日本の地上波での民放テレビ番組の地域格差の諸問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 14:45 UTC 版)
「テレビ番組」の記事における「日本の地上波での民放テレビ番組の地域格差の諸問題」の解説
「情報格差#放送格差(日本)」も参照 1950年代前半に日本で民放テレビ放送を開始するとともに、各地で次第に地方局の相次ぐ開局、特に平成新局の開局ラッシュにより、放送対象地域も拡大されるようになったが、今なお「地上波の民放」による「民放テレビ番組」の完全な形での全国(同時)放送は実現していない。これは公共放送であるNHKが放送法により日本全国をくまなくカバーすることが義務付けられているのに対し、民放各局にはそれがないためである。 また、2000年に各キー局の子会社で個別にBSデジタル放送局(BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ)が開局したことで、地上波では不可能な「民放テレビ番組の全国放送」も可能と期待されていたにもかかわらず、BSデジタル放送において著作権管理団体(日本音楽事業者協会・日本音楽著作権協会(JASRAC)など)との権利処理などの理由から、各系列とも「地上波/BSとの同時ネットもしくは遅れネット」を行っている番組が少ないのが現状である。 それを裏付けるかのように、日本テレビのアニメや各コンテンツ事業を統括する、元アナウンサーの船越雅史は「テレビ局にとっての最強のコンテンツは、地上波放送の番組」と発言している。
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