不立文字とは? わかりやすく解説

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ふりつ‐もんじ【不立文字】

読み方:ふりつもんじ

ふりゅうもんじ(不立文字)


ふりゅう‐もんじ〔フリフ‐〕【不立文字】

読み方:ふりゅうもんじ

禅宗根本的立場を示す語。悟り内容は文字言説伝えられるものではないということ。仏の教えは師の心から弟子の心へ直接伝えられるのであるという以心伝心境地表したもの。ふりつもんじ


ふりゅうもんじ 【不立文字】

文字立てず用いず)、直接心から心へ法を伝えること。禅語。→ 教外別伝

不立文字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/23 22:49 UTC 版)

不立文字(ふりゅうもんじ)は、禅宗の教義を表す言葉で、文字言葉による教義の伝達のほかに、体験によって伝えるものこそ真髄であるという意味。

概要

「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」の語句の始めに当たり、「経典の言葉から離れて、ひたすら坐禅することによって釈尊の悟りを直接体験する」という意味となり、禅の根本を示すものとして知られる。

禅は定(じょう)とも呼び、インドで古くからある精神修行の方法で、それが仏教に取り入れられたものである[1]が、「不立文字」は、禅宗の開祖として知られるインドの達磨(ボーディダルマ)の言葉として伝わっており、「文字(で書かれたもの)は解釈いかんではどのようにも変わってしまうので、そこに真実の仏法はない。したがって、悟りのためにはあえて文字を立てない」という戒めである。代の中国の禅僧である慧能は特にこれを強調し、慧能を祖と考える南宗によって禅の真髄として重視された。大乗仏教の中でも、「不立文字」の思想をかかげる禅宗は、中国に伝来した大乗経典を「仏説」とあがめて疑いもなく信じこむ態度を否定してきた。

9世紀の仰山慧寂は、師の潙山霊祐から「『大乗涅槃経』四十巻のうち、仏説(釈迦の本当の教え)と魔説(悪魔が釈迦の名をかたって説いた偽の教え)の割合はどれくらいか」と質問された。仰山慧寂は全文が「仏説」ではなく「魔説」であると断言して、師の潙山霊祐から「今後、君は誰からも支配されることはないだろう」と評価された[2]

現代でも禅においては、中心経典を立てず、教外別伝[注釈 1]を原則としている。

脚注

注釈

  1. ^ 人格を相伝すること。禅においては、文字や言葉を残す以外にも、禅師の全人格をそのまま弟子に伝えることが重要であるとされる。

出典

  1. ^ 村上(1981)p.92
  2. ^ 『潭州潙山靈祐禪師語録』: 師問仰山。涅槃經四十卷。多少是佛説。多少是魔説。仰山云。總是魔説。師云。已後無人奈子何。

参考文献

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