碧巌録とは? わかりやすく解説

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へきがんろく【碧巌録】

読み方:へきがんろく

中国の仏教書。10巻。宋の圜悟克勤(えんごこくごん)著。1125年成立雪竇重顕(せっちょうじゅうけん)が百則の公案選んだものに、著者垂示序論批評)・著語(じゃくご)(部分的短評)・評唱全体的評釈)を加えたもの。臨済宗で最も重要なとされる仏果圜悟禅師碧巌録。碧巌集


碧巌録 (へきがんろく)

臨済宗りんざいしゅう]で重んじられる仏教書物です。中国・宋[そう]の時代つくられました。


碧巌録

読み方:ヘキガンロク(hekiganroku)

分野 漢籍

年代 中国・宋

作者 圜悟克勤(臨済宗楊岐〔四世〕)


碧巌録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 20:14 UTC 版)

碧巌録』(へきがんろく)は、中国仏教書であり禅宗語録[1]。別名に仏果圜悟禅師碧巌録[2]碧巌集とも呼ばれる[3]。全10巻[3]代の禅僧雲門宗4世[3]雪竇重顕(せっちょうじゅうけん)が、代の者の伝記の中から百則の問答を選んでそれぞれに頌(頌古〈じゅこ〉のこと[4]。宗旨を込めた漢詩[5])をつけた『雪竇百則頌古』(せっちょうひゃくそくじゅこ)に、代の禅僧で中国の臨済宗11世の圜悟克勤(えんごこくごん)が前文と批評を加えたもの[1]1125年)。圜悟克勤は各則ごとに垂示(すいじ。本則に対する簡単な説示)、評唱(ひょうしょう。批評と唱和[3]的な批判鑑賞[5]。)、および著語(じゃくご。個人の見解をもって述べる、根源的な立場から行う批評の語)を加えている[3]


  1. ^ a b c d 西村 2010, p. 8.
  2. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『碧巌録』 - コトバンク
  3. ^ a b c d e f g 岩波仏教辞典 1989, p. 713.
  4. ^ 岩波仏教辞典 1989, p. 407.
  5. ^ a b 岩波仏教辞典 1989, p. 789.


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