総合外科
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「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」の記事における「総合外科」の解説
第4期では部長制だったが、第5期から部長制を廃止してトロイカ体制を組み外科副部長が3人就任した。3人とも名前の読みが「たかし」であることから、蛭間からは「3タカシ」と呼ばれている。第6期では部長制に戻る。しかし、日本でコロナが流行した2020年4月に、新しく来た内科の蜂須賀が新型コロナ治療に重点を置く方向性を示したため、そのタイミングで全ての外科医局が統括されて1つだけの外科医局となり、外科分院に追いやられた。その後、蜂須賀がサフィリスタン王国に旅立ち、メディカルソリューション本部や感染研究センターが閉鎖されたあとは、外科分院は解体されて全ての外科医局が本院に復活した。 西園寺猛司〈57歳(第4期)〉 演 - 吉田鋼太郎(第4期) 東帝大学病院・総合外科部長・教授 東帝大学病院の総合外科医局から一度も出ず、本流を直進してきた珍しいタイプの医師。周囲が足の引っ張り合いで共倒れしていく中で生き残ってきた。幾多の修羅場を潜り抜けてきたため、現状判断能力と危険察知能力は高い。手術の腕は悪くない。 三度の飯より女が好きで女癖は悪く、蛭間の愛人である白水里果とも関係があり、未知子のルックスにも強い興味を示している。 イチイチ芝居がかっており、「御意」の動作は独特で、蛭間に気に入られている。加地曰く「分かりにくい腰巾着」。得意技は「後出しジャンケン」。 原と北野が総合外科の研修医だったときに准教授だった。当時劣等生だった北野をバカにしていた。 第3話で、20年前、御成門病院へ出張した時に元愛人である三佐江の体内にガーゼを置き忘れたという医療ミスが発覚。蛭間に頭を下げて口止め料を工面してもらい、その口止め料を彼女に渡そうとするが、逆に「都知事選に出るので昔愛人だった事を黙っていて欲しい」と口止め料を渡される。 第8話で極秘入院していた特患、八乙女悠太の情報を久保や南が情報管理の徹底に奔走しているにも関わらず里果に洩らし、それがSNSを通じて拡散。普段感情を表に出さない南から激怒された。 論文の盗用問題が起きた際には論文通りの手術を北野が行ったという事実から上司としての責任を追及され辞職させれらそうになり、一時は蛭間を見限って久保東子についていたが、蛭間が窮地を脱すると掌を返して黄川田と共に再び蛭間に従う事を選び、最後まで媚を売るようになる。その後、最終回では蛭間が分院に左遷される事を知り、彼から「一緒に来ないか」と誘われるが、それを断った上で黄川田と共に完全に蛭間を見限り、最終的には彼の元を去って行った。 海老名敬〈50歳(第2期)、51歳(第3期)、53歳、54歳(第5期)、55歳(第6期)、57歳(第7期)〉 演 - 遠藤憲一(第2期 / 第3期 / スペシャル / 第4期第5話・第6話 / 第5期 / 第6期 / 第7期) 帝都医科大学付属病院・第二外科・研修医 (1989年) → 東帝大学病院・第二外科・助手 (1994年) → 東帝大学病院・第二外科・助教 (1999年) → 東帝大学病院・第二外科・講師 (2000年) → 東帝大学病院・第二外科・助教授 (2003年) → 東帝大学病院・第二外科部長・教授 (2006年) → 帝都医科大学付属病院・第二外科・教授 (2008年) → 帝都医科大学付属病院・第二外科部長・教授 (2013年4月〜第2期) → 帝都医科大学付属病院・外科主任教授 (第2期最終回) → 国立高度医療センター東棟診療部・総合外科部長(第3期第1話) → 国立高度医療センター・戦略統合外科部長(第3期第2話〜最終話・SP) → 国立高度医療センター金沢分院・院長代理 (SP) → 国立高度医療センター金沢分院・外科部長(SP以降〜第4期5話) → 東帝大学病院・臨時外科医(第4期6話) → 国立高度医療センター金沢分院・外科部長(第4期6話以降〜第5期以前) → 東帝大学病院・総合外科副部長・教授(第5期) → 東帝大学病院・総合外科部長・教授(ドクターY〜外科医・加地秀樹3〜ドクターY〜外科医・加地秀樹4) → 東帝大学病院 北海道摩周湖第39分院・病院長・教授(第6期第1話) → 東帝大学病院・総合外科・助手(第6期第2話以降) → 解雇 (第6期最終話) → 地方診療所・外科医 (ドクターY〜外科医・加地秀樹5) → 青空診療所・病院長 (ドクターY〜外科医・加地秀樹6) → 東帝大学病院 外科分院・外科部長・教授(ドクターY〜外科医・加地秀樹6〜第7期第4話) → 東帝大学病院 秋田能代第49分院・外科医・教授(第7期第5話〜第8話) → 東帝大学病院 外科分院・外科医・教授(第7期第9話〜最終話) → 東帝大学病院・総合外科部長・教授 (第7期最終話以降) 生年月日 昭和38年6月28日生 出身高校 = 栃木県立宇都宮第一高等学校出身 出身大学 = セントミカエル医科大学・東帝大学医学部出身 「御意三兄弟」の長男。 上に弱くて下に強く、直属の上司である蛭間の一番の右腕であり、忠実に蛭間のサポートをする。しかし当の蛭間からは「どこまでも姑息な男」と評されている。未知子から「顔怖いよ」と言われている。場の空気を読むことが苦手な性格で、度々蛭間から「空気を読め」と叱責されている。海老名が教授になれたのも蛭間の力添えがあったからであるため、なかなか蛭間の指示に背けない場面が見られる。実家の父親が地元の田を全て売った金で入るという「裏口入学」でセントミカエル医科大学に入学した。猛勉強の末、1年後に東帝大学に編入し、その後は東帝大で医師免許を取得。 登場初期は、自分の出世のためや上司の意向であれば、患者を置き去りにしたり、見殺しにしようとするなど冷酷な人間性であったが、未知子と関わっていくうちに医者としての信念が変わっていき、第4期以降からは未知子と対立することも無くなり、彼女を全面的に信頼し、未知子に重要な手術を任せたり、時折権力に逆らうような姿勢を見せるようになっている。また、態度も軟化させており、未知子に冷たくあしらわれても怒ることはせず、むしろ彼女の人間性を理解し、笑顔で気軽に接している。医師なのにも関わらずお金の支出に対し異常なまでにケチで倹約家である。城之内博美のことは少なからず気に掛けており、第5期では食事に誘って気遣い、医者としてのパートナーにならないかと誘ったり、第6期でも同じような行動を見せた。また、酔っ払うと城之内の事を「博美」と呼び捨てにする。第5期の第7話では、城之内を出張先に連れていき、一夜を共にした。座右の銘は「CHANGE and CHALLENGE」。 彩という娘が1人いて医学部を目指している。海老名と瓜二つらしい。 専門治療分野は膵臓。血管や組織との癒着を剥離するのが苦手。 登場人物で唯一、帝都医大病院、東帝大学病院、国立高度医療センターの外科部長を歴任した。第2期 蛭間派を牛耳る強面教授として登場した。蛭間への異常な忠誠心で出世を果たす。蛭間とは東帝大時代から長い付き合いで、鷹野とも顔見知り。 四条の「腹腔動脈合併尾則膵切除術」を成功させたことから大門に、「多臓器体外摘出腫瘍切除術」の膵臓分野の共同執刀医として指名される。 近藤が特患のオペを放棄して父親のオペに参加したことで、自分が執刀することになり、手術は成功した。