22巻から41巻(児玉和土時代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:37 UTC 版)
「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の記事における「22巻から41巻(児玉和土時代)」の解説
通常版 22巻 〜 41巻シリーズタイトル投稿者パッケージコメント22巻シリーズ「監視カメラ」 梶山真一郎(仮名) 警備会社に勤めるAさんからの投稿。とある会社のビル内を写した監視カメラの映像だが、よく見るとその映像の中に、女性がひと気のない廊下を歩いてきて壁の中に消える様子が…!壁の向こうは会社の倉庫だというが…。 「監禁」 田山悟(仮名) 他人の出したゴミを拾って見るのが趣味というBさんの投稿ビデオ。アパートの一室にカメラを据え、部屋にいる女性を延々と撮影している映像に不可解な顔が…。Bさんの話によると問題はそれだけじゃないというのだが…。 「不倫カップル」 沢田十和子(仮名) 都内に住む20代のCさんが投稿してきたビデオ。当時、不倫の関係にあったCさんと相手の男性が夜の遊園地で楽しく遊ぶ様子が収められている。その中に、男性の娘とそっくりな少女がCさんを睨み付けている映像が…。 「キャッチセールス」 佐々木由美(仮名) 化粧品のキャチセールスの様子を盗撮したというビデオ。投稿者Dさんはかつて同じ業者に嫌な思いをさせられたため、証拠を残そうと盗撮を思いついたという。その映像の中に、その場には居なかったはずの女性らしき影が…。 「マンション紹介ビデオ」 荻山洋輔(仮名) WEB制作会社に勤めるEさんからの投稿ビデオ。とあるウィークリーマンションのインターネット配信用の紹介ビデオだという。その紹介映像の中に老人の顔らしき不可解な影が…。実はこの建物には悲しい過去があり…。 「通り魔」 田中陽一 実際にあった殺人事件の現場を調査し、HPで発表するという変わった趣味を持つFさん。ある通り魔殺人事件現場を撮影したビデオに戦慄の映像が…!その後Fさんは不慮の交通事故で亡くなってしまったというのだが…。 「フットサル」 青柳雄介(仮名) とある休日に行われたフットサルの試合を記録したビデオ。その中に足がなく、服に血のついた奇妙な女性の姿が。投稿者Gさんは家でビデオを見て初めて気づき、周囲も全く存在に気づかなかったというのだが…。 「続・監禁」 田山悟(仮名) 投稿者が拾ったというビデオ。投稿者はビデオを捨てた男性が部屋に女性を監禁しているのではないかと言う。ビデオに写っていた女性の影がこの世のものではないのなら、その女性は何を訴えようとしていたのだろうか…? 23巻「パリ観光」 斎藤祐実 新婚旅行中のカップルがパリ市街を巡っている際の映像。何気なくうつしていた地下鉄の窓の外を横切る不可解な影が…。飛び込み自殺が絶えないというパリの地下鉄。自殺した死者の霊とでも言うのだろうか…。 「シリーズ監視カメラ コインランドリー」 佐野俊治(仮名) コインランドリーを経営する人物から投稿された監視カメラの映像。人もまばらな深夜のコインランドリー。乾燥機の中から人の手のようなものが、まるで助けを求めているかのように伸びているのが確認できる…。 「カラオケボックス」 元木祐介 我々の元に日々送られてくる投稿映像のなかには携帯電話で撮影した動画が増えている。ある制作会社に勤める男性がカラオケボックスで盛り上がっている様子を携帯電話で収録した。その中に不可解な足が…。 「ボクシングジム」 山村秀一(仮名) プロボクサーの友人を持つ投稿者が、練習風景を撮影した映像。試合が近づき緊張している彼をリラックスさせようとジムを訪れたという。その映像の中に不気味な顔がうつっており、友人は見覚えがあると言うが…。 「廃神社」 吉井清花(仮名) ドライブを楽しむ男女がお互いを撮影しあった映像。途中、廃墟と化した神社に立ち寄った彼らは悲惨な事故に遭ってしまう。我々呪いのビデオ取材班は、その問題の廃神社を訪れることにしたが事態は思わぬ方向へ…。 「文化祭」 木村晋(仮名) 投稿者が会社の出張で東京を訪れた際、かつて在籍していた学校の文化祭に立ち寄った時に撮影した映像。その中に奇妙な女性の影がうつりこんでいる。その学校では表沙汰になっていない忌まわしい過去があり…。 「鉄棒」 柴崎瑞江 都内に住む女性が、ある公園で縄跳びや鉄棒などで遊ぶわが子の様子を撮影したビデオ。その後、被写体の子は何故か鉄棒から落ちて怪我を負ったという。休日で賑わう公園の風景にうつりこんだ不可解な首の謎とは…? 「花火族」 三井淳 真夏の夜、河原で花火をして騒ぐ若者たちを撮影したビデオ。この日は同窓生が集まり、お酒も入って羽目をはずしていたようだ。しかし、その中に不可解な少女の姿が…。この河原は毎年水の事故が絶えないというが…。 「続・廃神社」 吉井清花(仮名) 廃神社に立ち寄った後、交通事故に遭ったカップルが撮影した心霊映像の続編。我々、取材班は彼らが立ち寄った神社に赴くが、その過程の中で現地の山中に迷い込み恐怖を味わう。投稿映像にうつった老婆の真相とは…? 24巻「キャンプ」 斉藤良介(仮名) 大学生たちが夏山にキャンプに行った際の映像。不可解な男の子の顔が映りこんでいる。このキャンプ場では、数年前に10歳にも満たない男の子が両親が目を離した隙に行方不明になったというのだが…。 「新婚家庭」 櫻井信次(仮名) 大学時代の友人夫婦に子供が出来たということで、投稿者がお祝いのために2人の家を訪れた際の映像。画面奥に飾ってある写真の男性の姿が一瞬にして消える。一見、幸せそうな新婚夫婦には秘密があって…。 「少年野球」 小暮修平 小学生の子供を持つ投稿者が、わが子の野球の試合を収めた映像。野球場の奥に子供たちが遊ぶための土管があり、その中に奇妙な顔が…。生き生きとプレーする少年たちを羨ましそうに見つめているようだが…。 「ダビング」 篠原正治(仮名) レンタルビデオ店を営む投稿者は、ある商品ビデオの警告表示の後の部分に不可解な映像がダビングされているのを発見する。早速調査を始める我々取材班だったが、その後投稿者が交通事故に遭ってしまう…。 「洞窟」 高山仁 あるカップルが撮影した映像。2人は友人のところに車で遊びに行った際に時間が余ったため、観光スポットになっている洞窟を訪ねたという。その映像もさることながら同封されていた写真に我々は驚愕した…。 