いそ‐べ【×磯辺】
おし‐へ【×磯▽辺】
おす‐ひ【×磯▽辺】
〒935-0338 富山県氷見市磯辺
磯辺
磯辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:52 UTC 版)
老年期に差し掛かった男。妻を癌で亡くしてしまう。それまで磯辺は、彼の世代のごく普通の父権的な家庭人であった。妻よりも仕事を優先し、妻には仕事を円滑に行えるよう、家を守らせてきた。愛情を表現することも苦手で少なく、家庭での会話もいつも短節であった。妻もまた、当時のごく普通の女性として夫に良く尽し不平も無く過ごしていた。しかし妻は臨終の間際にうわ言で自分は必ず輪廻転生し、この世界のどこかに生まれ変わる、必ず自分を見つけてほしいと言い死んでしまう。人生に家庭の愛など大した重みは無いと思っていたのだが、妻の自分に対する静かだったのだが実は情熱的であった愛情を初めて知る。磯辺は特に意識もして来なかった死後の転生に捉われ、知り合いの伝でとあるアメリカの研究者に相談する。研究者は日本人の生まれ変わりと言う少女が印度にいることを丁寧に教えてくれ、磯辺は理性では信じていなかったのだが、妻の死後の空虚感の中、彼女の臨終のうわ言に捉われ、とある印度ツアーに参加する。
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