葛葉峠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 07:21 UTC 版)
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葛葉峠(くずはとうげ)は、新潟県糸魚川市にある峠。標高は440m。
概要
姫川に沿って糸魚川市の平岩集落から小谷村の湯原集落の間にある峠。かつては塩の道(千国街道)の難所として知られた。現在は、国道148号の旧道(新潟県道375号平岩停車場蒲原線)が存在している。この旧道は峠の南側斜面が1995年に発生した7.11水害により崩壊し長らく不通状態であったが、2006年から斜面の復旧工事が行われ、2015年には通行可能となっている。なお、この峠自体は県境となっておらず、峠から南へ2本目の沢にある国界橋(蒲原沢)が県境となっている。
地質・地形
葛葉峠は、三角形の台地状の高まりであり周囲の地形とは異質である。このことから1502年1月28日に発生した越後南西部地震により、姫川を挟んで東側に位置する真名板山が崩壊、その際の崩土から形成されたものと考えられており、調査が進められている[1]。
ボッカトチノキ
ボッカトチノキは、1971年に糸魚川市の天然記念物に指定され、糸魚川市教育委員会の案内柱がある。
温泉
峠の北側には白馬温泉が、峠の南側には蒲原温泉(休業中)、猫鼻温泉(水害により埋没)が位置する。
脚注
- ^ 1502年の姫川流域・真那板山の大崩壊と天然ダムいさぼうネット(2017年1月3日閲覧)
関連項目
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