清覚とは? わかりやすく解説

清覚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/17 02:24 UTC 版)

清覚(しょうかく、1043年 - 1121年)は、中国北宋末期に、庶民仏教教派である白雲宗を開いた僧。

生涯

河南府登封県の出身。姓は孔、本然と号した。「魯聖之裔」と自称し、孔子の末裔を自認していた。

27歳で『法華経』に啓発されて仏教に身を投じた。神宗元豊8年(1085年)、杭州霊隠寺に住し、在家信徒中心の新義を立て、戒律遵守の在家教団を結成した。徽宗大観年間、霊隠寺に白雲山庵が設けられ、白雲宗が創設された。その勢力は一時、江南第一となった。白雲宗は菜食主義を提唱し、清覚を白雲和尚、白雲宗徒を白雲菜と呼んだ。中国華厳宗の支派と目された。

清覚は、『華厳経』を所依の経典として他宗派を排斥し、三教の合一を説いた。よって、忠孝慈悲を重視し、自給自足の生活を旨とした。政和6年(1116年)に、南恩州に配流されたが、恩赦を受けて杭州に戻り、その地で没した。

著作

  • 『十地歌』
  • 『三教編』
  • 『証宗論』

伝記資料

  • 『釈門正統』巻4




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「清覚」の関連用語

清覚のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



清覚のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの清覚 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS