平山常陳事件

世界宗教用語大事典

ひらやまじょうちんじけん 【平山常陳事件】

堺の朱印船主でキリシタンだった平山常陳の船が、一六二〇（元和六）年イギリスとオランダの両国防衛船隊に拿捕され、キリシタン宣教師二名のマニラから日本への密航が摘発された事件。二年に及ぶ審問の結果、常陳と宣教師は火刑、乗組員一二名は斬首刑。これが引き金となり元和大殉教に発展した。→ 元和大殉教

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平山常陳事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/24 06:54 UTC 版)

平山常陳事件（ひらやまじょうちんじけん）は、1620年（元和6年）に堺の平山常陳が船長をつとめる朱印船が2名のキリスト教宣教師を乗せてマニラから日本に向かっていたところを、台湾近海でイギリスおよびオランダの船隊によって拿捕された事件。江戸幕府のキリシタンに対する不信感を決定づけ、元和の大殉教といわれる激しい弾圧の引き金となった。