しかしその日、鷹野が主任教授選に出馬することが判明し、蛭間は最初海老名を近江屋数寄屋橋本店に呼ぶつもりだったが、海老名では鷹野の相手は務まらないと判断し、切り捨てられる。また、その後やっとの事で本店に行けたが、自分の一票を近藤に差し出すよう蛭間に言われ、銀座のロダンも近藤に取られてしまう。 近藤や鷹野と違い、唯一選挙の場に残った。トイレの中で、オペと出世、どちらを優先すべきか考えた結果、オペに参加しようとするが、亀山らにもう手はいらないと聞き、結局入室せずに終わった。その後は「多臓器体外摘出腫瘍切除手術」の記者会見で未知子が会見をすっぽかしたため、蛭間によって自分が執刀医だと設定され、その勢いで主任教授へ就任する。 第3期 未知子が執刀した「多臓器体外摘出腫瘍切除手術」を、蛭間が自身の功績としたことで出世した。第3期では国立高度医療センター戦略統合外科部長を務めて「東帝大学」派閥に属する。旧西棟との対立では西の外科部長だった談合坂に対しても何もせず、新外科部長に赴任した富士川に対しても何もせずに外科統一部長に上り詰める。 スペシャル 新総長である蛭間重勝によって論文や学会で忙しい中で金沢分院に半強制的に出張させられ、更には金沢分院では院長扱いになったために院内を総長回診して調子に乗る。しかし、未知子が氷室選手のオペをクロス医療センターでやってしまったため、蛭間にこっ酷く叱られ、総長代理・戦略統合外科部長をクビになり、金沢への異動が正式に決まってしまった。 第4期 加地の口から何もしなかったために国立高度医療センター金沢分院の総長代理の地位から外科部長へと降格させられたことが語られた。その後、蛭間の危機を知って東帝大学病院に駆けつけ、蛭間を助けるために論文の盗用問題を金で解決させ、更には新たな論文「開心術を用いない心房内進展巨大肝細胞癌切除」を蛭間と共に出すが、論文に書かれていた疾患を持つ患者が急に現れてしまい、その患者を助けたいという一心から手術を未知子に頼み、更には手術の許可を得るために蛭間に「東帝大にポストを用意するという誓約書」を書かせる。手術は成功したものの、蛭間から誓約書の矛盾を指摘された上、彼の命令を受けた西園寺と黄川田により誓約書を食べられて無効にされてしまい、逆に蛭間から見捨てられる形で「東帝大学及び系列大学・分院に座る椅子は無い」と言い渡されて東帝大学系列を解雇され、金沢に戻った。 第5期 新病院長・志村まどかに雇われ、総合外科副部長として鳥井と猪又と共に働きながら次期外科部長の座を狙う。蛭間の病院長就任後は、再び彼に従うようになり、その際に前回の裏切りを持ち出されたり、小言を言われて必死に媚を売り続けるなどの変わらない日々を送る。また、今まで君付けで呼ばれていたが、呼び捨てで蛭間から呼ばれるようになった。6話では患者の手術を未知子にお願いする際に猪又によって病院を追い出された城之内から「東帝大への復帰」という条件を持ち出され、それを了承して彼女を復帰させた。7話では出張の為に不在となるが、その際に高額な報酬と引き換えに城之内を同行させる。8話では当初未知子に任せようとしていたある患者の手術を自身が執刀するように蛭間から命じられ、最初は迷いながら了承したものの、自身では手に負えないと判断し、結局は脅しに近い内部告発を行うことで彼女に執刀させるように仕向けた。 第5期以降、鳥井や猪又を出し抜き、蛭間への忠誠心で念願の総合外科部長というポストを手に入れた。その後、2019年4月の人事異動で摩周湖第39分院へ異動させられる。 第6期 北海道摩周湖第39分院の院長に左遷させられたばかりだが、新しく副院長になったニコラス・丹下により閉鎖されると院長を解任されるが、結局は蛭間により本院のヒラ医師として再び雇われる。また、丹下の策略で蛭間が再逮捕された際は、今まで蛭間が行った悪事や不正をちゃっかり東京地検特捜部の前でぶちまけるといった行動を見せた。ヒラに降格してからは、加地を初めとする元部下にタメ口を聞かれ、潮には冷たい目で見られるという屈辱を味わう。4話では妻に怒られて禁酒した。6話では、城之内からある患者の執刀医として指名されたが、それにより未知子と城之内が険悪な関係に陥っていると察し、二人の仲を心配した。城之内に頼まれ、オペをするも、不得意分野である血管の癒着の剥離に突入したときに血管を傷つけてしまい、挙げ句の果てに止血の前に貯めた血を輸血をするという間違った判断をしてしまうが、途中で参加した未知子の執刀により窮地を救われた。7話では、ヒラだけでは食べていけないという理由でアルバイトを始めるが、一方では蛭間から丹下の追い込む為の証拠を見つけるよう命じられており、後にアルバイト先の元締めの知り合いが丹下と繋がりがあることを知るとそこから丹下を失脚させる決定的証拠を掴み、蛭間に報告して丹下の逮捕で失脚させる事に成功する。その後は蛭間に恩を売ったことで教授にまた戻れる日が目の前に見えて来たと感じて生き生きとした様子を見せた。最終回では、娘からもらった宝物を手に持ちながら屋上で自殺を試みようとしたが、加地によって止められ、自分がガンかもしれないと明かす。その後、娘を医学部に入れるために必要な金を得るために自分の病気を加地に治してもらい、また未知子のオペを阻止して副院長のポストを手に入れようと考えるが、検査結果は良性であることやガンではなかったことが分かり、結局は副院長のポストを捨てて未知子のオペに参加した。その後は丹下のオペに協力したため、蛭間から解雇処分を告げられる。名医紹介所に所属しようとするが、マネジメント料の高さを知り、すぐさま諦めた。その後は、娘の学費を払うために就職活動をしたりしたが、上手くいかず、寿司屋で雇われるも1ヶ月でクビになる。離島の診療所で働いたりもしたが、稼ぎにはならず、借金をするハメになった。その後、横浜の市役所からホームレスや地元の人たちを診る青空診療所の院長を打診され、そこでしばらく働いていることがドクターY〜外科医・加地秀樹 第6弾で海老名の口から明かされる。その後は加地のオペに協力することを条件に借金を加地に肩代わりしてもらい、蛭間からは電話で東帝大へ呼び戻される。 第7期 第6期では蛭間から解雇処分を受けたが、女性蔑視発言で日々世間からバッシングを受ける蛭間の助けに応じる形で東帝大に復帰し、今も蛭間への絶対服従は欠かさない。また、蜂須賀とは第二外科の医局員の時からの同期であることやかつてその蜂須賀を蛭間と共に「感染バカ」と比喩していた事が判明する。第4話では四季のオペを成功させたい一心で内科に自らの首をかけて宣戦布告する。オペは未知子の手により成功するが、新たに病院長代理に就いた蛭間の裏切りと、メディカルソリューション本部の部長に就いた蜂須賀の策略により秋田能代第49分院への出向を命じられ、東帝大を去った。第8話では秋田から学会の出張で東京に来た際に蛭間から神部の手術を成功させれば戻すと言われ、結果として未知子の手により手術は成功に終わり、再び東帝大に返り咲いた。最終回では蜂須賀の病気の事を知り、彼に手術を受けるよう説得する為に未知子や加地、原と共に感染対策センターに乗り込むが、蜂須賀が新型ウイルスに感染した事を知ると逃げ出してしまう。その後、蜂須賀の手術の際には加地や原、正子と共に手術室まで駆けつけ、オペに参加して未知子の執刀を手伝った。 ドクターY〜外科医・加地秀樹〜 こちらを参照。 