TV版ゲストキャラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 22:30 UTC 版)
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」の記事における「TV版ゲストキャラ」の解説
基本的に単発登場だが、一部は再登場することもある。また、銭天堂を訪れた客は小説版のエピソードの最後にフルネームが表記される。 篠田 真由美(しのだ まゆみ) 声 - 日高里菜 『型ぬき人魚グミ』に登場。水が怖く、泳ぎが上手くなりたい女子児童。「型ぬき人魚グミ」を購入して食べたことにより泳ぎが上手くなったが、副作用で人魚化しかけてしまう。寸前で人間グミを食べ元に戻ったものの、グミが少し柔らかい内に食べたため水泳への恐怖心がなくなった。 後に世界大会で活躍する水泳選手となったらしい。 真由美の母 声 - 魏涼子 『型ぬき人魚グミ』に登場。鱗が現れて家に帰った真由美に対し「学校早かったね」と声をかけた。 宮木 信也(みやき しんや) 声 - 東内マリ子 『猛獣ビスケット』に登場。妹・恵美に怖い話をするのが大好き。恵実にだけ駄菓子を売った紅子への腹いせとして「猛獣ビスケット」を万引きするが、食べ方を間違えたせいでビスケットに襲われかけ恵美の機転で助かる。だがその後「また怖い話をしたら、今度はお兄ちゃんを封印するからね」と脅され渋々反省した。 宮木 恵美(みやき えみ) 声 - 諸星すみれ 『猛獣ビスケット』に登場。信也の妹。兄にいつも脅かされている。紅子が彼女にだけ駄菓子を売ったことがこの騒動の発端となる。実は恵美が購入したのは呪文を唱えると恐ろしいものを吸収し、その分だけ甘くなるふしぎ駄菓子「リング・キャンディ」であった。これを使って信也を襲おうとした猛獣ビスケットを封印し、同時に改心にも成功した。 信也と恵美の母 声 - 日高里菜 『猛獣ビスケット』に登場。夕飯ができたと信也を呼んでいた。 工藤 美紀(くどう みき) 声 - 小原好美 『ホーンテッドアイス』に登場。ホラー映画が大好きなOL。涼むために購入した「ホーンテッドアイス」により引き起こされた怪奇現象を最初は怖がっていた。しかしアイスの影響と知ると恐怖心は消え、むしろその効力で出現したお化け達を気に入り、彼らと楽しく過ごしていた。更には過激な脅かし方をした際には咎めさえしていた。 ある日会社帰りに泥棒(声 - 佐々木義人)に自宅を荒らされ、勝手に残りのアイスを食べられる被害に遭ってしまう。だが何も盗まれなかった上にアイスの副作用を知り「ざまーみろ!」と当然の報いを受けた泥棒を罵倒した。 北島 典行(きたじま のりゆき) 声 - 木村昴 『カリスマボンボン』に登場。叔母のコネにより努力せずとも有名になりたい野望を持つ美容師。先輩の話をろくに聞かないばかりか、客の要望にも応えないうえに接客態度も悪く、オーナーからも注意されるほどだが、本人は周りが悪いと思っており、決して反省しない。 「カリスマボンボン」を購入し食べたことで一躍有名になる。失敗して客の髪型が奇抜になってしまっても誰からも怒られず、後に日本一のカリスマ美容師になり、ヘアサロンの新オーナーに就任して美鈴を弟子にした。それでも有名になりたい欲に駆られると同時に「カリスマボンボン」の効果切れを恐れ、もう一度「カリスマボンボン」を食べたいと思っていたが、銭天堂にたどり着く事はなかった。 ある日紅子がヘアサロンを訪れ、美鈴に差し出した駄菓子を「カリスマボンボン」だと勘違いし奪って食べるもそれが「実力ボンボン」だと分かり、副作用により怒った客から罵倒されて失脚した。 『しっぺがえしメンコ』で再登場。『カリスマボンボン』での一件をまだ根に持ち、探偵の長谷川に紅子を探すよう依頼を頼む。しかし、なかなか彼女を見つけられず挙げ句取り逃がした長谷川に対しいつも怒鳴り散らしていたため、ストレスが溜まった彼が使った「しっぺがえしメンコ」の効果で交通事故で大怪我をしてしまった。死にはしなかったものの、これにより紅子を更に恨むようになってしまった。 美鈴(みすず) 声 - 近藤玲奈 『カリスマボンボン』に登場。北島の弟子である美容師。北島と違って人当たりがよく、ヘアサロンに来た紅子に美容師として頑張っていることを見抜かれ「実力ボンボン」を差し出された(本人は紅子のことを助けた猫(墨丸)の飼い主だと思っていた)。しかし食べる前にそれを「カリスマボンボン」だと思い込んだ北島に強奪され勝手に食べられてしまった。その後北島が失脚したため、代わって店を切り盛りしている。 アニメ版の『クッキングツリー』で再登場。翔平たちと同じアパートの隣人であることが判明する。翔平と北斗に料理を持ってきたが、母親に追い払われてしまう。実は「クッキングツリー」を購入したのは彼女で、紅子に頼んで二人の元に持ってきてもらっていた。 なお、書籍版で翔平と北斗に「クッキングツリー」を買い与えたのは別のキャラの役回りになっているため、そちらでの同エピソードには登場しない。 三河 謙吾(みかわ けんご) 声 - 咲野俊介(現在) / 石川界人(学生時代) 『カリスマボンボン』に登場。刑事の男性。ヘアサロンを訪れ、美鈴に北島が表紙に載っている雑誌を見せた。 『怪盗ロールパン』で再登場。かつて銭天堂で「正義の味方・ヒーロー刑事プリン」を買って食べたことがあり、これにより湧いた正義感で秀元を逮捕することができた。 『因縁のはじまり』で再々登場。フルネームが判明したほか、銭天堂を訪れた詳細が語られた。警察官に憧れていた学生時代、街で出会ったよどみに「閻魔あめ」を渡されかけた。だが迷子だと思って交番に連れていこうとした上、銭天堂を既に訪れ「正義の味方・ヒーロー刑事プリン」を食べていたのでもう十分だと判断し断っていた。 大熊 翔平(おおくま しょうへい) 声 - 寺崎裕香 『クッキングツリー』に登場。母親に育児放棄されている少年。紅子に「クッキングツリー」をもらいその実を弟の北斗と共に食べていたが、母親に「クッキングツリー」を取り上げられてしまう。しかし翌朝人が変わったように朝食を作る母親を見て、「クッキングツリーが食べたのはママの心なのかもしれない」と優しくなった母親に喜んだ。 大熊 北斗(おおくま ほくと) 声 - 小林由美子 『クッキングツリー』に登場。翔平の弟。兄と共にひもじい思いをしていたが、紅子からもらった「クッキングツリー」で満足するほど食べることができた。 翔平と北斗の母 声 - 渡辺明乃 『クッキングツリー』に登場。息子たちをネグレクトしていて、不都合なことがあると二人の食事を作らずパチンコをしに家を出るほど。翔平と北斗が使っていた「クッキングツリー」を没収してしまうが、翌朝人が変わったかのように二人に謝罪し朝食を作り始める。翔平はこの理由を「ツリーの実を食べる前後に『いただきます』と『ごちそうさま』をちゃんと言わなかったから悪い心を食べられた」と考えた。 江城 秀元(えしろ ひでもと) 声 - 石住昭彦 『怪盗ロールパン』に登場。コソ泥の中年男。盗みの腕が衰えていたが、「怪盗ロールパン」を購入して食べたことにより怪盗に扮して誰にも見つからずに物を盗めるようになった。しかし「正義の味方・ヒーロー刑事プリン」を食べた三河に逮捕された。この時「お客様よりも運のある方がいる」と紅子に言われたことを思い出し、自分を上回る幸運を持っていたのは三河だということを悟った。 『おじょうさまココア』で再登場。美弥に「おじょうさまココア」を1万円という高値で売り付け、ぼったくり扱いされていた。 『スピーチジュース』で再々登場。刑務所に勾留されていた際、同じく紅子を恨んでいるよどみとの取り引きで釈放と引き換えに銭天堂の飲み物を勝手に売るようになったことが明かされた。その後、「おじょうさまココア」を美弥に売りつける。さらにその後、「スピーチジュース」で萌美を腹痛にさせる作戦に失敗したえりかに「つるつる茶」も売り付けようとする。断った彼女を恫喝しようとしたが、えりかの「守らニャイト」に弾き飛ばされたことにより失神してしまう。その後警官に扮した紅子に捕まり、彼女の怒った顔に恐れをなし許しを乞う。 立花 響(たちばな ひびき) 声 - 大地葉 『ミュージックスナック』に登場。ピアノ教室に通っている少年。しかし腕前はあまり芳しくなく、練習にもあまり乗り気ではない。 紅子から買った「ミュージックスナック」を食べてピアノがうまくなり大会にまで出場できる腕前になれた。だが調子に乗りすぎて練習を全くしなくなってしまい、本番では食べた作曲家と課題曲を作曲した作曲家が違ったため全く手が動かなくなる事態になってしまう。 その後現れた紅子が他の音楽家のスナックを持ってきてくれたが、「スナックには頼らない」と決心し、紅子から渡された「消し消しガム」を噛み今までのことを帳消しにする。代償としてその間の記憶を失ったが、ピアノの楽しさを見いだすことができた。 楠本 千里(くすもと ちさと) 声 - 小堀幸 『ドクターラムネキット』に登場。周囲からは「ちーちゃん」と呼ばれている。母親の頭痛を治そうとしている少女。 「ドクターラムネキット」を購入し、メガネ先生の指示に従い薬型のラムネを与えたことにより母親を回復させることに成功する。その後は商店街の人々を治療することに奔走する。結果的に周囲から信頼され、「ちー先生」と呼ばれるようになるが、患者数が減った犬丸院長から恨みを買ってしまう。 野球をやっているげんさんのために作った「元気ドリンク」を犬丸院長にすり替えられてしまったが、元気のある相手チームが飲んだことでげんさんのチームの勝利に貢献する。その後「お薬ラムネ」を使いきってしまいメガネ先生の声も聞こえなくなってしまうものの、「将来本物のお医者さんになる」と決心した。 紅子によると、この後本当に医者になったらしい。 メガネ先生 声 - 斧アツシ 『ドクターラムネキット』に登場。「ドクターラムネキット」に付属している喋るメガネ。千里のことを弟子扱いしている。げんさんに野球チームの応援を頼まれた千里に「元気ドリンク」を作成することを提案する。だが何者かにより「元気ドリンク」がすり替えられていることに気づく。本物を元気のある相手チームが飲んだため結果的に勝利はできたが、その後千里が「お薬ラムネ」を使いきってしまったため喋れなくなってしまった。 犬丸院長(いぬまるいんちょう) 声 - 魚建 『ドクターラムネキット』に登場。町の診療所を経営している。千里が「ドクターラムネキット」で患者を治療し始めたことにより診療所を訪れる人が減ったため、千里のことを恨むようになる。 千里がげんさんに「元気ドリンク」を渡す直前、わざと彼女にぶつかり普通のオレンジジュースにすり替えたあと、本物の「元気ドリンク」を隣町のチームに渡して千里の信頼を落とそうとする。だが隣町のチームは元々元気があったため、逆に「元気ドリンク」の副作用で元気を吸い取られパワーを失い敗北。それを千里のせいにしようとするが、子どもに責任を擦り付ける発言に激怒した隣町の監督と選手らに叱責されてしまった。 アニメ版では騒動の後で、千里に「お薬ラムネ」を貰っている描写がある。 げん 声 - 小山剛志 『ドクターラムネキット』に登場。愛称は「げんさん」。近所の野球チームの監督兼メンバー。老齢で腕が劣ったため、千里に野球の応援を頼む。千里が作った「元気ドリンク」を犬丸院長にすり替えられてしまい実際に飲んだのは普通のオレンジジュースだったが、本物を元気のある相手チームが飲んだことで副作用が起こり勝利することができた。 有馬 みどり(ありま みどり) 声 - 伊藤美紀 『おもてなしティー』に登場。独身の女性。独り身を気にしていなかったが、時に寂しく感じることもあった。 自宅でお茶をする準備としてたまたま立ち寄ったケーキ屋の店主が幼少期に自分をいじめていた明だったことを知り憤慨する。その帰り道に銭天堂に辿り着き、購入した「おもてなしティー」で様々な人々を呼び出す。最後の一杯分で明が現れたものの、相手は自身に好意を持っていたことを知り、お互い素直になれなかった者同士として彼と良い関係を築くことができた。 山本 明(やまもと あきら) 声 - 加藤亮夫 『おもてなしティー』に登場。みどりの家の近所にあるケーキ屋「ヴェルデ」を経営しているパティシエ。あだ名は「ゴッチ」で、みどりが幼かった頃彼女のことをいじめていたため、彼女からは嫌われていた。 だが本当はみどりに好意を抱いていた裏返しとして彼女をいじめていて、彼女から嫌われていたことも自覚していた。罪滅ぼしのためにみどりの好きな甘いものを売るケーキ屋となって、店名もイタリア語で「緑」を意味する「Verde」から取ってまで彼女と再会することを望んでいた。みどりが「ヴェルデ」を訪れた際も彼女だと気づいていたものの、まだ自分のことを恨んでいて知らんぷりをしていたのだと思っていた。「おもてなしティー」でみどりの家に呼び出された際、最初は夢だと思っていたが、みどりに現実であることを伝えられ、良い関係に進展した。 横手 信孝(よこて のぶたか) 声 - 藤巻大悟 『獏ばくもなか』に登場。悟の上司。娘の真理恵を溺愛している。 会社帰りのバスの車内で妻の清美に「真理恵が悪夢に悩まされている」と言われた直後に紅子と出会う。「娘さんは呪われている」と彼女から聞かされ、ワープさせられた先の銭天堂で悪夢を消せる「獏ばくもなか」と相手に復讐できる「逆襲ジンジャーエール」のどちらを買うかを選ばせられる。 一度は復讐心に駆られ「逆襲ジンジャーエール」を選ぼうとしたものの、「復讐しても真理恵の悪夢が消えるとは限らない」と気づき最終的に「獏ばくもなか」を買う。直後は後悔していたものの、紅子に「呪いは破られれば相手に跳ね返る」と聞かされたことで自信を取り戻し、真理恵の元に向かい「獏ばくもなか」を食べさせたことにより彼女を回復させることが出来た。なお、娘を呪った相手が悟だったことには最後まで気づかなかった。 綿貫 悟(わたぬき さとる) 声 - 林勇 『獏ばくもなか』に登場。信孝の部下。信孝に仕事を押し付けられていたり彼の娘の真理恵の写真を見せられたりしていたことによりストレスが溜まり、そこをよどみにつけこまれ「わら人形焼き」を買って食べてしまう。だが真理恵が「獏ばくもなか」を食べたことで逆に獏に襲われる妄想に苛まれてしまった。 横手 清美(よこて きよみ) 声 - 三日尻望 『獏ばくもなか』に登場。信孝の妻で真理恵の母親。眠ろうとしない真理恵を心配していたが、彼女が「獏ばくもなか」を食べてからは快眠することが出来たため安堵した。 横手 真理恵(よこて まりえ) 声 - 幸村恵理 『獏ばくもなか』に登場。信孝と清美の娘で父親から溺愛されている。悟が「わら人形焼き」を買って食べたことにより悪夢に悩まされ不眠症になってしまうが、信孝に与えられた「獏ばくもなか」を食べて元気になり安眠した。 西谷 勝(にしたに まさる) 声 - 泊明日菜 『絵馬せんべい』に登場。クラスメイトのあかりと仲良くなりたいが、素直になれず彼女をいじめている男子児童。由香のことはいちいち口出ししてくるため嫌い。 あかりと同じクラスに、由香と違うクラスになることを望んで神社に参詣していた最中、賽銭を落としてしまったところ紅子と出会う。購入した「絵馬せんべい」に先述の願いを書き奉納したが、3人は別々のクラスになってしまった。