あい‐さつ【挨拶】
あいさつ 【挨拶】
挨拶は儀礼的に取り交わす言葉・動作だが、日本でいう「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」「いかがですか」「ではまた」「おやすみなさい」「ありがとう」といったような言葉と、ほぼ同じようなものは世界各地にある。行事・婚礼・葬儀といったような特殊な場合は、日常より荘重な言葉が用いられる。挨拶語は総じて相手の平安・幸福を祈るのが基本になっているから、宗教と深い関係にあるのであり、グッド-バイ(good-by; good-bye)がGod be with you(ye)〈神のご加護あれ〉のつづまったものであることが如実に示すとおりである。漢語の「挨拶」は、挨は軽く触れること、拶は強く触れることで、禅宗の語であった。師が問答で弟子の力量を試すのをいった語だが、のち礼儀上の応対をいう一般語となったのである。イスラム教では「あなたの上に平安を」といいながら右手を上げるが、これが軍隊の敬礼のもとになったと一説にある。
挨拶
読み方:あいさつ
- 東京地方にて、芸妓が一寸客席に出て、一時間以内に引退くことをいふ。一寸挨拶をする程度であるからいつたものである。「御挨拶」ともいふ。又大阪にては「お盃」ともいふ。〔花柳語〕
- 之は一寸顔を出して間もなく引き下る事で、ホンの挨拶だけといふ意味、京阪では「お盃」といつてゐる、馴染の客が来た場合には芸者が他の席へ呼ばれてゐても、一寸でも顔を出さねばならぬ事になつてゐる。
- 東京地方にて、芸妓が一寸客席に出て、一時間以内に引退くことをいふ。一寸挨拶をする程度であるからいつたものである。「御挨拶」ともいふ。又大阪にては「お盃」ともいう。
- 〔俗〕東京地方にて芸妓が一寸客席に出て一時間以内に引退くこと。大阪地方では「お盃」といふ。ごあいさつともいふ。
- 東京を主としてその周辺地区で芸妓が一寸客席に出て、一時間以内におひまをもらって、ほかの座敷へ行くことをいう。一寸あいさつをする程度だからである。「ごあいさつ」ともいう。大阪方面では「お盃」という。〔花柳界〕
- 〔花〕関東で使う言葉で芸妓が一寸客席に出て、一時間以内に暇をもらって他の座敷へゆくことをいう。「ごあいさつ」ともいう。大阪方面では「お盃」ともいう。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。
挨拶
(あいさつ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 06:18 UTC 版)
- ^ “名古屋大学附属図書館2006年春季特別展「地獄物語」の世界〜江戸時代の法と刑罰〜図録ガイド”. 名古屋大学附属図書館. 2021年1月7日閲覧。
- ^ “アスリートがあいさつ運動を応援”. 東京都. 2010年8月15日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “「あいさつ運動」における教育委員会の取組み”. 神奈川県. 2013年11月6日閲覧。
- ^ 山田仁史「鼻の挨拶について」『台湾原住民研究』第5号、風響社、2000年、 pp. 163-172、 NAID 40005130004。
[続きの解説]
「挨拶」の続きの解説一覧
- 1 挨拶とは
- 2 挨拶の概要
- 3 挨拶の種類
- 4 文章における挨拶
「あいさつ」の例文・使い方・用例
- 彼は私に気づいて帽子を持ち上げてあいさつした
- 彼のあいさつは堅苦しかった
- 型どおりのあいさつ
- 親しみを込めたあいさつ
- 彼女は先生に礼儀正しくあいさつした
- あいさつを交わす
- あいさつを返す
- クリスマスのあいさつ
- 心のこもったあいさつ
- 彼は頭を下げてあいさつした
- 別れのあいさつを言う機会をのがす
- あいさつとして
- 時候のあいさつ
- 開会式でのあいさつに彼を選んだ
- 彼らは堅苦しいあいさつを交わした
- 私たちは先生に手を振ってあいさつした
- 冷ややかなあいさつ
- 委員会の人たちが、あいさつ運動をしました
- これは年賀状です。年頭に年賀状であいさつを交わすのが私たちの習慣の1つです。
- あいさつは30分もすると悪罵に変わった。
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。
- あいさつのページへのリンク