さらに、撮影所全体で働き方改革やハラスメントへの防止策が断行されたことによって、撮り直しやキャスト同士の衝突が発生。このような混乱が尾を引く格好で、視聴率が連続ドラマの最下位に転落する。観月ありさ - 連続ドラマ連続主演のギネス世界記録を持つ一方で、「ありさの半分は優しさでできている」と呼ばれている。『ドクターZ』の第5シリーズでは、ストーリーの過激化に対する悩みと、実際の医療従事者に対する敬意の間で人知れず葛藤。遂には、誰もが思いもよらないような行動へ打って出る。 滝藤賢一 - ドラマに映画に引っ張りだこのバイプレイヤーだが、働き過ぎの影響で情緒不安定に陥っていることもあって、突然の降板宣告に逆上。結局は短期間で撮影に復帰したものの、復帰後も、コンプライアンスを過剰に意識した台詞やシーンの改変に振り回される。史実では、元ネタ(『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』)の第4シリーズや、元ネタのスピンオフドラマ(『ドクターY〜外科医・加地秀樹〜』)にも出演。 ふせえり - ベテランの看護師役で出演。「クイーン・オブ・ずけずけしたおばちゃんバイプレ」と呼ばれていて、御褒美、おまけ、撮影現場への差し入れに弱い。放送上は、第6話にも登場。 宍戸美和公 - ベテランの看護師役で出演。「クイーン・オブ・PTAにいそうなおばちゃんバイプレ」と呼ばれている。 森下能幸 -「超曲者」と評されているバイプレイヤーで、医師を演じている。細かいことを気にする性格で、口にしないと腹痛に見舞われる。『ドクターZ』の第5シリーズでは、撮影を済ませているにもかかわらず、コンプライアンスに抵触しているシーンを共演者の前で次々と指摘。放送上は、第6話にも登場する。 宇野祥平 - 森下の後輩で、危険を察知するだけで腹痛に見舞われるほどの心配性。医師役で出演していながら、撮影済みのシーンがコンプライアンスに抵触していることをプロデューサーに指摘した結果、第5シリーズは途中から撮り直しを余儀なくされる。 寺島しのぶ - 日本屈指の演技派女優で、テレビドラマにめったに出演しないが、『ドクターZ』には自身の意思で滝藤の代役として急遽出演。「滝藤が荒らした病院を『コンプライアンスファースト』の名の下に建て直す」という設定で、医局長の役を任された。自身を「姐さん」と慕う滝藤、森下、宇野と撮影現場で対立するが、結局は滝藤と同じ事情で、演技に持ち味を出せなくなってしまう。 『アウトローの森』(「オープンセットの森」で撮影) 「4つの『組織』が反目を続けたあげく、組織の構成員が『最後の1人』になるまで殺し合う」というストーリーに沿って、100名ものバイプレイヤーが登場するヤクザ映画で、監督は利重剛。出演者の一部は、撮影の合間を縫って、"バイプレウッド"で同時に収録中の連続ドラマにも登場している。撮影が始まった当初はスポンサーが付いていたが、若い世代のヤクザ映画離れなどを背景に、撮影の途中で撤退。クラウドファンディングを通じて制作費への出資を募る事態に陥っている。利重剛 - 俳優としても活動しているため、映画監督としては、出資元と出演者たちの間で板挟みになりがちである。『アウトローの森』では、銃撃シーンやカーチェイスのシーンなどで、過剰なコンプライアンス意識に翻弄されている。放送上は、第1話から"バイプレウッド"の随所に登場。 渡辺いっけい(役名:「拷問のワタナベ」)- 『チーム7』での刑事役とは裏腹に、「健康な歯の神経を麻酔無しで抜くことが何より好き」というアウトローの役を演じている。 村田雄浩(役名:「鎖鎌のムラタ」)- 朴訥にして温和なオーラで愛され続けるバイプレイヤーでありながら、実際には周囲に振り回されがちである。『アウトローの森』には、「現代に生きる宍戸梅軒」との触れ込みで出演。 本宮泰風(役名:「喧嘩屋モトミヤ」)- 「ネオVシネマ四天王」の1人で、原田龍二の実弟。「プロレスラーを血だらけにするほど、喧嘩をさせたら芸能界で最も強い」と噂されていて、『アウトローの森』でも「タイマンでは負け知らずの元・ストリートファイター」を演じる。本人役としては「私生活では妻子と良い関係を保っているにもかかわらず、子どもたちから『そろろろ怖くないパパが見たい』と言われている」という設定で、『しばいであそぼ』の「メインキャラクターオーディション」へ参加。 阿部亮平(役名:「走り屋のアベ」)- アウトローの役を演じることが多い半グレ風バイプレイヤー。『アウトローの森』では、「自動車にタイヤが1輪でも付いていれば何でも乗りこなす運転のスペシャリスト」を演じる。 