実は由香も彼と反対の願いを書いていて、お互いの願いが打ち消しあっていたためであった。 広田 由香(ひろた ゆか) 声 - 川井田夏海 『絵馬せんべい』に登場。勝のクラスメイト。口うるさい(実際はあかりにしつこく嫌がらせする彼を叱っている)ため勝からは嫌われている。実は彼女も紅子から「絵馬せんべい」を購入して「あかりと同じクラスに、勝と違うクラスになれますように」と書いていたが、勝の願いと相殺する形になってしまった。 秋村 あかり(あきむら あかり) 声 - 稲川英里 『絵馬せんべい』に登場。勝と由香のクラスメイトで由香の友人。勝に好意を抱かれているが、彼は素直になれないため執拗に嫌がらせを受けている。 小暮 悠里(こぐれ ゆうり) 声 - 下山田綾華 『ミイラムネ』に登場。桜子の姉。過度なダイエットを無理矢理行い続けていることで拒食症になっている。ダイエットの本を買いに行った際に銭天堂を訪れ「ミイラムネ」を購入したが、紅子の忠告を無視して飲み干してしまったためミイラとなってしまう。最終的に桜子に「元通り薬」をかけられ蘇生したことにより反省、無理に行っていたダイエットをやめた。 小暮 桜子(こぐれ さくらこ) 声 - 石上静香 『ミイラムネ』に登場。悠里の妹。大好きだったパンケーキを食べなくなるほどダイエットに傾倒した姉を怪しみ、部屋に入ったところ半ミイラと化した姉を発見する。一度は最愛の姉が無理をして死んだことにより絶望するが、まだ悠里が息をしていたため希望を取り戻し銭天堂に電話をかける。紅子の指示通り「元通り薬」をかけたことにより悠里を戻すことができた。 水野 雄太(みずの ゆうた) 声 - KENN 『ヤマ缶詰とずるずるあげもち』に登場。勉強嫌いでなかなかテストでもいい点数が取れない男子児童。一度は銭天堂を訪れ「ヤマ缶詰」を購入するも、帰り道にたたりめ堂にも迷い着いてよどみと出会い、「紅子なんて信用できない、こっちを食べれば勉強せずともいい点を取れる。ただし買ったことを後悔しないこと」と誘惑され、「ヤマ缶詰」の消滅と引き換えに「ずるずるあげもち」を購入し食べる。その後のテストでは満点を連発することができた。 しかしある時先生に問題の解き方を尋ねられ、答えしか分かっていなかったため周囲の児童たちからカンニング疑惑をかけられてしまう。突如眼前に現れたよどみに助けを乞うも、「後悔しないと言った癖に約束を破ったな」と見捨てられ気力を吸われてしまった。 なお、原作の『ウルフまんじゅう』にも洋介をいじめる役回りで登場しているが、アニメ版には後述の佐々木と青山に役回りが変更されている。 富永 洋介(とみなが ようすけ) 声 - 潘めぐみ 『ウルフまんじゅう』に登場。クラスメイトの雄太(アニメ版では佐々木と青山)にいじめられている男子児童。いじめられてもなかなか言い返すことができずによく持ち物をたかられていて、ヒーローのように強くなりたいと思っている。 墨丸に導かれて辿り着いた銭天堂で「ウルフまんじゅう」を買って食べたところ、狼のような強い力が湧き怖いものがなくなった。だが「ウルフまんじゅう」で得た力を復讐行為に使ってしまい、今までいじめてきた相手を力でねじ伏せた光景を先生に見られてしまう。加えて身体中に狼の体毛が生え始め、学校から脱走したところ紅子と再会する。一度は彼女を襲おうとしたが逆にやり込められ、「自分が欲しかった強さは力ではなく勇気だった」と気付き反省したことで人間の姿に戻った。 佐々木(ささき)、青山(あおやま) 声 - こぶしのぶゆき(佐々木)、千葉翔也(青山) アニメ版の『ウルフまんじゅう』に登場。洋介のクラスメイト。洋介をいじめていたが、「ウルフまんじゅう」を食べた彼にやり込められてしまった。 吉田 真美(よしだ まみ) 声 - 大久保瑠美 『ゴブリンチョコエッグ』に登場。本を読むのが好きな少女。母親に弟の弘毅の世話を押し付けられ、「何でも言うことを聞いてくれる家来が欲しい」と思っていた。紅子から「ゴブリンチョコエッグ」を買うも、父親から貰った動物消しゴムをゴブリンに譲ろうとせず、お菓子で妥協していたためなかなかゴブリンは思い通りに動いてくれなかった。 そんな中出会った近所のおばあちゃんが仏壇に大事な食べ物を供えていたのを見て、こっそり仏壇の中にゴブリンを入れる。そのお陰でおばあちゃんに楽な生活をさせてあげることができた。 吉田 弘毅(よしだ こうき) 声 - 多田このみ 『ゴブリンチョコエッグ』に登場。真美の弟。母親が不在になるとすぐ泣くため真実からは疎まれている。真美は「弘毅の面倒を見て」とゴブリンに頼むが、報酬を渋りグミ1粒にしたことが原因でゴブリンは弘毅をあやすために近所の犬を連れてきたため、真美は母親に怒られてしまった。 近所のおばあちゃん 声 - 宮沢きよこ 『ゴブリンチョコエッグ』に登場。真美の隣人。汚部屋に寝たきりになっている。真美が持ってきた煮物をすぐに仏壇に供えたため何故かを尋ねられ、「ご先祖様を敬うのは大切だから」と答えた。これを聞いた真美が「これを使うのは私よりもおばあちゃんの方がふさわしい」とゴブリンを仏壇に潜ませたことにより、近所のボランティアに掃除をしてもらったり髪の手入れをしてもらったりしていた。 なお、家にゴブリンがいるのには気づかず、「家に座敷童子が住み着いた」と思っていた。 安室 誠一(あむろ せいいち) 声 - 阿部敦 『虫歯あられ』に登場。歯磨きをしたがらない男子生徒。一度銭天堂を訪れ「歯磨きナッツ」を購入するも、使いきってしまったため再び購入することを望んでいた。銭天堂を探していたところよどみに出会い、彼女に「自分のためだけに使え」と言われ「虫歯あられ」を購入する。自分が嫌っていた浩介に「虫歯あられ」を食べさせ、自分の虫歯を押し付けることに成功した。 だが樹里が虫歯を患っていることを知り、彼女の虫歯までもを浩介に押し付けようと彼女に「虫歯あられ」を与えようとしたところ、現れたよどみに「契約違反をする奴なんかに取引させるもんか」と言われ歯を全て消されてしまった。 松原 浩介(まつばら こうすけ) 声 - 榎木淳弥 『虫歯あられ』に登場。誠一のクラスメイト。樹里と仲良しのため誠一からは嫌われている。誠一に「虫歯あられ」を食べさせられ虫歯を押し付けられてしまった。 樹里(じゅり) 声 - 藤田茜 『虫歯あられ』に登場。誠一が好意を寄せる女子生徒。浩介が虫歯を患ったため介抱した。誠一の歯が無くなっていることに気づき非常に驚いていた。 等々力 まどか(とどろき まどか) 声 - 朝井彩加 『虹色水あめ』に登場。美大志望の女子高生。急に絵が描けなくなると同時に友人の百合子が腕を上げ、しかも自身に辛く当たるようになったため、心情を「心が灰色に塗りつぶされたみたい」と評していた。墨丸をデッサンしていたところ銭天堂に迷い込み、「虹色水あめ」を購入して食べたことにより心が晴れやかになり、百合子とも和解することができた。 だがその直後よどみと出くわし百合子を庇う。一度はよどみに「百合子はお前を裏切った」と言われ「虹色水あめ」の光が消えかけるが、「誰にでも汚い心があるが、綺麗な心もある」と言い返す。その後「虹色水あめ」を消されかけてしまうが紅子が現れ「うちの駄菓子を消すのはルール違反」と助けられる。 一度はどうしたら百合子を救えるか悩むが、紅子の「先程誰にでも汚い心と綺麗な心があると言った」という言葉に呼応するように「虹色水あめ」が二人で一緒に描いた新緑の色へと変わり、その後自身の百合子を救いたい気持ちに呼応して虹色へと変化した「虹色水あめ」を百合子に食べさせたことにより彼女を救うことができた。 百合子(ゆりこ) 声 - 安済知佳 『虹色水あめ』に登場。まどかと同じデッサン教室に通う友人。