大北川
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大北川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/06 08:17 UTC 版)
大北川（おおきたがわ[1]）は、茨城県北部を流れ太平洋へ注ぐ川。茨城県内では最大の二級河川[3]と同時に多賀山地の東を流れる川としては茨城県内で最大[4][5]。主な支流に木皿川、花園川[4]。
注釈
- ^ 北隣は棚倉藩。江戸時代初期の寛文年間（1661-1672年）には、大北川の源流域の土地をめぐり、水戸藩と棚倉藩のあいだで境界争いがあった[7]。なお、現在の茨城県では北茨城市の北部が県の最北端となっているが、この一帯は近世には棚倉藩領だった[8]。
- ^ 国土地理院による基準点サービスによれば、三鈷室山の山頂付近に設けられている三等三角点「三古室」の標高は870.3メートル[12]。ここでは茨城県庁土木部[3]および『角川日本地名大辞典8 茨城県[13]』による「870.6メートル」とした。
- ^ 東皐心越自身は明代の生まれ。明が衰退して清王朝が勢力を拡げると、清から逃れて日本へ渡来した。そのため東皐心越は「明の僧」と表現されることが多い。実際に渡来した1670年代には既に明は滅んで清の時代になっている。
- ^ 徳川斉昭は水戸学・攘夷派の代表人物であり、異国の神を退け、日本古来の神にしてヤマトタケルの妻である弟橘媛を祀るよう命じたものである。このとき、地元の漁民は寺社奉行に天妃神の信仰を維持するよう繰り返し請願したが認められず、神像は没収された[22]。神像のその後の行方については諸説あり、明治時代に地元に返還されたという伝えや[22]、青森県・下北半島突端にある大間稲荷神社にもたらされたという俗説もある[23]。
出典
- ^ a b c d 『河川大事典』p164、大北川
- ^ 茨城生態区分 河川より
- ^ a b c d e f g h i 茨城県庁,土木部河川課改良・海岸,大北川（おおきたがわ）,2017年5月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典8 茨城県』p176「大北川」
- ^ a b c d e f g 『茨城県大百科事典』p167「大北川」
- ^ a b c d 茨城県庁,土木部河川課改良・海岸,いばらきの川紹介_大北川（第17回）,2017年5月13日閲覧。
- ^ a b 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p82「柳沢新田」
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p63-64「北茨城市」
- ^ 『全日本河川ルーツ大辞典』p310「大北川」「花園川」「木皿川」
- ^ 『茨城県大百科事典』p653-654「多賀山地」
- ^ 茨城県庁,土木部河川課ダム砂防室,水沼ダム,2017年1月11日閲覧。
- ^ 国土地理院基準点成果等閲覧サービス,三等三角点「三古室」（基準点コードTR35540240201）,2017年5月18日閲覧。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典8 茨城県』p463-464「三鈷室山」
- ^ 『角川日本地名大辞典8 茨城県』,p19-21「自然と風土」
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p83「上君田村」
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p83-84「大能野駒山跡」
- ^ 一般財団法人ダム技術センター,ダムニュースNo.254（平成17年1月）,小山ダム試験湛水開始,2017年5月18日閲覧。
- ^ 茨城県庁,土木部河川課ダム砂防室,小山ダム,2017年5月18日閲覧。
- ^ 『ダム年鑑2010』p60
- ^ a b c 『茨城県大百科事典』p167「大北渓谷」
- ^ a b 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p71「弟橘媛神社」
- ^ a b c 秋月観暎「東日本における天妃信仰の伝播 : 東北地方に残る道教的信仰の調査報告」『歴史』第23/24号、東北史学会、1962年4月、16-28頁、CRID 1050001336169779328、hdl:10129/3511、ISSN 0386-9172。
- ^ 稲荷神社 (大間町)現地案内板（2013年5月3日確認）
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p70-71「磯原村」
- ^ a b 『茨城県大百科事典』p856「花園川」
- ^ 『茨城県大百科事典』p856「花園渓谷」
- ^ 『茨城県大百科事典』p856-857「花園山」
- ^ 『茨城県大百科事典』p857-858「花園神社」
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典8 茨城県』p347「木皿川」
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典8 茨城県』p347「木皿」
- ^ a b c 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p73「菅股城跡」
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p72-73「大塚村」
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p37「常磐南部炭田」
- ^ 『河川大事典』p796、花園川
- ^ 『河川大事典』p769、根古屋川
- ^ 『角川日本地名大辞典8 茨城県』,p1048「華川町車」
- ^ 『角川日本地名大辞典8 茨城県』,p1048「華川町小豆畑」
- ^ 『角川日本地名大辞典8 茨城県』,p1046「関本町才丸」
- ^ 『河川大事典』p313、木皿川
- ^ 『河川大事典』p500、宿川
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p83「下君田村」
- ^ 『日本歴史地名大系8 茨城県の地名』,p82「大荷田新田」
- ^ a b c d e f 『県別マップル8 茨城』図80
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