清規
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清規(しんぎ)は正式には清浄大海衆 規矩準縄(しょうじょうだいかいしゅう きくじゅんじょう)と言い、仏教の一宗派である禅宗の集団規則である。
唐代中期に百丈懐海が制定したと言われ、内容はそれまでの戒律を基に、仏教教団としては異例の自給自足体制を確立させた禅宗教団に適合するような、主に集団生活を適正に維持するための規則である。
この百丈が制定した清規は、『百丈清規』であり、最初の清規と言われている[1]が、散逸してしまい現存せず、『百丈古清規』として断片が再編集され、現在に伝わっている。また、この清規の内容を祖述したものとして、百丈懐海から3百年後の禅僧長盧宗賾(ちょうろそうさく)による『禅苑清規』(ぜんねんしんぎ)があり、現存する最古の清規となる[2]。
清規の種類
脚注
参考文献
- 『禅学大辞典』(大修館書店)
- 笛岡 自照「曹洞宗における禅堂の生活」『講座 禅 第二巻 禅の実践』、筑摩書房、1967年9月25日、101 - 122頁。
- 中村元他『岩波仏教辞典』岩波書店、1989年。ISBN 4-00-080072-8。
清規
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また、「全真清規」という、禅宗の叢林で発達した教団規律である「清規」を取り入れた規則も設けている。そこで重視されるのは、出家の立場であり、打坐、内丹である。また、不立文字の考えも取り入れられている。
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