「深夜の路上」 岩田充(仮名) 大学生の男性からの映像。彼は寮に入所した際、部屋の机の中からこのビデオを見つけたという。地方の人気バラエティ番組を真似て楽しく盛り上がる若者たちの映像の中に、不気味な血まみれの腕が…。 「シリーズ監視カメラ 漫画喫茶」 小池信雄(仮名) 漫画喫茶に設置された監視カメラの映像。漫画喫茶の入り口前に止まるエレベーターの中に女性の霊らしき姿がうつりこんでいる。この漫画喫茶自体には問題はないのだが、この付近で霊が出るとの噂があり…。 「ギリシャ留学」 竹山里美(仮名) 投稿者がギリシアに留学した際、デジタルカメラの動画モードで撮影した映像。投稿者はその映像を久しぶりに見直して不可解な部分に気がついたという。壁面にこちらを睨む巨大な顔がうつしだされている…。 「続・ダビング」 篠原正治(仮名) レンタルビデオの商品の上から収録された奇妙な映像。我々取材班は、そのビデオを店で借りたユーザーを一軒一軒あたり、ある人物に突き当たる。我々はその人物に接触するが、それが予想だにしない展開に…。 25巻「半面の男」 松岡邦彦 大学生の投稿者がサークルの後輩とある廃墟を訪れた際の映像。そこはとある企業のセミナーハウスだったが、今は荒れ果て、名の知れた心霊スポットになっているという。その映像に男性らしき半面の顔が…。 「不気味な女」 橋詰陽子 投稿者は新しいマンションに越したので、離れて住む母親に中の様子を見せるため携帯電話で動画を撮影していたという。一見、何の変哲もないワンルームマンションだが不可解な顔や女性の姿、泣き声のような音が…。 「ロッククライミング」 柴山清志(仮名) 登山を趣味とする投稿者がロッククライミングの様子を収めた映像。よく見ると切り立った崖の一部に手首のようなものが確認できる。その岩場はかつて痛ましい事故で亡くなった人がいるという…。 「僕の恋人」 鈴木孝(仮名) 一人の若い女性が夜道を歩いている映像。彼女の背中に不可解な顔のようなものがうつっている。投稿者は彼女の恋人だと名乗っていたが、女性に取材を申し込むと「投稿者とは恋人関係ではない」と言うのだった…。 「サファリパーク」 新藤明美 投稿者の家族がサファリパークに遊びに行った際の映像。ライオン、トラ、熊などを身近で見て興奮する子供たちの微笑ましい映像の中に、ガイドバスの窓ガラスに映った、こちらを睨み付けている不可解な顔が…。 「シリーズ監視カメラ 家庭用監視カメラ」 佐藤圭子(仮名) 一軒家の玄関に設置された防犯用のカメラが捉えた奇妙な映像。この防犯カメラは何か動きがあった時に録画機能が働くという。そこには人物の姿はなく、黒い影がスッと動く映像が録画されていた…。 「熊野観光」 森山春樹(仮名) 投稿者カップルが和歌山県の熊野に観光旅行に行った際に撮影した映像。神社の境内や、祭りの様子などが収められているなか、通りすがりのある男性の横顔にたくさんの不気味な目がついており…。 「続・僕の恋人」 鈴木孝(仮名) ある女性の背中に現れた不可解な顔。だがその映像はストーカー行為によるものだった。我々は女性からの要望を投稿者に伝え、投稿映像はお祓いを行った。だがその後、我々は別の心霊映像を発見することに…。 26巻「バンコク観光」 市川昭一 投稿者がタイのバンコクにツアー旅行へ行った際の映像。歴史ある寺院の中に黒い壷が置かれている。煩悩の数だけあるという黒い壷。その一つの壷の中に不可解な白い顔のようなものが見えるのだが…。 「セミナー・キャンプ」 石黒健人(仮名) 大学生である投稿者が、夏休みにある山中のバンガローで開催されたセミナーに参加した際に撮影した映像。その中に明らかに参加者ではない女性の姿が…。この山は殺人事件が起こった場所でもあるという…。 「湯灌(ゆかん)」 田中昌治(仮名) 投稿者は友人らと遊んでいるところをデジカメの動画モードで撮影したという。酔っていた投稿者はふざけてメイクをほどこしてもらっていた。そのメイクをしていた女性が交通事故に遭ったというのだが…。 「廃屋の住人」 中田伸介(仮名) 廃墟探検を趣味とする投稿者が廃墟探索の帰り道に偶然見つけた廃屋で撮影した映像。今はもう取り壊されてしまったというその廃屋で、投稿者は背筋も凍る恐ろしいものを2つも撮影してしまう…。 「オークション」 近藤寿志(仮名) 大学卒業を控えた投稿者が、親しい友人と自宅でお別れ会をした時の映像。冷蔵庫に氷を取りに行った際、扉を開けるとそこには不可解な子供の顔が…。その冷蔵庫はネットオークションで買った中古品だという…。 「合唱」 澤村俊樹(仮名) 結婚を控えていた男性の投稿者が家を整理していて見つけた映像。中学生の時、校内で行われた合唱コンクールの模様を収めたものである。ある女生徒の背後にもう一人の彼女の姿が残像のようにうつっており…。 「シーソー」 富永裕太 高校生の投稿者が恋人と深夜の公園でデートをしている様子を携帯電話で撮影した映像。普通ならば微笑ましいはずの映像に不気味なものが…。シーソーに座っている女性の反対側に首のない少女の姿が…。 「続・オークション」 近藤寿志(仮名) ネットオークションで購入した冷蔵庫の中にうつっていた子供の霊について調査していた我々は出品者を突き止め、その冷蔵庫のもともとの持ち主の名前を知る。その持ち主はある不幸な事故で我が子を亡くしていた…。 「シリーズ監視カメラ 製作委員会スタッフルーム」 なし 日々業務を行っている呪いのビデオ製作委員会スタッフルーム。これまでも数々の不可解な現象が起こったが、ここ最近、新たな心霊現象が起こり始めた。それはパート24のダビング映像に端を発しているようだが…? 27巻「誕生会」 佐久間裕子 投稿者が仕事先の仲間と誕生会を祝った時の模様を撮影した映像。誰も居るはずのないバスタブの中から奇妙な手がのびている。そこは過去、墓地だったというが…。 「シリーズ監視カメラ 製作委員会スタッフルーム1」 なし パート26で紹介した、呪いのビデオ製作委員会スタッフルームで起こった不可解な心霊現象。身の危険を感じた我々は、スタッフルームの場所を一時的に移動し、新たな場所で業務を再開した。しかし不可解な現象はおさまらなかった…。スタッフの1人が奇妙な悪夢に苛まれるようになり、ある夜、スタッフルームで仮眠を取っていた彼を黒い影が横切る映像が監視カメラにとらえられた。我々は、パート24「ダビング」に端を発しているらしい、わずかな手がかりをもとに調査を始めた。だが、そこには衝撃的の事実が待ち受けていたのである…! 「NPO」 渋谷壮介(仮名) とある体育館で行われたNPO団体の会合を記録した映像。体育館の窓の外に首のない人間の体が浮かんでいる。投稿者は撮影時には全く気づかなかったというのだが…。 「ビデオ・チャット」 片桐康二(仮名) 投稿者がネットのあるサイトでチャットをした際、その会話を記録した映像。テレビ電話のような感覚で女性と楽しく語る投稿者。だが彼女の背後に奇妙な男性霊が…。 「シリーズ監視カメラ 製作委員会スタッフルーム2」 なし 「フリスビー」 佐藤宗治 大学生の投稿者がサークルの仲間と夜の大学構内でフリスビーをして遊ぶ姿をうつした映像。そこに「ちがう」という謎の声と血まみれの顔をした女性の姿が…。 「ボーリング」 倉橋幸夫(仮名) 投稿者がボーリングを楽しむ仲間たちの様子をデジタルカメラで撮影した映像。そこに子供の顔が…。投稿者は家族連れの乗用車の事故現場に遭遇したというのだが…。 「シリーズ監視カメラ 製作委員会スタッフルーム3」 なし 28巻「戦争遺跡」 平原さち(仮名) 女性2人が旅行へ行った際、現地の公園を訪れて記録した映像。その公園は太平洋戦争の遺跡があることでも有名な観光地だという。だが、見学のつもりで出向いた彼女たちを予期せぬ恐怖が襲うことに…。 「シリーズ監視カメラ 駐輪場」 三好作治(仮名) 駐輪場に設置された監視カメラの映像。そこには誰も乗ってないのに静かに進む三輪車の姿が…。さらにその三輪車を降りて、まるでどこかに駆けていくような子供の小さな足がうつっているのだが…。 「ITバブル」 戸山幸雄(仮名) webデザインの会社に勤める投稿者が数年前に仕事で撮影した、とあるIT企業の社長のインタビュー映像。社長の肩越しに男性の顔らしき黒い影が…。彼はほどなくして脳梗塞で亡くなったという…。 「渓谷」 飯山雄介 投稿者が友人たちと男性ばかり計4人でドライブに行った際の映像。その中に4人のものではない不可解な声と、奇妙な顔がうつりこんでいた。運転手のTさんはその後、大事故に遭遇してしまったという…。 「霊の通り道」 澤井信一(仮名) 投稿者が大学の後輩たちの家へ遊びに行った際に撮影した映像。投稿者たちが楽しく酒盛りをしているなか、背後のテレビの画面に黒い人影が…。霊能者の鑑定によると、そこは霊の通り道であるというのだが…。 「地震」 本間亮子(仮名) 夕刻、車に乗っていた投稿者が撮影した異常なまでに美しい夕焼けの映像。まるで赤く燃えているかのような空の片隅に2つの叫んでいるような顔が…。その地域では後日、大きな地震が起こったというが…。 「面接」 菊永淳一(仮名) アダルトビデオの制作会社に勤める投稿者が撮影した出演者の面接の様子。投稿者によると、約束していた女性が予定よりも早い時間に来たため、本来の面接官に代わって投稿者が応対したというのだが…。 「合格祝賀会」 柏木健太(仮名) とある予備校の合格祝賀会の様子を撮影した映像。合格を喜び合う予備校生たちの背後の壁に不可解なしみがあり、まるで女性の姿のように見える。投稿者によれば、病気で亡くなった同級生がいたという…。 「続・渓谷」 飯山雄介 ドライブ途中の車中の映像に聞こえる不可解な声、そして、行き着いた橋でうつりこんだ奇妙な顔…。我々は、投稿者の他に車に同乗していた友人たちにも会うことに。しかしそのうちの1人は音信不通で…。 29巻「白面の女」 近藤裕紀 投稿者カップルが温泉旅行へ行った際、宿泊した旅館の裏にあった廃墟に立ち入って撮影した映像。かつて旅館だったと思われる廃墟の一室に、髪が長く白い顔をした女性の霊が…。投稿者はその顔に気づいて…。 「占い師1」 湯川哲夫(仮名)、川崎麻里(仮名) インターネット上のアダルトサイトで配信されていた映像。Sさんという女性が部屋で生活している様子をリアルタイムで視聴者が見られるというコンテンツで、人気だったという。その部屋で異変が起きたというのだが…。 「お正月」 佐渡宏志(仮名) 子供たちにとって、おせちを食べたりお年玉を貰ったり、楽しみな行事の一つでもあるお正月。新年を迎えたある家族が、にぎやかで明るい一家団欒の風景を収めた映像の中に、着物を着た不気味な女性の姿が…。 「送別会」 井沢俊矢(仮名) とある居酒屋で行われたアルバイトの送別会の様子を記録した映像。テーブルの下に黒ずんだような手がうつっている。その居酒屋は、かつて酔っ払い同士の喧嘩で死亡に至った事件があったというのだが…。 「占い師2」 湯川哲夫(仮名)、川崎麻里(仮名) Sさんの部屋にうつった不可解な黒い影…。スタッフの岩澤は1年ほど前に投稿されてきた映像にうつっていた黒い影が今回の影と酷似していることを思い出す。さっそくその投稿者に連絡を取るが…。 「シリーズ監視カメラ 市街地」 相馬昌平(仮名) とある市街地に設置された監視カメラの映像。街角とそこを行き交う人々の姿がうつしだされている。その中に、スーツ姿の男性が赤信号であるにもかかわらず横断歩道を渡り、車をすり抜け消えてしまう映像が…。 「ダンス」 浜本剛(仮名) ダンスの振り付け師をしているという投稿者が深夜の公園で踊っている様子を撮影した映像。投稿者は振りを思いついた時など、よく記録のために自分を撮影するという。その中に横たわる不可解な女性の顔が…。 「サマーキャンプ」 遠藤智 海で行われたサマーキャンプの様子を収めた映像。磯辺ではしゃぐ子供達の元気な姿にまじって、岩にしがみつこうとしているような白い手が…。かつてこの海水浴場では津波で多くの人が亡くなったというが…。 「占い師3」 湯川哲夫(仮名)、川崎麻里(仮名) 1年前に投稿されてきた「黒い影」の映像について調査を進めた我々取材班。我々は、今回の投稿と1年前の投稿には多くの共通点があることを知り、ある仮説を打ち立てる。次第にその仮説は真実味を帯びてくるが…! 30巻「山スキー」 石川亮(仮名) 大学の山岳部に所属している投稿者が冬山に登った時の映像。スキーやスノーボードに興じる仲間達を撮影した映像を良く見ると、背景の枯れた樹木のなかに首を吊った自殺者の影がはっきりとうつっている…。 「シリーズ監視カメラ 専門学校」 沢田元(仮名) 警備会社でアルバイトをしていた投稿者は、とある専門学校の監視カメラにうつる不可解な影を見つけてしまう。それは、深夜に1人で残業をしていた男性職員の背後につきまとう女性霊の姿だった…。 「観覧車」 鈴木和美(仮名) 投稿者は結婚を間近に控えた友人とともに遊園地の観覧車に乗り、結婚式の2次会で流すための映像を収録していたという。観覧車から見える美しい夜景を撮影していた時、そこにいるはずのない女性の顔が…。 「川遊び」 山田一昭(仮名) 大学生の投稿者たちが川での水遊びの様子を撮影した映像。夏のひとときを楽しむ行楽客で賑わう川の中に、髪をゆらめかせながら不気味に漂う女性の姿が…。この川で水死した女性の怨霊だろうか…? 「『不気味な女』後日談」 井上絵里子(仮名) 友人と一緒に「呪いのビデオ25」を見ていた投稿者は、もし異常な現象が起こったら投稿しようと軽い気持ちでカメラを回しながら見ていたという。奇しくも「不気味な女」を見ていた際、部屋の中で異変が起こり…。 「テーマパーク」 本澤慶介(仮名) 投稿者がとあるテーマパークに家族旅行に行った際の記録映像。人で賑わう休日のテーマパーク。その映像のなかに不可解な幼女がうつりこんでしまった。無邪気にカメラに近づく少年の背後に、不気味な影が…。 「夢遊病」 日向正治(仮名) 30代の男性から送られてきた深夜の寝室の映像。その男性によると、朝目覚めると部屋の中が散らかっていたり異変がしばしば起こったため、夢遊病ではないか?と自分の寝ている様子を撮影したと言うのだが…。 「人形を見つめる眼」 心霊博士 我々製作委員会の元に「心霊博士」と名乗る人物から1本のビデオテープと手紙が届いた。テープはある廃ホテルを深夜に探検した際の映像だという。壊れた人形の映像のなかに、不気味な顔がうつりこんでおり…。 「『不気味な女』後日談 後編」 井上絵里子(仮名) 投稿された映像にうつる女性霊と、パート25の不気味な女の霊は本当に同じ霊なのだろうか…?そんななか、ひょんなことから投稿者の友人と連絡がついた我々取材班は、彼女から思いもよらない真実を聞かされて…! 31巻「ストリートミュージシャン」 遠藤章太 とある駅前の公園で歌っているストリートミュージシャンの姿を携帯電話の動画機能で撮影した映像。ストリートミュージシャンが歌っている背後の木の陰から、不可解な女性の顔がこちらを睨んでいるのだが…。 「バスケットボール」 寺田俊和 大学のバスケットボールサークルの合宿に参加したという投稿者。体育館で行われた練習風景を収めた映像の中に、頭部のない不気味な人影が…。そのサークルにはクモ膜下出血でなくなったメンバーがいたというが…。 「障害者マラソン」 滝田雄介(仮名) ボランティア活動をしている男性からの投稿。彼は頼まれて障害者マラソンの様子をビデオカメラで撮影していたという。アスファルトの路面に、苦しげな表情を浮かべる男性の顔が黒く浮かび上がっているのだが…。 「冥界へとつながる森」 沢渡敏子(仮名) 投稿者の娘にあたるYさんが婚約者の男性とともに、母親の誕生祝いのために撮影したビデオレター。その映像の中に不可解な映像がインサートされていたという。その数日後、Yさんが行方不明になってしまった…。 「日暮れる動物園」 川崎晋平 カップルがある動物園で撮影した映像。閉園前の人気のない動物園。ビデオカメラのナイトモードで撮影したカモシカ。その檻の奥の建物の前にチカチカと明滅をしながら佇んでいる不可解な男の姿が…。 「心霊スポット トンネル」 園田勇一郎 心霊スポットとして名高い某トンネル。投稿者カップルはインターネットで心霊スポットを探し、そのトンネルを訪れたという。その映像に男性の背中に張り付くような幼い男の子の不可解な影がうつりこんでしまった…。 「シリーズ監視カメラ アダルトビデオショップ」 井上芳樹(仮名) アダルトビデオショップに設置された監視カメラの映像。深夜、男の生首が店内を横切る様子が収められた。店員によると、その生首の顔が、以前トラブルを起こしたことのある常連客の顔と酷似していたと言うのだが…。 「サンバ」 片桐和夫(仮名) 華やかなサンバのパレード。雨天にもかかわらず沿道は多くの見物客で賑わっている。しかし、そのような明るい雰囲気に似つかわしくない、まるで地面から上半身だけが生えているような不可解な人影が群集の中に…。 「続・冥界へとつながる森」 沢渡敏子(仮名) 我々取材班はYさんが行方不明になる直前に彼女を目撃した会社の同僚Oさんに話を聞くことができた。Oさんによると、彼女は昼休みの公園で見知らぬ女性と真剣に話をしていたという。その女性とは一体誰なのか…? 32巻「運動会」 遠藤年男(仮名) 小学校の運動会を撮影した記録映像。体育館の中で元気いっぱい動き回る体操服の子供たちに混ざって、皆と同じ体操着を着た上半身のない子供の姿が…。前年の夏休み、交通事故で死亡した子供がいるというのだが…。 「犬の散歩」 三枝香 とある雨の日に撮影された映像。愛犬を連れて散歩をしていた投稿者は、普段は行かない公園に足をのばしたという。すると愛犬が誰もいない空間に向かって突然吠えはじめたという。カメラはその姿を捉えてしまった…。 「クラブ・イベント」 森田健二(仮名) 若者たちが集うクラブ。しかし、暗く幻想的な空間には心霊的なものも集まりやすい。友人が主催したイベントの記録撮影を頼まれた投稿者。その映像の中にクラブには似つかわしくない、軍帽を被った軍人の霊が…! 「不在」 中原幸江 大学のゼミの同窓会を撮影した映像。ゼミの教授が急用で参加できなかったため、投稿者は教授に見せるために仲間たちの姿を撮影したという。カメラに向かってメッセージを話す男性の手首から上が消えているのだが…。 「Twenty Seven 前編」 菊池宣秀、柏木雄一郎(仮名) 第1弾の発売から、ついに10周年を迎える呪いのビデオ。これまで我々取材班にはたくさんのスタッフが参加してきたが、その中にはあまりの恐怖に堪えかねて自ら辞めていったものも少なくない…。現在のスタッフの1人、菊池宣秀は20歳の誕生日を機に、毎年誕生日になると奇妙なビデオテープが送られてくるという。消印は福井県。山奥の廃山荘の映像らしいが、心霊現象などは何も映っていなかったため、これまでシリーズで取り上げられることはなかった。ある日、製作委員会に1本のビデオテープが投稿される。それは奇妙なことに菊池の元に送られてくる映像と同じものだった。早速我々は投稿者とコンタクトをとり、真相の究明を開始する。しかし取材を進めていた我々は未曾有の恐怖と対峙することになるのだった…!! 「シリーズ監視カメラ ネットカフェ難民」 志田一成(仮名) インターネットカフェを経営しているという投稿者から送られてきた監視カメラの映像。個室の入り口付近に身体が透けた男性の霊らしき姿が確認できる。