演技力
演技力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/01 13:53 UTC 版)
女子体操選手としては大柄な156cm(155cmと表記される事もある)の長身を生かしたダイナミックな演技が特徴。バック転・バック宙などのタンブリングにおいては、小学校2年生の時に体得した後方伸身宙返り3回ひねりを得意とし、それを床、段違い平行棒、平均台の3種目で取り入れている、当時の国内唯一の存在で、その技術は当時の世界トップレベルと言われ、また、見るものをあっと言わせるほどの迫力も併せ持っている。 得意種目は平均台。アクロバットシリーズでは上がりは側転→後方伸身宙返り、台上では片手バック転→後方伸身開脚宙返りと側転→後方伸身宙返り、下りは後方伸身宙返り3回ひねりを取り入れる。安定感のある上がりと台上での後方伸身宙返りと張りのある後方伸身宙返り3回ひねり下りが持ち味。片手バック転→後方伸身開脚宙返りの構成は、片手バック転→2連続の後方前後開脚宙返りや、バック転→後方開脚宙返り→後方屈身宙返りの連続技に難易度が上がる事もあった。 床では、アクロバットシリーズ1本目は屈身月面宙返り、2本目は後方伸身宙返り(テンポ宙返り)→後方伸身宙返り3回ひねり、3本目は前方伸身宙返り1回ひねり、4本目は屈身2回宙返りの構成。3本目は2004年から取り入れた。中でも持ち味である後方伸身宙返り→後方伸身宙返り3回ひねりの連続技は、きれいな着地ができる安定感だけではなく、スピードがあり、かつ完全にひねりきれており、そして非常に見栄えのするほどの素晴らしさを誇り、時には非常に美しいとさえ言われる事もある。 他にも、時には大会唯一の披露選手になる事もある屈身月面宙返りも非常に迫力がある。また、力強いアクロバット技だけではなく、振り付けにも女性らしさを全面に出すなど工夫を凝らしている。 音楽は「ランバダ」を使用。 段違い平行棒では、2004年からは車輪1回半ひねり→イエーガーを、2005年からは後方車輪1回半ひねり大逆手を取り入れた。着地は得意の後方伸身宙返り3回ひねり。振りが大きく、スピード感と雄大性のある演技を披露する。 跳馬では、ひねりを組み入れたのは2003年からである。主な技は、前転とび前方屈身宙返り半ひねりなど。
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