海外の大学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 16:05 UTC 版)
世界一かつ全米トップのハーバード大学の大学基金は、慶應義塾大学の80倍近く、東京大学の380倍近くの3兆8,800億円(2015年度)もの規模に達する。年間の寄付金は、800億円程度である。ハーバード大学は、この基金の運用で年間15%の収益(3500億円)を出している。米国においては、各大学が大学基金の拡大にしのぎを削っており、これが米国の大学の豊かさと柔軟性の原動力になっている。近年、ハーバード大学だけでなく、イェール大学、プリンストン大学など有力な私立大学は、軒並み記録的な収益を得ている。ただ、財テクとなってしまった米国の大学の基金の拡大と運用については批判もある。ハーバード大学では、基金の運用を担当する責任者数人の年収が数十億円に達したと言われる。本来、学生や大学のための基金で、一部の個人が驚愕すべき高額給与を得ているとの批判のなか、その運用技術を自らの目的に活用するため辞職した(2005年)。
※この「海外の大学」の解説は、「大学基金」の解説の一部です。
「海外の大学」を含む「大学基金」の記事については、「大学基金」の概要を参照ください。
- 海外の大学のページへのリンク