塩沢紬とは? わかりやすく解説

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塩沢紬

【工芸品名】
塩沢紬
【よみがな】
しおざわつむぎ
【工芸品の分類】
織物
【主な製品】
着物
【歴史】
新潟県塩沢産地織物歴史古く奈良時代織られ当地方の麻布現在の越後上布)が奈良正倉院保存されています。この麻織物技術技法絹織物にとり入れた織物が塩沢紬で、江戸時代織り始められました。
【主要製造地域】
新潟県
【指定年月日】
昭和50年2月17日
【特徴】
摺(す)り込み・括(くく)り作業による、蚊絣呼ばれている細かい十字絣や亀甲絣によって構成された絣模様には、独特の上品さと落ち着きあります

塩沢紬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 14:27 UTC 版)

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塩沢紬(しおざわつむぎ)とは、新潟県南魚沼市周辺で織られている絹織物で、光沢の少ない玉糸と真綿手紡糸を使用した、落ち着いた色合いと風合いが特徴となっている。

概要

麻織物の「越後上布」の伝統技術絹織物に取り入れた織物で、明和年間(1764年~71年)の頃に織られ始めた[1]。大正時代の頃から麻織物より生産量が多くなったが、第二次世界大戦の勃発により、贅沢品として生産が制限される[1]1949年(昭和24年)塩沢織物工業協同組合が創設される[1]1975年昭和50年)に、経済産業大臣指定伝統的工芸品となっている[1]

主な技法は先染めの平織である[2]。縦糸に生糸・玉糸、横糸に真綿手紡糸を使用し、手くくり、手摺り込みによる絣糸を一本一本合わせながら織り上げた蚊絣(かがすり)・十字絣(じゅうじがすり)・亀甲絣(きっこうがすり)などと呼ばれる細かい模様が特色である[1][2]。また、塩沢紬は地薄でさらさらとしている[2]

脚注

  1. ^ a b c d e 塩沢紬-塩沢織とは?/塩沢つむぎ記念館公式ページ|塩沢織物の伝統技術の体験型文化施設”. www.tsumugi-kan.jp. 2020年11月2日閲覧。
  2. ^ a b c 本田利夫 (2006-03). “塩沢紬”. 繊維学会誌 ( 社団法人繊維学会) 62 (2): 57-58. doi:10.2115/fiber.62.P_57. 

関連項目

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