茨城県
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 17:31 UTC 版)
生活・交通
警察
交通
空港
鉄道
関東地方の中では唯一、大手私鉄会社の路線が無い。かつては県の西端を東武鉄道日光線が通っていたが、開通3年後の1932年(昭和7年)に該当部分は埼玉県に編入された。小田急電鉄の車両が取手駅に乗り入れて来るようになった2016年までは、東京メトロ以外の大手私鉄車両の県内への乗り入れも無かった。
地下鉄路線がない都道府県で地下鉄車両が乗り入れるのは他に奈良県だけである。
関東地方の電化鉄道路線は、新幹線など一部例外を除き直流電化が採用されているが、茨城県では石岡市にある気象庁地磁気観測所での地磁気観測の悪影響の関係から、大半の電化路線で交流電化が採用されている。県内の現存の電化路線で直流電化を採用しているのは、常磐線(取手以南)、鹿島線、東北本線(宇都宮線)、つくばエクスプレス(守谷以南)のみである。 JR水郡線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線、鹿島臨海鉄道鹿島臨港線、関東鉄道常総線、関東鉄道竜ヶ崎線、真岡鐵道真岡線、ひたちなか海浜鉄道湊線の各線は非電化である。
県内の一部を東北新幹線が走行しているが新幹線駅は存在しない。日本国内において、新幹線の路線が存在しながらも駅が存在しない唯一の都道府県でもある。
路線バス
- 茨城交通(水戸市、ひたちなか市、笠間市、日立市など)
- 関東鉄道(水戸市、土浦市、つくば市、鹿嶋市など)
- 関鉄グリーンバス(石岡市、鉾田市など)
- 関鉄パープルバス(下妻市、つくば市など)
- 関鉄観光バス(土浦市、かすみがうら市など)
- ジェイアールバス関東(土浦市、古河市など)
- 茨城急行自動車(古河市など)
- 朝日自動車(古河市など)
- 大利根交通自動車(取手市など)
- 椎名観光バス(高萩市など)
- 昭和観光自動車(坂東市、岩井市など)
道路
- 常磐自動車道
- 東関東自動車道
- 北関東自動車道
- 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)
- 国道4号
- 国道6号
- 国道50号
- 国道51号
- 国道118号
- 国道123号
- 国道124号
- 国道125号
- 国道245号
- 国道293号
- 国道294号
- 国道349号
- 国道354号
- 国道355号
- 国道400号
- 国道408号
- 国道461号
(→茨城県の県道一覧)
港湾
フェリー
医療・福祉
教育
- 国立(5校)
- 公立(1校)
- 私立(7校)
- 茨城キリスト教大学(日立市)
- 筑波学院大学(つくば市)
- つくば国際大学(土浦市)
- 常磐大学(水戸市)
- 流通経済大学(龍ケ崎市)
- 日本ウェルネススポーツ大学(利根町)
- アール医療専門職大学(土浦市)
- 私立(1校)
- 放送大学 茨城学習センター(水戸市)
- 独立行政法人国立高等専門学校機構
- 茨城工業高等専門学校(ひたちなか市)
- 学校教育以外の施設
- 公立(1校)
マスメディア
テレビ局
- NHK水戸放送局 - 2004年10月1日から、地上デジタル放送による県域放送(NHK水戸総合テレビジョン/JOEP-DTV)が実施されている。NHK筑波中継局エリア外の南西部を除いて受信可能であったが、2011年9月5日に筑波中継局が無指向性化され、県内のほぼ全域で県域放送が受信可能となった[104]。
- 全域がNHK放送センターのEテレ(NHK教育/JOAB-DTV)と関東1都6県共通の民放キー局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京・フジテレビ)の放送対象地域となっている。また、県南、県西地域は東京スカイツリーの放送エリアのめやすとなり[105]、NHK東京総合テレビジョン(JOAK-DTV)の視聴が可能である。県域民放テレビ局は県内に存在しない(後述)が、2012年10月1日にインターネットテレビのいばキラTVを開局した。
- 地域により異なるが、チバテレ[106]・テレ玉[107]・TOKYO MX[108]・とちテレ[109]など近隣都県の都県域放送局が放送エリアとCATV配信のめやすとなる。茨城新聞・常陽新聞の県域2紙をはじめ、茨城県向けの新聞の番組表には、県南・鹿行・県西エリアの大部分と県央の一部地域が放送エリアに含まれるチバテレ、県西を中心に視聴できるとされるテレ玉・とちテレの番組が収録されている。TOKYO MXは東京スカイツリーからの放送開始で公式サイトの受信エリアのめやすに県南(つくば市)・県西(古河市)なども新たに追加された[108]。チバテレでは県内公立高校入試の解答速報などを制作・放送しており、直接視聴ができない地域の受験者向けに当日中のYouTube配信も行っている[110](千葉テレビ放送#茨城県との関連を参照)。テレ玉では2013年・2021年に茨城県で開催された秋季関東地区高等学校野球大会のダイジェスト番組を制作し、チバテレ・とちテレ・群馬テレビ・tvk(5いっしょ3ちゃんねる加盟局)に同時ネットした[111][112]。茨城県は2019年6月に隣県の地方局が茨城県内でも視聴できるように県域放送制度の緩和や放送エリアの拡大を総務省に要望している[113]。
