SQL
「SQL」とは、データベース言語のことを意味する表現である。
「SQL」とは・「SQL」の意味
「SQL」とはデータベース言語の一つで、データベースを操作するために作られた言語である。SQLは「Structured Query Language」の略で、構造化問い合わせ言語という意味がある。IT業界ではシステム開発の際に、データの書き換えなどを目的とした作業のときに頻繁に使われているのだ。データベースに対して指示を出す場合はSQL文を使い、いくつかの命令文を組み合わせて処理をする。対話型の操作が可能やことやコンパイルも不要なため、大量のデータでも素早く操作することができ、検索などもスピーディーに終わらせられる。ちなみにマーケティング用語にも「SQL」という言葉が存在する。「Sales Qualified Lead」のことで、見込み客のことを指す。営業担当者が自社の商品やサービスを利用する見込みがある人のことである。営業担当者が自ら足を運んで営業し、興味を示してくれた人たちのことだ。一方でメルマガ配信やセミナーなど企業のマーケティング活動によって得た見込み客は、「MQL」と呼ぶ。
SQLで何ができるかと言うと、データの検索や取得、登録や削除、更新などだ。さらにテーブルの作成や削除、変更も可能である。データ検索では詳細な条件を指定することができ、必要なデータだけを取り出せる。データの取得や登録、削除や更新ではデータの条件検索と組み合わせることで特定の行や列から必要なデータを探せる。探したデータに追加で情報を登録したり、不要なものは削除したりすることが出来るのだ。テーブルの作成や削除、変更ではデータを格納している表であるテーブルに手を加えられる。自分の思い通りにテーブルを構成出来るのも、SQLならではだ。
SQLには3つの種類があり、それぞれ目的や機能、使い方に違いがある。データ定義言語である「DDL」は、RDBを構成するテーブルの作成や削除、変更を行うときに役立つ。システム開発よりも、インフラ設備の開発のときに登場する。データ操作言語の「DML」はデータテーブルに格納するデータの新規追加や更新、削除や検索をするときに用いる。データ制御言語の「DCL」はデータベースへのアクセスの権限の付与や解除をするときに使えるものだ。
データベース言語を学び始めた初心者の多くはどこから勉強すれば良いのか、困ってしまうケースがある。実際にインターネットの検索画面では「勉強 何から」というキーワードが並ぶことがある程だ。SQLを学ぶときには基礎から学べる書籍を読むようにしたり、スクールに通って基本から学んだりするのが一般的である。SQL専門の学習サイトやオンライン講座を利用するのも一つの手である。
「SQL」の熟語・言い回し
SQLサーバーとは
正式名称は「Microsoft SQL Server」。マイクロソフト社が開発したデータ管理システムである。企業などで多く使われるデータベース管理システムの一つ。
SQLインジェクションとは
アプリケーションの弱点を攻撃し、情報などを漏洩することがあるサイバー攻撃。本来の目的とは違ったSQL文を挿入し、データを不正に操作されることである。
mySQLとは
オープンソースのソフトウェアで、リレーショナルデータベース管理システムである。世界中の企業が採用しているデータベース管理システムで、大量のデータをスピーディーに処理出来るのが特徴だ。レンタルサーバーや検索エンジンなどに活用されている。
SQL資格とは
SQL資格とは、SQLの知識や技術を持っていることを証明する資格の総称である。有名な資格には「ORACLE MASTER」や「MySQL 5.7 Database Administrator」、「データベーススペシャリスト」がある。
NO SQLとは
リレーショナルデータベース管理システム以外のデータベース管理システムのこと。テーブル構造を固定する必要がなく、そのままの形で格納することが出来る。
動的SQLとは
ソフトウェアを実行する際に、動的にSQL文を作ってデータベース管理システムに命令をする方法。プログラムの中にはSQL文を記載せず、実行時にファイルから検索条件を読み込んでSQL文を作り出す。
- シーケルのページへのリンク