平山征夫とは? わかりやすく解説

平山征夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 10:23 UTC 版)

平山 征夫
ひらやま いくお
生年月日 (1944-07-21) 1944年7月21日(80歳)
出生地 新潟県柏崎市
出身校 横浜国立大学経済学部卒業
前職 新潟国際情報大学学長
所属政党 無所属
称号 旭日重光章

公選 第14-16代 新潟県知事
当選回数 3回
在任期間 1992年10月25日 - 2004年10月24日
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平山 征夫(ひらやま いくお、1944年昭和19年〉7月21日 - )は、日本政治家大学教員新潟県知事(公選第14・15・16代、在任1992年 - 2004年)。新潟県知事時代に大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレを発案し、開催に漕ぎ着けた。長岡技術科学大学特任教授事業創造大学院大学非常勤教員。新潟国際情報大学前学長(在任2008年 - 2018年)。

略歴

平山県政

東京佐川急便事件に関わったとして金子清が辞職したことに伴い行われた1992年新潟県知事選挙にて、自民党社会党からの推薦を受け出馬し、長﨑明を破り当選した[2]。ロシアとの交流に積極的であり、1994年8月には新潟市にロシア総領事館を開設することなった[3]巻原発に関しては推進の方向性を取り、合意形成を進めるよう資源エネルギー庁に要望を行っていた[4]ナホトカ号重油流出事故では県N号(ナホトカ)流出油災害対策本部を立ち上げた[5]

知事襲撃事件

1998年12月17日、新潟市内のホテルで開かれる会合に向かうために県庁の正面玄関に向かったところ、右翼団体の男によって刃物で襲撃された[6]。男は背広姿で「万景峰号はどうするんだ」と叫び「知事ならば何でもできるはずだ」と迫り首に抱きつき千枚通し様のもので切り付けた[6]。怪我の程度は軽傷で済み、知事は「抗議は自由だが、暴力で訴えることは許せない」と会見にて語った[7]。男は翌年1月7日に新潟地検に傷害罪で起訴された[8]

動機はテポドン発射に際して万景峰号が国民の脅威になると男が感じ、万景峰号の入港拒否、警備体制強化の男の申し入れを断られたことによるものであり[9]1999年3月30日に男は懲役一年六カ月の実刑判決が下った[10]

主な著書

脚注

  1. ^ 坂根正弘氏が旭日大綬章 秋の叙勲”. 原子力産業新聞 (2014年11月6日). 2023年2月5日閲覧。
  2. ^ 「自社、平山・日銀支店長への相乗り固める 新潟知事出直し選」『朝日新聞』1992年9月19日、朝刊。
  3. ^ 「新潟にロシア総領事館開設へ」『朝日新聞』1994年8月3日、朝刊。
  4. ^ 「平山・新潟県知事、巻原発で計画推進の姿勢強調 エネルギー庁に要望」『朝日新聞』1996年8月9日、朝刊。
  5. ^ 「流出重油、佐渡沖へも 西40キロ接近の恐れ タンカー事故」『朝日新聞』1997年1月17日、新潟版。
  6. ^ a b 「白昼の凶行、内騒然 「許されない行為」 平山知事襲撃事件」『朝日新聞』1998年12月18日。
  7. ^ 「新潟県知事襲われケガ 傷害容疑で右翼逮捕 北朝鮮船入港に抗議?」『朝日新聞』1997年12月19日。
  8. ^ 「知事襲撃の男性を起訴 新潟地検」『朝日新聞』1999年1月8日、新潟版、朝刊。
  9. ^ 「起訴事実認める 知事襲撃事件初公判」『朝日新聞』1999年2月24日、新潟版、朝刊。
  10. ^ 「新潟県知事襲撃、懲役1年6月 被告に実刑 新潟地裁」『朝日新聞』1999年3月30日、夕刊。
公職
先代
金子清
新潟県知事
公選第14-16代:1992年 - 2004年
次代
泉田裕彦




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