塩の道と滝の伝説とは? わかりやすく解説

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塩の道と滝の伝説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 01:06 UTC 版)

不動滝 (糸魚川市)」の記事における「塩の道と滝の伝説」の解説

塩の道は正式の名を「千国街道」といい、新潟県糸魚川市から長野県松本市に至る延長120キロメートルに及ぶ古道である。日本海面した海抜0メートル糸魚川いくつかの峠を越えた海抜700メートル余り松本安曇野を結び、糸魚川からの荷(上り荷または南荷)は塩や干物などの海産物代表されるものが運ばれ松本安曇野などからの荷(下り荷または北荷)では麻を主として、紙、綿、などの農産物や酒、元結など多彩なものが運ばれていた。 塩の道糸魚川-静岡構造線構成する断層沿った山間平坦な部分利用してできた道で、姫川流れ挟んで両岸東回りルート西回りルート存在していた。東回りルート糸魚川の街から大野-中山峠-根知-山口を通る道で、山口には番所設けられていた。西回りルート田海(とうみ)-岩木-虫川-大所通って葛葉峠の下で東回りルート合流していた。東回りルート比較する荷物などの往来少なかった推定されるが、虫川には関所設けられていた。 不動滝は、西回りルート途中存在している。虫川関所跡糸魚川市史跡)を過ぎて道なりに進み、「高龍神」(たかおかみのかみ)の鳥居から続く坂道降りる視界開けて滝の姿が現れる。この滝が不動滝で、付近地名などから、「虫川不動滝(むしかわのふどうたき)」、「今井不動滝(いまいふどうたき)」と呼ばれることもある。落差70メートル、幅4メートルあり、3段になって流下している。上部中部それぞれ15メートルずつ、下部40メートルあり、直瀑となって滝つぼ落下する不動滝糸魚川地域代表する滝であり、松本-糸魚川間でも最大ものといわれる。水量四季通して豊かであるが、春の雪解け時や降雨後などに水量がさらに増えた場合には、滝の左側に「糸滝」(いとだき)という名の細い分岐瀑現れる滝つぼ前にある大岩の上水神社鎮座し、高龍神祭神として祀っている。古くから滝を汚したり石を投げこんだりすると、龍の怒り触れて大雨が降ると伝わる。不動滝に近い今井地区霊源寺曹洞宗)には、付近に住んでいた竜女経典功徳によって成仏できた礼として二十五条袈裟(一番大きく最上級袈裟)を贈ったという伝説残っている。

※この「塩の道と滝の伝説」の解説は、「不動滝 (糸魚川市)」の解説の一部です。
「塩の道と滝の伝説」を含む「不動滝 (糸魚川市)」の記事については、「不動滝 (糸魚川市)」の概要を参照ください。

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