西山荘とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 西山荘の意味・解説 

せいざん‐そう〔‐サウ〕【西山荘】

読み方:せいざんそう

茨城県中北部常陸(ひたち)太田市にある山荘水戸2代藩主徳川光圀(みつくに)が没するまでの10年間、隠居生活送った場所で、当時西山御殿よばれた現存する建物は、文政2年1819)に8代藩主斉脩(なりのぶ)が再建したもので、規模は約3分の1縮小された。


西山荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/21 16:03 UTC 版)

西山荘西山御殿(2019年)

西山荘(せいざんそう)は、日本茨城県常陸太田市にある水戸藩2代藩主徳川光圀隠居所である。国の史跡及び名勝に指定されている[1]

概要

突上御門
観月山から見た御殿(正面)と守護宅(右奥)、御文庫(左)

元禄3年(1690年)に建設され、隠居した光圀が同4年(1691年)から同13年(1700年)に亡くなるまで過ごした。光圀はここで歴史書『大日本史』の編纂に尽力した。当時の建物は文化14年(1817年)の野火によって焼失し、現存するのは文政2年(1819年)に8代藩主・齊脩によって再建されたもの。現在は、水戸徳川家伝来の歴史的資料を保存している公益財団法人徳川ミュージアムが管理し、一般公開している。

建物は茅葺平屋建て、内部は粗壁のままという質素なもので、華美を嫌った光圀の人となりを伝えるものとなっている。また、園内には当時の守護役のの居宅を復元し、資料館として光圀ゆかりの品などを展示している。

2018年1月には、徳川ミュージアム(茨城県水戸市)のANNEXが開設された[2]

案内

所在地

入園料・開園時間

  • 入園料
大人:1500円
子供:600円
  • 開園時間:9:00 - 16:00
入園は閉園の30分前まで。

脚注

  1. ^ 平成28年3月1日文部科学省告示第27号。指定名称は「西山御殿跡(西山荘)」。
  2. ^ 西山御殿に徳川ミュージアム別館「ANNEX」がオープンしました♪徳川ミュージアムのブログ(2018年1月4日)2018年12月11日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 西山荘(公益財団法人徳川ミュージアム)

座標: 北緯36度32分29秒 東経140度30分23秒 / 北緯36.54125度 東経140.50631度 / 36.54125; 140.50631



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「西山荘」の関連用語

西山荘のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



西山荘のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの西山荘 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS