平成7年梅雨前線豪雨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/02/02 05:20 UTC 版)
| 発災日時 | 1995年6月30日 - 7月22日 |
|---|---|
| 被災地域 |  新潟県・長野県 など |
| 災害の気象要因 | 梅雨前線 |
| 気象記録 | |
| 最多雨量 | 富山県立山町で1,731 mm |
| 人的被害 | |
| 死者 |
4人
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| 行方不明者 |
1人
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| 負傷者 |
16人
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| 建物等被害 | |
| 全壊 |
85棟
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| 半壊 |
126棟
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| 一部損壊 |
405棟
|
| 床上浸水 |
2,195棟
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| 床下浸水 |
16,013棟
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| 出典： 梅雨前線 (災害をもたらした気象事例) - 気象庁 | |
平成7年梅雨前線豪雨（へいせい7ねんばいうぜんせんごうう）は、1995年（平成7年）6月末から7月にかけて、梅雨前線の活動により発生し、信越地方を中心に大きな被害をもたらした豪雨である[1]。平成7年7月北信・上越梅雨前線豪雨災害などとも呼ばれる[2]。
概要
1995年（平成7年）6月末から7月にかけて、時々梅雨前線の活動が活発化し、東北地方から九州地方までの広い範囲で大雨となった。この期間の降水量は、富山県立山町で1,731 mm、山形県遊佐町鳥海山で970 mm、佐賀県太良町多良岳で948 mmとなるなど、東北地方から九州地方までの広い範囲で、平年の7月の降水量の150 %から250 %の降水量となった[1]。 7月1日から7月4日にかけて、前線は西日本から東日本にかけて停滞し、九州・四国・近畿地方で300 mmを超える大雨となった[1]。
7月8日から12日にかけて、前線は日本海から北陸地方にかけて停滞し、活動が特に活発となった。このため、北陸地方から東北地方の日本海側を中心に大雨となった。 長野県北部・北陸地方・東北地方の日本海側で400 mmを超えた所があった。この大雨により、新潟県上越地方及び長野県北部では、姫川の氾濫、鉄橋流失、土砂崩れなどにより鉄道の不通、家屋の浸水などの被害が発生した[1]。この水害は新潟県上越地方、長野県北信地方・大北地域、富山県東部では7.11水害と呼ばれる。
7月20日から22日にかけて、前線は山陰沿岸から東日本を通り、関東地方の東海上にかけて停滞した。また、沖縄の南海上から東シナ海に進んだ台風3号の影響で、前線に向かって南から暖湿気流が入り、前線の活動が活発化した。 このため、中国・四国・近畿及び北陸地方を中心に大雨となり、特に山陰や四国及び近畿地方の太平洋側では、日降水量が200 mmを超えたところがあった[1]。
被害
一連の豪雨による被害は、人的被害が死者・行方不明者5人、負傷者16人となったほか、建物等被害は全壊85棟・半壊126棟・一部損壊405棟・床上浸水2,195棟・床下浸水16,013棟などとなった[1]。
脚注
- ^ a b c d e f “梅雨前線 平成７年（1995年） ６月30日～７月22日”. www.data.jma.go.jp. 2020年6月15日閲覧。
- ^ “平成７年７月北信・上越梅雨前線豪雨災害”. www.kasen.net. 2020年6月15日閲覧。
関連項目
外部リンク
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