第4話(ナレーター:光石研) 4チャン『CTO~COOL TEACHER ONI to TSUKA~』(第4スタジオで収録。元ネタは近畿の8チャンで制作) 問題児だらけの私立高校を舞台に、長谷川京子/りょうがダブル主演扱いで「暴れん坊教師」を演じる学園ドラマ。視聴率争いで他局の連続ドラマの後塵を拝していることから、視聴率を上げようと奮闘している最中に、instagram上でのいわゆる「匂わせ投稿」をきっかけに生徒役同士の熱愛スキャンダルが週刊誌で報じられる。さらに、生徒役の金子大地が「年上の先生役の中に好きな人がいる」と話しているところを主演の2人が耳にしたことで、撮影現場にも「禁断の恋の花」が咲いてしまう。やがて、りょうと金子が「教師と生徒による禁断の恋」を演じるシーンがストーリーへ新たに盛り込まれたことによって、主演の2人は一触即発の事態に陥る。長谷川京子 - 『CTO』では国語教師を演じている。クールビューティーに見えるが、実は思い込みが激しくてうっかり屋。金子による前述の発言についても、自分に向けられているものと思い込んでいる。 りょう - 役柄上はスカジャンを羽織っていて、竹刀を手にしている。長谷川とは違うタイプのクールビューティーで、妖艶な雰囲気を漂わせているが、実は火が付いたら止められないほど熱い性格の持ち主。金子による前述の発言に舞い上がった勢いで、自分と金子で「禁断の恋」を演じることをプロデューサーに提案したあげく、ストーリーに盛り込ませてしまう。 金子大地 - 伸び盛りのイケメン俳優とは思えないほど、やたらと渋い趣味嗜好の持ち主にして、教師役で共演する村田の熱烈なファン。『アウトローの森』への関心も高く、クラウドファンディングサイトを通じて少額ながら制作費の一部を出資しているほか、登場人物の全身画像が踊る有料アプリを共演者に広めている。 村田雄浩 - 『アウトローの森』の撮影と並行しながら、ベテランの教師役で出演。自身の全身画像が踊る有料アプリを、長谷川とりょうがinstagram上の個人アカウントへの投稿画像で多用していることに気付いてから、2人に好意を持たれているものと思い込んでしまう。もっとも、アプリの多用が金子に感化された「匂わせ行為」であることまでは見抜けていない。 醍醐虎汰朗 - 生徒役の1人で、新進気鋭のイケメン俳優。いわゆる「愛されキャラ」の持ち主で、先輩の俳優から好かれている。放送上は、第6話にも登場。 安藤玉恵 - 史実では4チャンの制作で高視聴率を連発していた学園ドラマシリーズで主演を務めた女優の役柄を思わせる出で立ちで教師役を演じる個性派女優。本当はゴシップを嫌っているが、『CTO』への出演中に自身のゴシップが報じられた結果、『CTO』の視聴率が上昇に転じる。 石丸謙二郎 - 美声が魅力のバイプレイヤーで、安藤とは逆にゴシップが好き。週刊誌の記者と人知れず懇意にしている。村田が主演の2人から好意を持たれているものと思い込んでいることに乗じて、「長谷川・りょう・村田による三角関係の決定的瞬間」を撮影させようと、その記者を撮影所外のロケ先(学校)へ秘かに招く。放送上は、第6話にも登場。 第5話(ナレーター:光石研) 5チャン『わたしの番です』(第5スタジオで収録。元ネタは4チャンで制作) 「ホテル・キワンクエ」を舞台にサバイバルゲームさながらの「殺人ゲーム」が毎回展開される東森圭吾原作のサスペンスドラマで、毎週火曜日の23時台に放送。このようなストーリーをめぐる視聴者の考察合戦が盛り上がっていることも相まって、視聴率はひときわ高い。最新話の台本を開けるまでどの出演者も自身の扱いが分からない趣向が凝らされているが、回を追うにつれてストーリーが原作から大きくかけ離れている。出演者がこのような仕組みへ不安を募らせている最中に、主演の原田龍二が「殺されて」(降板させられて)しまったばかりか、SNSユーザーから送られる「いいね」の数が少ない出演者から「殺される」趣向が最新回の台本に追加された。このため、「生き残っている」出演者は、SNS向けのPR動画を通じてなりふり構わぬアピール合戦に突入する。原田龍二(役名:「戸塚真」) - 『アウトローの森』に出演している本宮泰風の実兄。『わたしの番です』には、コンシェルジュ役で登場していたが、主役なのに早々に殺されて人間不信になりかけている。 佐々木希(役名:「坂下希美」) - 常々犯人役を演じる俳優を羨ましく思っており、『わたしの番です』では「戸塚」の元・恋人で、404号室に宿泊する「殺し屋」のOL役を嬉々として演じている。 高杉真宙(役名:「篠崎秀樹」) - 周囲に気配りを惜しまない癒し系の若手俳優で、『わたしの番です』には、202号室に宿泊する大学生役で出演。