黄檗希運とは? わかりやすく解説

おうばく‐きうん〔ワウバク‐〕【黄檗希運】

読み方:おうばくきうん

中国唐代禅僧。閩(びん)県(福建省)の人。黄檗山出家。のち、百丈懐海(えかい)に師事門下臨済義玄がいる。断際禅師大中年間(847〜860)に没。


黄檗希運

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 13:32 UTC 版)

黄檗希運(おうばく きうん)は、中国代の禅僧[1]断際禅師福州閩県の出身[1]黄檗山黄檗寺を開創[1]臨済宗開祖の臨済義玄の師[1]


注釈

  1. ^ 黄檗山を山号とする寺院は全世界に1.黄檗山万福寺(福建省福州市福清市永福郷)、2.黄檗山黄檗寺(江西省宜春市宜豊県鷲峰山)、3.黄檗山万福寺(京都府宇治市)の3ヵ寺。最初に黄檗山を称したのは1.黄檗山万福寺である。5世紀末の文献にその地名がみえるがその頃はまだ寺院などは建立されていなかった[2]
  2. ^ 希運の法系は栄えたので黄檗山黄檗寺も有名になり、黄檗山万福寺と混同されるようになった。希運は万福寺の前身である建福禅寺で修行した時期があったが、住持であったことはない。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 中村元ほか(編)『岩波仏教辞典』(第二版)岩波書店、2002年10月、109頁。 
  2. ^ 林田芳男 「明末における福州の仏教」 「黄檗文華」第114号


「黄檗希運」の続きの解説一覧



黄檗希運と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「黄檗希運」の関連用語

黄檗希運のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



黄檗希運のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの黄檗希運 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS