アメリカの友人とは? わかりやすく解説

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アメリカの友人

作者阿刀田高

収載図書ナポレオン狂
出版社講談社
刊行年月1986.3
シリーズ名講談社英語文庫

収載図書食べられた男 新装版
出版社講談社
刊行年月2008.2
シリーズ名講談社文庫


アメリカの友人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 15:40 UTC 版)

アメリカの友人
Der amerikanische Freund
監督 ヴィム・ヴェンダース
脚本 ヴィム・ヴェンダース
原作 パトリシア・ハイスミス
アメリカの友人英語版
製作 レネ・グンデラッハ
ヨアヒム・フォン・メンゲルスハウゼン
ヴィム・ヴェンダース
マルガレート・メネゴス
出演者 デニス・ホッパー
ブルーノ・ガンツ
音楽 ユルゲン・クニーパー
撮影 ロビー・ミューラー
編集 ペーター・プルツィゴッダドイツ語版
製作会社 ロード・ムーヴィー・フィルムプロダクションドイツ語版
ヴィム・ヴェンダース・プロダクションズ
フィルム・ロザンジュ
配給 フィルムフェアラーク・デア・アウトーレンドイツ語版
東京ゲーテ・インスティトゥート
公開 1977年6月24日
1977年10月11日
上映時間 126分
製作国 西ドイツ
フランス
言語 ドイツ語
英語
フランス語
製作費 DEM 3,000,000[1]
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アメリカの友人』(アメリカのゆうじん、Der amerikanische Freund)は、1977年西ドイツフランスサスペンス映画。監督はヴィム・ヴェンダース、出演はデニス・ホッパーブルーノ・ガンツなど。パトリシア・ハイスミス1974年の小説『アメリカの友人英語版』を原作としている。なお、この原作は映画『太陽がいっぱい』や『リプリー』の原作小説の続編で、主人公トム・リプリーのその後を描いた『トム・リプリー』シリーズの第3弾である。また、この映画では『トム・リプリー』シリーズの第2弾である『贋作英語版』のエピソードも使われている。

同一原作の映画化作品としては、イタリアイギリスアメリカ合作の2002年の映画『リプリーズ・ゲーム』がある(監督:リリアーナ・カヴァーニ、主演:ジョン・マルコヴィッチ)。

日本では、2021年11月より特集上映「ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも」の1作品として4Kレストア版が劇場上映された[2]

ストーリー

ドイツに住むアメリカ人のトム・リプレーは、ニューヨークの老画家を訪ねる。画家は数年前に亡くなったはずのデルワット本人だが、今はボガッシュと名乗り、本人の「晩年」の絵を描き続け、トムはそれをヨーロッパの画商の競売で売りさばいている。 稀少性から高値がつく訳だが、競売で居合わせた額縁職人ヨナタンは、青が違うから贋作とその違いを見抜く。トムは美術商から、ヨナタンが白血病で金が必要であることを聞き、そのことがトムの昔馴染みでフランス・マフィアのミノの耳に入る。 ミノは敵対するマフィアを始末するのに、足のつかない素人を探していて、ここから、ヨナタンが抱える病状不安を煽り、素人殺し屋を作り上げていく動きが始まる。トムがヨナタンの店で額縁を注文して接触を始め、次にミノが「殺しの報酬で大金が入る」話をする。そして、パリの血液学の権威の診察を受けるように誘い、捏造した悪い診察結果を見せて、仕事を引き受けさせるというもので、ヨナタンはその誘いに応じた。 パリの地下鉄で標的の男を教えられ、人気のない駅のエスカレーターで射殺した。二度目の殺しは、ミュンヘン発の列車内で殺し屋を始末するものでこれも成功させる。しかしミノから、マフィアに嗅ぎつけられたらしいと聞き、二人はトムの屋敷で、マフィアの襲撃を迎え撃つ準備をする。 何とかマフィアを始末し、その死体を救急車に積んでいるところに、ヨナタンの妻が車で来て、その車と共に人気のない浜辺に行き、救急車を爆発・炎上させる。 そしてヨナタンは妻の車に乗ると、トムを置き去りにして走り出し、意識朦朧の運転で大きく車線をはずれ路肩を飛び越えるが、助手席の妻がブレーキをかけて急停止させる。しかしその時、ヨナタンは息絶えていた。

キャスト

ニコラス・レイサミュエル・フラーペーター・リリエンタールドイツ語版ダニエル・シュミットの本業は映画監督である。

作品の評価

Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『アメリカの友人』はパトリシア・ハイスミスの原作小説の良さを十分に生かした緩慢燃焼性の実存主義スリラーである。」であり、23件の評論のうち高評価は91%にあたる21件で、平均して10点満点中7.3点を得ている[3]

原作の訳書

出典

関連項目

外部リンク


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