地上波での民放アニメ番組の地域格差の諸問題
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「テレビアニメ」の記事における「地上波での民放アニメ番組の地域格差の諸問題」の解説
「アニメの歴史」、「基幹放送普及計画」、および「テレビ番組#日本の地上波での民放テレビ番組の地域格差の諸問題」も参照 民放向けテレビアニメは「地上波での放送」を前提に企画・製作される傾向が強い。これは2010年代に入るとインターネット配信ビジネスにおける国内外不問で配信業者への販売価格が「(特に日本の首都圏での)地上波での放送した、という実績」の有無に大きく影響されることにあり、「地上波で放送されたことのない番組」の販売価格が不利な傾向になるためである。 一方でNHKではBS放送向けに企画・製作されているものも多い。 2000年代以降、4大ネットワーク(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、フジテレビの各系列)の系列局における同時ネットの放送番組が減少傾向にある一方で、上記に記したコアなファン向けに急増した深夜アニメなどのローカルセールス枠放送番組の場合、大都市圏(特に東名阪地区)以外では余り放送されておらず、地方局で放送されても遅れネットの幅が大きい番組も多く見られる(クール単位あるいは年単位=4クール以上の遅れに至る事例もある)。 また、製作局での本放送時間帯が諸事情で変更ないし放送期間の延長などで編成の折り合いが付かず、一部の地方局ではシリーズ途中で打ち切られる例もたまに見られる。 なお、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}長らく作品の舞台となる実在する地域(またはモデルの地域)や、原作者の出身地である地元局で放送されない事例が多かった[要出典]。しかし舞台となる地元側から地域おこしの一環としての要望 や、ファンによる聖地巡礼(舞台探訪)文化の定着などから製作側が当初から舞台地元局での放送を念頭に入れている事例 が増加し、さらに青森県弘前市を舞台にした『ふらいんぐうぃっち』では青森放送が、香川県を舞台にした『うどんの国の金色毛鞠』に西日本放送が、それぞれの製作委員会に参加している。
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