茨城県との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:04 UTC 版)
千葉テレビは千葉県域局ではあるが、茨城県内でも千葉寄りの県南・県西・鹿行を中心に広く視聴可能であり、県域民放テレビ局がないことも相まって茨城の視聴者も多く、茨城向けの番組・CMも少なからず放送されている。この点はベイエフエムと共通する。 ただしあくまで通常のUHFアンテナを建てて受信できる地域は県西、県南、鹿行エリアの千葉県からの電波を妨げる障害物のない地域で、妨げる障害物がある地域や県央(水戸都市圏)、県北(日立都市圏)では高利得アンテナを建てるか、ケーブルテレビ(下述)での再放送を利用する。このため、茨城県で発売される全国紙・ブロック紙の東京新聞のほかに、茨城新聞にもテレビ埼玉・とちぎテレビ共々番組表を掲載している。茨城県をエリアとするケーブルテレビ局では、現在全ての局で千葉テレビを配信している。以前はテレビ神奈川がCS放送を展開していたため、CS放送からの再放送、または地上波を受信点を経由して再放送するところも多かった。CS撤退後tvkの再放送が大幅縮小され、千葉テレビの再放送が増えつつある。2014年にひたちなか市のJBCC(千葉テレビは配信していなかった)が撤退して以降、結果的に茨城県をエリアとするケーブルテレビ局では全て配信されることになった。ただし、大方のケーブルテレビ局は県南・県西地域(土浦市、つくば市、取手市、古河市、筑西市など。県北部では日立市でケーブルテレビでの視聴が可能)がエリアであり、日立市以外の県北・県央ではケーブルテレビがないところもあるため、これらの地域では高利得UHFアンテナを千葉方向に向ける必要がある。 1988年からは、千葉県公立高校と同様に、茨城県公立高校入学試験の直後に試験問題の解説も放送していた。しばらく放送はなかったが、2012年以降は毎年必ず茨城県公立高校入試の解説番組が15分番組ではあるが放送されている。この番組はチバテレの公式YouTubeチャンネル動画配信対象であるため、直接受信が難しい地域やケーブルテレビ局自体がない地域でも放送当日には確認可能である。 茨城県内企業のCMは震災前から放送例はいくつかあった。後述する「ミュージアムパーク茨城県自然博物館天気予報」などの例がある。震災後は茨城県関連・茨城県に本社を置く企業のCM放映が増加傾向にあり、例としてめんたいパーク、アクアワールド・大洗、こもれび森のイバライド(旧:ポティロンの森)等の茨城県内観光スポット、及び茨城県の建築関連CM(「いばらきの家」、イバケンなど)が頻繁に放送されている。『アクアワールド・大洗天気予報』では、前述の『房の駅せいたの天気予報』同様に、冒頭(千葉県北西部よりも先)で「アクアワールド・大洗」の天気予報が表示される。また、天気予報内で「アクアワールド・大洗」で飼育されている主な生き物や、イルカやアシカのショーを見ることができる。 この他、2010年の茨城空港開港時や、偕楽園の梅まつり、袋田の滝をはじめとした大子町の観光シーズン、稲敷市の「いなしき復興祭」開催時など、季節・時期に応じた観光CMも多く放送される。 千葉県の情報番組でも、時折茨城県が扱われることがある。震災直後の『熱血BO-SO TV』(2011年3月19日放送)では、冒頭で茨城県被災者へのお見舞のコメントが行われた。『熱血BO-SO TV』で時折茨城県が取り上げられる他にも、『ハピはぴ・モーニング〜ハピモ〜』の「Info cute」(通常は千葉県内の飲食店を紹介)や、『くらしの探索』シリーズ(通常は柏市周辺の地域情報を紹介)といった千葉県内の地域情報を扱う番組でも、時折高萩市の観光など茨城県の地域情報を扱っている。 2011年7月28日には、東日本大震災からの現状を伝える震災報道活動の一環として、茨城県被災者応援のため、全国高等学校野球選手権茨城大会の決勝戦の模様を放送した。 1984年の第66回全国高等学校野球選手権大会で茨城県立取手第二高等学校が優勝した際に記念特番を放送した。 1990年代、取手競輪開催日の22時45分から15分間、レースダイジェストを放送した。また、同競輪場で特別競輪(現・GP/G1/G2相当)の開催があった場合、千葉テレビを監事局として全国に実況中継されたことがあった。
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