好感度の高さゆえに、『宮本武蔵』(1チャンが2021年内の放送に向けて「時代劇向けオープンセットの森」で撮影中の大河ドラマ)への出演オファーを受けているため、内心では1日も早く「殺される」ことを望んでいる。放送上は、第6話にも登場。 尾美としのり(役名:「深町智則」) - 子役から芸能界を生き抜いてきただけあって、知識と打算に長けているバイプレイヤー。占いが得意で、『わたしの番です』では301号室に宿泊する占い師、『アウトローの森』では「呪術師のオミ」役を演じている。放送上は、第6話・第7話にも登場。第7話では、1チャンの『べじたぶる』(第1スタジオで撮影を始めたばかりの連続テレビ小説)からヒロインがクランクインを前に降板したことを受けて、代役に起用される女優を「焼肉占い」で予言する。 田中要次(役名:「魚住深夜」) - 友情を大切に生きるあまり、かえって友情に振り回される心優しき個性派俳優。『わたしの番です』では、504号室に宿泊する一方で、「戸塚」に怪しまれるサラリーマン役を演じている。高杉から「この作品にどうしても必要だから、最後まで『生き残って』欲しい」と言われたことをきっかけに、他の共演者にもまして「生き残り」へ強い執念を見せた結果、思わぬ話が舞い込む。『アウトローの森』でも、破天荒ながら正義感の強い検察官が主役の人気ドラマシリーズで演じた役を連想させる「調達屋のボパ」として出演。 堀内敬子(役名:「金澤楓」) - どのようなジャンルの役にも対応できるほど卓越した演技力の持ち主。マッサージが得意で、『わたしの番です』でもマッサージ師の役を演じている。 林泰文(役名:「畑中哲也」) - 「記録より記憶に残ること」をモットーに掲げる一方で、連続ドラマにおける「殺され役」への最多起用記録達成を秘かに狙っている。『わたしの番です』には、「金澤」と恋仲になっている料理人の役で出演していた。もっとも、設定上早々に「殺されて」スケジュールが空いたため、『大合併』への出演を目論んでいる。 加藤諒(役名:「田中翔」)- 小動物のような風貌で強烈な個性を放つ「大人子ども俳優」で、雰囲気の怖い人が苦手。『わたしの番です』では、「ホテル・キワンクエ」に勤務する保育士(「篠崎」の先輩・「金沢」の親友)の役を演じていた。林と同じく、設定上早々に「殺されて」スケジュールが空いたことから、『CTO』や『しばいであそぼ』への出演を目論んでいる。 田中瞳 - 第5スタジオで収録されたPR番組のリポーター 第6話(ナレーター:光石研) 7チャン『チーム7』 西村まさ彦の登場で面白さと評判が増したが、撮影中の第8話の台本が紛失。台本に書かれていた「真犯人は近藤光正」という極秘情報が、放送を前にインターネットへ流出した。西村は「台本が何者かに盗まれた」と推理し、第4 - 第8スタジオへ聞き込みに回る。ところが、聞き込み先のスタジオで撮影中の作品への盗作を疑うかのような発言を連発し、聞き込み相手の石丸、尾美、大倉、六角、森下を相次いで怒らせたことから、『チーム7』を降板するとともに"パイプレウッド"を去る決意をする。西村まさ彦 - コミカルからシリアスまで、作品のテイストを問わず活躍しているバイプレイヤー。『チーム7』には、本名(西村雅彦)で活動していた時期に8チャンで放送された刑事ドラマシリーズで演じていた役柄を連想させるベテラン刑事役で登場している。『アウトローの森』にも「鞭打ちの好きな拷問のニシムラ」という役で出演しているが、不器用かつ生真面目なせいか、監督の利重曰く「(役柄で)鞭を持たせても『怖い』というより『変』に見える」。 第7話(ナレーター:田口トモロヲ) 2チャン(イイてれ)『しばいであそぼ』(第2スタジオで収録。元ネタも2チャンで制作) 「1チャンの常連俳優」という高畑淳子と本田博太郎が出演する児童向けの教育番組で、1チャンの『宮本武蔵』『べじたぶる』と同時に撮影をスタート。民放局の連続ドラマより遅いスタートにもかかわらず、『チーム7』『大合併』『ドクターZ』へ出演していた子役俳優が、撮影開始の直後から次々と姿を消す。消えた子役を追って津田・岡田浩暉・菅田俊が山奥へ足を踏み入れたところ、高畑と本田の不気味な姿を目にしたことから、1チャンと2チャンを運営する「国立放送協会」の恐ろしい陰謀が浮かび上がる。高畑淳子 - 「あつこおねえさん」という名義で出演。バラエティ番組では明るく振る舞っているが、芝居に対しては、自分にも他人にも厳しい。『しばいであそぼ』でも共演者やオーディションへの応募者(いずれも子役俳優)にこのような姿勢で臨み続けたところ、共演中の子役全員からの出演ボイコットに見舞われたばかりか、子役の保護者からも敬遠されてしまう。そこで、窮余の一策として、子役の代わりに「しばいぬ」という着ぐるみのキャラクターを登場させることをプロデューサーに提案。「メインキャラクターオーディション」という名の下に集まった成人俳優の中から、「しばいぬの中の人」を本田との合議で選ぶ。 本田博太郎 - 寡黙な父親から北京原人まで演じ切ってしまう怪優で、『しばいであそぼ』には「ひろたろうおにいさん」、『アウトローの森』には「ギターの流しに扮しながら、ギターの弦で音を立てずに暗殺する」という「ギターのホンダ」として出演。役柄の衣装(黒いスーツ)で考えに耽る姿を模したフィギュアや、「小さいおじさん」という動くアプリが、女子高校生から"バイプレウッド"で撮影中の女優に至るまで大きな人気を博している。 8チャン『ドクターZ』第5シリーズ 岡田浩暉 - 津田を慕うイケメンバイプレイヤーで、若い頃はミュージシャンとして名を馳せた。『ドクターZ』では子どもの患者に優しく接する医師を演じているが、患者の子役が姿を消したことがきっかけで、その理由が『しばいであそぼ』の陰謀によることを知ってしまう。このような事情から、『しばいであそぼ』の「メインキャラクターオーディション」へ参加しようとする津田を、"バイプレウッド"で撮影中の民放制作ドラマ関係者を代表する格好で説得。 『アウトローの森』 菅田俊(役名:「鉄拳のスガタ」)- 強面ながらコミカルな役もこなせるバイプレイヤーで、『アウトローの森』では「鋼鉄のプレートを埋め込んだ拳を持つ」という設定が為されている。『チーム7』にも警察署内で2人の子どもを人質に取る役で出演しているが、人質の子役が姿を消したことがきっかけで、津田・岡田と共に『しばいであそぼ』の陰謀を知ってしまう。本人役としては「2チャンの教育番組をよく見ている孫に自慢したい」との一心で、撮影の合間に『しばいであそぼ』の「メインキャラクターオーディション」に参加。 宇梶剛士(役名:「修羅のウカジ」)- バイプレイヤーたちの兄貴分。厳しくも頼もしい姿勢で、なぜか「熱い漢」たちからの支持が厚い。実際には映画やドラマで「穏やかで優しい父親」を演じる機会も相次いでいるが、『アウトローの森』では「抗争が大好き」という設定が為されている。本人役としては「私生活で孫から敬遠されている」という設定で、「1チャンの番組には出たくない」と公言しているにもかかわらず、『しばいであそぼ』の「メインキャラクターオーディション」へ参加。 波岡一喜(役名:「銀歯のナミオカ」)- 狂気とキツめの関西弁で怖いイメージを持たれがちなバイプレイヤー。『アウトローの森』では「コンクリートを噛み砕ける顎と、弾丸を止められる歯を持つ男」を演じているが、内心では、「1チャンの大河ドラマか連続テレビ小説(朝ドラ)への出演を通じて好感度を上げたい」と願っている。当の本人は大杉の生前に『バイプレイヤーズ』への出演を約束していて、その約束を【S.3】で果たした。 第8話(ナレーター:田口トモロヲ) 1チャン『べじたぶる』(第1スタジオで収録。元ネタは大阪の1チャンで制作) 第二次世界大戦中の混乱を生き抜いた末に、戦後の日本で無農薬による野菜作りに奮闘する女性の半生を描いた朝ドラ。2021年度上半期からの放送を予定しているため、民放局の連続ドラマより遅く撮影を始めた。ところが、ヒロインの「辺下(べじた)あけみ」役への起用が内定していた女優が、クランクインを待たずに突如降板。代役の女優も公表されないままクランクインを迎えたため、他局の作品に出演中の女優たちがにわかに色めき立つ。その最中に、占いの得意な尾美が、「オミトラダムスの焼肉占い」と称して「『姉御肌』の吉田羊・『(朝ドラヒロインの)経験豊富』な芳根京子・『キュート』な本田望結・『癒し系』の富田望生の中から1人が代役に選ばれる」と予言。サバイバルゲームへ一緒に興じるほど仲の良かった4人の女優は、この予言をきっかけに、ヒロインの座をめぐって熾烈な戦いを繰り広げる。芳根京子 - 史実では、神戸でアパレルメーカーを創業した女性の半生に基づく大阪制作の朝ドラでヒロインを演じた。『ドクターZ』に看護師役で出演していた最中に「辺下あけみ」の代役探しの話を聞き付けたことから、史実に沿ったヒロインとしての経験を踏まえて、『ドクターZ』そっちのけで「辺下あけみ」の役作りに入る。 本田望結 - 役柄上は【S.2】の『しまっこさん』で「7チャン版朝ドラ」のヒロインを経験しているが、当の本人は子役時代から「本家(1チャン版)朝ドラ」のヒロインに憧れている。『ドクターZ』に入院中の患者役で出演しているが、共演者で仲の良い芳根が「辺下あけみ」役を狙っていることを知ってから、芳根との関係が一変する。 吉田羊 - 『しまっこさん』で本田の母親役に扮していたほか、『ドクターZ』にも出演中。本人役としては「若手時代に『本家朝ドラ』のヒロインオーディションへ挑み続けたが、ヒロインの座を射止めるまでには至らず、『本家朝ドラ』のヒロインを諦めていた」という設定ながら、『ドクターZ』の撮影中に「辺下あけみ」の代役探しを知ってから、自分より年下の芳根・本田・富田を見守りながらも代役争いに参戦。史実では、10年以上前の朝ドラで軽妙な演技を披露したことが、今日へのブレイクのきっかけとされている。 富田望生 - 人気急上昇中の癒し系女優。史実では、シリーズ100作目の朝ドラに、ヒロインの高校時代の同級生役で出演していた。"バイプレウッド"には、『ドクターZ』以外のドラマの撮影で滞在。 小木茂光 - 一世風靡セピアの元・リーダーで、バイプレイヤーとして渋い演技が光る。『べじたぶる』には「辺下さん」(ヒロインの息子で退役軍人)役で出演。 升毅 - ヒロインになりそうな女優が一目で分かるほど、観察眼が鋭い。史実では、大阪制作の朝ドラ8作品へ出演。 池谷のぶえ - 「人の良さそうなおばさんを演じたら右に出る者がいない」と言われている。『べじたぶる』のプロデューサーからは「『姉御肌』で『経験豊富』で『キュート』な『癒し系』女優」と評価されているが、最近は足腰の調子が悪く、『べじたぶる』の撮影を前に腰痛で入院していた。「辺下あけみ」の代役争いをよそに、尾美からハンドパワーで腰を治療されたことによって撮影現場へ復帰。「長期の入院は避けられない」との予想よりはるかに早く復帰できたことを機に、代役争いが思わぬ形で決着する。 田口トモロヲ - 「野菜大好き」という触れ込みの下に、本編とは違う口調でナレーターを担当。 8チャン『ドクターZ』第5シリーズ 浜野謙太 - ファンクバンドのボーカルでありながら、俳優として多数の映画やテレビドラマに登場。『ドクターZ』でも、「インスタントラーメンの父」と妻の半生に基づく大阪制作の朝ドラでも医師に扮している。本人役としては「他人を乗せるのが得意だが、時に乗せすぎてしまう」という設定で、渡辺いっけいと一緒に、撮影の合間を縫って「オミトラダムスの焼肉占い」へ立ち会う。 1チャン『ちゃきちゃき家族』(2019年度に収録済み、元ネタは大阪の1チャンで制作) 『べじたぶる』の2作前(2020年度上半期)の朝ドラ。「ジャスミンが『さざなみ庵』内のテレビで熱心に視聴しているドラマ」という設定が為されているため、撮影のシーンは【S.3】に盛り込まれていない。岸井ゆきの(役名:「ちあき」) - 『ちゃきちゃき家族』のヒロイン。史実では、「インスタントラーメンの父」と妻の半生に基づく大阪制作の朝ドラで、朝ドラ初出演ながら実年齢よりひと回り若い娘(妻の姪)役へ扮したことで一躍名を馳せた。 木村多江(役名:「美智子」) - 「ちあき」の母親役。史実でも、妥協も忖度も無い商品テストで知られる生活総合雑誌創刊の軌跡を辿った朝ドラで、創刊を支えたヒロインの母親役を演じていた。 第9話(ナレーター:田口トモロヲ) 1チャン『宮本武蔵』(「時代劇オープンセットの森」で収録。元ネタも1チャンで制作) 前期の主演に岡山天音・後期の主演に北村一輝を抜擢したうえで、伊武雅刀・六平直政・田中泯といった癖の強いバイプレイヤーたちが脇を固める大河ドラマ。タイトルの『宮本武蔵』については、史実や元ネタと違って「みやもとたけぞう」と読ませる。実際には、【M】を含めた『バイプレイヤーズ』シリーズとしての構成上、前期を【S.3】、後期を【M】で取り上げている。岡山天音 - 確かな演技力で成長を続ける個性派の若手俳優だが、バイプレイヤーとして伸び盛りであるが故に、自分の演じるキャラクターが時折分からなくなることが玉に瑕。『宮本武蔵』のクランクインに向けた稽古中に、かつて出演していた『刑事曲者』(7チャンの2時間ドラマ)のレギュラー化を主演の前田敦子から知らされたことをきっかけに、稽古と並行しながら『刑事曲者』の収録にも参加している。『宮本武蔵』の共演者には『刑事曲者』への出演を伏せているが、どちらの作品でも癖の強い先輩俳優に振り回されている。『宮本武蔵』では、後期で主演を務める北村のワイルドでセクスィーなイメージを過剰に意識。さらに、『刑事曲者』の撮影が深夜にまで及んでいる影響で、役作りに身が入らなくなっている。 伊武雅刀 - 腹の内が読めない役柄を数多く演じてきた名優で、『宮本武蔵』には僧侶の役で出演。