鳥井高〈48歳(第1期)、53歳(第5期)〉 演 - 段田安則(第1期 / 第5期) 東帝大学病院・消化器外科・研修医 (1989年) → 東帝大学病院・消化器外科・助手 (1994年) → 東帝大学病院・消化器外科・助教 (1999年) → 東帝大学病院・消化器外科・講師 (2000年) → 東帝大学病院・消化器外科・助教授 (2003年) → 帝都医科大学付属第三病院・第二外科部長・教授(2006年〜第1期) → 東帝大学病院・総合外科副部長・教授(第5期) 東帝大学医学部出身。国際学会でたくさんの研究において医学賞を受賞をしている。 一方、学者ゆえ執刀医としての技術はイマイチ。それゆえ他人にオペの下手さを指摘されると激怒することもあるが、鳥井自身も「私はオペはうまくない」と自覚しており、難儀なオペの執刀医が自分にされそうとなると、何かと理由をつけてその場を逃げ出す。妻の七々子と結婚する前、彼女の盲腸を執刀したときの「でこぼこした手術痕」が今でもその腹に残っている。 第3分院赴任前の東帝大時代は、土方にいろいろと教えていた。第1期 次期第3病院院長として候補に上がっていたが、久保が病で倒れたことで風向きが変わり、毒島にその座を奪われる。毒島が本院に出向いている間、病院長代理を任され、さらに執筆した論文が賞の候補として国際会議で発表される事になり有頂天になるも、健康診断の再検査で六坂と同じ肝門部胆管がんを発症していることが判明した。病気を患っている事を病院関係者に隠していたが、未知子には見抜かれていた。毒島の新たなる策略で本院から呼び寄せた土方が赴任すると決まり、自分の地位が脅かされるのを恐れて国際会議での論文発表を成功させようとするが、国際会議出発の日に妻や病院関係者の前で倒れてしまう。土方よりも未知子に手術してもらいたいと自ら手術同意書に記名するが、容態発表の記者会見には毒島の思惑により妻が書いた手術同意書が使用される。手術は未知子や加地たちのおかげで成功するも勅使河原の策略で第二外科が解体される事となり、自分のせいでこうなったと悔やむ。 第5期 新病院長・志村まどかに雇われ、一度は消えかけた「出世の欲望」をまた燃やしだし、東帝大にやってくる。次期総合外科部長の座を狙う。第1話で未知子に声を掛けたが、本人は覚えていなかった。第2話では山梨に学会に出向く。第5話ではAIに信頼をおいていないと語っていたものの、結局は五反田の診断をAI「ヒポクラテス」に任せてしまう。その通りの手術を行おうとしたが、未知子の診断により結果が間違いであったことを知り、それにショックを受けつつも彼女の手術の手伝いをさせられる。その後、自身の手柄として記者会見が開かれた際には良心からマスコミの前で全てをぶちまけようとしたが、海老名と原によって妨害され、部屋から追い出された。第6話では前回の騒動もあって自宅謹慎を命じられる。 第5期以降の4月に3人の外科副部長の熾烈な権力闘争における次期総合外科部長の地位は海老名が就任し、東帝大学病院を離れた。その後、第7期の第2話で名前と履歴書のみ登場。 猪又孝〈54歳(第5期)〉 演 - 陣内孝則(第5期) 東帝大学病院・総合外科副部長・教授(第5期) 声が大きく、態度も大きく、頑固な性格。「医者至上主義」が染み付いた男。全員が「東帝大学医学部」卒という一族に生まれたため、メンツやプライドを人一倍気にしており、自分が診察を担当した患者が東帝大学病院以外の病院でのセカンドオピニオンを申し出た際には「患者にメンツを潰された」と決めつけて他の病院に患者の受け入れを拒否するように圧力を掛けたり、未知子が執刀した「甲状腺オカルト癌」の術式を自分の手柄として論文を出すように蛭間から迫られた際には「バイトの手柄を横取りするほど落ちぶれてはいない」と発言している。3人の副部長の中ではもっとも狡猾。必要があれば媚を売ることも辞さないが、媚を売っている蛭間に対して不満を感じることもある。基本的には大の男尊女卑で、また看護師が大好きである。女医が大嫌いで、フリーランス且つ女医の大門未知子を目の敵にしているが、その反面では彼女の実力を認めている節もあり、ある患者の執刀を任せる際に「フリーランスという事は目を瞑りましょう」と蛭間に進言している。次期外科部長の座を狙っており、事あるごとに自らを「次期外科部長の私が〜」等と勝手に名乗っている。第5話では未知子が発見した三鴨園長の甲状腺オカルト癌の手柄を得て、全国の病院などで講演会などを開く為に不在となる。第6話では、院長の蛭間が出張で病院を留守にしているのを託つけて「院長代理」を勝手に名乗り、自身が手術を担当したVIP患者から「術後の経過が、聞いていた話と違う」とクレームをつけられた際にその原因が「手術中に(猪又が)自らの経験等についての自慢話をしていた為に、手術の時間が長引いたこと」であるにも関わらず「麻酔科医に不備があった」として責任を城之内に押し付けた上に彼女を東帝大から追い出すが、後に海老名によって復帰されてしまう。また、患者の手術の際に未知子に反発して麻酔科医の瓜田慎吾と共に手術を放棄するといった身勝手な振る舞いをし、挙句に晶が持ってきた高額な請求書を口止め料と罵って支払いを拒否するが、逆に口止め料として「500円の値引き」を言い渡され、更には「手術を途中放棄した外科医と麻酔科医がいる件、院長に報告されますか?」と追及されたことで手打ちとして瓜田を解雇し、その上で自らも口止めの為に支払いを了承した。 第5期以降の4月に3人の外科副部長の熾烈な権力闘争における次期総合外科部長の地位は海老名が就任し、東帝大学病院を離れた。 潮一摩〈45歳(第6期)〉 演 - ユースケ・サンタマリア(第6期) 東帝大学病院・総合外科医局長・助教 (2005年〜2009年) → ボストンハーバード医科大学・講師 → ボストンハーバード医科大学・准教授 → 東帝大学病院・総合外科部長(次世代インテリジェンス手術担当)・教授(第6期) → 解雇 東帝大出身。過去には研修医の中山麻里亜を指導していた。ボストンの病院勤務だったが丹下の口ききで教授への就任を条件に「東帝大学病院」に戻って来る。ボストンでは講師や准教授を歴任していて、オペの技術は高く、緻密で速いが、それよりもコスト管理を好む傾向があり、丹下が導入したAIシステムによるオペを推進し、徹底的なコストダウンを図っている。権力や地位に目がなく、自分が優位に立てる為ならば未知子の功績を自分のものにすることさえも厭わない。また、責任逃れをする傾向があり、「手術が失敗しても私は責任は取らない」と断言した事もある。VIP患者の担当になる事が多い。上の立場の人間には媚び諂うが、逆に自分よりも下の立場の人間に対しては冷たい態度を取る。 第4話で母の四糸乃が東帝大学病院を訪れる。AIの診断でアルツハイマー型認知症の可能性が高いと診断され頭を抱える。四日市清昭の手術に腫瘍を広範囲切除し人工関節に置き換える事を提案するが、それでは選手生命を断たれるとして四日市から拒否される。四糸乃の手術をした未知子から「もっと頭使って考えろ」と言われた事で、AIの力を借りる事なく論文を読み漁り、自家培養軟骨移植を併用した手術を提案。手術は「術式は問題無いが、あんたの腕が問題」と言われ途中で未知子に奪われるが、丹下に世界初症例として症例報告を書くように言われる。 第8話で助教時代に指導していて、その間に10ヶ月付き合っていた麻里亜がやってくる。難しい所は教授に丸投げするという彼女の手口を知っており、助手に付く事を徹底的に拒否したが、彼女が加地に目を付けたことで助手に付いた。手術中、麻里亜のミスを擦り付けられ激怒。手術を放棄してしまう。手術の後、八村に執刀したのは麻里亜ではない事を話すが、八村は麻里亜本人から聞いて知っていた。 最終話では蛭間から「海老名先生とどちらかに副院長のポストを用意代わり大門未知子のオペを阻止すること」という条件を出され、チャリティコンサートで未知子のオペを阻止するように命令されるが、後にその命令に反してまで丹下の手術に参加し、またAIに丹下の術式を事前に学習させておくなど未知子をサポートした。その後、丹下のオペの後は同じく参加した海老名たちと同様に解雇処分となった。神原名医紹介所を訪れて海老名や加地、原と共に麻雀に興じる。また、名医紹介所に所属しようとするが、マネジメント料の高さを知り、結局は諦めた。 興梠広〈40歳(第7期)〉 演 - 要潤(第7期) コロンビア中央病院・外科医 → 東帝大学病院 外科分院・外科教授 (第7期第2話〜最終話) → コロンビア中央病院・外科医 (第7期最終話以降) アメリカで腕を磨いたスーパードクター。脳外科の世界的権威で、海外では「ホワイトジャック」と呼ばれている。総合内科部長兼院長代理である蜂須賀から信頼を寄せられているが、観察力や不測の事態に対処する能力は低く、患者が患っている病気の詳細などの見落としを未知子に何度も指摘されたりしている。また、手術では慎重さよりもスピードを重視しており、オペに同席している医師たちから懸念されることもある。海外医療関係者から注目されるほどの腕前を持つが、自分のミスなどを指摘されても素直に認めようとせずに屁理屈や詭弁を言ったり、自分の地位や名誉・健康が脅かされる可能性がある場面では適当な理由をつけて逃げようとするなど自己中心的な一面がある。アルバイトを見下しており、未知子のことも快く思ってはいないが、博美のことは多少認めている節があり、手術前に彼女を飲みに誘う事もあった。 ニューヨークでパンデミックに伴うロックダウンが発生した際、未知子と同じ医療施設で治療に当たっていたが、自身が感染症を患うリスクを恐れるあまり現場が人手不足などにより窮地に陥っていたにも関わらず「エアチケットが取れたから」「自分にしか治せない急患が日本で待っているから」という理由で救援依頼を無視して逃げるように日本に帰国した。帰国後は蜂須賀の肝いりで東帝大学病院に呼ばれ、にこやかな笑顔の裏で内科の先進医療を完璧なものにしようとする蜂須賀の手足となって暗躍する。蛭間が特患として入院させた二木麻也子が「部分血栓化脳動脈瘤による軽度の脳梗塞」と判明した後の術前カンファレンスでは、蜂須賀から主治医として指名され、CT画像を確認した未知子から「頸動脈の高度狭窄」の見落としを指摘されるも意に介さず準備に取りかかる。手術は順調に進むかと思われていたが、頸動脈の切開中に血圧が低下したことでパニックに陥る。そこに現れた未知子から、麻也子が右房粘膜腫による急性心不全を患っていたのを見落としていたことを指摘されても主治医としての立場を譲ろうとしなかったが、未知子が術式に「血栓内膜摘除」を追加しようと提案した途端に「手術が失敗する可能性が高い」などと反発した挙げ句に主治医としての立場や義務すら放棄して手術室を去る。結果的に未知子が手術を成功させたことや、蜂須賀の根回しによって手術室での一部始終については麻也子に知られずに済んだ。また、最初は東帝大学病院で未知子と再会した時には覚えられていなかったが、後にニューヨークでの一件を思い出した未知子から一度ならず二度も保身のために患者を見殺しにして逃げようとしたことを批判され、それでも「逃げたのではなく、起こりうるリスクを想定して回避しただけ」と主張し、自身がニューヨークを去った後に患者だけでなく医療スタッフにも多くの犠牲者が出たことを聞かされても「お気の毒に」と他人事のような態度を取った。第5話では蜂須賀が蛭間を丸め込んで立ち上げたメディカルソリューション本部での外科手術のリーダーに指名されるが、自己中心的な性格は微塵も変わっておらず、自らが主治医を務める五木和男の手術では、オペ看として同席していた那須田に「指示を出す前に次々と器具を手渡されるとペースが狂う」という理由で半ば強引に正子と交代させ、術後に蜂須賀から指摘された医療ミスの責任を正子に押し付けて辞職に追い込む。再手術においても、那須田が術式の立て直しなどを提案する度に「派遣ごときが…」と罵詈雑言を吐いた挙げ句に患者である五木の立場・要望すら無視した暴挙に出ようとするが、そんな傍若無人な振る舞いに痺れを切らした那須田と城之内から「お前みたいな医者は要らない」と告げられ、正子と共に手術室に乗り込んできた未知子から手術で何度もミスをしたことを「失敗のデパート」と揶揄される。それでも「ミスをしたのは自分ではなく正子だ」と主張するが、正子から方言混じりの言葉で「いい加減にしろ! 証拠は挙がってるんだ!」と那須田が最初に五木を手術したときの一部始終を記したノートを見せられる。それでも自分のミスを認めようとしなかったが、未知子からの術式変更の提案に同意した那須田に「邪魔」だと"一蹴"されて自暴自棄になり、逃げるように手術室を去る。その後、あたかも自分が五木の再手術を成功させたかのように蜂須賀に報告するが、再手術の映像を見ていた蜂須賀の反感を買い、終いには神原が蜂須賀に請求しようとしていた「未知子の"時間外労働"に対する報酬」を肩代わりさせられた。第6話では、たまには和食もと思って寄った居酒屋で加地や大間らと鉢合わせて一緒に飲む事になった際に半分以上は自身の落ち度だが、酔った勢いで蜂須賀に認めてもらえず嘆いたり、人間関係で悩んでいる事を打ち明け、加地に共感され、ほんの少し打ち解けた。また、フリーランスとしてやって来た原が中国で何が起きたのかを自身の友人経由で知り、加地達にその真相を明かした。最終回では、新型ウイルスによる東帝大の緊急事態宣言に際してニューヨークに帰国するという形でいつものように逃げようと考えており、蜂須賀の手術の時も当初は参加する気を見せず、手術に臨む未知子達を貶していたが、医局員らの言葉に押されたことで考えを改め、また蜂須賀を救いたいという一心もあって途中からオペに参加し、未知子の執刀を手伝った。その後、ニューヨークに帰国する前に未知子や博美、海老名や加地、原や正子と共に銭湯を訪れており、気持ちよさそうに満喫した。 加地秀樹〈48歳(第1期)、50歳(第3期)、52歳、54歳(第6期)、56歳(第7期)〉 演 - 勝村政信(第1期 / 第2期第8話 / 第3期 / スペシャル / 第4期 / 第5期最終話 / 第6期 / 第7期) 帝都医科大学付属第三病院・第二外科・講師 → 帝都医科大学付属前橋第27分院・第二外科・講師 (2012年夏 *大沢議員のオペのため) → 帝都医科大学付属第三病院・第二外科・講師 (第1期) → 帝都医科大学付属高松第24分院・第二外科・講師(第2期) → 国立高度医療センター東棟診療部・総合外科副部長(第3期第1話) → 国立高度医療センター・戦略統合外科副部長(第3期第2話〜最終話) → 国立高度医療センター金沢分院・総合外科部長(SP) → 東帝大学病院・総合外科・准教授 → 帝都医科大学付属大洗第8病院・総合外科・准教授(ドクターY〜外科医・加地秀樹) → 東帝大学病院・総合外科・准教授(第4期) → 穂野倉病院・当直1日限定外科医(ドクターY〜外科医・加地秀樹2) → 東帝大学病院 地方分院・外科・准教授 → 東帝大学病院・総合外科・准教授(第5期最終話) → 帝都医科大学付属静岡第11分院・総合外科・准教授 (ドクターY〜外科医・加地秀樹3) → 東帝大学病院・総合外科副部長・准教授 (ドクターY〜外科医・加地秀樹4) → 帝都医科大学付属前橋第27分院・総合外科・准教授(ドクターY〜外科医・加地秀樹4) → 東帝大学病院 静岡駿河第35分院・総合外科・准教授(第6期1話冒頭) → 東帝大学病院・総合外科部長(次世代超低侵襲外科治療担当)・准教授(第6期) → 解雇 (第6期最終話) → 成鏡大学病院・客員准教授(ドクターY〜外科医・加地秀樹5) → 帝都医科大学付属横浜第6分院・総合外科・准教授 (ドクターY〜外科医・加地秀樹6) → 東帝大学病院 外科分院・外科副部長・准教授(第7期第1話〜第4話) → 東帝大学病院・メディカルソリューション本部・外科リーダー・准教授(第7期第5話〜最終話) → 東帝大学病院・総合外科副部長・准教授 (第7期最終話以降) 日本屈指の名門、私立灘高校出身。東帝大学医学部出身でバツイチ。患者やマスコミの前では医療にまい進する「いい医師」を演じている。「腹腔鏡の魔術師」との異名を持つ腹腔鏡のスペシャリストで、その腕は神原や未知子も認めるところ。シリーズを通じて未知子の手術の助手を最も多く務めており、彼女が金沢での氷室の手術を断念した際には自身の代わりに加地を指名し、「私が最も信頼する外科医」とまで言わせている。 未知子の事を苗字の「大門」をもじって「デーモン」と呼び、金の亡者だとして敵視するが、当の本人も金には卑しい。出世や肩書よりも金を選んだ為、同期より出世は遅い。未知子の腕前は信頼しており、自分が担当する患者の執刀を彼女にお願いした事もある。第1期 腹腔鏡の魔術師と世間では呼ばれるほどオペ技術が高く第二外科で一番の外科医であったがフリーランス外科医の大門が医局に入って敵対視する。第1話では前院長の久保の倒れることを予知できたか考えその一件以降、大門のことを「デーモン」と呼ぶ。 森本の告白を聞いて鳥井の同意書を一緒に探し出すのに協力する。勅使河原の悪事による第二外科解体後は高松にある第24分院への転勤を命じられた。 第2期 高松第24分院で未知子と再会する。今頃だったら主任教授も夢ではなかったと懐かしそうに語る。 第3期 腹腔鏡の魔術師と呼ばれていたことを知っていた海老名の口利きで国立高度医療センター戦略統合外科で「東帝大学」派閥の外科副部長を務める。未知子との長い付き合いで慣れてきたのか、昼休みに気さくに話しかけたり、協力を申し出たりと、対応が軟化している。相変わらず出世には興味を示しておらず、蛭間にペコペコしている海老名には内心で毒づく事も多い。9話では、第3分院時代に担当した九重が国立高度医療センターへ加地を探してきたことに驚く。また、九重がホテルで腹腔鏡の傷の跡を見せたため、気絶した。 スペシャル 金沢分院では総合外科部長として赴任する。右腕の骨折が、完璧な外科医である未知子にとって精神的に大きな傷を残すのではないかと案じて、失踪した彼女の捜索を行った。外科部長室で金沢特産の鰻重を海老名、原と食べながら神原の到着を待った。未知子の復帰後は例によって夜中に未知子に呼び出され、原共々氷室の手術の助手を務めさせられた。その後は自分だけ東帝大に戻ってすぐに帝都医科大学付属大洗第八分院へと出張に行き、それからしばらくして本院に戻るが顔見知りが誰もいない状況に陥った。 第4期 唯一東帝大学に呼び戻されるが、戻って来たばかりの東帝大には親しい友人もいなかった為に顔見知りのいる神原名医紹介所に出入りして麻雀に興じるようになる。その後、原が呼び戻された事で再び彼と行動を共にするようになり、同時に神原名医紹介事務所に出入りする事も無くなる。 東帝大学病院の院長回診では他の総合内科医局員や総合外科医局員が階段で必死になって登るが、本人はエスカレーターを使い、必ずエレベーター前に行く。 第4期第9話では総合外科部長の西園寺が出張の為、外科部長代理を務めて総合外科を統括する。最終話では上海の大富豪・王超グループ会長の王超が新しく設立する王超国際クリニックに数千万円で契約を結ぶが、第三分院時代からの同僚の城之内のオペを優先し、数千万の契約を断って原と共に大門の助手を務める。その後は穂野倉病院で1日だけ出張に行き、東帝大の系列の地方分院へ異動となる。 第5期 内神田の執刀を、外科部長に就任するのを条件に、自ら名乗り出る形で登場を果たし、分院から本院へと復活。その後は未知子に対して執刀するように頼むも断られ、それでも病気を推してまで未知子が執刀に踏み切った際には助手を務める。その後、倒れた未知子の執刀を西山が行う際には自ら未知子のオペの手伝いを申し出て、同じく申し出た原や森本と共に西山の助手を務める。術後も東帝大学病院に残ったが、ドクターY〜外科医・加地秀樹第3弾では逮捕された蛭間の代理の院長によって、帝都医科大学付属静岡第11分院へ飛ばされる。そしてまた戻って来れたかと思いきや蛭間によって帝都医科大学付属前橋第27分院へ飛ばされる。その後は東帝大学静岡駿河第35分院へ異動となる。 第6期 最初は静岡駿河第35分院にいたが、鮫島を未知子と共に助けたことにより、丹下によって後に本院に呼び戻される。教授に昇進し、外科部長(次世代超低侵襲外科治療担当)に就任した。第7話では、未知子に変わってセブンの執刀医を任されるも、英語が苦手なことやプライドが災いして十分な問診もせずに手術に臨んだことで手術中にミスを犯しそうになるが、未知子に救われる。その後、未知子に頭を下げるも、失敗しそうになった要因を知った彼女から怒りを買って怒鳴られた。最終回では、蛭間から丹下のオペを阻止するよう命じられるが、結局は蛭間の命令に反してまで丹下のオペに協力し、同じく協力した海老名たちと共に解雇処分が下された。その後、名医紹介所に所属しようとするが、マネジメント料の高さを知り、海老名たち共々諦めた。 第7期 第6期では部長に昇進するも、蛭間から解雇処分を受けたが、他大学の病院や関連分院で雑巾掛けをして、その後一足早く東帝大に呼び戻された海老名が蛭間に口添えした事で、東帝大に返り咲いた。最終回では、蜂須賀の病気のことを知り、彼に手術を受けるよう説得する為に、未知子や海老名、原と共に感染対策センターに乗り込むが、蜂須賀が新型ウイルスに感染した事を知ると逃げ出してしまう。その後、蜂須賀の手術の際には海老名や原、正子と共に手術室まで駆けつけ、オペに参加して未知子の執刀を手伝った。 ドクターY〜外科医・加地秀樹〜 こちらを参照。 原守〈38歳(第1期)、40歳(第3期)、42歳、43歳(第5期)、44歳(第6期)、46歳(第7期)〉 演 - 鈴木浩介(第1期 / 第2期第1話 / 第3期第4話 - 最終話 / スペシャル / 第4期 / 第5期 / 第6期 / 第7期) 東帝大学病院・総合外科・研修医 (1999年) → 帝都医科大学付属第三病院・第二外科・助手 (2004年) → 帝都医科大学付属第三病院・第二外科医局長・助教(第1期) → 旭川ふれあい病院・外科医(第2期) → 日露最先端医療センター・外科医(第3期第4話以前) → 国立高度医療センター・戦略統合外科医長(第3期4話以降) → 国立高度医療センター金沢分院・総合外科副部長(SP - 第4期第3話) → 東帝大学病院・総合外科・講師(第4期・第5期・第6期) → 解雇(第6期最終話) → 地方診療所・外科医(ドクターY〜外科医・加地秀樹5) → フリーランス外科医(2020年11月〜第7期第6話 *中国の病院との契約後、東帝大の外科分院と契約) → 東帝大学病院 外科分院・外科医・講師(第7期第7話〜最終話) → 東帝大学病院・総合外科・講師(第7期最終話以降) 気が弱く、上の人物には頭が上がらないが、患者の心に寄り添う医療を目指しており、患者にも物腰柔らかに接している。