規則など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 04:54 UTC 版)
「車いすバスケットボール」の記事における「規則など」の解説
選手が車椅子に乗り競技する以外は一般のバスケットボールとほぼ同じルールで行われる。コートの広さ、バスケットの高さ、試合時間(1ピリオド10分を4ピリオド、計40分)はFIBAの規則と同じであり、フリースローで1得点、フィールドゴールは2得点あるいは3得点であることも同様である。ファウルやヴァイオレイションのルールもほぼ同等となっている。唯一異なる点は、、ボールを持っているときのプッシュ(車いすを手で漕ぐこと)は連続2回まで。3回以上プッシュするとトラヴェリングとなり、相手チームのスロー・インとなる。ダブルドリブルに相当するルールがなく、一回のドリブルに付き2回以内のプッシュが許されおり、再度ドリブルすれば、またプッシュしても良い。その動作を何回でも行うことができる。ピボットの動きはプッシュの一部と考えられ、ドリブルなしの連続したプッシュは 2 回までに制 限される。 独特なプレーにティルティングがあり、ショットやディフェンス、パス・キャッチやパスカット、リバウンドやタップオフの 際に、プレーヤーが片手 または両手 を後輪 から放 して、一方 の後輪と一 方 のフロントキャスタ ーを床から浮かせる行為である。ティルティングは正当な行為である。 一度にコート上でプレイできる選手に関しては障害の程度に応じてクラス分けされ、障害が最も重度ならば1.0、軽度ならば4.5のポイントが与えられている。コート上の5人の選手のポイントは合計で14.0を超えてはならない。この制度は、重度の障害を持つ選手が競技への参加を妨げられないようにすることを狙いとしている。クラスの目安として 1.0 - 腹筋・背筋の機能が無く、座位バランスが著しく悪い。 2.0 - 腹筋・背筋の機能が残っているため、わずかに前傾姿勢などがとれる。 3.0 - 下肢に筋力の残存があり、すばやく上体移動ができる。 4.0 - 主に切断など。体幹の側屈運動ができる。 それぞれのクラスで上位の運動能力のある選手には0.5ポイント加算される(最大4.5)。3.0以上の選手はハイポインター、2.5以下の選手はローポインターとも呼ばれる。人工関節などの軽度障害者にも参加資格が与えられている。また日本国外などでは、健常者もクラス5.0として参加が許されている大会もある。
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