ダンディーにして自由な佇まいの持ち主で、芸能界にもファンが多いが、演技を離れても不敵な笑みを浮かべながら悪だくみに手を染めがちである。『宮本武蔵』でも、前期の主演を岡山から山崎賢人に変更させようと画策。さらに、『刑事曲者』の第1話に犯人役で客演することが決まったため、岡山の中途半端な役作りが『宮本武蔵』との「二刀流」によることを知ってしまう。 六平直政 - 極道から三枚目まで演じ分ける強面の怪優で、『宮本武蔵』には武将の役で出演。俳優としては自分にも他人にも厳しいが、プライベートでは多弁で優しい。 田中泯 - 孤高の存在感と、若手俳優が戸惑うほどの口数の少なさで異彩を放つ唯一無二の俳優。実際にはダンサーとして世界に名が知られていて、「僕はとても『バイプレイヤーズ』なんて言えない」と謙遜している。 7チャン『刑事曲者~Ditectivess Weird~』(『チーム7』に代わって第7スタジオで収録。元ネタは8チャンで制作) 前田敦子主演の2時間ドラマ(スペシャル版)として放送されていた刑事ドラマで、前述した事情から『チーム7』の放送が当初の予定より早く終了したことに伴って、「木曜サスミス」枠でのレギュラー放送が急遽決定。岡山が『宮本武蔵』の撮影と並行しながらレギュラー版への出演を決めたのは、スペシャル版に警官役で登場していたことによる。岡山天音 - レギュラー版では新人刑事役で出演。スペシャル版からの共演者には、『宮本武蔵』との「二刀流」を早くから打ち明けていた。実際には『宮本武蔵』と同様に役作りがうまく行かず、結局は第1話だけで「殉職」させられてしまうが、そのシーンの撮影後に前田から意外な真相を聞かされる。 前田敦子 - 主演でもバイプレイヤーでも活躍。過去に所属していた会いに行けるアイドルグループで超過密スケジュールを経験していることから、グループを卒業した現在でも「多数の仕事を同時に軽々とこなす」との噂を立てられている。『刑事曲者』の撮影が始まってからは、『宮本武蔵』でも岡山と共演。 野間口徹 - 知性を感じさせるメガネがトレードマークのバイプレイヤー。「何を考えているのか分からない」と言われているが、実際に何も考えていないことがある。 渋川清彦 - 滝藤と並んで、ドラマに映画に引っ張りだこのバイプレイヤー。破天荒な佇まいとは裏腹に、演技を真面目にこなしている。『刑事曲者』の撮影と並行しながら、『アウトローの森』にも「暴走のシブカワ」という役で出演。本田と同じく、「小さいおじさん」で若い女性から人気を博している。 木下ほうか - 「いけず」な役柄でお茶の間の心を掴んだバイプレイヤー。素顔は気配りの利く優しい紳士だが、繊細な心遣いがこじれて「いけず」に見えることで割を食っている。大阪府大東市の出身で、かつて吉本新喜劇の座員だったことから、撮影以外のシーンでは関西弁を披露。 松尾貴史 - バイプレイヤーの域にとどまらないマルチプレイヤーで、野間口と同様にメガネがトレードマーク。人当たりは穏やかながら、鋭い知性を持ち合わせているせいか、他人に対して無理難題を頻繁にぶつける。掛けるメガネを気分によって変えることから、出演した映像作品では、出演シーンがうまくつながらないことが多い。兵庫県神戸市の出身で、木下と同じく、撮影以外のシーンでは関西弁を披露。 第10話(ナレーター:遠藤憲一) 『アウトローの森』(「オープンセットの森」で撮影) スポンサーの途中降板に加えて、クラウドファンディングによる資金調達が難航。監督の利重は、スタッフへギャランティを払えないことを理由に、スタッフの削減や撮影の中断を余儀なくされている。このような資金難を打開すべく、出演者はYouTubeへ個別にチャンネルを開設したうえで、投稿動画の視聴者から出資を募り始める。小沢が配信する『仁志小沢のTVじゃ話せねぇ話』をはじめ、強面のベテランバイプレイヤーによる動画が世間で話題に上り始めたところで、遠藤がフィリピンから日本へ帰国。さらに、これまで人気のなかった相島一之のチャンネルから配信された動画がきっかけで、資金の調達に奇跡が起こる。橋本じゅん - 劇団☆新感線の看板俳優の1人で、バイプレイヤーとして、舞台作品にとどまらず映像作品でも活躍。『アウトローの森』では、「周囲3mにいる人物の鼓膜を破るほど大声のハシモト」という役で出演している。さらに、渋川と並んで「小さいおじさん」での人気が高いことを背景に、渋川と共同でYouTube上に『甘柿じゅんと渋柿清彦』というチャンネルを開設。【S.3】のオフショットには、大杉から贈られた眼鏡を掛けて登場している。 甲本雅裕 - 映画にドラマに欠かせない名バイプレイヤーで、かつては東京サンシャインボーイズで活躍。