前まではまどかと仲良しだったのだが、ある時突然絵の腕が上がり性格が悪くなってしまう。だが、まどかが食べていた「虹色水あめ」を見て改心。彼女と和解することができた。 実はまどかに嫉妬して「絵が上手くなるためなら多少ズルをしても構わない」と考えていたところをよどみにつけこまれ、たたりめ堂で「デッサン汁粉」を買って食べ、まどかの才能を奪うと共にその影響で性格が豹変していた。よどみに対価として悪意(虚栄心と後悔)を吸われ、二度と絵を描けなくなるように視力も奪われかけるが、虹色に変わった「虹色水あめ」をまどかに食べさせられたことにより、元気を取り戻した上に視力も戻ったため彼女に謝罪した。 野田 早苗(のだ さなえ) 声 - 村川梨衣 『お稲荷せんべい』に登場。クラス内で目立たないことを気にしている女子生徒。琴音が占いで人気になったため軽く嫉妬していたところ銭天堂に迷い込み、そこで買った「お稲荷せんべい」のおみくじキーホルダーで占いをして人気者になることができた。 しかし「他の子が『お稲荷せんべい』を買ったら自分の人気がなくなるかもしれない」と考え、再び銭天堂を訪れ紅子に「お稲荷せんべい」を売らないように頼もうとするも、銭天堂すら見つけることができなかった。加えて「お稲荷様の言う通り~!」と言わずにキーホルダーを使ってしまった上に「凶」しか出なくなったお告げに従おうとしなかった。銭天堂の紛い物店「銭転堂」に辿り着くも、店主であるお稲荷様が差し出した「巫女缶」から出てきた巫女が早苗の顔に変化し、中に閉じ込められてしまった。 小柴 琴音(こしば ことね) 声 - 長谷川育美 『お稲荷せんべい』に登場。早苗のクラスメイト。占いで人気になったため、早苗からは嫉妬されている。バスケットボールのゴール(アニメ版では花の入った鉢植え)が頭上に落ちてきそうになったが、事前に「お稲荷せんべい」の預言でその事を知っていた早苗のお陰で怪我をせずに済んだ。 銭転堂の店主 声 - 種市桃子 『お稲荷せんべい』に登場。その正体はお稲荷様で、キーホルダーの使い方を誤った早苗に仕返ししに来た。 岡村 雪江(おかむら ゆきえ) 声 - 唐沢潤 『しわとり梅干し』に登場。顔の皺を気にしている女性。孫の真子から顔が「しわくちゃ」と言われてショックを受けていたところ、銭天堂を訪れ「しわとり梅干し」を購入し、これを食べて皺を取り除くことができた。 しかしある時見つけた小皺も取りたくなり、紅子の忠告を無視して食べ過ぎてしまったことにより顔の皺を今まで以上に増やしてしまう。「このままだと真子に怖がられてしまう」と思い、皺を押し付ける赤い梅干しを見つけたものの、誰に食べさせるか迷って結局「誰かに押し付けることなんてできない」と決められなかった。 悩みながら外出するとに真子が誘拐されそうになった現場を目撃。自身の顔に怯んだ誘拐犯に赤い梅干しを食べさせたことにより皺を押し付け、最初に「しわとり梅干し」を食べた時の顔に戻った。真子に励まされ、「私は私。もう『しわとり梅干し』は食べない」と決断した。 岡村 真子(おかむら まこ) 声 - 古木のぞみ 『しわとり梅干し』に登場。雪江の孫娘で、彼女のことを「ばあば」と呼んでいる。誘拐犯に拐われそうになったが雪江の機転で助かった。その後、まだ自身の顔に皺が残っていると思い込んでいた祖母に対し「しわくちゃでもすべすべでも、ばあばはばあばだもん」と励ました。 誘拐犯 声 - 佐々木義人 『しわとり梅干し』に登場。雪江の住む街で多発する誘拐事件の犯人。真子を拐おうとするが、こちらに向かってきた雪江の皺だらけの顔に驚き、怯んだ隙を突かれて赤い梅干しを食べさせられたことにより顔が皺だらけになってしまい、そのショックで事故を起こしてしまった(アニメ版では事故のくだりは省略)。 長谷川 大輝(はせがわ だいき) 声 - 加瀬康之 『しっぺがえしメンコ』に登場。探偵事務所を経営する男性。北島の依頼で紅子を探すが、なかなか手掛かりは得られずいつも彼に怒鳴られていた。 ある時カプセルトイを設置しようとしている紅子に遭遇し彼女を追いかけようとするが、突如金縛りのように体が動かなくなってしまう。「幸運のお客様」であることを告げられ、カプセルトイを回したところ「しっぺがえしメンコ」を入手する。翌日、紅子に会ったが取り逃がしてしまったことを北島に報告したところ普段以上に怒られてしまい、ついに我慢の限界に達し「しっぺがえしメンコ」を使ってしまう。 後日北島が事故に遭ったことを知り、「自分が北島を殺してしまったのでは」と一度は後悔するも、怪我で済んだため安堵した。その後、「しっぺがえしメンコ」を危険だと判断しライターで焼き捨てた。 青木 潤(あおき じゅん) 声 - 井上麻里奈 『新品ピン』に登場。兄・宗二と姉・なみのお下がりばかり着させられている少年。新しい服を着たいあまり嫌気が差して姉のものだった靴を投げ捨てたところ、カプセルに入っていた「新品ピン」を拾う。古くなった服を新品同様に変えたことで幼稚園で人気者になれた。なみが服を汚した際には、自分の服が元に戻るのを覚悟で「新品ピン」を貸した。 元々彼は「幸運のお客様」ではなかったためその後「新品ピン」は紅子に回収されてしまったが、後に兄と姉からお礼に新品のロボット玩具を買ってもらったので「助けてよかった」と喜んでいた(実際、もしもこのまま「新品ピン」を使い続けようとしていたら「おんぼろの呪い」が掛かるところだった)。 青木 宗二(あおき そうじ) 声 - 井口祐一 『新品ピン』に登場。潤の兄。「新品ピン」の存在にこそ気づかなかったが、潤がこれを使っていた際には若干怪しんでいた。その後、潤をなみのピアノの発表会に連れていった。 青木 なみ(あおき なみ) 声 - 河村梨恵 『新品ピン』に登場。潤の姉。ピアノを習っている。大事にしていたドレスを発表会の本番直前にコーラをこぼして汚してしまったが、潤が「新品ピン」を付けたことで事なきを得た。 しかし演奏後「新品ピン」が外れ清掃員に変装した紅子に回収されたことでドレスは元に戻ってしまったが、助けてくれたお礼として潤に新しいおもちゃを贈った。 葛城 美弥(かつらぎ みや) 声 - 洲崎綾 『おじょうさまココア』に登場(『銭天堂と金色の招き猫』でも一瞬だけ後ろ姿が映っている)。玉の輿を狙う女性。見た目は美人だが中身が粗野でガサツなことを気にしていた。 付き合っている篤の両親と会うことになるが、金持ちの彼らに相応しい行動がなかなかできなかったことで悩んでいた。困っていたところ江城に「おじょうさまココア」を売り付けられる。「これで性格が変わるなら(一万円なんて)安いものよ」と飲んだことによって篤の両親の前でお嬢様のような振る舞いをすることができた。しかし彼らが帰ったあとも効果が消えなかったため、篤に「いつもの美弥の方がよかった」と言われ振られてしまった。 篤(あつし) 声 - 越後屋コースケ 『おじょうさまココア』に登場。美弥の恋人。実家は金持ち。実は親に束縛されていて、「結婚相手だけは自由に決めたかった」という理由で美弥と付き合っていた。お嬢様のように振る舞う美弥を見て母親を連想してしまい、変わってしまった彼女に失望し別れを切り出した。 篤の両親 声 - てらそままさき(父親)、日野由利加(母親) 『おじょうさまココア』に登場。非常に裕福。実は息子を徹底的に縛っている毒親。 須賀 菜穂子(すが なほこ) 声 - 森なな子 『イケ面』に登場。交番で勤務する警察官の女性。萌美から拾得物として「イケ面」の入ったカプセルを受け取る。その後「ぷるぷるして気持ち良さそう」と油を塗らず軽い気持ちで使ってしまったため「イケ面」が外れなくなってしまう。加えて外そうと四苦八苦していたところ、美貌に惚れた女性たちに追い回されてしまう。最終的に「身代わり風船」を使った紅子に助けられ、特殊な液体が染み付いた布で顔を拭いてもらったことにより元の顔に戻った。 津川 萌美(つがわ もえみ) 声 - 七瀬彩夏 『イケ面』に登場。「イケ面」が入ったカプセルで遊んでいた墨丸からカプセルを取り上げ、菜穂子の交番に届けた女子小学生。その後イケメンの顔になった彼女を追いかけていた。 『スピーチジュース』で再登場。『イケ面』の一件で警察官に変装した紅子から「守らニャイト」(声 - 片山福十郎)を受け取っていたことが明かされた。音読が苦手でえりかに疎まれていたが、彼女から「守らニャイト」との交換で貰った「スピーチジュース」の効果で上手に話すことができた。 東条 えりか(とうじょう えりか) 声 - 佐倉綾音 『スピーチジュース』に登場。萌美のクラスメイトで、クラスで行われるチーム対抗の音読大会で勝ちたがっている。 音読が苦手な萌美の不参加を目論み、「派手な色をしているから飲んだら腹痛になりそう」と江城から「スピーチジュース」を購入する。その後萌美の持っていた「守らニャイト」が欲しくなったため、「スピーチジュース」と交換した。しかし本番では彼女が上手に話せていたため驚いていた。そのため再び江城の元を訪ねるも、自分が悪事をしていたことに自覚し改心する。江城に襲われかけるが「守らニャイト」に救われた。その後出会った紅子に諭されたこともあり、彼女に「守らニャイト」を返しに出かけた。 南川 海斗(みなみがわ かいと) 声 - 内山夕実 『ビッグリもなか』に登場。プロのバスケットボール選手を夢見る男子児童。低身長を気にしており、試合では不利な上に弟の陸斗からもからかわれていることに悩んでいる。 辿り着いた銭天堂で「大きくなりたい」と頼んだが、たまたま風邪を引いていた紅子に「『心』がビッグになりたい」と誤認されてしまい、「ビッグリもなか」を買ってしまう。しかし、陸斗に「思う存分ちびにいと呼んで」と言い返すことができた上に、学校では様々な人助けをしてみんなから頼りにされ人気者になった。だが、一向に伸びない背には疑問を感じていた。後に間違った商品を売ってしまったことに気付いて謝罪に来た紅子と出会い、背が伸びる「にょきにょきクッキー」を勧められるが、「このままでいい」と断った。 南川 陸斗(みなみがわ りくと) 声 - 安田陸矢 『ビッグリもなか』に登場。海斗の弟。兄とは対照的に高身長であり、海斗を「ちびにい」と呼んでいる。「ビッグリもなか」の影響で兄が自身に言い返してきた際には驚いていた。 瀬川 曜子(せがわ ようこ)、多賀 友哉(たが ともや) 声 - 赤﨑千夏、羽多野渉 『バランスラスク』に登場。結婚を前提に付き合っているカップル。お互いを「曜ちゃん」「友くん」と呼び合っている。曜子はガサツで部屋を散らかしがち、友哉は几帳面で潔癖性な性格であり、しょっちゅう喧嘩をしていた。 曜子が家を飛び出してしまい友哉が追いかけていたところ銭天堂へと迷い込み、「バランスラスク」を2箱購入する。これを食べたことにより喧嘩がなくなったが、「これ以上対立しないように」と2箱目も食べてしまったことにより、結婚後に生まれた娘たちにも影響を及ぼしてしまった。最終的には「対立はあっても家族は家族」と受け入れることにした。 双葉(ふたば)、若葉(わかば) 声 - 永井真里子、生田ひかる 『バランスラスク』に登場。曜子と友哉の双子の娘。両親が「バランスラスク」を食べ過ぎた影響で双葉はよく家に落書きをし、若葉は非常に潔癖性の子供となり、お互いにすぐ喧嘩をするようになってしまった。 宇沢 史郎(うざわ しろう) 声 - 半場友恵 『がまんエンピツ』に登場。授業中いつも大便をしたくなってしまう(アニメ版では「腹痛になってしまう」とぼかされた)男子児童。他の児童から馬鹿にされると思いトイレにもずっと行けずにいた。帰宅途中に紅子がカプセルから落とした「がまんエンピツ」を拾い、これを使って授業中の腹の痛みを我慢することができた。また、「がまんエンピツ」で遠足のお菓子を賭けた鼻に洗濯ばさみを挟む対決にも勝利した。 その後母親の帰りを待つために空腹も「がまんエンピツ」で打ち消したが、夕食のハンバーグを食べても腹は満たされなくなってしまった。「がまんエンピツ」で書いたことを取り消したが、副作用で強烈な腹痛と鼻の痛みに襲われ、残りの夕飯を食べ損ねた上に遠足も欠席せざるを得ない事態となってしまった。げっそりしながらトイレを出たあと、「こんなもの拾うんじゃなかった」と後悔しながら「がまんエンピツ」をゴミ箱に捨てた。 吉川 みちる(よしかわ みちる) 声 - 原優子 『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。父・伸吾のことは尊敬しているが、彼の禿げ頭を人に見られたくない女子児童。 よりの家族とキャンプに行くことになり、「あの見た目のお父さんとは会わせられない」と悩んでいたところ銭天堂に辿り着く。買った「ラプンツェル・プレッツェル」を伸吾に食べさせたことにより髪を生えさせたが、キャンプ当日に棒でつついて脅かしてしまった蛇に追いかけられたよりが崖から落ちかける危機に直面してしまう。その後駆けつけた伸吾にロープ代わりに髪を伸ばすことを提案し、よりを救ってもらった。 自分が禿げ頭に戻ってもよりを救ったことに対して、「どうして堂々としていられるのか」と問いただしたところ紅子が現れる。髪を伸ばしたかったのはみちるではなく伸吾だったことを知った紅子から「もじゃもんじゃ焼き」を受け取ろうとしたが、伸吾の決意を聞き思い直した。 吉川 伸吾(よしかわ しんご) 声 - 保村真 『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。みちるの父親。高身長でかっこよく性格も良いので娘に慕われているが、頭が禿げているのを彼女からは恥ずかしく思われている。 「ラプンツェル・プレッツェル」の効力で髪が伸びた自身の姿を見た時には非常に驚いていたが、よりの父親からは好印象だった。その後落ちかけたよりの元に駆けつけ、伸ばした髪をロープ代わりにして彼女を救い出した。そのことでこれから伸びる髪を使いきってしまったため、スキンヘッドになってしまった。 その後現れた紅子からお詫びの品として「もじゃもんじゃ焼き」を差し出されたものの、「もう十分あなたから幸運を戴いている」と断った。実は20年前に銭天堂を訪れたことがあり、内気な自分を変えるために「堂々ドーナッツ」を食べたことで現在の性格が形成された。 山辺 より(やまべ より) 声 - 島袋美由利 『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。みちるの友人で、彼女をキャンプに誘う。みちるが誤って脅かしてしまった蛇に追いかけられ、崖から落ちる寸前になってしまう。直後に駆けつけた伸吾の手で救出された。 よりの父 声 - 武田太一 『ラプンツェル・プレッツェル』に登場。娘曰く太っているがキャンプは上手い。よりを助けた伸吾に感謝していたが、禿げ頭になっていたのを怪しんでいた。そのことを彼からは「鬘を失くした」と説明されていた。 大村 隼人(おおむら はやと) 声 - 比嘉久美子 『チャーミングミ』に登場。ジョンの飼い主の少年。ちなみのことが好きだが、彼女はジョンが苦手なことに悩んでいた。 ジョンを追いかけて辿り着いた銭天堂で、ジョンの首輪に付いていた小銭で「チャーミングミ」を買って食べさせる。このことでジョンはちなみから気に入られ、周囲からも愛される犬になった。しかし、彼ばかりがちやほやされる現状に嫌気が差し、ジョンを可愛がるようになった両親と喧嘩して家出してしまう。