ごちそうさま

デジタル大辞泉

ごちそう‐さま【御^×馳走様】

読み方：ごちそうさま

［感］

１ ごちそうになった礼に述べるあいさつの語。

２ 男女の仲のいいさま、のろけなどを見せつけられたりしたときなどに言う、皮肉を込めたりからかったりするあいさつの語。

短編小説作品名辞典

ごちそうさま

作者橋本香折

収載図書そばにいてあげる
出版社原生林
刊行年月1997.7

ウィキペディア

ごちそうさま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/03/16 08:52 UTC 版)

テレビ番組については「ごちそうさま (テレビ番組)」を、馬場民雄の漫画については「ご馳走さま!」をご覧ください。

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ごちそうさま

ご馳走さま（ごちそうさま）は、食後に言う日本語の挨拶である。くだけてごちそうさんともいう。発声の際に、手を合わせたり、軽くお辞儀することもある。

「馳走（ちそう）」とは、元来、「走りまわる」「馬を駆って走らせる」「奔走（ほんそう）する」ことを意味する。古くは『史記』（項羽本紀）にもみられる語である^[1]。これが日本にはいったのち、（世話をするためにかけまわるので）世話をすること、面倒をみることといった意味が生まれた。さらに、用意するためにかけまわることから、心をこめた（食事の）もてなしや、そのためのおいしい食物といった意味が、中世末から近世始めにかけて生まれた^[2]。これに接頭語「御」付けられて丁寧語となり、接尾語「様」がついて挨拶語となった。日本国語大辞典では初出として『浮世風呂』（1809-1813年）の一節「其節はいろいろ御馳走さまになりまして」を挙げている。

食事前の挨拶は「いただきます」

脚注

1. ^ 鎌田正・ 米山寅太郎 （2011）, 『新漢語林』 第2版, 大修館書店
2. ^ 小学館国語辞典編集部（編）（2006）, 『精選版 日本国語大辞典』, 小学館.

関連項目

• ごっつあん

外部リンク

• 馳走とは三省堂大辞林
• ごちそうの「馳走」の意味？[日本食品薬化／食育大事典]

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

ごちそうさま

出典:『Wiktionary』 (2021/10/06 00:34 UTC 版)

感動詞

ごちそうさま【御馳走様】

1. 食後の挨拶。
2. 男女の仲が良いのを見せつけられたり、のろけ話を聞かされたりした時に、からかいや冷やかし、皮肉を込めて言う言葉。

語源

元来、「馳走」は「走り回る」ことを意味し、食事の用意、材料の調達の為に走り回ることから、もてなしの意。それに、接頭辞「ご」と接尾辞「さま」を付け、御馳走に感謝する意。

関連語

• いただきます
• いただきました

名詞

ごちそうさま【御馳走様】

1. (幼児語) 「ごちそうさま」のあいさつ。

   食べ終わったらちゃんとごちそうさましてね。

2. (幼児語) 食事を終えること。

   「みかちゃんはもうごちそうさまなの。」みかちゃんはちょっとこまったようにちいさなこえでこたえました。「だってにんじんもほうれんそうもきらいなんです。」 (小学校 - 生命を尊ぶ心を育てる指導, 文部省, 1988)

Weblio日本語例文用例辞書

「ごちそうさま」の例文・使い方・用例・文例

• 「夕食をごちそうさま」「どういたしまして」
• どうもごちそうさまでした 《パーティーなどで別れる時の言葉》.
• （惚気を聞かされた人に対して）ごちそうさま