民放テレビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:27 UTC 版)
民放5系列では、各系列ごとに特別番組実施に当たっての判断基準が異なる。その中でもテレビ東京系列(TXN)では、全国ネットでの報道特別番組が実施されることが他局に比べて少ない。 詳細は「テレビ東京#報道(緊急放送)」を参照 TBS系列(JNN)では、全国ネット放送実施のための協定が排他協定となっており、その適用の有無によって対応が変わる。具体的には、台風・震度5クラスの地震など局地性の強いニュースは各加盟局ごとに対応し、全国的に関心の強いニュースはTBSテレビから排他協定適用で発信させる傾向がある。TBSテレビ社内においては、協定適用により加盟全局での同時放送となったものを「J特」(じぇいとく)、そうでないものを「報特」(ほうとく)と通称する。 詳細は「ジャパン・ニュース・ネットワーク#特別番組」および「JNN排他協定#全国ニュース番組」を参照 なおクロスネット局では、大震災発生時等各キー局が揃って長時間の報道特別番組を編成している際、各キー局発の報道特別番組を飛び降り・飛び乗りを繰り返しながら放送することがある。民放テレビにおけるクロスネット局では、報道特別番組の系列切り替えを行う際、「ここで○○(系列)報道特別番組を終了し、ここからは○○(系列)報道特別番組をお送りします」という趣旨のテロップを流して対応することもある。このため、TBS系列でかつ他系列の同時ネット局が存在する通常番組を差し替える時は、JNN排他協定の適用外とする。日本テレビ発で他系列の同時ネットないしは共同制作局が存在する番組の差し替えでは、「NNN」ではなく「日テレNEWS24」の冠を付けることもある。 「日本ニュースネットワーク#その他」および「全国高等学校サッカー選手権大会#民間放送43社(地上波)での放送」も参照 ローカル局では有事発生時に通常時は自局でネットしない、ないし飛び降り・飛び乗りとしているキー局発の情報・報道番組、ワイドショー番組を事実上の報道特別番組として臨時ネット・フルネットすることもある。逆ににキー局の情報・ワイドショー番組を途中で打ち切って自社制作の報道特番にすることもある。大地震・大津波・国政選挙の場合は全国ネットの報道特別番組を必要に応じてローカルに切り替えることもある。 また原爆が投下された広島県(広島平和記念式典)と長崎県(長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典)では民放全局が平和記念式典を生中継するために報道特番を編成している。 ラテ兼営局であればラジオ側でテレビの報道特別番組の音声をサイマル放送することもある。 1990年代後半までは激しいBGMやテロップ等を使用する演出が見られたが、現在はこのような演出は少なくなった。
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