『アウトローの森』では、「『赤い血ではなく青い血が流れている』と言われているほど冷酷な喧嘩師」との触れ込みで、「青い心臓のコウモト」役を演じている。剣道四段で、「青い心臓コウモト」役には「『甲本雅裕のめざせ文武両道』というチャンネルをYouTube上に開設した」という設定が為されているが、実際にはしばらく竹刀を握っていない。 速水もこみち - シリアスな芝居もコミカルな芝居もこなせるイケメンバイプレイヤー。料理も先輩も好きだが、他人の喧嘩を見るとなぜか血が騒ぐ。『アウトローの森』では、持ち前の長身を買われて、「頭突きのハヤミ」役で出演。YouTube上に『速水もこみちのM'sバトルロワイヤル』というチャンネルを開設しているが、共演者同士の「バトルロワイヤル」(喧嘩)を写した動画を公開したところ、YouTubeの規約に抵触してしまう。 今野浩喜 - かつてはキングオブコメディでボケ役を担っていた名バイプレイヤーで、換気扇をひたすら眺めることが趣味。『アウトローの森』には、「痛覚がないためどのような攻撃にも立ち向かう」という「無痛のコンノ」役で出演している。 相島一之 - 連続ドラマから再現ドラマまで引っ張りだこのバイプレイヤーで、『アウトローの森』には、「情報を握っている人物の急所に電流を三日三晩流して絶命させる」という設定で「サイコパス相島」として出演。テンションがいつも高く、速水や今野などの後輩俳優に渋い顔をされているが、当の本人はそのことに気付いていない。他の出演者に比べて「小さいおじさん」で人気がないことに悩んでいるため、速水と今野の勧めで、「カズサック」と称してYouTubeにチャンネルを開設。悪戦苦闘の末に、過去にフィリピン国内で臨んだ長期ロケ中に身に付けたタガログ語を動画で紹介したところ、他の出演者のチャンネルを上回るアクセス件数を記録する。さらに、このロケで知り合った「ブルーズ」(フィリピン出身の俳優で現地におけるインフルエンサー)が『国際俳優への道』(モニカが遠藤のフィリピン滞在中にYouTube上で開設したチャンネル)から配信されていた動画に遠藤と写っていたことをヒントに、『国際俳優への道』とのコラボレーションによる出資者の募集動画を制作。この動画が、「ブルーズ」の知名度の高さと相まって、撮影再開への大きな追い風になる。 Creepy Nuts(R-指定・DJ松永) - 厳密には『アウトローの森』の本編に出演していないが、『MC菅田&DJ本宮 炎のRapBattle』(菅田と本宮が共同でYouTube上に立ち上げたチャンネル)でのラップバトル動画に登場。菅田と本宮を「ラップバトルなんて1万年早い」と挑発しておきながら、「MC菅田」が繰り出す般若心経のラップへ怖じ気付いた末に逃げ出す役回りを演じている。ユニットとしては、【M】の主題歌として『Who am I』を提供。 ホラー映画『恐怖学校の怪談新聞』(第10スタジオで撮影) 元ネタは『恐怖新聞』と『学校の怪談』で、以下の俳優が、『アウトローの森』の撮影と並行しながら出演。速水もこみち(役名:「貞男」) 相島一之 今野浩喜 第11話(ナレーター:遠藤憲一) 『アウトローの森』(第24スタジオでラストシーンを撮影) 相島の起こした奇跡がきっかけで制作費の確保に目途が立ったことで、自主制作映画としての撮影に向けて動き出した矢先に、(「小さいおじさん」を含めた)原作関連の権利がアマゾネックスへすべて渡っていることが発覚。同社は、『Outlaws Forest』というタイトルの映画を「オープンセットの森」で撮影することを前提に、『アウトローの森』の撮影を直ちに中止するよう申し入れる。その過程で、"Japanese Actor"(日本人の俳優)が3年ほど前に、『アウトローの森』の企画をアマゾネックスへ売り込んでいたことも判明。田口・松重・光石がアマゾネックスの担当者へ真相を確かめたところ、田口が3年前(2017年6月18日)に海外の映画祭で、英語が分からないにもかかわらず同社と交わした英文の権利売買契約書を見せられる。アマゾネックスは、「小さいおじさん」が海外でも人気を博していることへ乗じて、契約から3年後に『Outlaws Forest』の撮影をスタート。しかも、企画の買い取り料(現金40万円)を田口へ既に振り込んでいるため、契約を白紙に戻せなくなっていた。そこで、田口・松重・光石・遠藤は、「オープンセットの森」を使わずにラストシーンの撮影を再開することを利重に提案。クラウドファンディング経由での出資者が好きな画像を背景に組み込めるように、クロマキー合成対応のグリーンバックが設置されている第24スタジオで撮影の準備に入る。