その個室では、最近薬物による男性の自殺事件があったという…。 「タクシー」 河原忠夫(仮名) 個人タクシーを営んでいるという男性からの投稿。車内には防犯カメラが設置されていたが、ある日、1人の客を田舎の山道まで乗せた際に後部座席の窓ガラスにすがりつく女性の姿をカメラが捉えてしまったという…。 「赤い人」 高山幸雄(仮名) 投稿者が友人たちとドライブをした際に偶然撮影したデジタルカメラの映像。自宅近くの道路が渋滞し、多くの消防車が出動していたため、何かあったのかと動画を撮ったという。その中に全身が赤い奇妙な人物が…。 「続・Twenty Seven 前編」 菊池宣秀、柏木雄一郎(仮名) 33巻「ドライブレコーダー」 中村真治(仮名) 自動車事故につながる急加速や急減速の際の様子を記録するドライブレコーダーが捉えた映像。投稿者の男性は、ある寂しい道を走行していた際、急に飛び出してきた女性を轢いてしまった。だがその姿はどこにもなくて…。 「奇妙な客」 森脇義人(仮名) 投稿者が仕事仲間との飲み会の様子を撮影した映像。ごくありふれた韓国風居酒屋の奥に、よく見ると生気のない女性の姿が確認できる。その女性は、最初にいた場所とは別の場所にもう一度現われ、その後消えてしまう…。 「植物園」 不明 2人の女性が植物園に遊びに行った際に撮影したと思われる差出人不明の投稿。楽しく語り合いながら植物園を巡っている女性たち。そんななか、植物を展示してある台の下に、赤い顔をした幼い女の子の姿が見て取れる。 「Twenty Seven 中編」 菊池宣秀、柏木雄一郎(仮名) パート32で取り上げた、AD菊池の元に送られてくる奇妙なビデオテープに関する追跡取材・中編。投稿者・柏木さん(仮名)が自殺してしまうという最悪の事態を迎え、我々取材班の調査は立ち往生する。そんななか、取材テープを検証していた我々は、例の奇妙なマークが柏木さんの部屋にも印されていたことに気付く。我々は柏木さんの周りを洗い直してみることに。柏木さんの恋人とコンタクトを取った我々は、あの投稿映像は、菊池と同様、柏木さんの誕生日ごとに何者かから送られてきた映像だと知る。そうこうしているうちに、AD菊池が誕生日を迎えた。今年は柏木さんの投稿映像と全く一緒の映像とともに、「お前らだけ忘れたとは言わせない。あいつと同じ歳になったら終わり」という手紙が添付されていた。そして数日後、AD菊池が失踪してしまう…!我々の前に大いなる恐怖が立ちはだかろうとしていた…。 「祭」 荻原治(仮名) ある神社で行われていた祭の様子を撮影した映像。様々な出店で賑わっている境内。その映像の中に、お札に名前を書いている男性の腕の隙間から、こちらを覗く顔のようなものが…。祭は霊を引き寄せるといわれるが…。 「シリーズ監視カメラ 女子寮」 正岡圭吾(仮名) とある女子大の学生寮にあるエレベーター内に設置された監視カメラの映像。このエレベーターは曰くつきで、誰も乗っていないのにも関わらず、ひとりでに最上階のボタンが押され、扉が開くことが度々あるというのだが…。 「お見合いビデオ」 晴山ゆかり(仮名) ある結婚相談所で働いていた女性からの投稿。相談所に登録した男性のプロフィール用のビデオの中に、男性の顔に重なって恨みがましい顔でこちらを睨む霊の姿が…。実はその男性は、妻と死に別れるという経験があった。 「続・Twenty Seven 中編」 菊池宣秀、柏木雄一郎(仮名) 34巻「シリーズ監視カメラ 団地」 辻山文世(仮名) とある集合団地の入り口に設置されている監視カメラの映像。投稿者はこの団地の住人であり、自治会の役員でもあるという。いつもの監視カメラの映像が、突然どこかの墓場の映像に切り替わり、霊の姿がうつるのだが…。 「動画サイト」 黒木圭一(仮名) 部屋で大学時代の友達と飲んでいて百物語をはじめた投稿者。怖い話をそれほど知らない彼らはネットでネタを漁っているうちに、偶然、奇妙な動画を見つけたという。その動画に映っている女性と同じ人が部屋に現われた…。 「雪祭り」 三上樹(仮名) 札幌で開催されている雪祭りの様子を、通りかかった車の中から撮影した映像。美しい雪像が幻想的な雰囲気をかもしだしている。その映像の中に、空中に浮かんでいる人間の足のようなものが確認できるのだが…。 「念写」 野口和弘 投稿者の夫婦が水族館に遊びに行った際に撮影した映像。イルカの水槽の前で、急に投稿者たちを見つめるような映像が重なり、さらには小さな女の子の霊が確認できる。実はこの夫婦は娘を亡くしたという過去があった…。 「Twenty Seven 後編」 菊池宣秀、柏木雄一郎(仮名) パート31、32と続けて取り上げた、AD菊池の元に送られてくる奇妙なビデオテープに関する追跡取材・後編。自殺した柏木さんと失踪した菊池が幼い頃に誘拐され監禁されたという例の廃山荘に向かった我々取材班。しかし、廃山荘はすでに取り壊されており、荒地となっていた…。周辺を調査した我々は、何者かがテントを張って生活しており、例のマークが刻まれた祠を掘り出そうとしていることを知る。夜になって再び謎のテントが張られていた場所に向かった我々だったが、突然、演出補の渡邉の様子がおかしくなった。暴れ狂ったように走り出し、失神してしまった渡邉…。彼女の身に一体何が起こったのか?我々はこの山荘が建てられていた場所にまつわる恐ろしい話を関係者から聞くことに…。さらに、予想もしていなかった衝撃の展開が…! 「バーベキュー」 菊谷雅喜(仮名) 多くの人でにぎわう夏の河原。投稿者は友人とたちとバーベキューを楽しんでいた。その映像の中に、バーベキューの台の下からのぞく不可解な顔のようなものが…。夏の水場は心霊的なものが集まりやすいというのだが…。 「出てはいけない」 白石章太郎(仮名) 投稿者が大学の演劇サークルに所属する友人に頼まれて公園で練習する様子を撮影した映像。この時、近くにあった公園の公衆電話が突然鳴り出した。メンバーの1人が電話に出てみると、足元に奇妙な顔が現われて…。 「悪酔い」 高木光一(仮名) 投稿者が居酒屋で仲間たちと宴会をしていた時の映像。その日は投稿者の友人の一人が異常なまでに悪酔いしていたという。裸になって騒ぐ男性の横に彼を睨む目のようなものが…。彼は法事の帰りだったという…。 「続・Twenty Seven 後編」 菊池宣秀、柏木雄一郎(仮名) 35巻「中古ビデオカメラ」 桂木稔(仮名) フリーマーケットでビデオカメラを購入した投稿者。おまけに付いていたカメラバッグの中にテープが数本入っていたという。テープに収録されていたのは、どこかの観光地の映像にあらわれた、不可解な歪んだ顔だった…。 「海岸」 葉山幸恵 真夏の海岸で遊び戯れる若い男女たちの映像。デッキチェアに寝そべっている女性の足元に焼け焦げたような黒い手が…。その海岸は、太平洋戦争時に空襲にあって亡くなった人々を埋めたという噂があるらしいのだが…。 「シリーズ監視カメラ 河川」 川村正則(仮名) とある河川の監視カメラの映像。その監視カメラは、増水の危険を知るためや、水流の記録のために設置されているという。河川にかかった橋を自転車で通過する男性の背中に上半身だけの女性がしがみついているのだが…。 「肝試し 前編」 吉田正司 アルバイト先の友人Mさんと2人で心霊スポットに肝試しに行った投稿者。その場所は以前は病院の廃墟があったのだが、今では公園になってしまったのだという。その夜、Mさんは謎の言葉を残して忽然と姿を消した…。 「家族旅行」 大山智雄(仮名) 投稿者の家族がカニで有名な観光地に家族旅行に行った際の映像。宿泊先の古い旅館で撮影した映像に、部屋の窓からこちらをのぞく不可解な女性の霊が…。その部屋は2階で、窓の外にベランダはなかったという…。 「黒い物体」 秋山健児 ラブホテルで恋人の女性を携帯電話の動画機能で撮影した映像。投稿者の男性は、彼女に黙って撮影をしていたが、その際、不可解な黒い物体が浮かび、スーッと近づいてきたという。女性の顔に見えるのだが…。 「暗闇から…」 梶山京子 夏の風物詩、花火。夏休みの後半、単身赴任中の父親に送るため、母親と子供が花火をしている様子を撮影した。その翌日、子供の首に原因不明のアザができたという。ビデオを見直すと不可解な手が子供の首を絞めていた…。 「バナナの叩き売り」 山岸丈太郎(仮名) 今では縁日でも見ることのなくなったバナナの叩き売り。初めてバナナの叩き売りを見た投稿者は、もの珍しさから携帯電話でその様子を撮影したという。その中にテーブルの間からのぞく不可解な霊の姿が写っていた…。 「肝試し 後編」 吉田正司 謎の言葉を残して消えたMさんの行方を追う我々取材班はMさんの恋人に会った。Mさんが心霊スポットに行った際に持参したデジカメは彼女のものだった。そこに収められていた不可解な写真を見た我々は戦慄する…! 36巻「シリーズ監視カメラ マンションの屋上」 井上達也(仮名) あまりにも飛び降り自殺が多いため、屋上に監視カメラを設置することになった古いマンション。監視カメラの効果は絶大であり、自殺者の数も減ったある日、屋上のドアに影が写りアラームが鳴ったのだが…。 「恨眼」 不明 ある日、我々製作委員会の元に首を切り落とされた鳥の死骸が送られてきた。この悪質な嫌がらせをしたと思われる「心霊博士」と名乗る人物は、自分の投稿が不採用になるにつれて脅迫じみたものになってきていた…。 「深夜のドライブ」 篠塚紀子(仮名) とあるカップルは自宅に戻る際に凄惨な交通事故に遭遇し、その模様を映像に記録した。しかし、何気なく運転席の男性にカメラを向けると横の窓ガラスには血まみれの男の姿が…。 「体験入学」 松山剛(仮名) とある映像専門学校の体験入学では、街にビデオカメラを持って繰り出し自由に撮影をさせるのだという。しかしその映像には、たまに不可思議な物が写りこんだりするのだと言うが…。 「呪いの携帯メール」 山下ゆり子(仮名)、岩田瑞恵(仮名) 都内に住む女子大生2人は、高校時代の友人に誕生日のお祝いメッセージを送るため、携帯電話で自分たちの映像を撮影し友人に送った。しかしその映像の中の一人の顔に、くり抜かれたような穴が…。 「騒音」 園田由美香 マンションの階上の騒音に悩まされているという投稿者。夜な夜な大勢で歩き回る音がするのだという。抗議に行くが、自分一人だと追い返されてしまう。証拠をつかむ為、友人に隠し撮りを頼み、その住人の部屋に入るが…。 「テニス・サークル」 都築郁夫 大学のテニス・サークルの練習風景。先輩が新人のスウィングフォームを矯正するために素振りを撮ったものである。カメラが新人の足下に振れたとき、新人の足の後ろに何者かの汚れた足が…。 「続・呪いの携帯メール」 山下ゆり子(仮名)、岩田瑞恵(仮名) その後、顔に異変のあった女子大生一人がアルバイト先の屋上から転落死した。彼女の死について調べるが、何の手がかりも無く1週間が過ぎた。その頃、もう一人の女子大生が投稿映像を見直したところ…。 37巻「呪いのわら人形」 不明 深夜、森に囲まれた神社に行ったという投稿者とその友人。その神社近くの森の中でわら人形が打ち付けられた木を見つける。気味悪く思いながらもそれを撮影していた時、異様な声が聞こえ振り返ると髪の長い女が…。 「隣人の声」 坂下卓也 古いアパートの一室。投稿者は隣室から聞こえてくる女性のあえぎ声をふざけてビデオカメラに記録した。しかし、そのあえぎ声に男の罵声が被さり、次第に女性の声は悲鳴へと変わっていくのだったが…。 「二つの眼」 岩佐育恵(仮名) 投稿者が、外国人夫婦の友人の家に行った時に撮った映像。後日、映像を再生したところ撮影時には起こらなかった不可解な現象が。突然、画面に入るノイズ。中央に表れた二つの眼のような物がカメラを睨んでいた…。 「狂死のビデオテープ 胎動」 なし 都内に住む10代の女性から送られてきた映像。それは彼女の兄の携帯電話に残されていた動画だった。彼女の兄は数週間前に交通事故で亡くなったとのことだった。動画を確認したところある男の不可解な顔が…。 「海岸の洞窟」 茨木慶子 仕事仲間と海岸にキャンプに行った投稿者。キャンプ地の近くにあった洞窟を撮影した際に、不気味なものが写っていた。それは潮が満ちてきた洞窟の入口あたり。岩間にしがみつく誰かの手のようなものが…。 「シリーズ監視カメラ 自動車」 尾上憲司(仮名) 車内に搭載された監視カメラの映像。投稿者は購入したばかりの車に傷をつけられ、その対策としてカメラを設置した。深夜、突然揺れ動く車。その揺れが止むと車の窓ガラスには白い手形が数多く表れ…。 「誕生日ケーキ」 吉澤詩織(仮名) 当時バイト先の仲間うちで誕生日会を開いた時の映像。主役の男性がケーキを消す瞬間、彼の顔には模様のような不可解なものが写り込んでいた。スロー再生して見直したところそれは女性の顔に見えるのだが…。 「狂死のビデオテープ 続・胎動」 なし その不可解な顔の人物とは…以前、我々取材班に悪質な嫌がらせをしたと思われる「心霊博士」と名乗る人物だったのだ。