最終的にジョンと再会して仲直りした。 大村 ジョン(おおむら ジョン) 声 - 片山福十郎 『チャーミングミ』に登場。隼人のペットの犬。真っ黒で大きい体格のため、大型犬が苦手なちなみからは怖がられてしまっていた。自分の首輪に付いているお守りの中に入っていた小銭で「チャーミングミ」を買ってもらい、食べたことで他の人から愛される犬になった。 しかし「チャーミングミ」の副作用で隼人からは嫉妬されてしまった。「隼人との仲が悪くなるくらいなら」と再び銭天堂を訪れ、紅子に「チャーミングミ」の効果を消してもらったことで彼とよりを戻すことができた。 荒川 ちなみ(あらかわ ちなみ) 声 - 渡辺理沙 『チャーミングミ』に登場。隼人が思いを寄せる友人。犬が苦手でジョンを連れた隼人が近くを通るだけで怯えていたが、ジョンが「チャーミングミ」を食べたことで彼のことをいたく気に入るようになった。 今寺 雛子(いまでら ひなこ) 声 - 佐藤美由希 『子守りコウモリ』に登場。貴樹の母親。夫(貴樹の父親)の仕事が忙しいため、1人で貴樹を育てている。息子の夜泣きがひどく、家事がなかなかできないどころか寝不足に陥っていた。外出中に紅子と出会い買った「子守りコウモリ」に貴樹のことを任せたことで睡眠不足が解消され、家事にも励めるようになった。 しかし買い物に行っている最中に貴樹が喋り始め、コウモリに彼を取られてしまう。凶暴化したコウモリと決死の覚悟で戦った末に勝利。「二度と離れない」と今後は貴樹の面倒をしっかり見ることを決めた。 今寺 貴樹(いまでら たかき) 声 - 高森奈津美 『子守りコウモリ』に登場。雛子の息子。夜泣きがひどく母親を悩ませていたが、「子守りコウモリ」のお陰で大人しくなった。しかし成長して言葉を話し始め、副作用でコウモリを母親だと認識してしまう。だがコウモリと戦う雛子の姿を見て、本当の母親は彼女であることを思い出した。 倉里 ひろみ(くらさと ひろみ) 声 - 白石晴香 『ドリームドーム』に登場。古びたアパートに住んでいる少女。広い家でペットと共に暮らしたいと考えていた。銭天堂で「ドリームドーム」を買い、付属の人形に「リトル・ヒロ」と命名し箱庭が出来上がっていく様子を観察する。 その後「チヂミントガム」を噛んでドーム内に入り中の世界を堪能したが、家の中にあったお菓子と一緒にガムを飲み込んで出られなくなってしまう。最終的に母親がドームを落として破壊したことで脱出に成功、泣きながら彼女に感謝した。 ひろみの母 声 - 小平有希 『ドリームドーム』に登場。ひろみが入った「ドリームドーム」をおもちゃだと勘違いし、押し入れに仕舞おうとする。このまま一生閉じ込められてしまうと思ったひろみの声が聞こえてドームを落として割ってしまうが、そのお陰でひろみは外に出られた。ドームを壊してしまったことを彼女に謝ったものの、感謝されたことについての理由はわからない素振りを見せていた。 田村 総一郎(たむら そういちろう) 声 - 牛山茂 『最後にわら麩と負け知らずアンズ』に登場。将棋道場に通っている男性。小坂にいつも負け続けているため、いつか彼を負かしたいと考えていた。ゲン担ぎのために「最後にわら麩」を購入して食べたことで小坂に勝つことができ、道場で一番の腕を得ることができた。 しかしある時子供相手に本気を出さなかったため負けてしまう。その後怪堂に「最後にわら麩」の真実を知らされ、再び銭天堂を訪れ「負け知らずアンズ」を食べる。だが絶対勝つと分かってしまう以上、あらゆる勝負事を面白く感じることが無くなってしまった。 小坂 連次郎(こさか れんじろう) 声 - 郷田ほづみ 『最後にわら麩と負け知らずアンズ』に登場。将棋道場で一番の腕を持つ、田村にライバル視されている男性。将棋に技術に自身を持っていたが、「最後にわら麩」を食べた田村に敗北したためショックを受けていた。 長浜 陽太(ながはま ようた) 声 - 金元寿子 『ハンターバターサンド』に登場。虫取りが好きな少年。狙った虫を全部隆に取られていることに悩んでいた。銭天堂に辿り着き、紅子に「ハンターバターサンド」と「強欲アンコ」を選ばされ前者を購入する。これを食べたことで様々な虫を見つけ出し捕まえられるようになった。 ある時隆がいなくなったため「ハンターバターサンド」の力で探したところ、彼がオオスズメバチに囲まれていたことを知る。バターサンドに力を貸すよう念じ、ハチを全て捕獲したことで隆と和解することができた。 隆(りゅう) 声 - 三日尻望 『ハンターバターサンド』に登場。陽太の友人で通称「隆ちゃん」。彼の獲物の虫を全部捕まえてしまうほど虫取りが上手く、彼を馬鹿にしていた。「ハンターバターサンド」を食べたことで人気者となった陽太に嫉妬していたが、ある時オオスズメバチに襲われてしまう。直後駆けつけた陽太のお陰で助かり、彼に謝罪した。 浦安 樹里(うらやす じゅり) 声 - 井上ほの花 『シェフ・ショコラ』に登場。亜里沙の娘で蒼一の姉。彼女の料理を我慢して食べていた。2人で銭天堂に迷い込み、「シェフ・ショコラ」を購入する。その後母の非常に美味な料理を食べて感動していたが、成績が悪いことを盾にされ、料理を食べさせることと引き換えに塾に行かされてしまう。 なお、アニメ版の樹里役の井上ほの花と亜里沙役の井上喜久子は実の親子である。 浦安 蒼一(うらやす そういち) 声 - 小平有希 『シェフ・ショコラ』に登場。亜里沙の息子で樹里の弟。姉と同じく母の料理には辟易していた。2人して上達した料理を食べさせることと引き換えに塾に行かされることになってしまった。 浦安 亜里沙(うらやす ありさ) 声 - 井上喜久子 『シェフ・ショコラ』に登場。英信の妻で樹里と蒼一の母親。素材を滅茶苦茶に組み合わせた料理しか作れないほどの料理下手。しかし本人は酷すぎる料理の腕を全く自覚していないどころか、非常に上手だと思い込んで毎日家族に振る舞っている。 子供たちに「シェフ・ショコラ」を食べさせられたものの、挙動を疑っていた。その効果で非常に美味な料理を作ることができたが、副作用で性格が豹変し、料理を食べさせることと引き換えに家族に無茶な要求を出すことを繰り返してしまうことになる。 浦安 英信(うらやす ひでのぶ) 声 - 佐々木義人 『シェフ・ショコラ』に登場。亜里沙の夫で樹里と蒼一の父親。妻の料理の腕が改善して感動していたが、料理と引き換えに部屋掃除を強要されていた。 外山 辰雄(とやま たつお) 声 - 下野紘 『おもてナシ』に登場。愛想が悪く、人付き合いが苦手なタクシードライバー。客に丁寧な態度をとることがなかなかできず、いつも社長から怒られていた。ある時怪堂と出会い、耳に細工をされる。そして銭天堂で「らくらくがん」と「おもてナシ」のどちらを買うか選ばされるが、怪堂に後者を選ぶよう吹き込まれてしまう。そして食べた「おもてナシ」の効果で相手に合わせた適切な接客をすることができた。 しかしある時乗り込んできた客の正体が銀行強盗だとは知らないまま、裏道を使って逃がしてしまう。タクシー会社に来た警察官が「外山は犯人の一味である」と思い込んでいたため、「自分が犯人に協力した」と無意識に喋ってしまい事情聴取に連れて行かれてしまった。 黒岩 ゆずか(くろいわ ゆずか) 声 - 藤田咲 『餓鬼ニッキ』に登場。バレーボール部の部長を務める女子中学生。かつて部員たちがなかなか練習に精を出してくれないことに悩み、たたりめ堂で「餓鬼ニッキ」を買って食べさせていた。その甲斐もあって全員が練習に真剣に取り組むようになったが、些細なことでいがみ合いをするようになってしまったことに責任を感じていた。 