新潟県 概要

新潟県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/27 04:44 UTC 版)

概要

本州の中北部に位置し、北東から南西へ細長い領域を持つ。離島佐渡島粟島も擁する。日本有数の米所として知られる。県庁所在地である新潟市は本州日本海側唯一の政令指定都市であり、人口約70万人を擁する。また、新潟港幕末開港五港の一つであり、日本海側の重要な港湾拠点である。

面積は約12,584 km2で、全都道府県中第5位。人口は約210万人で、全都道府県中第15位(2019年推計値時点)[2]。詳細は「#人口」節で後述。

日本の地域区分では中部地方あるいはより細分して北陸地方(北陸4県)として扱われることがあるが、上越地方の一部を除いて文化的に西日本に属する北陸3県(富山県石川県福井県)との繋がりは深くはない[3]。一方で、関東甲信越(広域関東圏)や信越地方と呼ばれるように、関東地方や隣接する長野県との関係性が深い。早い時期から上越新幹線関越自動車道などのインフラが整えられ、大都市の中では東京とのつながりが大きい。

県内の分類

県内は地理的観点から、一般に次の上越地方中越地方下越地方佐渡地方の4地域に大きく区分される[4]

詳細は「#地域」節で後述。

主要都市

主な都市として、人口の上位3市は次の通り。これらは各地方の最大都市でもある。

ほか、人口の多い順に、新発田市三条市柏崎市燕市村上市南魚沼市佐渡市十日町市などがある(人口5万以上のもの。2021年1月1日時点)[5]

詳細は「#都市」節で後述。

沿革

県名は、県庁所在地である新潟市に由来する。

古代には、越国(こしのくに)の領土であった。

五畿七道においては北陸道のうち東半分を占め、令制国(旧国)における越後国(えちごのくに)と佐渡国(さどのくに)の2国の全域に相当する。この国名を合わせて越佐(えっさ)と呼称することもある[6]

明治維新廃藩置県の直後には、現在の新潟県にあたる領域には13個ものが並立していた[7]。のちに統合を経て、1876年明治9年)までに新潟県(旧)と柏崎県相川県との3県が合併することで、ほぼ現在の新潟県と等しい区域となった[7]

そして1886年(明治19年)に福島県から東蒲原郡が新潟県へと移管されたことで、現在の新潟県の形が成立した[7]

詳細は「#歴史」節を参照。

県章

県章は「新」の字を崩した物を中央上に置いて、その周りを「ガタ」を丸く図案化したもので囲んだものである。また、県章とは別にシンボルマークも制定されている。

隣接する都道府県

以下の5県と隣接する。


注釈

  1. ^ 寺泊は2000年 - 2020年、松浜は2003年 - 2020年
  2. ^ 新潟県教育委員会編纂「私たちの新潟県」で佐渡地方を下越地方に含めるとする見解が示されたことも一時期あった。
  3. ^ 後述の広域市町村圏とは燕市・弥彦村など一部が異なる。
  4. ^ より正確には、1876年に現在の富山県に相当する『新川県』が石川県に併合された。また同年、現在の福井県にほぼ相当する『敦賀県』が南北(嶺南嶺北)に分割され、嶺南が滋賀県、嶺北が石川県へと併合された。
  5. ^ より正確には、1881年に福井県が独立、1883年に富山県が独立した。
  6. ^ より詳細には、それ以前までの「大阪府」は現在の大阪府の北半分の範囲であり、現在の大阪府の南半分は当時『堺県』が管轄した。堺県はまた現在の奈良県大和国)の全域も管轄していた。そして1881年に大阪府が堺県を併合したため、現在の大阪府および奈良県の全域を管轄することとなった。
  7. ^ 開局から2019年9月までの社名は株式会社新潟総合テレビ。
  8. ^ 新潟駅 - 新津駅内野駅豊栄駅
  9. ^ a b 語頭の「に」が国際音声記号では [ɲi] で示され硬口蓋鼻音が用いられていることになっているが、実際は口蓋化した歯茎鼻音[nʲi] であるとも。