しかし、彼は取材班の調査の結果この世から既にいなくなっていたのだが…。 38巻「シリーズ監視カメラ 雑居ビルの廊下」 伊東克美(仮名) 古いオフィスビルに設置された監視カメラの映像。ある日の朝、廊下が水浸しになっているという不可解な出来事が起こった。管理人が映像を確認してみると、廊下を誰も歩いていないのに窓には廊下を歩く男の姿が…。 「夜景」 香川義彦(仮名) デートで夜景スポットに行ったという投稿者のカップル。ベンチに座ってカメラを写していると遠くの方に女性と思われる奇妙な人影が見える。肉眼で見ると消えている。そして急に自分の足首あたりを気にする彼女…。 「大学ゼミ」 木下悦子(仮名) 投稿者が所属する大学ゼミの研究発表の様子を記録した映像には、不可解な現象が写っていた。後日、映像の中で研究発表をしていた女学生が、春休みに自分のアパートで首つり死体で発見された…。 「狂死のビデオテープ 暗躍」 なし 我々製作委員会に脅迫を繰り返す「心霊博士」と名乗る人物。その後、彼が急遽亡くなりその娘から呼び出しを受ける取材班。娘は、小田という人物が家に尋ねてきて父が集めた心霊映像を渡せと脅迫されたというが…。 「焼身自殺」 五十嵐浩太(仮名) 公園でバーベキューをしながら仲間の誕生日祝いを記録した映像。背後に誰もいないはずのベンチの下から黒い手のようなものが現れる。手の色から明らかにこの世のものとは思えないのだが…。 「吹奏楽」 槙原友紀(仮名) 中学の吹奏楽部の演奏会の様子を記録した映像。業者が撮影し配布されたテープなのだが、その不可思議な映像は投稿者のみのテープに起こった現象だった。それは、女性司会者が壇上から去ろうとしたその時に…。 「黒死女」 萕藤朱美 彼と長野の温泉旅館に泊まった時の映像。朝早く起きてしまった投稿者は、彼の寝顔を撮ったり、ちょっかいを出したりして遊んでいた。そして彼の布団を剥がしたその時、奇妙な黒い顔がこちらを睨んでいた…。 「狂死のビデオテープ 続・暗躍」 なし 異常な事が2つ起こった。委員会のスタッフルームのドアに“テープ全部と交換”と書かれた謎の文句。さらにスタッフの携帯電話に残された「心霊博士」の娘からの留守録“あなた達がテープを渡してくれないからですよ”…。 39巻「廃アパート探検」 鹿島知之(仮名) 深夜とある誰も住んでいないアパートを訪ねた投稿者の映像。このアパートはかつて父親によって幼い娘が風呂に沈められ、殺されるという事件の現場となった場所だ。ここを探索中に奇妙な現象が起きたのだが…。 「放火」 遠藤和恵 高校生の投稿者が春休みに東京の姉のアパートを訪ねた時の映像。帰宅したら両親に姉の部屋の様子を見せる為、携帯カメラで撮影をしていた。しかし、カメラが何気なく洗面所の鏡を写した際に顔の焼けただれた女が…。 「仏像」 菊池伸介 遠方に住む友人の家に旅行に行った際、有名な仏像があると聞いて向った投稿者。日没直後に友人とカメラを持って寺に出かけ仏像を撮影。写真のフラッシュで照らされた仏像には顔のような不可思議なものが写っていた…。 「赤子」 松本郁哉 生まれたばかりの投稿者を撮影したというホームビデオの映像。最近、亡くなった父の部屋を整理した際に見つけた映像を見ると、本人である赤ん坊の左目に気味の悪い現象が起こっていた…。 「狂死のビデオテープ 蛮行」 なし 「心霊博士」と名乗る人物の娘と心霊映像を渡せと脅迫する謎の男、小田。指定された公園にビデオテを持って行くが誰も現れない。と、その時、顔を真っ赤に塗り軍服姿で日本刀を振りかざす男がビデオを強奪していった…。 「残された動画」 林由衣(仮名) この映像は投稿者の女性が「自分の携帯電話に、撮影した覚えのない動画が残っていた」というものである。女性は、実家の近くで偶然見た結婚式の行列が影響しているのだろうかと言うが。その映像には奇妙な顔が…。 「シリーズ監視カメラ 留守番モニター」 加藤昌代 ひとり暮らしの父親の様子を記録したWebカメラの映像。父と離れて暮らす娘が、父の安否を確認するため家の食堂にモニターを導入。ある日、父が食事を終え部屋を出ようとした時、不可解な顔のようなものが写ったのだが…。 「狂死のビデオテープ 続・蛮行」 なし 突然、消えた「心霊博士」の娘。状況からして娘は誘拐された可能性も否定出来ない。我々スタッフは、亡くなった「心霊博士」の妻と電話でコンタクトすることに成功。妻曰く…私たちには娘などいないと言うのだが…。 40巻「社員旅行」 亀山智宏 以前、勤めていた会社の社員旅行の様子を記録した映像。布団を敷こうとしてはしゃいでいる投稿者の同僚たち。そんな彼らを見つめるかのように、窓の外には不気味な和服姿の女性が立っていた…。 「硫化水素」 金井浩太(仮名) 投稿者とその恋人の女性が、引っ越したばかりの友人の家を尋ねたときの携帯カメラの映像。風呂場を撮影しているときに突然、恋人が倒れて苦しみだした。彼女の傍には灰色がかった顔の女性のようなものが横たわっていた…。 「うつりこむ眼」 葛西敦 あるカップルが、冬に行われたお祭りの様子を記録した映像の中に不可思議な現象が。男性のサングラスのレンズの中に眼のようなものが写り込んでいる。その大きさから彼の眼の前には人が立っていなければおかしいのだが…。 「自然発火」 井上春香(仮名) とあるアパートの一室を撮影したWebカメラの映像。投稿者によると、家の中が焦げ臭いというので撮影をして様子をみることにしたのだという。それによると通販で購入した木のイスが自然発火するという現象が起こった…。 「夏の川原」 松本武史(仮名) 専門学校に通う投稿者が、真夏の夜に川原で撮影した映像。花火をしたり楽器を演奏したりして楽しんでる映像の中に、不可解な人物が紛れこんでいた。お面を被って楽しんでいる友人の背後に、白い顔のようなものが写りこんでいるのだが…。 「ハウススタジオ」 佐々木隆太 ある大学の映画サークルで撮影された映像。都内にある撮影用にレンタルが可能な一軒家を借りて撮影したものだという。映像を確認したところ、誰もいないはずの役者の背後には女性と思われる奇妙な人影が、こちらを覗いているような…。 「シリーズ監視カメラ レンタルオフィス」 桂木信也(仮名) とあるビルにあるレンタルオフィスに設置された監視カメラの映像。時間帯は21時を過ぎたあたりのものであるという。オフィスの電気が消されたとき、監視カメラの手前にあるデスクの仕切り板に歪んだ顔のようなものが…。 