胆嚢管とは? わかりやすく解説

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たんのう‐かん〔タンナウクワン〕【胆×嚢管】

読み方:たんのうかん

胆汁の通り道となる胆管のうち、胆嚢へと分岐している部分


胆嚢管

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 06:00 UTC 版)

胆嚢管
概要
動脈 en:cystic artery
表記・識別
ラテン語 ductus cysticus
MeSH D003549
ドーランド
/エルゼビア
d_29/12314797
Gray's p.1198
TA A05.8.02.011
FMA 14539
解剖学用語

胆嚢管(たんのうかん、: Cystic duct)は、胆嚢総胆管をつなぐ短い管である。 胆嚢管は、通常、胆嚢動脈のとなりに位置し、長さを自由に変える事ができる。 胆嚢管は、胆汁を流すことに支障を来たさないような螺旋弁を有している。

機能

胆汁は、胆嚢と総肝管及び総胆管の双方向に流れることができる。 このようにして胆汁はしばらくの間、胆嚢に蓄えておくことができる。 油を含んだ食事の刺激を受けて、ホルモンであるコレシストキニンが、肝臓の胆汁の生産を高め、胆嚢で濃縮し、オッディ括約筋を弛緩させ、胆汁の分泌を促進する。

臨床的な意義

胆石は、胆嚢管に入り込んで障害物となり、胆汁の流れを妨げる。胆嚢での圧力の上昇は、腫れ痛みをもたらす。この痛みは、突然発生するため、しばしば「胆嚢発作」と呼ばれる。

胆嚢摘出手術の際、胆嚢を自由に取り出せるように、胆嚢管は2,3箇所クリップで止められ、切除はクリップの間で行われる。

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参考


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