辿り着いた銭天堂で紅子に「団結ナッツ」と「王メン」のどちらかを選ばされたが、あえてふしぎ駄菓子に頼らない選択をする。そして彼女に「バレーボールへの情熱を銭天堂の井戸水に混ぜて飲ませれば部員たちは元に戻るが、自分の情熱は消える」という第二の選択を突きつけられる。最初はバレーボールをやめざるを得ないことを嫌がったが、「皆が対立するのはもっと嫌、それで皆が戻るのなら」と最終的に決意を固めた。そして瓶詰めにされた自身の情熱を眺め、「私の情熱ってこんなにきれいな色してたんだ」と感動しながら立ち去った。 優香(ゆうか)、愛海(あいみ) 声 - 漆山ゆうき、永井真理子 『餓鬼ニッキ』に登場。ゆずかの同級生と後輩で、バレーボール部の部員。練習にやる気がなかったが、ゆずかに「餓鬼ニッキ」を食べさせられたことで真面目に練習をするようになった。しかし小さなきっかけで喧嘩をするようにもなってしまった。 小瀬川 りこ(こせがわ りこ) 声 - 本泉莉奈 『ほしいイモ』に登場。欲しいものを欲しいと言えない女子児童。自分の気持ちを素直に言えないことで悩んでいたところ銭天堂へと辿り着いた。何を買うか迷って「何でもいい」と言ったのを聞いた紅子から「ほしいイモ」を薦められ購入する。そのお陰で欲しいものややりたいことを何でも言うことができるようになった。 しかし実際に食べたふしぎ駄菓子は「さもしいイモ」であり、他人の物を全て勝手に取ろうとしてしまう。その後偶然近くを散歩していた紅子と墨丸に遭遇し、墨丸にすり寄られたことにより元に戻った。 五反田 麻美(ごたんだ あさみ) 声 - 原紗友里 『ほしいイモ』に登場。りこの友人。「さもしいイモ」の影響で全てを欲しがるようになったりこを突き放してしまったが、最終的に反省し謝罪した。 小瀬川 辰也(こせがわ たつや) 声 - 小平有希 『ほしいイモ』に登場。りこの弟。夕飯をりこが選んだことに少々不満げだった。 りこと辰也の母 声 - 永井真理子 『ほしいイモ』に登場。夕飯のメニューを自分で決めたりこに驚いていた。 丹原 幸介(たんばら こうすけ) 声 - 古川慎 『おっかさん仮面』に登場。一人暮らしをしている男性。ある時風邪を引いて食料と薬の買い出しに出たところ銭天堂に辿り着き、母親が恋しいことに気づき「おっかさん仮面」を購入する。帰宅直後に倒れてしまったが、目覚めたところ部屋の片付けや母の思いでのうどんの用意ができていた。母が全てやったと思っていたが、実際は「おっかさん仮面」がやっていたと気づき家事を全て任せることにする。 そして拓郎を招いたが、その日が母の日に「おっかさん仮面」のことを「ダサい仮面」と言い放ってしまい、暴走した拓郎に家事をやらされてしまう。拓郎が元に戻ったあと、母の日には仮面が無敵モードになる(黒い招き猫に引っ掛かれていて注意書きが読めなかった)ことに気づき、母親に感謝しに電話をかけた。 蕨山 拓郎(わらびやま たくろう) 声 - 佐々木義人 『おっかさん仮面』に登場。幸介の友人。彼の家に招かれたが、勝手に「おっかさん仮面」を被ったところ暴走してしまう。幸介が家事を終えたと同時に仮面が割れて元に戻り、「悪い夢でも見てたみたい」と言いながら帰宅した。 幸介の母 声 - 塙英子 『おっかさん仮面』に登場。幼少期の幸介が風邪を引いた際によくうどんを作ってくれていた。当初は家事をしてくれたのが「おっかさん仮面」の仕業だと思っていなかった幸介に、アパートを訪れたかを電話で聞かれ怪しんでいた。 蘇我 鉄志(そが てつし) 声 - 西山宏太朗 『泣かんパイ』に登場。大柄だが泣き虫で、友人にからかわれることが多い男子児童。みきのことが好き。もう泣きたくないと思っていたところ墨丸に導かれ、銭天堂で「泣かんパイ」を買って食べた。しかし文鳥のブンブンが失踪した際に涙が出てこなくなってしまい、周囲からは薄情な人間だと思われてしまう。 実は紅子は銭天堂の商品ではなくたたりめ堂の「泣けんパイ」を誤って売ってしまっていた。最終的にブンブンを墨丸に見つけてもらい、教室に連れて帰ったことで皆から感謝された。 内野 みき(うちの みき) 声 - 幸村恵理 『泣かんパイ』に登場。鉄志のクラスメイト。飼育委員をしている。文鳥のブンブンが失踪した際には心配していた。鉄志が後に真相を話した際には「人一倍優しいってことは分かっている」と励ました。 明石 綾子(あかいし あやこ) 声 - 豊口めぐみ 『マスク・メロンパン』に登場。蘭丸の母親で、彼が子役であることに誇りを持っている。蘭丸が悲しい表情の演技が出来ないため、せっかく勝ち取った大役を下ろされるかもしれないと焦っていた。銭天堂で「マスク・メロンパン」を購入し食べさせたが、よどみの策略で息子は笑顔を失ってしまう。 その後紅子と遭遇し、「マスク・メロンパン」のせいで蘭丸がおかしくなったと彼女に責任を押し付け、「なりきりくずきり」を息子に食べさせようとする。しかし力也に怒られたため、自分の夢を蘭丸に押し付けていたと反省した。 明石 蘭丸(あかいし らんまる) 声 - 小平祐希 『マスク・メロンパン』に登場。子役をしている男子児童で、綾子と力也の息子。映画のオーディションで大役を勝ち取ったものの、なかなか言われた通りに芝居ができなかったため演技に嫌気が差していた。 綾子から「マスク・メロンパン」をもらったことで泣けるようになり天才子役として有名になったが、メロンパンにたたりめ堂の「なげきのマスク・メロンパン」の成分が含まれていたことが原因で笑顔を作れなくなってしまう。最終的に「正直ニッキ」を食べて笑顔を取り戻したが、こがね曰く「二度と演技はできない」とのこと。 明石 力也(あかいし りきや) 声 - 玉木雅士 蘭丸の父親で綾子の夫。蘭丸に「マスク・メロンパン」を無理に食べさせることを反対していて、すぐに顔を変えられるようになった息子に対しても怪しんでいた。 撮影後の送迎に来た際、笑顔がなくなった蘭丸を病院に連れて行こうとする。紅子へ一方的に責任を擦り付けた挙句「なりきりくずきり」を蘭丸に食べさせようとしていた綾子に激怒し、「有名になりたいというのは君の夢だ、君の夢を蘭丸に押し付けるな」と言い放った。 板倉 了耶(いたくら りょうや) 声 - 國立幸 『バイリンガール』に登場。ミーナと仲良くなりたい幼稚園児。彼女と話せるようになるために「バイリンガール」を購入し通訳を買って出た事で彼女から頼られるようになる。 しかし、リスニングによってミーナが次第に日本語が分かり始めた事で他の子とも難なく話せるようになり、御役御免になった事から喧嘩の果てに怒りに任せて「バイリンガール」を園の外に放り投げると、運悪く近くに止まっていたトラックに乗っかりそのまま走り去ってしまった事で二度と取り戻せなくなる。 そのままつまらない嫉妬のせいでまた言葉が分からなくなった事を一人泣いていると、了耶を探していたミーナが現れ精一杯の日本語で「ありがとう」と言ってくれたため、「今度はミーナちゃんの国の言葉を教えてね」と言って和解した。 ミーナ 声 - ファイルーズあい 『バイリンガール』に登場。ブラジル出身の了耶のクラスメイト。日本に来たばかりで日本語が話せず幼稚園で孤立していたが、「バイリンガール」を付けた了耶のおかげで他の子とも話せるようになる。 その内リスニングによって日本語が少しづつ分かるようになっていくが、皆と楽しそうにする姿に嫉妬した了耶から突然一方的に「嫌いだ」と言われ驚き、そのまま部屋を飛び出した彼を探し回って庭の隅で泣いている所を見つけるとカタコトの日本語で「ありがとう」と告げ、「今度はミーナちゃんの国の言葉を教えてね」と言われて嬉しそうに笑った。 森本 りえ(もりもと りえ) 声 - 牧野由依 『スリスリリンゴ』に登場。