茨城ゴールデンゴールズとは? わかりやすく解説

茨城ゴールデンゴールズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/31 01:41 UTC 版)

茨城ゴールデンゴールズ
チーム名(通称) 茨城GG
加盟団体 日本野球連盟
加盟区分 クラブチーム
創部 2005年
チーム名の遍歴
  • 茨城ゴールデンゴールズ (2005 - )
本拠地自治体
練習グラウンド 稲敷市桜川運動公園野球場
チームカラー 黄色(金色)
監督 片岡安祐美
都市対抗野球大会
出場回数 なし
社会人野球日本選手権大会
出場回数 3回
最近の出場 2014年
最高成績 1回戦敗退
全日本クラブ野球選手権大会
出場回数 10回
最近の出場 2018年
最高成績 優勝(3回)

茨城ゴールデンゴールズ(いばらきゴールデンゴールズ、IBARAKI GOLDEN GOLDS)は、萩本欽一が2005年に創設し日本野球連盟へ加盟する、社会人硬式野球クラブチーム。萩本自らがオーナー(部長)を務め、佐藤企画代表取締役の佐藤宏栄(佐藤宏榮)が球団の代表を務める[1]プロ野球マスターズリーグ事務局の支援を受けている。別名「欽ちゃん球団」、略称「茨城GG」、「GG」。

概要

茨城県稲敷市に本拠地を置いている。

萩本は「社会人野球の実業団(企業)登録球団が相次いで廃部の傾向にあること、またプロ野球も再編の波に押されるなど、野球界全体が揺れ動いていることを憂い、少しでも野球界の活性につながれば」とこのチームを結成することを決心する。

チーム命名者は糸井重里。社会人野球の頂点(金メダル)を目指して取り組む姿勢、更に、萩本が運営するチームということで「の中の」という意味合いも兼ねて付けられる。なお、萩本は選手やコーチに自らを監督ではなく「欽督」と呼ばせている。また、農作業や地域のボランティア活動も練習の一環として捉え、「筋トレ」ならぬ「欽トレ」と名づけて取り入れている。

練習試合(オープン戦)に限り個人スポンサー制度を取り付け、スポンサーのついた選手については「企業(またはブランド)名+名前」を組み合わせた選手名を使用していた[2]。また、その練習試合も全国各地を巡業、その地域の主力社会人クラブチームと対戦しており、萩本がハンドマイクを片手に試合の解説や選手の激励などを行う興行形式の試合を行うなど、従来のクラブチームとは運営方法が大きく異なっていた。しかし2006年に解散問題が発生(後述)、また2011年に片岡安祐美が監督に就任した際にはチームの運営方針を巡って従来の興行路線を維持したい萩本と地域密着型の運営に回帰したい片岡との間で見解の相違が起き、結果的に片岡側の意向に沿ったチーム運営が行われることとなった。これ以降、萩本はチームの運営には関与していない。

創立当時、テレビゲームの『実況パワフルプロ野球12』でサクセスモードにチームが登場。プロ以外の実在球団が登録されたのはこれが初めてのケース。エースはシーケル仁平(仁平翔)、4番は副島孔太であった。

沿革

主要大会の出場歴・最高成績

不祥事・解散報道

2006年7月16日に行われた『函館太洋倶楽部』の創立100周年記念試合の対戦相手として招待されたが、その2日後の7月18日に、同市滞在中に所属選手だった山本圭一が、7月15日に函館市内にて、17歳の少女と飲酒や少女に淫らな行為をしたとして、北海道函館方面函館西警察署に事情聴取されていたことが発覚。山本は7月18日、都内にて、所属事務所である吉本興業から解雇が言い渡された。さらに、山本の他に選手2名も少女に酒を飲ませたとして事情聴取を受けており、このため萩本は道義的責任を取るとして、7月19日に時期未定ながらチームの解散を発表した。

8月22日に行われた球団の農場開園式にて、選手数を半分以下にするなど球団改革を行うと発表、選手全員を対象として試合実績や練習態度などを評価し、2週間後をめどに約20人を選抜、チームの再編を目指すとして、9月10日球団事務所にて所属選手の半数近くを削減するリストラを正式に発表した。所属の40選手中、山本に関わっていた2人を含む16選手が退団。5選手は自主退団を拒否、この事により5選手は試合には出場できないが、退団もしない「処分保留」となった。なお、山本については最も重い「除名処分」となっている。山本はその後、2007年の日向キャンプにも訪れたりしているが、萩本によりすぐに追い返された。

主な在籍者

球団創設時から所属している。2011年より、選手兼任監督として二代目に就任。大学卒業後の2009年4月より佐藤企画にもタレントとして所属している(選手として唯一)。
2024年から在籍。元日本女子プロ野球機構の選手。

過去に在籍した監督・コーチ

過去に在籍した選手

スタッフ

チームマスコット

黄色の帽子をかぶり、「欽ちゃん走り」をしているパンダ。目が「ゴールデンゴールズ」の頭文字「G」になっている。チームの名付け親でもある糸井重里によって作られ、自ら「丼丼(どんどん)」と名づけている(どんぶり勘定の「どん」、丼めしの「どん」、「欽ドン!」の「どん」などに由来)。

姉妹チーム構想

2005年6月、宮崎県日向市(春季キャンプ会場)での練習試合後、萩本は「宮崎にもゴールデンゴールズを作りたい」と、日向市を本拠とした姉妹チームを結成したい構想を明らかに、その後宮崎ゴールデンゴールズが結成された(2018年解散)。

2024年に「茨城ゴールデンゴールズ女子チーム」(女子硬式野球クラブチーム)を立ち上げ。創設者・初代監督は片岡安祐美[7][8]。同年よりヴィーナスリーグ所属(区分は社会人・クラブ)。片岡は男女両方の監督として指揮を執る方針で進めている[9]

脚注

  1. ^ 目指せドーム:都市対抗野球チーム紹介/中 /茨城毎日jpより(毎日新聞2009年5月20日地方版掲載)。2009年の第80回都市対抗野球大会茨城県予選に関連する記事。メンバー一覧を参照。
  2. ^ 例えば、片岡安祐美にはスポンサー契約している「エイベックス片岡」という登録名で出場させていた。
  3. ^ 仁平選手退団のお知らせ(2009年7月9日 - 信濃グランセローズ公式サイト)
  4. ^ 第84回都市対抗野球:県予選チーム紹介/下 /茨城(2013年5月10日付)
  5. ^ 横浜ビー・コルセアーズ・岡本尚博 CEO【神奈川ビジネス Up To Date】2016.11.7放送”. 株式会社テレビ神奈川. 2018年7月6日閲覧。
  6. ^ 大手広告通信社 COMPANY PROFILE 会社概要 2018(https://www.ohte-ad.co.jp/pdf/ohte-ad18.pdf)
  7. ^ 茨城ゴールデンゴールズに女子チーム誕生 片岡安祐美、男子とともに指揮へ 萩本欽一から〝欽言〟「強いよりも楽しいチームを」”. サンケイスポーツ (2024年1月29日). 2024年2月1日閲覧。
  8. ^ 片岡安祐美「一緒に野球をやりたいと感じた」 茨城GG7人合格”. サンケイスポーツ (2024年1月29日). 2024年2月1日閲覧。
  9. ^ 2024年1月5日の投稿 片岡安祐美(@ayumi.kataoka_gg.1)インスタグラム

関連項目

外部リンク



茨城ゴールデンゴールズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/09 00:35 UTC 版)

佐藤あつし (コメディアン)」の記事における「茨城ゴールデンゴールズ」の解説

舞台活動一方2005年事務所先輩である本の結成した社会人野球チーム茨城ゴールデンゴールズ(以下、GG)へ参加マスコットという肩書非公式試合に、本のマイクパフォーマンス相方として活躍している(二塁手として出場したこともある)。なお、2007年まで胸・背中スポンサーである人材派遣会社シーケル」のロゴ入れたユニフォーム着用して登場していたが、2008年からは「小学五年生」(小学館発行雑誌。以下、小五)がスポンサーについており、「小学五年生 佐藤」を登録名としていた。だが、2010年3月号同年2月発売をもって休刊に伴い、「佐藤あつし」に変更背番号漢数字の「五」だった(背番号は小五の題字と同じ書体となっており、上のネーム部分にも小五の題字入っていた。)が、5.5に変更された(背ネームも「ATSUSHI.S」に変更)。また、GGユニフォームは、2010年よりデザイン変更されたが、佐藤のみ引き続き前年までのユニフォーム着用している。 2007年には、GG選手である福井敬治お笑いコンビ結成8月25日茨城県内で催されるお笑いイベント出演した。なお、その様子は同年9月15日に『北斗晶の鬼嫁運動記者倶楽部』(広島ホームテレビローカル)で放送された。

※この「茨城ゴールデンゴールズ」の解説は、「佐藤あつし (コメディアン)」の解説の一部です。
「茨城ゴールデンゴールズ」を含む「佐藤あつし (コメディアン)」の記事については、「佐藤あつし (コメディアン)」の概要を参照ください。

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