「夜の池」 幸孝博 投稿者は夜、友人と自宅付近の公園の池に行きビデオカメラをまわした。しかし、友人が何の前ぶれもなく池に落ちてしまった。彼を助けようとカメラを地面に置く。その映像の中に、池の中から女性と思われる顔が写っていたのだが…。 「続・自然発火」 井上春香(仮名) 我々、取材班は自然発火する家具について調べてみることにした。しかし、その材料である木材を販売した会社は既に解散。その事情を知る人間と話したところ、木を伐採した森は鎮守の森だったという。その後、お祓いはしたのだが…。 41巻「クラシックバレエ」 不明 稽古場でバレエを練習している女性を記録した映像。練習中に突然、消える照明と途切れる音楽。再び明るくなると稽古場の鏡の中、何者かが女性に近づいている。しかしその姿は鏡の中だけにしか映っていないのだが…。 「ひとりかくれんぼ」 広井智之(仮名)、新垣学(仮名) ネットで話題のひとりかくれんぼの様子をおさめた映像。室内に置かれていた砂嵐状態のテレビ。投稿者はビデオカメラをテレビの方に向けて儀式を記録しようと試みる。ところがその砂嵐には不可思議な人影のようなものが…。 「霊域」 沢口慶司 大学生の投稿者がサークルの合宿で撮影したという映像。はしゃぐ学生の後の宴会場の壁を人の形をした白いものが横切っていく。さらに学生達の座っているテーブルの下には赤い手のようなものが見え隠れするのだが…。 「巨女」 今村誠子(仮名) 友達と温泉にいき宿泊したときの映像。お酒に酔った勢いでボクシングのまねごとをして遊ぶ若者たち。そのワンカットの中、奥の敷居板の上を髪の長い何者かがやってきて不気味な顔を覗かせているのだが…。 「アメリカの友人」 高遠瑶子(仮名) アメリカにいる友人とのビデオチャットの会話を記録した映像。話の途中、床や壁をたたく音が聞こえてくる。だがその音は友人には聞こえていない様子。音が止むと画面は白黒になり友人の首をつかむように腕が現れてくる…。 「シリーズ監視カメラ 残像霊」 上村真宏(仮名) 元キャバクラを経営していたという投稿者。当時、店内を監視カメラで記録していたときの映像。コンパニオンがお客を見送るためテーブルから立ち上がる。しかし彼女が去った後も彼女の足だけがテーブルの下に取り残されていた…。 「出生祝い」 松永幸子(仮名) 都内に住む中学生の女性から投稿された映像。祝詞を読む神主、そして神前で頭をたれる投稿者の家族。その背後に薄い水色の着物を着た女性が座ろうとしている。その姿は透けておりとても現世に存在しているとは考えられないのだが…。 「パントマイム」 戸田光輝 友人のパントマイムを行う姿を近くの公園で撮影した映像。パントマイムの途中、ビデオカメラの動画が静止画の状態でフリーズ。しばらくして正常に動き出すと友人の背後に突然、人の形をした白いものが揺れて動いているのだが…。 2006年12月より2011年3月までの本シリーズの構成・演出を担当していた。本シリーズの歴代監督としては最も長期を務める。シリーズのマンネリ化防止の為の工夫が見られ、その為に人員の変革が多い監督とも言える。音楽は児玉の起用当初は福田時代のDRA Music Factoryを起用したが、2007年の2作目となる23巻よりスギモトトモユキを起用。その後、31巻より南亜矢子を起用。その後も荒井佑、ACOUSTIC ASTURIASの筒井香織やウダヨウスケ、そして本シリーズで編集を務めていた大杉東など演出補以外での人事変革が多い。演出補に関しては23巻より演出補として務めた岩澤宏樹と、大谷の離脱に伴い24巻より演出補を務めた菊池宣秀を彼らが離脱する34巻まで2人を中心に描かれた。 児玉の作風は、児玉自らが撮影を行いつつその陣頭指揮の中で演出補とのやり取りを行う場面が多いのが特徴である。したがって、カメラマンの発言が他の監督と比べて極めて多く、そして演出補の人格や考えを強調する事ができるため、特にドキュメンタリー風投稿映像に関しての表現が色濃いのが特徴(※ただし、児玉の姿がカメラに映し出されることはほぼ皆無に等しい)。 映像に関しては、投稿者とのやり取りを屋内で行う場合が多い。また、児玉自身を中心にしながら撮影も児玉が行う為、ほぼ常に児玉目線のカメラワークとなる。その為、定点撮影は他の監督と比較して少ないのも特徴である。また、動的な撮影が極めて多い為手ブレ対策が必須となり、撮影の際に望遠レンズはほとんど使用されず広角レンズの使用が目立つ。映像には極力無編集な質感が演出されているが、相関図など様々なカットインが多いのも特徴である。 その他、作風としては福田時代と同じくスペシャル版、バージョンX版などの別巻への取り組みを行っていない物の、実質的なスペシャルとなる夏期3連作を2009年より行っている。これにより春期と冬期の各1巻の間にホラー作品の需要が最も繁華すると言われる夏期に30連作を投入すると言う試みであり、本シリーズの知名度向上に一定の成功を収めた。また、恐怖性の高い作品にも恵まれ、23巻の「廃神社」、24巻の「ダビング」、25巻の「半面の男」と「不気味な女」、26巻の「湯灌(ゆかん)」と「合唱」、29巻「白面の女」、30巻「観覧車」、37巻「呪いのわら人形」、39巻「狂死のビデオテープ 続・蛮行」など枚挙に暇がなく、一部の作品に関してはテレビの怪奇特集で取り上げられる物も多い。その他、実際に発生した未解決事件と連動した物もあり、23巻「鉄棒」は1994年4月23日に発覚した「井の頭公園バラバラ殺人事件」と関連している。 尚、岩澤に関しては本シリーズの影響で有名となり、テレビ出演を果たした以外にも児玉が監督する他シリーズ「封印映像」でも出演し、後に本シリーズの構成・演出となった。また、離脱した菊池も岩澤の後に構成・演出を務めるなど、児玉時代は人員変革が多かった物の後継者の輩出に一定の貢献をした。
※この「22巻から41巻(児玉和土時代)」の解説は、「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の解説の一部です。
「22巻から41巻(児玉和土時代)」を含む「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の記事については、「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の概要を参照ください。
- 22巻から41巻のページへのリンク