地味で目立たなかった女子高校生。ある日占いが上達し、周囲から頼られるようになった。 更科 美咲(さらしな みさき) 声 - 原由実 『スリスリリンゴ』に登場。りえのクラスメイト。彼女が突然人気者になったのが気に食わなかったため、よどみから「スリスリリンゴ」を購入する。 米原 百合子(よねはら ゆりこ) 声 - 三森すずこ 『酔わんようかん』に登場。乗り物酔いしやすいのが悩みの女性。莉子に会いに行くために新幹線に乗ったが、いつものように気持ち悪くなってしまう。そこで隣に座っていた紅子から「酔わんようかん」を貰い食べた事で酔わなくなり、ずっと行きたかった遊園地に出掛けたりと楽しく過ごす。 ところが調子に乗った事と「酒の酔いには効かない」という注意書きを読んでいなかったせいで、帰りの新幹線で知らずにビールを飲んでしまい、再び気持ち悪くなってしまった。 莉子(りこ) 声 - 鷹雄葉月 『酔わんようかん』に登場。百合子の友人。彼女の近所から遠くに引っ越したばかり。酔いやすいはずの百合子が遊園地に行きたいと言い出して驚いていた。 佐伯 順平(さえき じゅんぺい) 声 - 小形満 『肩こり地蔵まんじゅう』に登場。温泉旅館「ささめ」を営む男性。かつて銭天堂で「肩こり地蔵まんじゅう」を買って食べたことがあり、そのお陰で「この温泉は肩こりに効く」という評判を持っていた。しかしある時ぎっくり腰で倒れてしまい、その時から「逆に肩こりが酷くなった」というクレームを受け取るようになってしまう。 佐伯 葵(さえき あおい) 声 - 田中美海 『肩こり地蔵まんじゅう』に登場。順平の孫。祖父から銭天堂と「肩こり地蔵まんじゅう」の話を聞き、同じ物を売ってほしいと紅子に頼み込む。 向井 久司(むかい ひさし) 声 - 千葉進歩 『写らんシール』に登場。風景写真を撮るのが趣味の男性。社員旅行で訪れた花見会場で風景写真を撮ったものの、人が写ってしまい良い写真が撮れなかったことで悩んでいた。 紅子の写真を撮ったお礼に「写らんシール」を貰い使ったことで人の写らない綺麗な写真を撮影することができた。紅子に剥がすなと言われたが、他の社員たちを撮るため剥がしてしまう。シールが赤く変色していたが風景写真を撮るために気にせず再使用したところ、写真を心霊写真にしてしまった。 松下 英也(まつした ひでや) 声 - 平田真菜 『底なしイ〜カ』に登場。家族で旅行に訪れていた、食いしん坊の男子児童。 遊園地でLサイズのポップコーンを食べて満腹になってしまったので、お腹を空かせるため散歩をしていたところ、墨丸が毛皮のマフラーに変身してホテルに入ろうとしている瞬間を偶然目撃してしまった。見たことを黙る代わりに紅子から「底なしイ〜カ」を貰ったことでいくらでも食べられるようになった。 だが「底なしイ〜カ」をよく噛んで食べなかったので胃の中のイカが暴走してしまい、夜中にホテルの朝食の材料を食べてしまった。なお、英也本人は無意識で食べていたため、自分が張本人だとは気づかなかった。 英也の母 声 - 塙英子 『底なしイ〜カ』に登場。英也には甘い。 英也の父 声 - 佐々木義人 『底なしイ〜カ』に登場。ホテルの朝食を息子が食べてしまったので、レストランのシェフやスタッフに謝っていた。 田口 吾郎(たぐち ごろう) 声 - 辻親八 『カモメアメ』に登場。妻に先立たれてしまった男性。「誰もいない家にいるくらいなら、自由に空を飛び自由に魚を食べるカモメのようになりたい」と考えていた。 海に釣りをしに来ていたところ、出会った紅子に釣りを教えて料理を振る舞った。だがコーヒーを飲もうとした時、駄菓子が入った紅子のカバンの中から「カモメアメ」を見つけてしまう。そして勝手に食べてカモメになってしまい、二度と人間に戻れなくなってしまった。 皐月 一志(さつき かずし) 声 - 大隈健太 『アイディアあんこ』に登場。和菓子屋「皐月堂」を営む男性。和菓子屋コンテストに出す猫の和菓子「つきよみ猫」を作ったが、大室にアイディアを盗まれてしまったことに加え、コンテストでは審査員にこがね堂と全く同じ物だと言われてしまった。しかし彼は新しい和菓子を既に考案しており、その後こがね堂の閉店も相まって皐月堂は大繁盛することになった。 皐月 はるか(さつき はるか) 声 - 戸田めぐみ 『アイディアあんこ』に登場。一志の妹。大室にアイディアを盗まれて落ち込んでしまった。その上紅子から貰った「アイディアあんこ」を大室に取られてしまう。しかし最終的に皐月堂は一志の新作和菓子で大繁盛し、喜んでいた。 大室 竜司(おおむろ りゅうじ) 声 - 奈良徹 『アイディアあんこ』に登場。皐月堂のライバル店「こがね堂」を営む男性で一志の兄弟子。よく皐月堂のアイディアを盗んでいる。和菓子屋コンテストでこがね堂の「つきよみ猫」のアイデアを盗み和菓子屋コンテストで優勝した。 その後はるかが貰った「アイディアあんこ」を食べて更に腕を磨こうとしたが、お茶と一緒に食べなかったことが仇となりアイディア一辺倒人間と化してしまい、客や菓子職人から見限られてこがね堂は閉店となり、夜逃げする羽目になってしまった。 里村 佳奈(さとむら かな) 声 - 川澄綾子 『天晴れレモン』に登場。大事な用事の時には必ず大雨に降られてしまう重度の雨女なのが悩みの女性。 友人の陽子の結婚式に招待されるがガーデンパーティーだったため、式を台無しにしてしまうと思いせめてお祝いの品だけでも送ろうと出掛けるも案の定雨で、溜息をつきながら歩いていた所へ銭天堂に辿り着き紅子から「天晴れレモン」を買う。半信半疑ながらも一口食べると雨が上がったので喜び、結婚式当日にも「天晴れレモン」を食べて出席するが、何故か途中で大嵐になって式は台無しになってしまい、自分のせいだと思い込む。 後日喫茶店でその事を陽子に謝りに行くと、あの出来事で結婚相手の本性が分かり、結婚そのものが取り消しになったので逆に良かったと言われると、紅子の「めぐみの雨」という言葉を思い出し喜ぶと同時に少しだけ雨が好きになった。 実は佳奈が「天晴れレモン」を買った時、『本当におめでたい日でないと好天にならない』という注意書きの部分が雨に滲んで読めなくなっていたのであった。 陽子(ようこ) 声 - 小平有希 『天晴れレモン』に登場。佳奈の友人。自身の結婚式に彼女を招待する。式が始まった途端大嵐になりガーデンパーティーそのものは中止になってしまうも、そこで相手の本性が判明して結婚そのものが取り消しになり、あのまま知らないで大事にならずに済んだと謝りに来た佳奈に感謝していた。 新郎 声 - 梅田修一朗 『天晴れレモン』に登場。陽子の結婚相手の男性。外見は佳奈曰く「なかなか素敵な人」だったが、大嵐で結婚式が騒ぎになる中、新婦の彼女を置いて母親の元へ逃げ込む程のマザコンだった事と、多額の借金が発覚し結婚を取り消されてしまった。 山手智也(やまて ともや) 声- 慶長佑香 日高桃子 声-鈴代紗弓 『家へカエル』に登場。歩きながら空想の世界を考えてしまい迷子になる女子。銭天堂でどこにいても望みの場所へ帰れると言う家へカエルとうお守りを勧められて買った。そのお守りは晴れの時は望みの場所へ行けるが雨の時は気まぐれになってしまう。ハイキングの時雨にふられて迷子になってしまい みんなのところへ帰るためうっかりお守りを使ってしまいお守りの中のカエルが消えてしまい帰れなくなってしまった。 櫻山香穂(さくらやま かほ) 声- 藤原夏海 『家へカエル』に登場。 神山ののみ(かみやま ののみ) 声-加隈亜衣 『家へカエル』に登場。気が強く文句ばかり言う。
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