修羅とは? わかりやすく解説

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しゅら【修羅】

読み方:しゅら

【一】阿修羅(あしゅら)」の略。

【二】

修羅道」の略。

醜い争い果てしのない闘い、また激し感情あらわれなどのたとえ。

大石・大木などを運搬する道具。そりの一種修羅車(しゅらぐるま)。


すら【修羅】

読み方:すら

⇒しゅら(修羅)


修羅

読み方:シュラshura), スラsura

天、阿修羅の略


修羅

読み方:シュラshura

(1)阿修羅の略で、常に帝釈天戦っている悪神
(2)古代古墳造築のとき巨石運搬するために用いた道具
(3)運材装置の一。


しゅら 【修羅】

阿修羅

修羅

主名称: 修羅
指定番号 573
枝番 1
指定年月日 2006.06.09(平成18.06.09)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 考古資料
ト書 大阪府三ツ塚古墳出土
員数 2点
時代区分 古墳
年代
検索年代
解説文: 本件は、大阪府藤井寺市三ツ塚古墳周濠底から出土した大小二点の修羅と梃子棒である。
 修羅とは、大石木材等を運ぶ【そり】であり、本件の修羅は二点ともV字形の二股状を呈する梃子棒は修羅を引く際に用いた推測される
 三ツ塚古墳の名は三基の方墳八島塚古墳中山塚古墳助太山古墳)が並んでいることに由来するその総称である。八島塚古墳中山塚古墳は仲津姫陵の陪冢ばいちょう】として宮内庁管理し助太山古墳史跡古市古墳群一つとなっている。八島塚古墳中山塚古墳周濠共有していることが発掘確認され、修羅と梃子棒はその底に掘り込まれ土坑の底から見つかった。このほかの遺物後述する埴輪破片と、堆積土からわずかな土器片が出土したにすぎない
 本件は、昭和53年行われた発掘調査で見つかり、元興寺文化財研究所においてPEG含浸処理が行われた後、平成4年より修羅(大)と梃子棒大阪府立近つ飛鳥博物館収蔵展示されている。
 修羅(大)は全長8.8メートルという大型品である。アカガシ巨木二股部分利用して一木造り出し全体丁寧に加工している。頭部脚部には孔があけられており、修羅を引く綱を通した考えられる。修羅(小)はクヌギ二股部分利用し小型加工も粗い。梃子棒アカガシ製の丸木の棒である。
 発掘所見によると、修羅と梃子棒周濠造営同時に周濠底に掘削され土坑中に掘削後ほどなく置かれたとみられている。修羅を覆う腐植土層と周濠底の間にあたる灰層の埴輪古墳時代中期のものであり、周濠造営直後年代を示すと考えられることから、修羅と梃子棒製作年代古墳時代中期判断されている。なお、製作年代について飛鳥・奈良時代説もある。
 このような修羅の出土例は少なく、また現在のところ修羅(大)ほど巨大なものはほかに例がない。わが国古代土木運搬技術考えるうえで欠かせない重要な資料である。

修羅

作者石川淳

収載図書石川淳選集
出版社岩波書店
刊行年月1988.2

収載図書紫苑物語
出版社講談社
刊行年月1989.5
シリーズ名講談社文芸文庫

収載図書石川淳全集 第6巻
出版社筑摩書房
刊行年月1989.10

収載図書石川淳選集 第5巻 小説 5
出版社岩波書店
刊行年月1993.9


修羅

作者西山秋一

収載図書小説集 白光
出版社新風舎
刊行年月1999.7


修羅

作者城駿一郎

収載図書流浪龍神始末
出版社学習研究社
刊行年月2005.3
シリーズ名学研M文庫


修羅

読み方:しゅら

  1. 芝居にて亡霊ドロドロ打込む太皷。

分類 東京芸能

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修羅

読み方:シュラshura

作者 石川淳

初出 昭和33年

ジャンル 小説


修羅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 13:58 UTC 版)

修羅(しゅら)

元来は仏教八部衆の一人、阿修羅の略称である。阿修羅は戦闘神で、六道の1つ、修羅道は争いの世界とされる。また阿修羅が帝釈天と争った場は修羅場と呼ばれる。そのため、争うことや、武人を修羅と表現することもある。

運搬具

「修羅が帝釈天(たいしゃくてん)と争い、これを動かした」ことにかけて大石(たいしゃく)、大木などを運搬する道具を「修羅」と呼ぶ[1]

  • 修羅 (そり) - 巨石運搬用の橇(そり)。
  • 修羅 (林業) - 森林の伐採地から木材を搬出するための大型スライダー、滑り台。
  • 修羅車 - 大石、大木などを運搬する車。
人名
作品
修羅能 - において、武士シテとするものの総称。
修羅 (DOESの曲) - 日本のロックバンドDOESの楽曲。
修羅 (映画) - 1971年の日本映画 。松本俊夫監督。鶴屋南北 (4代目)の『盟三五大切』を原作とする。
修羅:黒衣の反逆 - 2017年の中国映画。路陽監督。原題・『繍春刀II:修羅戦場』
しゅら-縄の姉妹‐ - 2023年の日本映画。
修羅 (小説) - 石川淳の小説。
フィクション

脚注

  1. ^ "修羅(器具、装置)". 日本大百科全書(ニッポニカ). コトバンクより2023年3月21日閲覧

修羅(しゅら)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 04:57 UTC 版)

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数百年前神楽交戦した妖魔

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