胆管がん
別名:胆管ガン、胆管癌
胆管に発生するガン。
胆管は、肝臓で生成された胆汁を集めて輸送する役割を持つ。肝臓の外側にある胆管は長さが約8センチメートルの管状の器官で、十二指腸と連絡している。途中に胆嚢がある。
胆管がんの発症は他のガンに比べると稀で、高齢になるほど罹患しやすくなるとされる。
ま た、胆管がんの発生要因として1,2-ジクロロプロパンやジクロロメタンといった有機化合物を長期間にわたり吸入、接触する場合なども挙げられる。1,2-ジクロロプロパンは、現在は取り扱いが規制されているが、1990年代前半には有機溶剤などとして使用されており、印刷会社で印刷機の洗浄に 1,2-ジクロロプロパンを使用していた会社の従業員が全国平均の数百倍の確率で胆管がんに罹患していたことが分かっている。
関連サイト:
胆管がん多発:死亡男性「有機溶剤で悪環境」
胆管がん(たんかんがん)
たんかん‐がん〔タンクワン‐〕【胆管×癌】
胆管がん
【原文】bile duct cancer
胆管に発生するがん。胆管とは、肝臓および胆嚢から腸管まで続く胆汁(肝臓で作られ脂肪の消化を助ける液体)の通り道となる管のことである。肝管には総肝管、胆嚢管、総胆管が含まれる。胆管がんは、肝臓の内部(肝内)で発見されることもあれば、肝臓の外部(肝外)で発見されることもある。
胆管がん
胆管癌
(胆管がん から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/04 08:20 UTC 版)
胆管癌(たんかんがん、英: Cholangiocarcinoma)は、胆管に発生する悪性腫瘍である。胆管とは肝臓でつくられた胆汁を十二指腸へ流す導管である。胆管は肝臓内の細い枝に始まり、次第に合流して2本の太い管(左肝管・右肝管)になり、肝門部で1本に合流し(総肝管・総胆管)、その後膵臓を貫いて十二指腸乳頭部に開口する。いずれの部位にも胆管癌は生じうるが、発生部位により性質や治療法が異なるため、以下のように細分類されている。
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