その最中に、"バイプレウッド"の中で期せずして寺島と再会。この再会が思わぬ事態を招く。寺島進 - 『Outlaws Forest』のキャストオーディションへ合格したことをきっかけに、アマゾネックスとの間で出演契約を結んでいる。もっとも内心は、日本流の「任侠」を曲解している同社のスタッフから、右腕に「ご飯」という刺青を入れられたことに憤慨。田口・松重・光石・遠藤と"バイプレウッド"でたまたま再会したことから、アマゾネックスとの契約条項に抵触することを承知で、『アウトローの森』のラストシーンの撮影に急遽参加する。 7チャン『下北沢アルマゲドン』(第24スタジオで収録。元ネタも7チャンで制作) MEGUMIが出演する深夜の連続ドラマで、元ネタ・【S.1】・【S.3】と同じく「ドラマ24」枠で放送。田口が、『アウトローの森』の撮影と並行しながら出演していた。クランクアップを迎えた後に、第24スタジオで『アウトローの森』のラストシーンを撮影。MEGUMI - グラビアアイドル出身のバイプレイヤーで、飾らない言動と包容力で業界関係者から愛されている。『下北沢アルマゲドン』については、ストーリーの設定を理解できないまま、クランクアップを間近に控えている。 最終話(ナレーター:遠藤憲一) 7チャン『冤罪』(「テレビ東京開局57周年記念新春ドラマスペシャル」として第16スタジオで収録。元ネタは6チャンで制作) 7チャン(テレビ東京)が開局57周年を迎える2021年正月の放送に向けて制作中の法廷劇で、同局制作の番組へめったに登場しない宮沢りえや、『チーム7』の撮影を終えたばかりの志田などが出演している。ジャスミンもオーディションを通じて被告の役をつかんでいたが、撮影の初日にスタジオへ遅刻したばかりか、法廷で尋問を受けるシーンでNGを連発。結局、撮影監督の独断で、撮影中に役を降ろされてしまう。さらに、この出来事がきっかけで、「大女優(宮沢)のイビリによって新人女優(ジャスミン)の役と夢が奪われた」という事実無根の記事が週刊誌に掲載される。宮沢りえ - 押しも押されもせぬ大女優でありながら、新人の俳優を見ると手を差し伸べずにはいられない。『冤罪』には弁護士の役で出演。さらに、撮影初日で降板に追い込まれた「新人女優」のジャスミンを励ますべく、「さざなみ庵」にも顔を出す。本人は、【S.3】への出演について、「フィクションとノンフィクションの間を、ゆったりと行き来しながら楽しめた」とコメント。「さざなみ庵」でのシーンでは、居合わせた松重・田口・遠藤・光石を相手に、『ぼくらの七日間戦争』(女優としてのデビュー作品にして主演を任された1988年公開の実写映画版)の撮影現場でのエピソードを披露するシーンが盛り込まれた。 稲葉友 - イケメンにして確かな演技力の持ち主で、業界から注目されている。その割には、「ゆう」と読ませる名前(友)を今でもよく間違えられる。 前野朋哉 - 「若手名脇役」の代表格で、数々の映画やドラマに登場。"バイプレウッド"でジャスミンから「もっさりしている」と言われたことに立腹している。『冤罪』にはワンシーンにだけ出演。 その他 竹原ピストル - "バイプレウッド"の送迎バスの運転手役で出演。放送上は、「このバスで"バイプレウッド"から去ろうとしていた」という設定のジャスミンがバスを急に降りようとしたところで、運転席から声を掛けるシーンが盛り込まれている。 「撮影の合間に『俳優館』(バイプレウッド内の施設)へ出入りする一方で、ジャスミンから冷たくあしらわれているバイプレイヤー」という設定で、以下の俳優も出演。本多力 - 京都を拠点にヨーロッパ企画で活動するかたわら、数多くの映像・舞台作品に登場する若手バイプレイヤー。ジャスミンから前野と同じく「もっさりしている」と言われたことで、傷心気味になっている。 玉置玲央 - 確かな演技力と強い個性を持ち合わせている人気上昇中のイケメン俳優。数多くの舞台作品に出演する一方で、最近は映像作品にも進出している。本人曰く、「『バイプレイヤーズ』は本当に思い入れの強い作品で、(自身の役で撮影に)参加できることを光栄に思う」。 尾上寛之 - 「朝ドラの常連」と化している実力派俳優で、玉置との親交が深い。「次世代を担うバイプレイヤー」と目されているが、"バイプレウッド"ではジャスミンに毒舌を振るわれているらしい。『バイプレイヤーズ』には【S.3】で初登場。
※この「【S.3】」の解説は、「バイプレイヤーズ」の解説の一部です。
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