ラジオ局
- NHK水戸放送局(FM放送で県域放送を実施、中波ラジオは関東広域圏放送として東京のNHK放送センターより配信)
県内に本拠地を置く県域民放FM局は存在しないが、LuckyFM茨城放送がFM補完中継局を設置している。 また、県内が受信エリアに含まれる民放FM局は以下の通り。
また、国際放送のNHKワールド・ラジオ日本の送信所が県内にある。
県域民放テレビ局・FM局構想
かつては民放テレビ局、民放FM局開局の動きがあったが、テレビ放送を計画していた茨城放送はテレビ放送を断念。2019年現在、茨城県は民放テレビ局とFM局(親局)のどちらも存在しない唯一の都道府県である[113]。2011年3月11日に発生した東日本大震災で県内の被災状况がなかなかテレビで報道されなかった理由は、県内に民放テレビ局が存在しないことが理由だと指摘する著名人の訴えがあった[119][120][121][122]。茨城放送は2019年11月、資本構成が変わったのを機に再度テレビ放送への進出を検討している[113]。
1979年10月7日から2011年3月27日まではフジテレビの放送枠(日曜朝)にて県広報番組である『おはよう茨城』が放送されていた。同番組終了後、2011年4月22日よりテレビ朝日の『散歩シリーズ』[注釈 17]の番組内(金曜日)にて県のインフォマーシャル(『磯山さやかの旬刊!いばらき』→『カミナリの「たくみにまなぶ」〜そういえば茨城ばっかだな!〜』)が放送されている(2分版・30秒版の2回)。
ケーブルテレビ局
(茨城県のケーブルテレビ局を参照)
新聞
- 全国紙
- 地方紙
- かつては、新いばらき(水戸)が存在した。
注釈
- ^ ただし、「愛媛県」の「媛」は1990年の人名用漢字の前は旧字体であった。
- ^ 宮城県は「宮(みや)」に濁音が含まれていないため連濁により「城」が「ぎ」と濁り、茨城県は「茨(いばら)」には既に濁音が含まれているため連濁せず「城」が「き」となる、という差異が生じる。
- ^ 可住地面積は、県の面積から林野と湖沼の面積を差し引いたもの[6]。
- ^ 現在は国道461号が通過。
- ^ 「西浦」単独でも、北浦・外浪逆浦などを加えた総称でも、いずれの場合でも霞ヶ浦は琵琶湖に次いで日本で2番めに大きな湖である。
- ^ 実際の乗車時間については、途中駅での特急列車の待避などにより列車によって差異がある。また、当該乗車時間は、普通列車のみを利用し、途中で特急(ひたち・ときわ)に乗り継がない場合のものである。取手駅から東京駅へは、上野東京ライン直通列車利用での時間で、乗り換えなしで行った場合での計算である。普通列車と同じく運賃のみで乗車でき、途中の停車駅が少ない特別快速列車の場合は、取手駅から東京駅まで40分程度となる。
- ^ この時、県庁が茨城郡水戸に置かれたので、茨城県と命名された。
- ^ 当初は印旛郡佐倉に県庁を置く予定であったが、実際は加村の旧・葛飾県庁舎を県庁とした。
- ^ 水戸市の人口・つくば市(常住人口・世帯)
- ^ 日立市、ひたちなか市、古河市、土浦市、取手市
- ^ 東京都区部を一つの自治体とみなした場合。なおこの場合、1位は東京都(23区)、2位は京都府(京都市)である。
- ^ ラッキョウを軟白栽培したもので「エシャレット」は日本独自の商品名である。フランス料理などに使用される本物のエシャロットとは別物。
- ^ 大宮駅(埼玉県) - 小山駅(栃木県)間で猿島郡五霞町および古河市内を約10 kmに渡り通過する。中川浩一は1981年の「茨城県鉄道発達史」において、新幹線が茨城県にただ騒音のみをもたらすことを危惧していたが、状況はその後も変わっていない。
- ^ 県内では古河駅のみ。
- ^ a b 利根川の千葉・茨城県境から取手駅までの900 mのみ。
- ^ 2011年4月12日開始。当初は茨城県内のみ。2011年5月16日から翌年3月31日までは「radiko復興支援プロジェクト」として、期間限定で全国配信をしていた。
- ^ 『ちい散歩』→『若大将のゆうゆう散歩』→『じゅん散歩』
出典
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