第4期ではかつての同期だった北野にライバル心を燃やしているが、当の北野からは全く相手にされていない。また、未知子とは帝都医大時代からの同僚として長い付き合いになるのだが、未知子の方は彼の事をいまだに覚えておらず、「(幼馴染の)ケーキ屋のキンちゃん」と思われており(呼ばれている)、度々間違いであると指摘し、第7期でも変わらないままであるが、手術中に限り未知子の「キンちゃん」呼びを許している。今どきの若手医師や看護師にも親切で暖かい指導をすることに定評があり、若手からの信頼も厚いだけでなく、神原にもその姿勢を好ましく思われている。 専門分野は甲状腺、肥満治療手術。 ロシア語が話せる。第1期 鳥井や加地に諂っており、当初は未知子の傍若無人な態度に反感を抱いていたが、度々彼女の執刀に立ち会うことでその実力を認めるようになる。第二外科解体後、旭川の関連病院への転勤を命じられる。 第2期 レース中の落馬事故で負傷した騎手の救急治療のために訪れた競馬場で未知子と再会するが、この時応急処置だけして救急搬送以降を自身に丸投げした未知子に怒り、加地以外で初めて「デーモン」と呼んだ。 第3期 ウラジオストクの日露最先端医療センターで甲状腺がんのスペシャリストとして活躍していたところを天堂に招かれ、当初は東西どちらの派閥にも属さない事を宣言していたが、手術の不手際を未知子に助けられた事で立場を失い、国立高度医療センターへ残る為に派閥へ属する事を迫られた事で「東帝大学」派閥に属する事になる。 スペシャル 金沢分院に総合外科副部長として海老名や加地と共に赴任し、三人で失踪した未知子を捜索した。未知子復帰後は加地と共に氷室の手術の助手を務めさせられた。 第4期 金沢分院に残されていたが、副院長である久保東子によって金沢から呼び戻され、ある患者の執刀を任される。未知子の助けによって手術は成功し、その事から自らの未熟さを痛感した事で金沢に戻る事を加地に語ったが、加地の計らいによって結局は東帝に残る事となる。最終話では他の外科や内科医局員が王超国際クリニックにヘッドハンティングされたが、自身はヘッドハンティングされないなどの不憫な扱いを受ける。その後、大門に説得されて城之内のオペを手伝い、加地と共に大門の助手を務めるが、この際に大門に文句を言っていた西園寺や黄川田に対して大門につられる形で加地と共に言い返しており、珍しく上司に対しての反抗的な態度を見せた。 第5期 第4期から引き続き東帝大学病院に残り、新人外科医の教育係を務めるが、言う事を聞かない彼らに対して日々ストレスを抱えるようになる。第7話では内神田の従妹とお見合いをするが、その際に自身に会いに日本を訪れた元恋人であるナナーシャと再会し、面子を考える蛭間たちから彼女と縁を切るように命じられる。その後、ナナーシャが脳腫瘍を患っている事を知り、最初は手術を拒む彼女の意思と蛭間の思惑に従って手術はしないと決め込んでいたが、最終的にはナナーシャの本心の知った事や未知子に掛けられた言葉で心を動かした事により辞職を覚悟でナナーシャの手術を決意する。未知子により手術は成功し、手術後は蛭間の意向に従って辞める手筈であったが、アメリカの医療倶楽部副会長のご令嬢でもあるナナーシャを東帝大が救ったといった功績に加えて内神田がアメリカの医師倶楽部とコネクションを持てたという東帝大にとっての大きな貸しを作った事で解雇を免れた。8話では前回の最後でナナーシャにフラれたショックが大きく、傷心旅行としてナナーシャと行くはずだった富士山に行く為に休暇を取って不在となる。第9話では内神田の根回しや忘年会の幹事を任せられたという形で未知子の執刀に立ち会わずに関わり合いを避けたが、後に権力に屈する海老名と鳥井、猪又の三人に文句を言い、同時に未知子が執刀で頑張っているにも関わらず忘年会で呑気に酒を飲む自分を恥じる。最終回では未知子のオペを手伝う事を申し出て、加地や森本と共に西山の助手を務める。 第6期 第4期と第5期から変わらず、東帝大学病院に残る。 第7話では、加地と共にセブンの話す英語が分からず苦悩し、また手術の際に未知子に助けられたため、術後は彼女に頭を下げた。 第8話で九藤勇二のライブに行くために休暇を取る。第9話では高校生の頃からファンだった九藤の主治医を任され、有頂天になるが、九藤が後腹膜肉腫であることが判明し、オペでは事前にハイブリッド型人工血管を用意しておくというファインプレーを見せる。オペの後、未知子から九藤の痔のオペを任された。 最終回では、和十のオペの助手に付くが、和十の術後の経過があまり良くなく「手術は失敗だった」と未知子を非難したが、和十がコンサートでピアノを両手で演奏する姿を見て、未知子の手術が失敗していなかった事を悟る。その後、丹下のオペに協力したため解雇処分が下されて東帝大を去り、名医紹介所に所属しようとするが、マネジメント料の高さを知り、割に合わないとして諦めた。 第7期 第6期で東帝大をクビになった後、地方診療所で暇な日々を送るが、つまらない生活に痺れを切らせて1年前にフリーランスに転向する。その後は1年間中国の病院で働いていたが、神原にスカウトされて名医紹介所に所属する事になり、小児肝腫瘍を患う王弥六とセットで東帝大に斡旋される。その後はプレッシャーによるドライエアが原因で中国でオペを数回リタイアしていた事が判明し、結局弥六の手術を断念した。その後、中国で未知子のオペを受ける為にリムジンに乗り込む弥六を見送る際に彼が倒れてしまい、緊急オペをするも自身の技量が足りなかった事とドライエアに苦しみ、それでも途中で交代した未知子の執刀もあって無事に成功させた。その後は神原名医紹介所を辞めて東帝大に復帰する。最終回では、蜂須賀の病気のことを知り、彼に手術を受けるよう説得する為に未知子や海老名、加地と共に感染対策センターに乗り込むが、蜂須賀が新型ウイルスに感染した事を知ると逃げ出してしまう。その後、蜂須賀の手術の際には海老名や加地、正子と共に手術室まで駆けつけ、オペに参加して未知子の執刀を手伝った。 ドクターY〜外科医・加地秀樹〜 こちらを参照。 森本光〈30歳(第1期)、35歳(第5期)〉 演 - 田中圭(第1期 / 第5期/ 第7期第7話) 帝都医科大学付属第三病院・第二外科・助手(第1期) → アメリカ留学 → 東帝大学病院 地方分院・医局員 → 天塩町立中央病院・外科医(第5期第1話冒頭) → 東帝大学病院・総合外科医局長・助教(第5期) → 実家の診療所・外科医 → 動画配信者エクスチューバー(第7期第7話) → 実家の診療所・外科医第1期 新米外科医。経験が足りないため血液の吸引などの雑務をする第3助手程度しか役目が回って来ない。実家は地方の総合病院を経営している。 クラブで倒れた急患の処置をした未知子に偶然出会う。安田悟の手術に際して未知子の一連の態度に嫌悪感を抱くが、後に彼女の真意を知ることになる。 鳥井の手術について、毒島が未知子から渡された彼の自筆の手術同意書を個人的な思惑により隠した現場に偶然居合わせ、その時に院長本人から愛用のペンを渡され、将来への便宜をエサに隠匿するよう暗に迫られるが、悩んだ末に同僚に告白し、同意書を彼らと共に探し出し、更にマスコミ配布用にコピーまで取った。第二外科解体後、帝都医科大学千葉医科学研究所への転勤を命じられたが、それを断って病院を辞め、実家を継がずに海外に留学して未知子のような医者を目指すと神原に語った。 第5期 留学中に何のスキルも得られず、帰国後は地方分院でも使えなかったため、東帝大とも縁のない診療所に飛ばされる。最低限の医療を提供するのもままならない地方医療の現状を目の当たりにするようになり、医師としてバリバリ活躍できる年齢にも関わらずどこか鬱屈としたものを抱えていたが、未知子による緊急オペで志村と出会ったことにより、東帝大学病院で働くことになる。第4話では、内神田の娘(四織)と婚約したと思われたが、その内神田四織は会長の娘なんかではなく結婚詐欺師だったことを知ってショックを受けたことでひどく項垂れるほどに憔悴し、第5話では前回のショックが尾を引いたことで傷心旅行に出掛ける為に休暇を取って不在となる。第9話では内神田の根回しで未知子の執刀に関われば処分するという命が下って海老名や鳥井、猪又たちが未知子との関わり合いを避ける中で唯一西山や残りの医者たちと共に未知子の助手を務める。最終回では未知子のオペを手伝うことを申し出て、加地や原と共に西山の助手を務める。その後は東帝大の医局を去り、実家の診療所で外科医として再スタートする。 第7期 実家の診療所で働き始めてから数年後、コロナで診療所の経営が傾いたため、動画配信者エクスチューバーとしてDr森本を名乗って、動画配信を始めたが、配信している動画がバズったことで今では若手医師の間でカリスマ的存在となり、医療系インフルエンサーとして多大な影響力を手にした。その後、その様子を知った蜂須賀により東帝大のブランディングの強化のためのサポート役として呼び寄せられ、それで再会した尊敬する未知子に対しても「これからの医者の武器はメスじゃない。影響力だ」と大口を叩くが、安江の娘の萌香に「お母さんが腹痛を我慢して病院を行かなかったのは動画のせいだ」と言われたことをきっかけに目を覚まし始める。安江との交流や、安江のオペで未知子の手技を再び目にしたことで、医師としての自信と誇りを持つことの大切さを改めて感じ、実家の診療所を再び手伝うことを決意する。また、エクスチューバーであることに目をつけた晶にスカウトされ、神原名医紹介所の契約書を渡されるも、既にエクスチューバーを辞めたことを明かした上で断った。 村崎公彦〈35歳(第6期)〉 演 - 藤森慎吾(第6期) ドイツの大学病院・外科医 → 東帝大学病院・総合外科医局長・助教 (第6期) → 解雇 → シアトルの病院 外科医 海外の大学を卒業して海外で医師としてのキャリアを積んできた。そのため、英語やドイツ語が堪能。ドイツの大学病院で勤務していたとき、丹下の口利きによりやってきた。潮の右腕のような存在。「医療はビジネス」と割り切り、患者の回転数を上げるため、AIシステムの活用を推し進めるべき、と主張している。AIの情報は信じるが、人間の話にはあまり耳を貸さない。可愛い娘が好きで、「ガールズバー」に入り浸っており、お目当ての娘を目にするとチャラくなり、「君かわうぃーね」と叫ぶ。助教としていつも論文や症例報告の手伝いをしている。 第6話では海老名が六角橋のオペ中に血管を傷つけ、止血せずにそのまま輸血を始めたため、早く止血しろと命令口調で怒鳴った。 第8話では瑠璃とバーで一緒に飲んでいた。ドイツに行く前にアメリカにいた頃、中山と1年間付き合っていた。第8話では中山が色仕掛けでオペを助手に丸投げする事を知っており、アメリカの病院で医師を食い散らかし誰も中山の助手に付かなくなった事を暴露。八村の手術を潮と共に放棄した。 最終話では丹下のオペに手を貸したため、解雇処分が下された。その後は瑠璃と結婚することやシアトルに行くことを晶に語った。 伊東亮治〈30歳〉 演 - 野村周平(第5期第1話・第2話) 東帝大学病院・総合外科・医局員 → 退職(ミュージシャンに転職) いわゆる“ゆとり世代”の新米医師。いつも研究書を読み漁っており、外科の知識も豊富で、特に難しいとされる術式「肝膵十二指腸同時切除」を提案して未知子を「異議なし」と賛成させたり、未知子から一連の流れを確認された際にも間違えずに答えていた。また、決して実践力が伴っているわけではないが、オペの腕も若手医師の中では高く、それ故に他の若手医師を見下し、先輩医師にも尊大な態度を取る傲慢さも併せ持っている。三流私立医大に入学するが、後に入学出来たのは自分の実力ではなく母親・不二子による裏口入学であることを知り、その悔しさから1年で退学する。退学後は猛勉強して「東帝大学医学部」に自力で入学し、卒業後は東帝大学病院に赴任する。不二子が患った「進行性胆嚢がん肉腫」の手術に際して未知子の手際の良さを見たことで自分の考えを変えるに至り、自身の功績とされた肝膵十二指腸同時切除の記者会見では医師を辞めることを明言し、同時にマスコミの前で真実と未知子の存在を明かした。その後、ミュージシャンになる決意をしたことが城之内の口から語られた。 西山直之〈29歳(第5期)〉 演 - 永山絢斗(第5期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 いわゆる“ゆとり世代”の新米医師。先輩医師たちの「御意」体質に対しては、ドライな態度を貫く。患者とのコミュニケーションや先輩医師らとの関係で躓きを感じており、いつもテンションが低め。また、東帝大の現状に対しても苦々しいと思っており、後に未知子に対して「この病院は腐ってます」と本音を吐露していた。未知子のような摩擦の多い生き方は御免だと思いつつも、その職人技に内心憧れる部分もあり、同時に未知子に徐々に感化されて自ら彼女の助手を務める、未知子に負けまいと患者の病気に対してあらかじめ術式を把握しておく等の行動を見せるようになり、それ故に未知子からも多少は信頼されている節がある。また、医師免許を取得してすぐに母親を進行性乳がんで亡くしていることを第8話で明かしている。シングルマザーに育てられ、母親の後押しもあって医者を志し、苦労して医者となった後は東帝大に赴任する。第5話では大門の手術の第一助手を務め、その際に的確な説明をしたことで城之内からも「医者として一端の口を聞けるじゃない」と評された。第6話では別の患者の執刀をする未知子からもう一人の患者の執刀を任され、術後は経過を確認した彼女から手際の良さを褒められた。第8話では未知子のような失敗しない医者になりたいという一心からある患者の執刀に望む事を意気込み、内神田の意向で本来は海老名が執刀するはずだった患者の手術を自身に執刀させるように了承を得るために自身が内神田の息子である事を内神田本人の目の前で明かし、最初はマスコミにリークするつもりでいた自身の存在を黙認するという条件で了承させた。その後、未知子により何とか手術は成功し、手術後は未知子に対して執刀に望んだ理由を明かす。また、内神田から呼び出され、内神田からたくさんの息子の中でも医者になったのは自身だけだという感謝の言葉やこれからは父親として便宜を図ろうと告げられるが、逆に権力の為に手段を選ばない父親に対する怒りと本心をぶつけ、その上で今まで身に着けていた内神田の腕時計を手放すという形で親子関係の決別の態度も見せた。第9話では内神田の根回しにより海老名や鳥井、猪又たちが未知子との関わり合いを避ける中で唯一森本や残りの医者たちと共に未知子の助手を務める。最終回では一度は内神田の執刀に望み、結局は肝心な所で息詰まるが、直後に遅れて到着した未知子が手術を成功させたことで事なきを得る。その後、後腹膜肉腫で倒れた未知子から直々に執刀医として指名され、未知子が前もって考案していた「ハイブリッド型人工血管を用いた術式」を参考に執刀し、無事に未知子の手術を成功させる。 有馬亘〈31歳(第5期)〉 演 - 中林大樹(第5期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 いわゆる“ゆとり世代”の新米医師。関西弁を使って話している。1浪しているため年齢は新米四人の中では一番年上だが、彼らと一緒に赴任しているため事実上は同期である。また、親が開業医をしており、それ故に医者になったことが明かされている。第9話で一度は海老名たちに強引に誘われて忘年会に参加したが、後に医者に対する良心から未知子の執刀に関わらなかった自分を恥じ、同時に黒川と共に「お酒なんて飲んでる場合でしょうか」と海老名たちに疑問をぶつけた。 黒川慎司〈29歳(第5期)〉 演 - 上杉柊平(第5期) 東帝大学病院・総合外科・助手 いわゆる“ゆとり世代”の新米医師。ステータスを求めており、花形である医学部を目指した。第9話で有馬と同じく忘年会に参加するが、後に医者に対する良心から未知子の執刀に関わらなかった自分を恥じ、同時に海老名たちに疑問をぶつけた。 多古幸平〈28歳(第6期)〉 演 - 戸塚純貴(第6期) 東帝大学病院・総合外科・助手 → 解雇 → 青森総合病院・外科医 頭が良く優秀だが、ハングリー精神はない。医師の働き方改革を遵守し、定時で帰るため、なかなか育たない。利益の良し悪しだけで患者を差別する東帝大とは違い、例えどのような患者でも決して差別はせず、最後まで助けようとするなど医者としての良心は確かである。また、患者の執刀では未知子を頼ったり、彼女の功績を他者が自分の手柄として挙げた際には「大門先生の手柄なのに」と愚痴をこぼすなど、未知子に敬意を払っている節がある。未知子から「タコ」と呼ばれている。 最終回では手術室前でニコラス・丹下の手術に手を貸すべきかどうか迷っていたところを大間に一喝され、手術室に入る決意をしたが、ニコラス・丹下の手術に手を貸したことで東帝大病院を解雇され、看護師の大間と共に青森で医者をやることを晶に語った。 蟻原涼平〈26歳(第7期)〉 演 - 一ノ瀬颯 (第7期) 東帝大学病院 外科分院・初期研修医 (第7期) → 東帝大学病院・総合外科・初期研修医 (第7期最終話以降) 東帝大学病院の外科に籍を置く初期研修医。爽やかなルックスで(一部の)女性からは人気。「世界一の外科医になる!」と豪語し、ヤル気にはあふれているが、医師としての腕はまだまだこれから。研修では丁寧すぎて、周囲よりも作業が遅く、怒られることもしばしば。先輩である加地秀樹や海老名敬らからは、医学的な技術よりも忖度の重要性や医局での立ち振る舞いについて教え込まれている。最終回では、蜂須賀のオペを見守った際に執刀に臨む未知子達を貶した興梠に「こういう先輩たちを誇りに思います」と反論した。 虻川リサ〈26歳(第7期)〉 演 - 宮本茉由(第7期) 東帝大学病院 外科分院・初期研修医 (第7期) → 東帝大学病院・総合外科・初期研修医 (第7期最終話以降) 東帝大学病院の外科に籍を置く初期研修医。研修医たちの中でもひときわ冷静で才色兼備。先輩たちの自慢話にも適当に相槌を打ちながら、淡々と業務もこなし、器用に立ち振る舞っている。今を生き抜くためには医者にしがみつかず、複数のキャリアを持った方がよいのかもしれないと考えているが、そんな中未知子の手技を目の当たりにしたことで外科医の道へ進むべきか悩み始める。最終回では、蜂須賀のオペを見守った際に執刀に臨む未知子達を貶した興梠に反論した蟻原や矢島の言葉に同意し、同じく反論した。 矢島源五郎〈26歳(第7期)〉 演 - 上川周作(第7期) 東帝大学病院 外科分院・初期研修医 (第7期) → 東帝大学病院・総合外科・初期研修医 (第7期最終話以降) 東帝大学病院の外科に籍を置く初期研修医。どんな仕事にも前向きに取り組む、明るくピュアな天然キャラ。厳しい研修期間を共にする研修医チームの中で、癒し的存在となっている。同じく研修医の蟻原涼平と虻川リサとは、いつも一緒に行動している。組織の上下関係や忖度が好きで、特に「御意」が大好きである。何故か海老名のことをとても尊敬しており、それ故に海老名が東帝大学病院・秋田能代第49分院へ出向するときには他が冷たい対応を見せていた中で唯一泣きそうになっていたり、海老名が出発してからは唯一追いかけていたり、第8話で海老名が戻ってきた際には喜んでいた。また、原が東帝大学病院に呼ばれなかった原因を加地から聞かされた際にもその原因に加地だけでなく、海老名が関わっていることを知っても「海老名先生は悪くない」と主張していた。最終回では、蜂須賀のオペを見守った際に執刀に臨む未知子達を貶した興梠に反論した蟻原の言葉に同意し、「僕もこんな外科医になりたいです」と興梠に反論した。 麻生友也 演 - 希志真ロイ(第5期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 中浜淳一郎 演 - 伊藤謙心(第5期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 蟹江旬 演 - 三谷昌登(第6期 / 第7期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 (第6期) → 東帝大学病院 外科分院・外科医局員 (第7期) 青柳学 演 - 濱田嘉幸(第6期 / 第7期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 (第6期) → 東帝大学病院 外科分院・外科医局員 (第7期) 浅利真蔵 演 - 卯ノ原圭吾(第6期 / 第7期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 (第6期) → 東帝大学病院 外科分院・外科医局員 (第7期) 梶木博文 演 - 佐藤拓実(第6期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 赤堀春義 演 - 高橋正臣(第3期 / 第6期) 国立高度医療センター東棟診療部・総合外科医局員(第3期) → 国立高度医療センター・戦略統合外科医局員(第3期) → 東帝大学病院・総合外科・医局員(第6期) 栗橋陽一 演 - 秋元貴秀(第4期 / 第6期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 後藤憲之 演 - 岡本亮一(第5期 / 第6期) 東帝大学病院・総合外科・医局員 那須賢一 演 - 西口泰央(第7期) 東帝大学病院 外科分院・外科医局員 竹山久雄 演 - 川合智己(第7期) 東帝大学病院 外科分院・外科医局員
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