出典

  1. ^ 錦鯉を「県の鑑賞魚」に指定します”. 新潟県広報広聴課 (2017年3月29日). 2019年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月9日閲覧。
  2. ^ 統計データ > 日本の統計 > 本書の内容 > 第2章 人口・世帯 > 都道府県別人口と人口増減率”. 総務省統計局. 2022年1月12日閲覧。
  3. ^ 第99回 地域区分のいろいろ(1)”. NetAdvance Inc.. 2023年1月16日閲覧。
  4. ^ a b c d e リンク集:県内市町村|地図から探す”. 新潟県庁 知事政策局 ICT推進課 スマート自治体推進班 企画調整担当 (2019年8月26日). 2022年1月12日閲覧。
  5. ^ 新潟県庁 総務管理部 市町村課 行政班 (2021年8月10日). “住民基本台帳に基づく市町村別人口、世帯数”. 新潟県庁. 2022年1月2日閲覧。
  6. ^ 世界大百科事典 第2版「越佐史料」の解説”. コトバンク. 2022年1月12日閲覧。
  7. ^ a b c 新潟県の歴史相談室> 新潟県全般に関する相談>Q2 新潟県が成立したのはいつか?”. 新潟県立文書館. 2022年1月12日閲覧。
  8. ^ a b c 統計データハンドブック(平成24年) 第 1 章 県土・気象”. 新潟県庁 総務管理部 統計課 統計情報班 (2019年1月17日). 2022年1月12日閲覧。
  9. ^ 水管理・国土保全>統計・調査結果>日本の川>北陸の一級河川 - 信濃川”. 国土交通省. 2022年1月12日閲覧。
  10. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「越後平野」の解説”. コトバンク. 2022年1月12日閲覧。
  11. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「関川」の解説”. コトバンク. 2022年1月12日閲覧。
  12. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「高田平野」の解説”. コトバンク. 2022年1月12日閲覧。
  13. ^ a b 新潟県の気象の特徴”. 新潟地方気象台. 2022年6月25日閲覧。
  14. ^ a b 新潟県の雪情報 降積雪資料”. 新潟県. 2022年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月25日閲覧。
  15. ^ “積雪世界一 8m18cm! 上越市板倉区柄山の春”. 上越タウンジャーナル. (2010年3月1日). https://www.joetsutj.com/articles/51709610 
  16. ^ 気象庁データは「気象庁 過去の気象データ検索」(2021年2月7日閲覧)、県データは「新潟県の雪情報 降積雪資料 - 新潟県」(2021年2月7日閲覧)をそれぞれ参照した。
  17. ^ 気象警報・注意報や天気予報の発表区域:新潟県”. 気象庁. 2020年2月24日閲覧。
  18. ^ Ⅲ その他の広域行政制度 連携中枢都市圏・定住自立圏等”. 広域行政事務の手引. 新潟県総務管理部 市町村課. 2020年2月22日閲覧。
  19. ^ 市町村合併に伴う新潟県内の広域市町村圏 - 新潟県
  20. ^ 地域特性資料:明治期と現在の都道府県別人口一覧”. 北陸の社会資本2003. 国土交通省北陸地方整備局. 2020年2月22日閲覧。
  21. ^ a b c d e f g h i j k 辰井裕紀 (2021年6月17日). “なぜ新潟や石川が「人口日本一」だったのか? 都道府県の人口推移から見る、日本近代化の歴史”. ねとらぼ. https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/1167/ 2022年1月2日閲覧。 
  22. ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)19頁
  23. ^ 統計グラフでみる新潟県 平成20年版(新潟県) - ウェイバックマシン(2013年6月20日アーカイブ分)
  24. ^ 県人口230万人割り込む 県発表、知事「危機感覚える」[リンク切れ](新潟日報 2015年4月30日)
  25. ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)6頁
  26. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、96頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  27. ^ 第033回国会法務委員会第6号”. 衆議院 (1959年12月8日). 2010年2月6日閲覧。
  28. ^ 海底資源開発で連携 日本海沿岸の10府県:産経新聞2012年9月8日 - WayBack Machineによるアーカイブ
  29. ^ メタンハイドレート活用研究10府県が会議設立[リンク切れ]:神戸新聞2012年9月8日
  30. ^ 日本海の資源開発で連携、連合設立。本県など日本海側10府県:新潟日報2012年9月10日
  31. ^ メタンハイドレート、日本海でも調査を 10府県が連合:朝日新聞2012年9月9日
  32. ^ 「新潟県下の死者、更に増える」『大阪毎日新聞』1927年(昭和2年)2月17日(昭和ニュース事典編纂委員会 『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p.353 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  33. ^ 日外アソシエーツ編集部 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年9月27日、44頁。ISBN 9784816922749 
  34. ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)122頁~123頁
  35. ^ a b c 平成28年度県民経済計算の概要”. 新潟県総務管理部 統計課. 2020年2月22日閲覧。
  36. ^ 平成21年産水稲の品種別収穫量”. 農林水産省大臣官房統計部 (2010年2月25日). 2012年9月9日閲覧。
  37. ^ 天然ガスの採取と供給. 東邦アーステック. 2020年7月26日閲覧。
  38. ^ ヨウ素とは. 東邦アーステック. 2020年7月26日閲覧。
  39. ^ 事業活動 中条油業所. JX石油開発. 2020年7月26日閲覧。
  40. ^ 新潟県の天然ガス概要. 天然ガス鉱業会. 2020年7月27日閲覧。
  41. ^ 「令和元年度学校基本調査」 - 文部科学省、令和元年12月25日発表。
  42. ^ 統計でみる都道府県のすがた2019 - 総務省統計局
  43. ^ 総務省「地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査」平成22年11月
  44. ^ a b 時刻表”. 新潟空港. 2022年1月11日閲覧。
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  50. ^ 本間伸夫、新宮璋一、石原和夫、佐藤恵美子「東西食文化の日本海側の接点に関する研究(III) : 年取り魚と昆布巻」『県立新潟女子短期大学研究紀要』第27巻、1990年3月、75-82頁。 
  51. ^ “ご当地アイドルの先駆者”Negicco・Nao☆が入籍を発表!憧れだったPerfumeの現場が“出会いの場”に!! - ザ・テレビジョン 2019年2月26日
  52. ^ Negicco・Nao☆の結婚発表はなぜ批判されない?アイドル界で何が起きているのか - ガジェット通信 2019年2月26日
  53. ^ TVアニメ「魔法少女育成計画」の舞台は上越市⁉
  54. ^ a b 漢字の現在 第223回 「潟」の略字の広がりと消失三省堂ワードワイズ・ウェブ 2012年9月25日)
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  56. ^ a b c d 文字さんぽ 『方言文字「泻」のゆくえ』国立国語研究所「国語研の窓」第32号 2007年7月1日発行)
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  61. ^ 視頻:日本新瀉火災燒燬140棟房屋(BBC中文網 2016年12月22日)
  62. ^ 平成19年 6月定例会 総務文教委員会 平成19年6月28日(新潟県議会 会議録検索)
  63. ^ a b ●中国語における「新潟」の表記について(平成19年8月1日)(新潟県)






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